・赤文字:DLC(NFP含む)で追加される文明または指導者
・青文字:拡張パック(RaF/GS)で追加される指導者
・紫文字:特典などで追加される指導者
5つの太陽の伝説 | 建設中の区域にユニットの労働力を1消費することで建設コストの20%に相当する生産力を与えれる。 |
---|---|
鷲の戦士 | 戦士の代替。 元よりも戦闘力が8高いが、生産コストは高い。 他文明か都市国家の軍事ユニットを倒すと一定の確率で捕獲し、労働者として使える。 |
トラクトリ | アリーナの代替。 元よりも建設コストが少なく、文化力産出が1多い。 また、信仰力+2、大将軍ポイント+1 |
・都市の成長を早められる軍事文明
UA『5つの太陽の伝説』は労働者による区域建設補助ができる特性。
他の文明では総督の能力による購入や一部の文明UAによる建設コスト削減などを、アステカは労働者により太古から可能なのである。単純に労働者経由のほうが安上がりなことに加え、ゴミ立地の都市を労働者の即時購入でカバーできる。経済政策「農奴制」や「公共事業」、総督「梁」の採用ボーナス「ギルドマスター」、世界遺産「ピラミッド」のこれらを利用して労働力を5以上に増やした労働者なら1人で区域を建設できる。後半の時代ではダムや宇宙基地でさえ労働者建設が可能になる。
この特性により「英雄と伝説」モードで大人気の区域建築家ヘラクレスの優先度が低い。
UU『鷲の戦士』は戦闘力が高く、労働者を獲得できる戦士代替ユニット。
戦闘力が戦士よりも高いので蛮族退治や侵略戦争ではかなり強く、敵ユニットを倒すと確率で労働者を獲得できるので、序盤から周辺国へ弓兵と一緒に攻め込めば、占領後には数体の労働者を獲得できている。特に都市国家はアステカにとって労働者補給の場所とも言える。ただ強いと言っても所詮は戦士代替。大将軍の恩恵を受けられず、蛮族は捕獲できない為、早晩陳腐化する。
GSでは剣士を作る為の鉄の備蓄にターンが必要となり、使用期限が伸びた。
UB『トラクトリ』は少しボーナスが付いたアリーナ代替建造物。
快適性を供給できるのは勿論で、代替元よりも建設コストが軽い上に文化力産出が若干多く、追加で信仰力と大将軍ポイントも得られるようになっている。特に信仰力はGSでは活用方法が増えており、無駄になることがない。
一方で大将軍ポイントが欲しいなら兵営を建てる方が良く、快適性の点では後述の指導者UAにより高級資源のカバー範囲が広い上にウォーターパークというライバルも存在し、しかも前述のように鷲の戦士は大将軍のパッシブ効果を受けられない。急いで作る必要がない為、時代スコア調整のために先送りしても問題ない。
労働者により都市を成長させやすい文明。内政ボーナスは労働者に依存するが、生産力の低い立地やタイルの総数が少ない立地でも都市を成長させやすく、労働力を増やす要素(ピラミッドや社会制度等)を活用すれば労働者1人でほぼすべての区域を建設できる。
序盤にUU鷹の戦士を酷使して近隣の文明や都市国家を相手に労働者を根こそぎ頂き、都市の成長および立ち上げを加速したい。ただ区域の産出にはボーナスがないので後半になるにつれて都市産出は凡庸になりがちなので注意。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:46 平均評価:4
君主からの贈り物 | 自文明領土内の改善済みの高級資源が4つではなく6つの都市に快適性+1を供給する。 自文明領土内の改善済みの高級資源1種類につきすべての軍事ユニットの攻撃時の戦闘力+1 | |
---|---|---|
高級志向 | 特徴 | 高級資源を可能な限り集めようとする。 |
好み | アステカが所有している高級資源を持つ文明 | |
嫌い | アステカが所有していない高級資源を持つ文明 |
・使用感
UA『君主からの贈り物』は高級資源に関するボーナスを得る特性。
快適性ボーナスは、高級資源の適用範囲が終盤の大商人で得られる高級資源と同じになるので、主に侵略プレイでネックになりがちな快適性の不足を補うことができる為、安心して進軍を続けることができるようになる。特に総合娯楽施設やウォーターパークを建てる必要性を遅らせることができるので、余った生産力を兵営区域や兵営建造物の建設、ユニットの生産に回すことができる。
また、都市スパムしても広範囲の都市の快適性を維持できるようになるので都市を複数出しても維持しやすくなり、幸福度による産出ボーナスも受けやすくなるので内政にも貢献してくれる。
戦闘力ボーナスは、攻撃時限定ながら対象ユニットの範囲が広く、戦闘が起こりえる際はいつでも有用。ただ高級資源は1大陸で4種までかつ散らばっていることが多く、文明規模が小さい序盤は+2くらいにしかならない。早めに仕掛けて拡張し、高級資源の種類を増やしていこう。また、攻撃時限定なので受けに回ると普通の文明と同じ戦闘力しか発揮できないので注意。
総じて、戦争に非常に向いた指導者。指導者UAにより戦闘力と快適性を両立させやすいので、戦争の適性がかなり高い。特にこちらがまだ持っていない高級資源のある都市を落とし続ければ、ねずみ算式に軍事力と内政力を高められる。
また、太古スタートの場合はUU鷹の戦士との相性がいい。元々の戦闘力が高いので蛮族退治をしやすく、序盤の拡張戦争でも上記の高級資源による戦闘力ボーナスでかなり戦闘面に強くなる。さらに、ユニットを倒すと労働者ユニットが手に入ることもあるので、獲得した労働者を文明UAで区域建設の補助に使用できるので序盤の戦争がさらに旨みがある。
区域建設加速で都市産出を早期に高めやすいので様々な勝利を目指しやすいが、高級資源による戦闘力ボーナスや快適性ボーナスと区域建設加速による兵営スパムにより制覇勝利が特に目指しやすい。
・AIの特徴
Civシリーズ常連キャラである。なお、Civ6の「モンテスマ」はモンテスマ1世である。
アジェンダ「高級志向」は高級資源を集めたがり、未所持の高級資源を持っていると好感度が下がるというもの。
アステカが所持している高級資源があれば+12、非所持の高級資源があれば-6という評価が入る。高級資源コレクターであり、モンちゃん非所持の高級資源を持っていると非常にネチネチと難癖を付けてくる。取引で資源を渡させば機嫌を取ることができるが、嫌われていると大した値段は付けてくれないため、土下座しないといけない場合以外は仲良くしづらい。ただ同じ大陸にいると大体こっちと同じ高級資源を持つので高いプラス評価により友好的にしやすくなる。
なお、UUの関係でゲーム開始直後はほぼ確実に最強の軍事力を持つので、ゲーム開始〜太古は軍事力差による奇襲が起きやすい。立地が近い場合は最序盤のラッシュに要注意。
「独占と大企業」モードではシステム的に高確率で敵対する。プレイヤーが独占を狙うならそれに非難を飛ばしてくるので遭遇したら仲良くするのは諦めよう。
内政面は文明UAにより区域建設が早いとはいえ、区域産出にはボーナスがないのでいたって平凡になりがち。ただ指導者UAで高級資源による快適性のカバー範囲が増加されているので、都市数で産出を伸ばしている場合もある。
攻める場合は、高級資源の種類で簡単に戦闘力を盛れるので、モンちゃん側からの攻撃には注意。プランテーション等を略奪する等して戦闘力ボーナスを無効化するという手段も使っていこう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:30 平均評価:4.1
建国の祖父 | 現在の政府の外交政策スロットのすべてがワイルドカード政策スロットに変化する。 現在の政府のワイルドカード政策スロット1つにつきターン毎の外交的支持+1 |
---|---|
P-51マスタング | 戦闘機の代替。 元よりも各種戦闘力が5、移動力が2高い。 戦闘機に対して戦闘力+5、戦闘で得られる経験値+50% |
映画スタジオ | 放送センターの代替。元の効果に加え、 近代以降の時代に入っている他文明に対してこの都市の観光力+100% |
・世界議会への介入力が高い外交文化文明
UA『建国の祖父』は政府に関するボーナスを得る特性。
政策スロットのボーナスは、外交政策スロットを汎用性の高いワイルドカード政策スロットとして使えるようになり、軍事・経済・外交・偉人と臨機応変に対応可能になる。特に古典時代の「独裁政治」や「共和制」でも割と融通が利くようになるので序盤に安定感が増す。「商業共和制」や「民主主義」等の外交政策スロットが多い政治体制まで進めば、更に有利に働く。
GSでは外交勝利の追加に伴い、新たに外交的支持のボーナスが追加された。中盤以降、世界議会を通じて世界への介入力を強めるという、よりアメリカらしい特性になったと言える。「政治哲学」獲得して政治体制を選択した時点から毎ターン外交的支持が1or2もらえるため、外交的支持の集まり方はトップクラス。なお、外交勝利を目指さず世界会議にも積極的に関与しないならば、外交的支持は取引材料として消費するのもアリ。
UU『P-51マスタング』は性能が高く、昇進も早い戦闘機代替ユニット。
素の戦闘力が高い上に戦闘機同士の戦闘でも有利なので強力だが、航空ユニット自体が運用しにくいのが唯一の欠点。ただ近郊部から沸くレジスタンスを処理するのには最適な性能で、時代スコアも得られるので1ユニットだけ作るのもアリ。もちろん戦争中ならば頼もしいユニットになるが、このUUに限らず航空機の維持コストには注意したい。
