太古編
「紀元前4000年前は古典時代だった……？」
マオリは古典技術を開発済みの為、このボーナスが固定で貰える。
それに加え、普通の指導者なら丘陵や高級資源の直上にすぐ都市を建てるべきだがマオリはある程度探索する猶予がある。
初期人口2、労働者、建てるまで科学文化+2のお陰で結構出遅れても取り返しが付くのだ。
「戦士は探索の為に西へ行かせよう。我々も出来れば法典が出来た頃合いに建てたいところだ。……何もない海の上で生み出される法典とは何ぞや」
開拓者を右に進ませ、早速陸地発見。設定：乾燥にした影響もあって砂漠。
「ウルル以外何もない不毛の地だが、開拓者レンズで調べてみたら南方は都市が近すぎて広げる余地が無い。」
初期立地として此処に建てるのは悪手だが、新要素のハリケーンを体験しやすい環境なのと自然保護を目指すというロールプレイのコンセプトになったりで色々美味しいので採用。
労働者は蛮族に気をつけつつ、周辺に見える集落を回収して擬似的な斥候の真似事をしてもらう。開発出来るものが増えるまでの辛抱だ。
（蛮族ガレー船が出てくるのは少し後なので、海に出れば捕縛される事もない）
結果、斥候を入手。色々と幸先が良い。
「斥候は沿岸を東へ進ませる。我々マオリは船に乗った方が早いからな」
〜6ターン後〜
「おい都市建設ですぐにハリケーンが！？ 砂漠において希少な人員が！！」
この世界は最高の災害レベルであるが、台風に限っても10ターンに一度の頻度で世界の何処かで発生する様子。ものの見事に自分の都市に……。
セーブをして試しに台風の近くに労働者を置いてみると、巻き込まれて即死する模様。どうにか退避させる。
南東には先程出会ったインド帝国が直近に居るという始末である。今すぐに襲って来ない事を祈ろう。
ハリケーンの被害直後
「やぁ、隣人にして我が友よ。天災に遭って大変だと聞く。どうだろう？ 支援金として25ゴールドと使節を受け取ってはもらえないか」
「（インドはインドでもガンジーではないからな……こいつは隣国に居る奴を真っ先に襲う噂がある指導者だが）」
先駆者達の情報曰く、使節で位置バレを起こすと宣戦布告の切っ掛けにも成り得るというのは知ってる人は多いと思う。
相手の斥候がこちらを視認していたのは確認済みなので、どうせならお互い使節を贈り合って友好を深める事に注力する事にしよう。
予想外の開幕天災で立て直すまではどうしても無防備ゆえ仕方が無い。
ウルルの影響を受けて、パンテオン一番乗りを果たす。選ぶのは勿論自然保護というスタンスと抜群に相性の良い『大地の女神』。収穫の女神と双璧をなす強パンテオンだが、今回は収穫禁止の為此方を選ぶ。
東に向かっていた斥候が第二の自然遺産を見つける。ゴブスタンというGS新実装の自然遺産で、マオリとの相性も良いし周囲に森林も見える為是非入植しておきたい。
「首都の嵐は去り、被害は多かったがこの嵐は予想外の恵みを齎してくれた。具体的には――」
「流石に一度の災害の恵みでは平地に劣るな。遠い未来、何度も災害が起きれば比類なき恵みを齎してくれるだろうが。この時代では難しいところだ。周囲に資源が少ない事もあり、ひらめく事が少ないのも痛手だ」
「探索も順調であり、スウェーデンと接触した事で我らは全ての文明と接触した。そして自分達が居る大陸の斥候が南下中、無防備な交易隊を発見。彼の地にはスフィンクスという遺物あるらしいが、これは襲うべきか……？」
GSになって「不平」という値が実装され古代の戦争がデメリット無しとは言えなくなったが、それでも筆者はこういう無防備な状態や略奪目的なら戦争を仕掛ける価値はあると思う。
インド帝国の注意の目をエジプトに向ける為に、彼らも戦争へと誘う事にする。
「インド帝国の王よ。南のエジプトが我々を批難して来た。そなたの偉大なる軍隊で、どうか我らに代わって彼らに天の罰を与えてくださらぬか？」
「心得た。更に貴国へ支援金を送ろう」
「（実はこの人、凄い良い奴なんじゃなかろうか……）」
前々から思ってたんですが、こっちは微々たる戦力なのになんで頼む側がお金貰えるんですかね……大義名分与えたから？
42ターン目に寡頭政開発完了。
「モニュメントを建てずとも古代の時代に思い至るのだから、やはりウルルの齎す文化力というものは凄まじいな。隣国のインドの事もあるから安全地帯というわけでもないし、我らが採用するのはもちろん寡頭政だ」
「クペ様。戦争に関する政策を２つ取れる独裁政治の方が宜しいのでは？」
「…………。アレは相変わらず役に立たないから無視していい」
他二つに比べて相変わらず独裁政治でした。そして太古の時代はクレオパトラ相手への略奪戦争へと突入し、終了します。
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