UB『映画スタジオ』は観光力を倍増させられる放送センター代替建造物。
相手文明の進展に依存するが、観光力が倍増するので文化勝利までの期間を短縮してくれる。ただ解禁時期が非常に遅く、文化勝利狙い以外の時はほぼ無用の長物。建てるなら文化勝利のダメ押しとして観光力産出の高い都市にいくつか建設しよう。もしくは時代スコアの為にも建設していい。
WC政策スロットによる内政と世界議会による高い外交力が特徴の文明。ギリシャ程ではないが、政府が扱いやすいので様々な場面に対応可能で、中世からは豊富な外交的支持を使い世界議会で他の文明を引っ掻き回すこともできる。また、時代はかなり遅めだが、映画スタジオで観光力の積み増しも可能。全体的に中盤以降から文明特性が効いてくるのでそれまでの準備は怠らないように。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:17 平均評価:4.2
・使用感
デフォルトのテディで通称「旧テディ」。NFP特典の「セオドア・テディ・ルーズベルト パーソナリティパック」を適用すると後述のブルムースとラフライダーに分かれ、特性が変化する(適用しなければ、NFP環境でも旧テディを使用可能)。
UA『ルーズベルト理論』は戦闘力とアピールに関するボーナスを得る特性。
戦闘力ボーナスは、首都がある大陸であれば時代種別問わず効果が及ぶので汎用性が高い。序盤の蛮族対策に、戦争狂からの初期ラッシュ防衛に、と幅広く役に立つ。軍事政策「規律」と合わせれば斥候でも蛮族と互角に戦えるので、初期の周辺探索でアドバンテージをとっていこう。防衛だけでなく、自身から仕掛けるラッシュでも使える特性。(パンゲア等で他大陸扱いの都市と隣接した場合は効果がないが…)首都大陸のみという条件は国が小さい序盤ほど満たしやすいのでどちらかと言えば序盤向けの能力だが、時代が進んでも無駄にはならないのもうれしい。
国立公園によるアピールボーナスは、それ自身で国立公園の観光力産出を増加し、さらに領土内のシーサイドリゾート建設候補地が増えたりと文化勝利方面で優位となる。なので、自然主義者を購入する為に信仰力の確保が必要になる。
総督「レイナ」の「森林管理」も方針が一致するため好相性。総督「梁」の「公園と都市」により建設可能となる都市公園はアピール上昇効果があるため、出来れば早期レベルアップを目指したい。
UU『ラフライダー』はテディ固有の胸甲騎兵代替ユニット。
戦闘力および移動力が高く、資源不要な上に維持費も低く、丘陵での戦闘力ボーナスや敵ユニットから文化力を得られるというかなり強力な効果を持つ。騎士からのUG可能な上に資源が不要で維持コストも安いので、自大陸での戦闘力ボーナスを活かして中世で騎士ラッシュで周辺国を攻め込み、その後ラフライダーにUGして自大陸の統一を目指そう。騎士からの育成の為にも鉄資源は確保しておきたい。
総じて、自大陸での平定や制覇と観光の強化をできる指導者。割りと楽に戦闘力ボーナスを得られるので、首都のある大陸ではかなり拡張および防衛が非常にしやすい。序盤の内に首都のある大陸を制覇して内政力を高めるのもあり。また、国立公園によるアピールボーナスも上手くやれば国立公園の観光力を強化しつつ、シーサイドリゾートやスキーリゾートの観光力も強化できる。特に文明UAにより外交政策スロットがWC政策スロットに変わるので臨機応変に対応でき、追加の戦闘力などの軍事の補助や信仰力増強などの自然主義者の量産の補助もしやすい。
目指せる勝利方法は多数あり、UUラフライダーや戦闘力ボーナスを利用するなら制覇勝利、UB映画スタジオや国立公園によるアピールを利用するなら文化勝利、外交的支持を得やすさを利用するなら外交勝利という方向性がある。
・AIの特徴
アジェンダ「棍棒外交」はアメリカの首都大陸が平和かどうかで好感度が変化するというもの。
アメリカの首都がある大陸が平和ならば+6、戦争中ならば-12という評価が入る。同大陸に居合わせかつ拡張志向のプレイヤーにとっては確実に敵になる。マイナス評価が非常に高く、どこで誰が開戦しようと同大陸であれば(場合によっては交戦国・防戦国両方に)非難声明を飛ばしてくる。また、割と好戦的で、特にアメリカの都市建設予定地に自国都市をねじ込むとすぐ開戦してくるという史実に沿っているんだかどうかわからないAIである。
なお、隠しアジェンダがほぼ「環境保護主義」で固定されている。このアジェンダは「植林するor国立公園を作るとプラス」「森林を伐採するとマイナス」という時代観念がチグハグなアジェンダで、機嫌を取れるのが後半の技術なのに序盤から軍事や遺産のために樹木を伐採しているとすぐに機嫌を悪くする。最悪の場合には防戦している時にUUラフライダーの大群も敵対してくるという事態にもなりかねない。
AIには指導者UAをあまり活用できてはおらず内政面はいたって平凡。ただ拡張思考であるので拡張戦争をしたり、都市を多く建設することがある。また、文明UAによって外交的支持が他のAI文明よりも高くなりやすいので、世界議会の際には決議をこちらの思うように通すのが難しくなる。
攻める場合には、可能なら産業時代以前にしたい。UUラフライダーとUUマスタングが登場する前と後では国力(特に観光力と軍事力)がほぼ別物になる。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:57 平均評価:3.9
史跡と公園 | 自然遺産・山岳に隣接するアピールが「最高」のタイルに科学力+2 世界遺産・森に隣接するアピールが「最高」のタイルに文化力+2 国立公園がある都市のすべてのタイルにアピール+1 | |
---|---|---|
ブルムース | 特徴 | アピールの高いタイルの近くに都市を築き、アピールの高い区域や遺産を築こうとする。 |
好み | アピールの高いタイルが多い文明 | |
嫌い | アピールの低いタイルが多い文明 |
・使用感
NFPの特典DLC「セオドア・テディ・ルーズベルト パーソナリティパック」の適用により旧テディとの置き換えで追加される指導者。
見た目は旧テディと同じだが、能力は大きく異なり内政特化となっている。
UA『史跡と公園』はアピールに関するボーナスを得る特性。
アピールによる産出ボーナスは、初期立地に山岳もしくは自然遺産と森に隣接したアピール最高のタイルがあれば、序盤とは思えない高出力を得られる。とはいえ運に左右されやすく、「自然保護」獲得で植林と国立公園が解禁されるまでは確実性に欠ける。また、区域によってもアピールは増減するため、区域パズルは隣接ボーナスだけでなくアピールも考慮しなければならない。遺産のアピール上昇を活用したいところだが、鉱山や採石場、工業地帯はアピールを下げるため生産力の確保と両立するには配置を考える必要がある。なお、タイル自体への文化力ボーナスのため、特定の地形改善ならば「航空技術」研究後に観光力が得られる。文化勝利のサポートとなることを覚えていこう。
NFPで追加された保護区とは相性が抜群。自然遺産か山岳に隣接するタイルに植林をしてその周囲に保護区を建設すれば、最終的に食料+2、生産力+2、ゴールド+2、科学力+4、文化力+4、信仰力+2という産出が得られる。
国立公園によるアピールボーナスは、旧テディと同様のためそちらを参照。
同条件で追加されるラフライダーに比べると内政面の強化がされている。アピールによる依存性があるが、地形や区域、改善、国立公園などを上手く組み合わせると科学力と文化力の産出にすぐれる。また、序盤には未開発のタイルが多く場所によってはアピールが高い場合もあるので科学力と文化力に有利になることもある。ただアピールを気にしないといけないので、熱帯雨林は伐採して森の伐採を控えたり、未開発の空きタイルに植林したり、世界遺産「エッフェル塔」を建設したりしてアピールを高めておきたい。
アピールによる文化力ボーナスや国立公園からの観光力、UB映画スタジオによる観光力ブーストにより文化勝利を目指しやすい。また、科学力ボーナスも活かせれば科学勝利も目指せる。
なお、近代スタートにおいては凄まじい強さを見せる。「自然保護」と「鉄鋼」が目の前にあるため、ゲーム開始してすぐに本領発揮できるのだ。世界遺産「エッフェル塔」を建てながらUB映画スタジオを揃え、国立公園とシーサイドリゾートを出していくだけであっさりと観光力が溜まっていき、AIの文化蓄積を全く許さない。
・AIの特徴
アジェンダ「ブルムース」はアピールを優先したがり、タイルのアピールによって好感度が変化するというもの。
タイルのアピールが高ければ+?、低ければ-?という評価が入る。序盤はアピールを上げる手段に乏しいため、仲良くできるかは初期立地の運に絡む。海沿いタイルが多いアイランドプレートや群島ならともかく、陸系マップの氾濫原スタートや熱帯雨林スタートだと嫌われやすい。アピール依存の能力を持つオーストラリア、山岳立地になりやすいインカやマプチェ、アピールを上げる固有改善持ちの文明を使う場合にはそれなりに仲良くしやすい。
AIはあまりアピールを気にしないので、指導者UAはほとんど活かせていない。ただアピールを管理できないとはいえ、序盤は未開発なタイルが多いので産出ボーナスを得やすく、科学力と文化力が伸びやすいので注意。また、旧テディ同様、文明UAにより外交的支持だけは高くなりやすいので、世界議会の際には議題をこちらの思うように通すのが難しくなる。なお、微妙に遺産厨寄りでもあるので、文化勝利狙いや遺産乱立プレイするなら早期に潰しておこう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:21 平均評価:3.8
ルーズベルト理論 | すべての軍事ユニットは、自文明の首都がある大陸のタイルでの戦闘時に戦闘力+5 自文明の交易路が続く都市国家に代表団を派遣した際に代表団を1つ追加で派遣する。 | |
---|---|---|
ラフライダー | 胸甲騎兵の代替。 元よりも戦闘力が3、移動力が1高く、鉄は不要になり、維持費も低いが、生産コストは高い。 首都がある大陸で敵を倒すとそのユニットの戦闘力の50%に相当する文化力を得る。(標準速度の場合) 丘陵タイルでの戦闘時戦闘力+10 | |
棍棒外交 | 特徴 | 特になし |
好み | アメリカの首都がある大陸にいる文明や都市国家に対して友好的な文明 | |
嫌い | アメリカの首都がある大陸にいる文明や都市国家に対して敵対的な文明 |
・使用感
NFPの特典DLC「セオドア・テディ・ルーズベルト パーソナリティパック」の適用により旧テディとの置き換えで追加される指導者。
見た目は旧テディと大きく異なるが、能力は近い。
UA『ルーズベルト理論』は戦闘力と都市国家に関するボーナスを得る特性。
戦闘力ボーナスは、旧テディと同様のためそちらを参照。
追加の代表団ボーナスは、事前に交易路を繋いでおけば代表団1つで2つ分カウントされるというもの。宗主国の維持がしやすい為、文明UAも含めて外交的支持を集めやすく、外交勝利を狙いやすい特性となる。宗主国ボーナスが美味しい都市国家へは積極的に交易路を出しておきたい。近代頃には「民主主義」+「為替銀行」をつけた国外交易産出が国内交易の食料・生産力産出と同等以上となり、「市場経済」や「ラージ」も含めて各種産出の増加が見込める。
UU『ラフライダー』については、旧テディと同じためそちらを参照。
同条件で追加されるブルムースと比べると軍事面および外交面が強化されている。戦闘力ボーナスにより首都がある大陸の平定および制覇がしやすい。序盤の内に首都がある大陸で拡張戦争をするのもあり。また、代表団のボーナスにより都市国家から宗主国ボーナスで不足しているリソースを補ったりできる。特に文明UAで外交政策スロットがWC政策スロットに変わるので臨機応変に対応しやすく、戦闘力やユニットへの生産力ブーストなどの戦闘の補助、追加の影響力ポイントや代表団のボーナスなどの外交の補助がしやすい。
首都がある大陸での戦闘力ボーナスやラフライダー、マスタング等の軍事力により制覇勝利を目指しやすい。また、文明UAによる外交的支持ボーナスや都市国家の宗主国を維持しやすさから外交勝利も目指せる。異なる大陸での戦闘には戦闘力ボーナスがつかないため、まずは自大陸の制覇を狙おう。自大陸制覇後は上がった総産出量とアメリカUBの映画スタジオを活かして文化勝利を狙っていくこともできる。
・AIの特徴
アジェンダ「棍棒外交」は旧テディとほぼ同じなのでそちらを参照。
AIには代表団ボーナスを使いこなせていないので、内政面はブルムース・テディよりかは弱め。多少は宗主国の奪い合いが発生する程度である。ただ旧テディ同様、文明UAにより外交的支持だけは高くなりやすいので、世界議会の際には議題をこちらの思うように通すのが難しくなるので注意。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:16 平均評価:3.6
奴隷解放宣言 | 都市のプランテーション1つにつきその都市のターン毎の忠誠心-2 工業地帯区域がある都市の快適性+2、ターン毎の忠誠心+3 工業地帯の区域や建造物の建設完了時に戦闘力+5された近接戦闘ユニットを1体獲得する。 この無償の近接戦闘ユニットは維持に資源が不要となる。 | |
---|---|---|
連合国家を護る者 | 特徴 | 特になし |
好み | アメリカと政治体制が同じ文明 | |
嫌い | アメリカと政治体制が違う文明 |
・使用感
指導者パス「偉大なる交渉人」で追加されるアメリカの指導者。
UA『奴隷解放宣言』は工業地帯区域から様々なボーナスを得られる特性。
工業地帯区域から戦闘力が+5された近接戦闘ユニットが貰える他に、快適性+2と忠誠心も得られる。生産力だけでなく、軍事力と占領した都市を維持する要素は非常に戦争向けの特性と言える。特に無償のユニットは、工業地帯や建造物の建設完了時のみならず、災害などで破壊されて修復した時や発電所を切り替えた時にも獲得できるため、その気になればいくらでも手に入る。ただしゴールドの維持費はしっかり徴収される上、アップグレードには戦略資源が必要である。資源不足で陳腐化したり、無計画に増やしすぎると財政破綻を招くので注意。
一方でプランテーション1つにつきその都市の忠誠心が-2される厄介なデメリットを持つ。UAの影響かプランテーション資源の多い土地が初期立地になりやすく、他文明に囲まれた立地では忠誠心の維持に苦労することになる(アキテーヌが隣人にいる状態に近い)。バナナなら収穫して食べてしまえばいいが、高級資源は改善しても忠誠心がマイナス、改善しなければ快適性が減って結果マイナスと扱いが難しく、立地や暗黒時代に入らないよう時代スコアに気を配る必要がある。
とはいえ、忠誠心に影響があるのはプランテーションのみであり、1つ改善したら即離反といったレベルのマイナスではない。快適性による忠誠心ボーナスで打ち消せる程度なので、プランテーションに快適性ボーナスのかかるアルテミス神殿の建設や、資源の上に都市を築く、余剰分は改善しない、「独占と大企業」モードであれば産業に改善してしまうなどで対策は可能である。気に掛けるのは序盤戦ぐらいだろう。
なお戦争が長引いて快適性低下による忠誠心ボーナスがなくなると話が変わり、プランテーションが離反を加速させてしまう。戦争は早めに終結するか、工業地帯の建設で対応できるまで大人しくしておくとよい。
テディと違い序盤の戦闘力ボーナス(ラフライダーテディ)や科学力・文化力ブースト(ブルムーステディ)がないため、工業地帯が建設できない序盤はデメリット持ちの指導者でしかないが、建設できる中盤以降は内政と共に増強される軍事力と文明UAによって、戦争や外交で情勢を有利に動かすことが可能になる。
プランテーションによる忠誠心デメリットは人口や総督である程度押さえ込めるので、内政にはあまり影響はない。また、工業地帯が都市の維持も担ってくれるので、生産力を底上げしやすくなり、軍事でも内政でもそれなりには役に立ってくれる。
工業地帯から出てきたユニットによる軍事力にものを言わせた制覇勝利や外交的支持も利用した世界の警察ごっこによる外交勝利、内政力による科学・文化勝利、どの勝利も狙いにいける指導者である。
・AIの特徴
アジェンダ「連合国家を護る者」は隠しアジェンダ「イデオロギー体質」と同じで、同じ政治体制か否かで好感度が変化するというもの。
中世までなら友好にしていれば補える程度なのだが、リンカーンが近代の政治体制になると、同じ政治体制なら+40、異なる政治体制なら-86と極端な補正値によって友好か敵対のどちらかになってしまう。政治体制さえ合わせればギルガメシュ並のちょろさで友好関係を結べるが、AIが好みやすい「ファシズム」を政治体制にし続けるか否かの選択でもあるので、プレイスタイルによってはほぼ敵対文明と考えていいだろう。好みの政治体制で戦争を避けたいのであれば、工業区域スパムで膨れ上がる軍事力を上回る軍事力で牽制するしかない。
一方で科学力に力を入れやすく、指導者UAを活かすためか工業地帯区域の解禁に進みやすい。解禁も早く工業地帯区域はスパムされるため、偉人レースで負けたくないのであれば工業地帯区域の開放は急ぎたい。また、工業地帯区域をスパムし始めると軍事力がどんどん増え、気が付くと膨れ上がった軍事力で隣人と戦争になっていることが多い。さらに、テディ同様、文明UAにより外交的支持だけは高くなりやすいので、世界議会の際には議題をこちらの思うように通すのが難しくなる。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:18 平均評価:3.7
最後の預言者 | 最後から2番目の大預言者が獲得された際に自文明がまだ大預言者を獲得していない場合、最後の大預言者を獲得する。 自文明が創始した宗教を信仰している他文明都市1つにつき科学力+1 |
---|---|
マムルーク | 騎士の代替。 元よりも鉄の消費は少ない。 移動や攻撃後でも、ターン終了時に回復できる。 |
マドラサ | 「神学」で解禁される大学の代替。 元よりも科学力産出が1多い。 マドラサを建てたキャンパスは隣接ボーナスと同等の信仰力を得る。 |
・必ず宗教を創始できる宗教科学文明
UA『最後の預言者』は宗教創始と科学力に関するボーナスを得る特性。
大預言者の獲得ボーナスは、他文明が大預言者を獲得していると勝手に大預言者が提供されるため、宗教創始に当たっての準備が不要なのが最大の利点。序盤は聖地すら建てず宗教ガン無視で国力増大に注力し、中世以降の落ち着いた頃からゆっくり創始して宗教の恩恵に与かるプレイも可能だ。
一方でUAに頼ると創始順がほぼ確実に最後になり、信仰の証の選択肢がほとんどないという大きな欠点がある。獲得する信仰の証まで決め打ちするようなガチガチの戦略は取らず、他文明の宗教勝利妨害を目的にする等、残っている信仰の証から取れる立ち回りを考える方が望ましいだろう。普通にリソースを割いて創始することもできるが、パンテオン獲得含め通常の創始周りはバニラであり、UAの旨味もほとんどなくなってしまうのでアラビアを選ぶ理由がかなり薄くなってしまう。
なお、AIに不人気な信仰の証の中では「イエズス会による教育」が後述のUBマドラサと相性が良い。また、パンテオン含めて聖地が高隣接ボーナスを得ていれば、「労働倫理」で聖地から生産力を得るのも強力だ。
科学力ボーナスは、布教という手間の割には得られる科学力ボーナスが渋すぎるのでオマケ程度に思っておこう。特にこの特性で大量の科学力が稼げるほど大規模に布教するのは科学力不要な宗教勝利を目指す時で、他の勝利条件を目指すならばリソースを布教に費やして科学力を貰っても本末転倒である。全力布教中でも技術の進捗が多少遅れにくい、程度に考えておくのが良いだろう。
UU『マムルーク』は自動回復効果を持つ騎士代替ユニット。
自動回復能力といえば聞こえはよいが、要は戦闘ユニット共通の防御時回復が防御しなくても適用されるだけなので、基本的に毎ターン5〜15しか回復しない。「従軍牧師」の昇進を持つ使徒を同行させて、初めてUUらしい性能になる。該当する使徒が1体いれば毎ターン25〜35回復するようになるので、マムルークが3,4体いれば防壁のない都市ならば蹂躙できる。従軍牧師は効果を重複できるので、複数連れだってほぼ不死身のユニットにするのも手だ。また、大科学者のザフラフィーの回復量増加も重複し、マムルークと解禁時期が近いため、タイミングが合えば採用しても良い。
UB『マドラサ』は信仰力も得られる大学代替建造物。
代替元よりも科学力産出が若干多く、キャンパスが得ている隣接ボーナス分の信仰力も得られるようになっている。仕様上、経済政策「自然科学」をセットしていると信仰力も増える。「神学」で解禁される上にUAの関係でほぼブースト確定なので、大学に比べて解禁時期がかなり早い。一方で建設コスト自体は大学と同じなので、解禁直後だと真っ当に建造するのは辛く、早期建設を目指すなら何らかのフォローが必要になるだろう。
ちなみに、信仰の証で「イエズス会による教育」を取得していると相性が良い。マドラサを信仰力にて購入していくことで、信仰力出力を底上げして次のマドラサ購入までのターン数を減らすというループが可能だからだ。もちろんループ中は生産キューを別のことに使えるのも色々と便利。
確実に宗教の創始ができ、科学との両立も可能な文明。大預言者の獲得に全くリソースがいらないのが最大の利点で、内政の補助的な面で宗教を利用しやすくなる。一方でUAに頼って創始すると欲しい信仰の証がない場合があり、宗教の利用方針は状況に合わせて柔軟に変更する必要がある。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:21 平均評価:2.9
信仰がもたらす正義 | 自文明が創始した宗教を信仰している都市での礼拝所の購入に必要な信仰力-90% 礼拝所がある自文明都市の科学力・文化力・信仰力+10% | |
---|---|---|
アイユーブ朝 | 特徴 | 特になし |
好み | アラビアの創始宗教の礼拝所を多くの都市に建てる文明 | |
嫌い | アラビアの創始宗教以外を信仰する文明 アラビアの創始宗教を信仰する文明に対して敵対的な文明 |
・使用感
UA『信仰がもたらす正義』は礼拝所に関するボーナスを得る特性。
礼拝所の割引ボーナスは、条件を満たしているが標準スピードの場合で僅か信仰力38で礼拝所を建設できる。特に礼拝所の効果を早期に適用させる場合や後述の産出ボーナスを得る場合に有効である。なお、礼拝所の割引はアラビアが創始した宗教を信仰する他文明の都市も効果を受けられるので注意。
礼拝所による産出ブーストは、効果割合はそこそこだが元々十分な出力がない都市では微々たる効果しか出ないのが難点。礼拝所を建設した時点で信仰力産出ボーナスは有意な効果を発揮するが、科学力と文化力は十分な人口、キャンパスや劇場広場なども必要。全ての都市で有意な効果を発揮させるのは負担が大きいため、基本的には信仰力の総産出が十分になった時点で、一部の都市での効果発揮は諦めても良いだろう。それでも、信仰力に補正をかける総督「モクシャ」や科学力と文化力に補正をかける総督「ピンガラ」が着任した都市には早めに適用されるようにしたい。
総じて、礼拝所によって内政を底上げできる指導者。どちらも礼拝所に関するボーナスなので、早めに宗教の創始および強化しておき礼拝所の効果と指導者UAで主要都市に産出ボーナスを与えておきたい。アラビアは文明UAで確実に宗教を創始できるので、信仰力を補助的に使いたい場合でも礼拝所によって信仰力の産出を増やしやすくなる。
文明・指導者UAともに宗教を絡ませた内政で、科学力・信仰力を高めやすく、宗教勝利や科学勝利を目指せる。また、地味に科学力産出が高いので、軍事力を底上げしやすく宗教絡みの制覇勝利を目指すことも可能。
・AIの特徴
アジェンダ「アイユーブ朝」は宗教を創始しているだけで好感度が下がるというもの。
アラビアの創始宗教の礼拝所があれば+8、アラビアの創始宗教以外を信仰すれば-4という評価が入る。また、アラビアの宗教を信仰する文明と敵対的であれば-?という評価も入る。フェリペよりも面倒くさいアジェンダになっている。彼とは違い内政補助等で広める気が無くても煽ってくるから。逆に機嫌と取ろうとするとサラディンが創始した宗教の礼拝所が必要なのでコンゴ以外満たしにくい上、確実にアラビアの宗教勝利が近づく。この為、ほぼ「非難を飛ばすためのアジェンダ」と言ってもいい。UAやUBが(一見)平和志向ながら、アジェンダ的には戦乱や宗論を望むという不思議なアジェンダになっている。
内政面は宗教に振るか軍事に振るかが極端で、どちらかに振れるとその方面を猛烈に伸ばす。宗教であれば使徒を量産し、軍事に振れると史実で獅子心王とやり合ったサラディンらしくマムルークを大量生産するので要注意。そしてそれを支えるのが、マドラサによるキャンパスパム。猛烈に科学力を伸ばし精鋭ユニットを揃えてくるのである。AI傾向によっては拡張志向の気も有し、都市スパムもやらかすため近くにいると何をしでかすかわからない。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:21 平均評価:2.6
勝利者 | すべての軍事ユニット及び宗教ユニットの側面攻撃・支援ボーナス+100% | |
---|---|---|
エジプトとシリアのスルタン | 特徴 | 特になし |
好み | 創始した宗教をアラビアの都市に布教しない文明 | |
嫌い | 創始した宗教をアラビアの都市に布教した文明 |
・使用感
指導者パス「偉大なる交渉人」で追加されるアラビアの指導者。内政向けのUAを持つサラディン(宰相)と違い、こちらは戦闘と神学戦争が強化される。
UA『勝利者』は軍事及び宗教ユニットの戦闘支援を強化する特性。
側面攻撃・支援ボーナスによる隣接ユニットに1体につき+2の戦闘力ボーナスが+4になり、最大20までボーナスが発生する。ただ、側面攻撃ボーナス・支援ボーナスはユニット近接戦限定のボーナスで都市攻撃には効果がないため、アンビオリクスUAのような侵略向きではなく、ユニット撃破が主な防衛戦向けのUAといえる。支配領域を無視できる騎兵ユニットであればボーナスを活かしやすいので、UUのマムルークを含め、騎兵ユニットを主力にするといいだろう。
一方で、ユニットの数がそのまま戦況を左右する神学戦争では側面攻撃・支援ボーナスは重要な要素であるため、それが倍加されるのは布教・自国宗教保護においても強力。特に論客付きの使徒相手や聖地で神学戦争をする場合は、数によるゴリ押しがよりやりやすくなる。
サラディン(宰相)と比べ、自都市の産出ボーナスの代わりに神学戦争がやや得意になった形。文明によりマドラサの信仰力産出と大預言者確定入手があるので、宗教勝利を狙っていこう。布教に熱心であれば文明UAで科学力も多少は得られるので軍事力もそれなりに確保しやすく、宗教塗り替えによる不平で宣戦されても指導者UAもあって身を守りやすい。ただ、常時相当数の他文明都市を自宗教に塗り替えていないと信仰力確保のための手番ロスを挽回できないため、布教活動はサラディン(宰相)以上に熱心でいよう。
・AIの特徴
アジェンダ「エジプトとシリアのスルタン」は宗教を布教したかどうかで好感度が変化するというもの。
アラビアの都市に創始宗教を布教していなければ+7、布教していれば-12という評価が入る。宗教を布教していると好感度が上がるムベンバとは真逆のアジェンダであり、サラディンの都市に自分の宗教を布教さえしなければ、わざわざ労いの言葉を説明付きで送ってくるほど宗教に融和的。同じ宗教に染まっていないと気が済まないサラディン(宰相)と真逆の性質をしており、宗教をめぐって関係が悪化することはあまりない。その代わり宗教を創始していなければアジェンダに該当しないため通常の外交で関係を進めるしかない他、布教活動には熱心なので神学戦争でうっかり布教してしまわないよう気を付けたい。なお、厄介な点として自然伝播で自宗教が布教されてもアジェンダに抵触してしまう。マイナスの評価が大きく、不可抗力で関係が悪化しやすいため、隣人だった場合は宗教ユニットを生贄にしたり有利な取引でご機嫌取りするなどして対処したい。
サラディン(宰相)と比べると内政UAがないため内政面はやや劣るが、文明UAは健在で科学と宗教に力を入れるのは今まで通りなので科学力・布教競争のライバルになりやすい。ただサラディン(宰相)と違い創始すれば仲良くなれるため、丸くなったサラディンの認識でいいだろう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:22 平均評価:1.6
世界の工場 | 鉄・石炭の鉱山からのターン毎の資源蓄積量+2 工兵に対する生産力+100%、工兵の労働力+2 電力を要求する建造物は、電力が供給されていれば産出量+4 工業地帯区域の建造物に対する生産力+20% 港区域の建造物ごとに戦略資源の備蓄上限+10(標準スピードの場合) |
---|---|
シードッグ | 私掠船の代替。 元よりも長距離戦闘力が5高い。 敵の海洋ユニットを倒すと、一定確率で拿捕することがある。 |
王立海軍造船所 | 港の代替。 元よりも建設コストが少なく、大提督ポイントが1多い。 王立海軍造船所がある都市で訓練した海洋ユニットの移動力+1 自文明の首都がない大陸の都市に建設した場合ゴールド+2、ターン毎の忠誠心+4 |
・電力により後半の内政力が上がる海洋工業文明
UA『世界の工場』は戦略資源と工業地帯に関するボーナスを得られる特性。
戦略資源のボーナスは、鉄が必要なユニットの増産や石炭火力発電所の電力供給を強力に補助する。一方でそれらの戦略資源が鉱山建設可能なタイルに湧かないと意味がなく、立地や区域建設状況によっては機能しないのが欠点。一応初期立地に鉄・石炭が若干湧きやすい設定になっているが、あまり期待せず広くタイルを確保できるよう都市を増やしていこう。なお、港による資源備蓄上限アップはオマケみたいなもので、ないよりはマシ程度。基本的には余った分を他所へ売りつける時に多く売りつけやすくなるくらいか。
建造物への産出量ボーナスは、電力が必要な建造物に特性が発揮されるが、快適性と観光力には影響を与えないので、工場と研究所、放送センター、証券取引所、食料市場、ショッピングモール(ゴールドのみ)、空港が対象となる。食料、生産力、科学力、文化力、ゴールドに立地状況を問わない大きめの産出ボーナスがつくのは強力だが、最速でも産業時代付近の適用開始という遅さと、建設コストの重い対象建造物を建てられるくらいには都市を育てていないと機能しないという準備の面倒くささが難点。また、文明UAによる産出量増加も都市数差を逆転できるほどではないため、文明UA適用前のボーナス無しの状態から都市数の拡大と育成を進めておき、文明UA適用直前の時点で他文明に極端な差をつけられていない状態を作っておくことこそが重要といえる。
一応、工業地帯の建造物に生産力ブーストが掛かるため、電力の確保に必要な発電所は比較的用意しやすい。
工兵へのボーナスは、運河や山岳トンネルの建設、用水路やダム・防波堤の建設加速などの任務もあり、内政でも有効活用出来る。UAの最速発揮のために頼りたい石炭火力発電所は海洋文明の弱点である海面上昇を進めやすいので、防波堤の建築をフォローしやすいのは地味に重要。
UU『シードッグ』は敵船を拿捕できる私掠船代替ユニット。
戦略資源が不要かつ長距離戦闘力が上昇しているので、不可視能力を使えば安全に敵船を撃破できる。さらに敵船を捕獲できれば相手との戦力差をつけやすくなる。ただ私掠船代替なのでフリゲート艦と組み合わせないと、これだけで都市を落とせるほどは強くない。いっそ略奪専門にして、出てきた敵艦を捕獲するだけの部隊にしてもよい。なお、捕獲確率はシードッグの戦闘力と敵艦の戦闘力との差によって決まる。これは各種の補正を無視して素の戦闘力だけで計算されるため、頑張っても捕獲確率を高めることはできない。ちなみに戦闘力が敵艦より20以上高ければ捕獲確率100%、20以上低いと0%である。
UD『王立海軍造船所』は海洋文明であるイギリスを支える固有の港。
低コストで建設できる上に、大提督ポイントが代替元よりも1多く、訓練した海洋ユニットの移動力も+1されるので、探索や海軍力の増強する場合に非常に有用。また、GSでは灯台や造船所が強化されたので、沿岸都市に必要な食料、生産力、住宅を増やしやすくなり、低コストで建設できるので新しく建設した沿岸都市の立ち上げにも最適。
さらに他大陸に出した都市にはゴールド(造船所により生産力も)増加と忠誠心のボーナスで都市の維持と成長をサポートしてくれる。
王立海軍造船所で内政を底上げしつつ、発電所解禁後に加速していく文明。発電所が解禁されてからがこの文明の成長期なので枯渇性資源の確保が重要になる。また、沿岸でも王立海軍造船所のお陰で内政力は確保できる上、海軍の性能も悪くないので海系マップでも強い文明である。その反面、序盤はボーナスがほとんどなく、UA発揮後もこれといって尖った部分は無い。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:25 平均評価:3.6
パクス・ブリタニカ | 自文明の首都がない大陸に都市を初めて建設した際に交易路+1 また、生産可能な最新の陸上近接戦闘ユニットを1体獲得する。 王立海軍造船所の建設を完了した際に生産可能な最新の海洋ユニットを1体獲得する。 | |
---|---|---|
レッドコート | 戦列歩兵の代替。 元よりも戦闘力が5高く、硝石の消費は少ない。 自文明の首都がない大陸での戦闘時戦闘力+10 上陸時の移動ペナルティがなしになる。 | |
太陽の沈まぬ国 | 特徴 | イギリスの首都がない大陸に都市をねじ込もうとする。 |
好み | イギリスの首都がある大陸にいる文明 | |
嫌い | イギリスの都市がない大陸にいる文明 |
・使用感
UA『パクス・ブリタニカ』は異大陸の都市やUDに関するボーナスを得る特性。
都市建設時のボーナスは、護衛ユニットが増えるので蛮族の斥候を追い返す目的等、小規模な戦闘で有用。早期に異大陸都市を出すと無償の近接ユニットも相応に早い時代のものになるが、気にしない方が良い。近接ユニットは時代が進むほど都市の防壁が固くなることで価値が落ちていくユニットであり、ルネサンス時代の防壁が立ち並ぶ時代にレッドコートを貰っても活躍の見込みは薄い。単純に入植が遅いことで、都市として機能できるだけのまともな立地が残っていない可能性も高くなる。
GSでは戦闘ユニットの獲得は1体だけになってしまったが、その代わりに交易路が貰えるようになった。初期立地が運良くプレートの境界だった場合や、ガレーで行き来できる位置に異大陸があった場合は、序盤から内政で優位に立てる。
王立海軍造船所建設時のボーナスは、UDにカドリレームやフリゲート、シードッグがついてくる。内政をしているだけで強力な海軍を確保できるため、非戦でも役に立つ。もらえるユニットは近接戦闘力が参照される模様(ただし原子力潜水艦とミサイル巡洋艦ではミサイル巡洋艦が優先)。必要なユニットを得られるよう、技術ツリーには常に注意したい。
ちなみに、提供されたユニットの維持費はしっかり取られるので、技術ツリーを進めた状態でUDを建設するとゴールドが赤字になる上に資源も消費される。湖等にUDを出した際も無駄になってしまいやすいので、不要なユニットはちゃんと消去しよう。
UU『レッドコート』はヴィクトリア(帝国の時代)固有の戦列歩兵代替ユニット。
戦闘力が戦列歩兵よりも高く、マスケットからUG可能で資源消費も少ない。また、別大陸では歩兵より戦闘力が高くなるため、歩兵解禁後でも直ぐにUGする必要が無い。歩兵解禁後は指導者UAによる無償の近接ユニットも歩兵に変わるため、(この時期ではあまり無いが)都市出しするならば歩兵になる前に行いたい(歩兵では無駄にCO2が排出されてしまう為)。
ただ、戦列歩兵代替のため、解禁が技術ツリーの下ルートにある「軍事学」なのが最大の欠点。文明的に港・海洋ユニットの活用や発電所の最速解禁を狙ったり、指導者的に別大陸入植を狙ったりするため上ルートを優先することが多く、順当にいくと「軍事学」の解禁が遅くなり、活躍の場がなくなりがち。逆に陸続きの異大陸入植に成功している時には比較的使いやすいか。
総じて、異大陸の入植活動を補助してくれる指導者。異大陸での恩恵を得やすいが、大陸外への拡張に特化した特性の為に序盤が苦しいのがネック。特に防衛戦では強みがない。異大陸への入植およびUD王立海軍造船所のためにも上ルートを優先したいが、初期ラッシュが怖い場合は後回しにせざるを得ないのが悩みどころ。UA・UUに共通の補足として、今作の大陸はプレートによって判別される。首都のすぐ隣であってもプレートが違えば異大陸とみなされるため、海を渡らずとも効果を得られるしパンゲアでも問題なく働く。プレートを確認しながら上手に国土を広げていこう。
文明UAによる工業化から生産力と科学力を伸ばして一直線に制覇勝利か科学勝利を狙うのが基本方針か。
・AIの特徴
アジェンダ「太陽の沈まぬ国」は他大陸に入植したがり、イギリスが未入植の大陸にいると好感度が下がるというもの。
イギリスの首都大陸に首都があれば+12、イギリスの都市が無い大陸に都市があれば-?という評価が入る。首都が同じ大陸であれば、こちらが普通に都市出ししていると勝手にデレる上、隠しアジェンダがパラノイアになる可能性がやや高いので軍事力差が逆に有利に働きやすい等、とても対処が楽。一方で首都が別大陸の場合はフェニキアでもない限りアジェンダを満たせないので、常に敵になる。特に陸続きで別大陸判定になった時に隣人として出会うと大抵戦争になるだろう。海洋ユニットを増産することも多く、下手に沿岸都市を出しているとガレーの群れが突っ込んでくることがある。
内政面は海洋文明であるがUD王立海軍造船所をスパムするので伸び悩むことは少ないが、指導者UAを活かす為か近くの土地もそこそこに別大陸に入植しようとする傾向が高い。ただ海を隔てての入植は失敗していることが多く、小国に留まりがちなのでさほど脅威にならない。逆に寝返った都市で他文明が強化されることに気を付けるべきだろう。また、後半は文明UAによる産出ボーナスを得られるが、AIは都市計画がいまいちなのであまり伸びはよくなく、平凡な文明に落ち着くことが多い。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:9 平均評価:3.1
蒸気時代 | 工業地帯の建造物1つにつきその都市の生産力+10% 都市の戦略資源に生産力+2 | |
---|---|---|
産業革命 | 特徴 | 生産力に関わる物を優先しようとする。 |
好み | 生産力の産出量が多い文明 | |
嫌い | 生産力の産出量が少ない文明 |
・使用感
指導者パス「イングランドの統治者」で追加されるイギリスの指導者。海外入植に特化したヴィクトリア(帝国の時代)とは違い、生産力の増強に特化した特性になっている。
UA『蒸気の時代』は工業地帯と戦略資源に関するボーナスを得る特性。
生産力ブーストは、工業地帯の建造物が対象なので工房で+10%、工場で+20%、発電所で+30%と段階的に強化される。工房を建てるだけでも+10%の強化ができる意義は大きく、ゲームスピードを一段階早めた生産力を発揮するようになる。発電所を建てきる頃にはオンラインスピードとほぼ同じ生産ターンで済むようになるため、快適な内政が楽しめる。
戦略資源へのボーナスは、未改善でも強化されるので最速でも馬の可視化とともに生産力が増加する。内政屋には区域や遺産の建設予定地に戦略資源が沸いて困ることが多いが、生産力のボーナスはそれを補えるだけの価値があるため、馬、鉄は早めに可視化して損はない。なお、戦略資源がなければボーナスは得られないが、本作でまともに確保できないのはその時点でピンチなので、多少無理してでも狙いにいきたい。ボーナスのおかげで都市の開発も早く、無理した分のリターンは十分にある。
他のイギリス指導者と比べ、わかりやすく文明UAとシナジーのある工業地帯と戦略資源へのボーナスを得られるようになり、より生産力で優位にゲームを進めることができる。序盤に馬や鉄を発見した時点でかなり快適に内政を立ち上げることができる上、文明UAによって鉄の増加量が多く、資源備蓄もしやすいため、早期に剣士やメンアットアームズを量産してラッシュをかけて領土拡大も可能である。本作は軍事にしろ内政にしろ生産力がものをいうため、その生産力の強化はシンプルに強く、軍事ユニットを量産して物量で制覇勝利を目指すもよし、遺産ラッシュをかけて文化勝利を目指すもよし、最後は生産力勝負になる科学勝利を目指すもよし、祈祷プロジェクト連打で信仰力爆上げして布教ラッシュで宗教勝利を目指すもよしと、いずれの勝利も狙っていける。好みの勝利を目指してプレイしよう。
・AIの特徴
アジェンダ「産業革命」は隠しアジェンダ「重工業主義者」と同じく、生産力を優先したがり、生産力の産出量が多いと好感度が増えるというもの。
生産力が高ければ+6、低ければ-6とそれなりの評価が入る。評価値は多くも少なくもなくため適当に贈り物をしていれば良好な関係を保てる。また、AIはさほど内政が得意ではないため、よほどこちらの立地が悪くない限りアジェンダを満たしやすく、工業区域を建設できる頃にはほぼ友好関係を築きやすくなる。
内政面は海洋文明であるがUD王立海軍造船所をスパムするので伸び悩むことは少ない。また、戦略資源の生産力が強化されるので序盤の生産力が高くなって軍事・内政が進みやすい。特に海洋文明ゆえに海洋ユニットの生産を重視するので海軍力が高くなりがち。一方で、AIは工業地帯の隣接ボーナスをあまり高くしないので、工業地帯建造物の生産力ブーストを活かしきれていない。また、後半は文明UAによる産出ボーナスを得られるが、AIは都市計画がいまいちなのであまり伸びはよくなく、平凡な文明に落ち着くことが多い。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:16 平均評価:4.6
愛の法廷 | 自文明の都市にある傑作・秘宝・遺物1つにつき、その都市から9タイル以内にある他文明都市・都市国家のターン毎の忠誠心-1 自文明からの忠誠心圧力が最も高い状態で反乱がおこった場合、その都市は自由都市にならずに直接自文明のものとなる。 | |
---|---|---|
アンジュー帝国 | 特徴 | 人口の多い都市を作ろうとする。 |
好み | イギリスに近い都市の人口が多い文明 | |
嫌い | イギリスに近い都市の人口が少ない文明 |
・使用感
civシリーズ初の、複数文明に属する指導者。もちろんイギリスとフランスのアリエノールは同一指導者扱い。システム上傑作が揃い始めるのはゲーム後半なので、後半に特性を活かすため都市を増やしたいイギリスの新特性との相性は良い。
UA『愛の法廷』は忠誠心圧力による都市併合を容易化する特性。
こちらの忠誠心圧力で反乱が起きた際に自由都市化を経ず即座に無傷で都市を併合できるので、自由都市化中の諸々や併合後の復興の手間がかからない。忠誠心を失わせる方法はUAに従って国境都市へ傑作を配置するのが手っ取り早いが、並行して都市の人口確保や黄金・英雄時代維持、プロジェクト「パンとサーカス」等による忠誠心圧力の底上げが重要になる。
UAによる併合はあくまで忠誠心圧力による自由都市化からの併合と同じなので、戦争による侵略と違い奪った文明の友好度や不平に悪影響が出ず、同盟国ですら襲うことができるのが利点。また、文明を滅ぼした場合もちゃんと時代スコアを5点貰えるが、他文明の首都を制圧したことによる外交的支持へのペナルティはしっかり受けるので注意。
なお、毎ターンの忠誠心がマイナスでない都市は忠誠心を0にしても反乱が起こらないのでスパイを併用して侵略がしたい場合は、総督を無力化しないと反乱条件を満たせない。
GSでは文化的優位による忠誠心圧力のボーナスが追加されているため、観光力を強化しておくことで併合を起こしやすくなり、文化勝利も近づくようになっている。
「波瀾の時代」モードでは忠誠心圧力の差がつきやすくなるのでUA発動の機会も増える。ただこのモード特有の暗黒時代突入時に発生する反乱ではそのまま組み込むことはできず、自由都市になる。
他のイギリス指導者と比べて、忠誠心による都市併合をしやすくなっている。とにかく傑作等の数が物を言うので、イギリスの工業力で考古学者を量産するスタイルを取りたい。文明UAが産業時代まで機能しないので、拡張はなかなか大変だが、都市併合のループが始まれば巻き返しは比較的容易だろう。傑作を利用しなくても人口+黄金・英雄時代+プロジェクト「パンとサーカス」で都市を奪えることも多々あるため、それらを重視してプレイしたい。自大陸で地盤を作って文化侵略し、大国化して文化勝利という流れが基本戦略か。
「秘密結社」モードでは、虚無の歌い手との相性がすこぶる良い。モニュメント代替の旧神のオベリスクに傑作(万能)スロットが付いてくるし、中世以降は信仰力に応じて(宗教軸なら大量の)文化力・科学力・ゴールドがもらえる。産業時代以降はUUカルト教団で遺物を生み出しつつ忠誠心をゲリラ的に下げる悪魔じみた戦法ができる。そしてインディーズバンド(一撃40)と強化されたカルト教団(一撃最大30)でフィニッシュだ。さらに文化による制覇勝利がやりやすくなったと言える。
・AIの特徴
アジェンダ「アンジュー帝国」は都市人口の多さを重要視し、それをこちらにも要求してくるというもの。
イギリスの近隣にある都市の人口が多ければ+8、少なければ-8とそれなりに高い評価が入る。序盤は都市規模に対して人口は少ないので仲良くしづらく、隣人になった時にうっかり暗黒時代に入ったりすると地獄を見る場合もあるので、早い内からこちらの愛の法廷(物理)で都市併合してしまうのが簡単。ただ都市を奪うと傑作による忠誠心ダウンも機能することが多く、切り取った都市が取り戻されやすいので、文明として機能しないよう粉砕できる軍事力で仕掛けよう。
AIは傑作による忠誠心ダウンを活かせてはいないが、人口を確保する傾向があるので1都市当たりの忠誠圧力は高くなりやすい。
人口を重視する傾向なのでそれなりには科学力と文化力が上がりやすい。
終盤はイギリスUAが機能し始めるので出力が上がるが、AIの都市計画は雑なので、プレイヤー時よりも伸びは鈍い。暗黒時代に入った弱国をガンガン併合して大国化することも多いが、併合分のリソースを活かしきる前に逃げ切ってしまえるのであまり脅威にはなりづらい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:20 平均評価:3.2
ドレイクの遺産 | 初めてルネサンス時代以前の大提督を採用・後援した際に交易路+2 起点とする都市にある専門区域1つにつき都市国家に続く交易路にゴールド+3のボーナス。 海洋ユニットによる交易路の略奪報酬+100% | |
---|---|---|
交易協定 | 特徴 | 交易路に関わる物を優先しようとする。 |
好み | イギリスと交易している文明 | |
嫌い | イギリスと交易していない文明 |
・使用感
指導者パス「イングランドの統治者」で追加されるイギリスの指導者。
UA『ドレイクの遺産』は交易路に関するボーナスを得る特性。
追加の交易路ボーナスは、初めて大提督(ルネサンス時代以前)を採用すると交易路の最大数が+2される。大提督の偉人レースは競争相手が少ないため、1つ2つ王立海軍造船所を建設しておくだけで簡単に条件を達成することができる。1回限りのボーナスだが、忙しい序盤に灯台まで建設する余裕がなくてもキャパが増えるのは案外大きい。
交易路へのボーナスは、黄金時代の公約・政策である「貨幣改革」とほぼ同じくで、起点都市の専門区域1つにつきゴールドのボーナスが加わる。上記のボーナスのおかげで序盤から安定したゴールド収入を期待できる。ただ送り先が都市国家限定なため、立地に恵まれない場合はリセットするのもあり。
海洋ユニットによる交易路の略奪ボーナスは、元々高額なゴールドが期待できる海上交易路の略奪報酬が+100%と一攫千金になる。ただ群島でもない限り海上交易路を発見することは困難。略奪ボーナスを楽しみたいなら群島マップで遊ぶしかない。
他のイギリス指導者と比べて、交易路に関係するボーナスに特化している。
イギリスは文明UD「国立海軍造船所」を主にスタートするため交易路が必然的に増えやすいが、その交易路の最大数とゴールドのボーナスは序盤の経済力をより安定させてくれる。ただ最大数が増えるのは最初に大提督を採用した時のみなので序盤が安定する域を越えず、ボーナスが都市国家限定なため国内の生産力を補うために使うと経済は伸びないと使い勝手の悪さはある。指導者UAのゴールドボーナス自体は決して弱いわけではないので、活かすなら可能な限り交易路を増やす努力と都市開発をしたい。経済力が潤沢になれば制覇・科学・文化・外交のいずれの勝利も見えてくるため経済大国を目指した都市作りをしたい。
「秘密結社」モードでは、ミネルヴァの梟が最も相性が良い。王立海軍造船所はほぼ確実に建てるのでUB黄金の宝物庫によって交易路を増やせる。また、交易路による代表団ボーナスを活かし、複数の都市国家の宗主国になることで戦略資源や高級資源を確保しやすく、余った資源を売りつけてゴールドをより稼ぐことができる。
・AIの特徴
アジェンダ「交易協定」は交易路を確保を優先したがり、イギリスと交易しているかどうかで好感度が変化するというもの。
交易路を1つも送っていない場合は-12、1つ送るごとに+3、元からある交易路による好感度ボーナスとあわせて+5という評価が入る。ウィルヘルミナのアジェンダと同じく、送っていない場合の修正値がかなり強烈なため、隣人だと戦争になりやすい。交易路を1つでも送れば大人しくなるので、危険を感じるなら1つは送っておきたい。
内政面は海洋文明であるが王立海軍造船所をスパムするので、あまり伸び悩むことは少ない。また、交易路ボーナスでゴールドを稼ぎやすいのでユニットや建造物の購入も多用してきやすい。ただ後半で文明UAによる産出ボーナスを得られるが、AIは都市計画がいまいちなので伸びが悪く平凡な文明に落ち着きがちになる。また、本人が交易路を複数持てるかもAIの気分次第になっている。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:7 平均評価:3.1
ダルマ | 自文明都市の信者が1人でも居る宗教から信者の信仰の効果を得る。 1人でも信者のいる宗教1つにつきその都市の快適性+1 伝道師の布教力+2 自文明の交易路による宗教的圧力+100% |
---|---|
ヴァル | 「騎乗」で解禁されるインド固有の重騎兵ユニット。 近接戦闘力40、移動力2 隣接する敵ユニットの戦闘力-5 (重複はしない) |
階段井戸 | 「灌漑」で解禁される地形改善。 丘陵には建設不可。階段井戸同士の隣接不可。 食料+1、住宅+1 聖地と隣接している場合信仰力+1、農場と隣接している場合食料+1 「封建制度」獲得後は信仰力+1、「プロスポーツ」獲得後は食料+1 「公衆衛生」研究後は住宅+1 干ばつによる食料の減少を受けない。 |
・立地を問わず人口を伸ばせる宗教多元主義文明
UA『ダルマ』は宗教関係にボーナスを得られる特性。
他宗教によるボーナスは、主に複数の信者の信仰を併用できる。「この世界に糧を」と「合唱曲」はあたりはAI人気も高く併用できることが多いため、社、神殿が信仰力、文化力、食料、住宅を生み出すスーパー建造物になる。あまり強くはないが、「武僧」などもおまけで使う分には悪くない。創始できていればさらに「労働倫理」などの扱いやすい信者の信仰を追加して聖地の性能を上げて行こう。
GSでは信者による快適性のボーナスが追加された。前述の他宗教によるボーナスと合わせて都市の快適性を確保できるが、特に後述のUIが産出・供給する食料と住宅で増えた人口による快適性の不足を補うことができる。
一方でどちらも信者が1人はいないとボーナスを得られないため、神学戦争や審問など、信者を減らすことによる自宗教維持はやりづらいのが難点。また、他宗教同士の神学戦争で勝手に宗教人口が削られたりすることもあるので、可能な限り自領土そばで神学戦争が行われないようにしたいところ。他宗教に寛容な大雑把UAに見えるが、安定した高出力を得るためには結構厳しく管理していく必要がある。
さらにGSでは伝道師と宗教的圧力のボーナスも追加された。主に神学戦争や審問官によらない自宗教の維持をサポートする。前述のとおり、審問や神学戦争での自宗教維持が多少やりづらい場面があるため、そういった時に頼れる。また、他文明が宗教に力を入れていなさそうなら、使徒が解禁されないうちに伝道師ラッシュして他宗教を根絶する手も取れるだろう。
UU『ヴァル』は敵を弱体化できる固有の重騎兵ユニット。
重騎兵クラスユニットなのに移動力が低いというちぐはぐな点こそあるが、象さんパワーで序盤の敵を半世代引き戻す点が強力。また、近接戦闘力が剣士よりも高く、古典の対騎兵ユニットはまだ槍兵のため、対ユニット性能は非常に高い。なお、弱体化の効果は重複しない点には注意しよう。
UI『階段井戸』は立地を問わず食料と住宅を産出する地形改善。
農場に隣接させれば序盤から食料+2が得られ、素で住宅+1、「公衆衛生」研究後は住宅+2となり、人口を増やしやすくなる。丘陵でなければ砂漠やツンドラ雪原でも建設可能なため、資源や丘陵には恵まれているが真水がない等の他文明では運用しづらい土地でも、インドならばある程度の都市まで成長できる。また、GSでは干ばつ耐性が追加され、開けた立地でも干ばつを気にせずに人口を増加させられる。
信仰力ボーナスに関しても、聖地隣接や「封建制度」取得で産出するようになるので内政や宗教に信仰力を使用しやすくなる。
ただ単体での出力は小さく階段井戸同士は隣接不可など、農場代替にはならないため、農場を隣接させられないような立地では結局「ある程度」までしか成長させることはできない。農場が建設できない環境ではちゃんと他手段で食料を稼ぐ必要がある。
人口を増加させつつ複数の宗教のボーナスで伸ばす文明。階段井戸のおかげでどんな立地でもある程度の食料と信仰力を得られるので、安定した内政・布教活動ができる。ただ人口を増やしやすい分、快適性の不足は他宗教によるものか自力で増やす位しか無いため、その獲得手段は常時確保しておこう。また、他宗教の信者の信仰ボーナスは組み合わせによっては有用だが、他宗教を利用するかどうかは状況によって使い分けることが重要。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:17 平均評価:3.5
サッティヤーグラハ | 出会った文明のうち宗教を創始しておりかつ非戦争中の文明(インド自身も含む)1つにつき信仰力+5 他文明が自文明との戦闘から生まれた、戦争による疲労のペナルティが2倍になる。 | |
---|---|---|
平和の守り手 | 特徴 | 好戦性ペナルティのある戦争を避けようとする。 |
好み | 戦争中でない文明 | |
嫌い | 戦争中の文明 |
・使用感
UA『サッティヤーグラハ』は外交状態により異なるボーナスを得る特性。
信仰力ボーナスは、非戦状態という条件こそあるもののボーナス自体はそれなり得られるので宗教や内政に信仰力を使用しやすくなる。ただ最低でも宗教創始が必要なのでパンテオン取得の時期には役立たない。しかも、非戦戦略を取ってもAIが戦争したがる傾向が強く、機能しないことも多い。それでも無いよりはましなので、早めにすべての文明と出会っておき、戦争しない文明が多数いることに期待しておこう。
疲労ペナルティ2倍は、防衛力が多少上がる程度の感覚で考えておく方がよい。疲労計算の仕様上、自領土内で戦闘数やユニットの撃破数を稼がないと効果が薄く、戦争期間が短いとデバフ期間も短く終わってしまう。そのため、疲労による明確な差を出すには戦争の泥沼化が必要で、相応の軍備が必須となる。
一応能動的な使い方として、自分から布告して相手ユニットを自領土に誘い込み、自領土で撃破することを繰り返せば産出力デバフを狙うこともできなくはない。ただ、1文明だけ弱めても手番的に得はなく、軍事力差があるならそのまま攻めあがった方が後々役立つので、ネタプレイの範囲に近い。
総じて、防御的な特性を持ちつつも信仰力を稼ぐこともできる指導者。文明・指導者UAともに受け身な要素が多く、安定した戦略の方向性は決定しづらい。一応、共通して信仰力は比較的稼ぎやすいので、宗教勝利を基本としつつ、無理そうなら信者の信仰の状況を見てうまく立ち回ろう。人口も比較的伸ばしやすいので、最終的には他文明とも相応に張り合える程度の都市出力は得られるはずだ。
・AIの特徴
アジェンダ「平和の守り手」は好戦性のある戦争は避けたがり、平和かどうかで好感度が変化するというもの。
戦争していなければ+5、戦争していれば-8という評価が入る。非戦プレイスタイルの場合には割と仲良くしやすく、制覇プレイスタイルの場合は敵対するという平和的思想。ただ仲良くなるとよく共同戦争の打診が来るが、乗ってやると戦争するなとキレるので、仲良くし続けたいなら乗らない方がよい。
また、ガンジー単独で宣戦布告してくる可能性は少ない。ただ他文明と同様に隣接する都市国家への宣戦布告は普通に行うし、他文明と共に共同戦争を布告してくることもあるため、油断はできない。
なお、隠しアジェンダはCivの伝統に則って「ニュークハッピー」になりやすい(確率70%)。核分裂に技術が到達していない場合には非難してこない。とはいえ、AIをもってしても核兵器関連プロジェクトは重く、マップサイズが普通程度なら核の光を見る前に征服もしくは内政系勝利に到達できるだろう。
UI階段井戸のおかげで比較的に人口が伸びやすく、内政面は科学力・文化力もそれなりに伸びやすい。また、指導者UAや階段井戸からの信仰力のボーナスもあり、宗教にも熱を入れやすい。
攻める場合には、序盤のUUヴァルが脅威となる。序盤は国力増大を狙い、ヴァルが陳腐化してから戦争疲労2倍を極力受けないよう短期決戦で殴ろう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:22 平均評価:2.4
実利論 | 「軍事訓練」獲得後は領土拡張戦争の宣言ができる。 領土拡張戦争の宣言から10ターンの間、すべてのユニットの戦闘力+5、移動力+2 | |
---|---|---|
マウリヤ帝国 | 特徴 | 近隣の都市を積極的に占領しようとする。 |
好み | インドの近隣に都市がない文明 | |
嫌い | インドの近隣に都市がある文明 |
・使用感
UA『実利論』は領土拡張戦争の解禁が前倒しされ、領土拡張戦争宣戦時にユニットが強化される特性。
全ユニットに戦闘力+5、移動力+2は単純に強く、ついでに民間人ユニットの移動速度も上がるので内政も捗る。侵略速度が大幅に上がるので、侵略時は領土拡張戦争以外の開戦事由が使える場面でも領土拡張戦争を優先したい。
特にヴァルが戦闘力45、移動力4という1世代先の騎士よりちょっと弱い程度の性能になるため、領土拡張戦争の解禁時期も相まってヴァル単独でのラッシュも可能になる。防壁にやや弱いが、古典時代の都市戦闘力ならば防壁があってもゴリ押しで突破できる。
一方で、自分が領土拡張戦争を布告しなければならないのが難点。海を隔てているなど遠く離れた文明を殴りたい場合や、他文明から宣戦された場合は軍事面で一切の利点はない。
また、バフが布告から10ターンなので、都市数や立地、防衛戦力によっては1文明を滅ぼすのに足りないことがある。バフ継続用として適当な文明に領土拡張戦争を宣戦するのもありだが、キュロス2世と違って相手の戦力が届く範囲への布告しかできないため、リスクがやや高い。10ターンで決着がつかなさそうな場合も考慮して侵略を進めたいところだ。
基本的に防衛的で宗教向きなガンジーと違い、インドを軍事文明へと変える特性になっている。指導者UAによる軍事面のボーナスを生かして近隣文明から侵略していき、侵略した都市で国力を高めて戦争を繰り返して行く形になる。一方で防衛面だとバニラ指導者なので、こちらから積極的に仕掛けつつも、バフ切れ直前の背中を殴られないようにうまく立ち回ろう。また、ヴァルラッシュも他指導者だとより優秀な侵略手段をとれることがあるため、ヴァルラッシュにこだわらず、より先の世代での侵略にするのも手だ。
軍事面のボーナスによりヴァルを筆頭にラッシュをしやすく制覇勝利を目指しやすい。
・AIの特徴
アジェンダ「マウリヤ帝国」は近くの都市を占領したがり、インドの都市に近いかどうかで好感度が変化するというもの。
インドの都市から遠ければ+?~?、近ければ-?~?という評価が入る。要は近場にいる場合は凄まじく付き合いづらい。近くに都市があるだけで因縁をつけてくるので、こちらに都市を寄せてきて勝手に機嫌悪くなった挙句、すぐにUUヴァルをけしかけてくることもあり、かなり面倒くさい。
遠方の相手には大きなプラス評価が付くので、特に自国との間に一定以上の大きさがある別の文明がある場合は簡単に友好関係が成立する。
UI階段井戸のおかげで比較的に人口は伸びやすいので、内政面は科学力や文化力もそれなりに伸びやすい。
また、喧嘩っ早く序盤のラッシュが強い性質から隣国を吸収しやすいため、その結果隣接してより厄介なクレーマーと化したり、肥大化して後々厄介な障害になることもある。
攻める場合には、こちらから宣戦した場合には戦闘力や移動力のボーナスは発生しないので、ヴァル以外はあまり脅威にならない点が唯一の救いである。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:20 平均評価:3.2
大ヌサンタラ | 聖地・キャンパス・工業地帯・劇場広場の各区域は湖・沿岸タイルから+0.5の隣接ボーナスを得る。 湖・沿岸タイルに隣接する総合娯楽施設に快適性+1 |
---|---|
ジョング | 「傭兵」で解禁されるフリゲート艦の代替。 元よりも移動力が1多く、硝石は不要だが、生産コストは高い。 陣形を組んだユニットは移動力を継承する。 また、陣形を組んでいる場合戦闘力+5 |
カンプン | 「造船」で解禁される地形改善。 沿岸資源に隣接する湖、沿岸にのみ建設可能。 生産力+1、住宅+1 隣接する漁船1つにつき食料+1 「土木技術」獲得後は生産力+1、「大量生産」研究後は住宅+1 「航空技術」研究後は食料産出と同量の観光力を産出する。 |
・沿岸都市の内政力が高い海洋内政文明
UA『大ヌサンタラ』は沿岸・湖タイルに関するボーナスを得る特性。
沿岸や湖による隣接ボーナスは、沿岸都市の陸地の狭さによる産出不足を補ってくれる。隣接ボーナスは+0.5と大きいものではないが、沿岸帯では隣接ボーナスを稼ぎにくい聖地や工業地帯の出力を補うことができて非常に有用。また、GSではキャンパスは礁から、劇場広場はウォーターパークから大きめの隣接ボーナスを受けられるようになったが、礁は位置が限られるのと、ウォーターパークは解禁が遅いので未だに湖・沿岸タイルからの隣接ボーナスは有効になる。特に岬状のタイルに建設した区域は+2ぐらいの隣接ボーナスを得られるので狙えたら狙っていきたい。
総合娯楽施設へのボーナスは、なにかと不足気味になりやすい快適性を追加で確保できるので非常に便利。ただゲーム序盤では聖地や港を筆頭に建てるべき区域が多く、ゲーム後半は沿岸都市ではウォーターパークの方が建てやすさも建造物の性能も上なのでそちらが優先されがちになる。
UU『ジョング』は解禁が早く、陣形を組むと強化されるフリゲート代替ユニット。
中世の社会制度「傭兵」で解禁される上に、移動力が高く陸上ユニットを高速で運べるというラッシュに最適なスペックを持つ。フリゲートより少し生産コストが高いが、フリゲートを揃える際に最大の問題となる硝石が不要というそれを補って余りある強みがある。後述の指導者UAもあり、海洋マップでは艦砲射撃で他文明を圧倒できるだろう。
陣形ボーナスの戦闘力+5は大提督並の強化なので、戦闘時は必ず満たすようにしたい。海洋遠距離ユニットは昇進を積むと対都市能力が大幅に上がるので、ジョングラッシュをする気ならカドリレームを多めに用意して蛮族退治でレベルアップさせておこう。
普通にフリゲートラッシュをする場合も大抵は軍事政策「海運業(古代・古典の海洋ユニット生産時、生産力+100%)」をつけてカドリレームを量産してからフリゲート解禁と軍事政策「常備軍」によるアップグレード半額を待ってラッシュを仕掛けることになるため、前提条件が社会制度「傭兵」だけに緩和されたと言うこともできる。
UI『カンプン』は沿岸都市の成長を促進してくれる改善施設。
沿岸を改善できる施設で、海系マップでは不足しがちな生産力と住宅を補ってくれる上に、「航空技術」研究後は観光力まで生み出す。漁船の周りにスパムしていけば、史実の如く群島でありながら大人口を保有できる。GSでは養殖場の強化や他の沿岸改善施設(洋上発電所、海上都市)が増えたので、これらの改善と上手く配置していくと高い生産力を持つ都市や都市の人口を30人以上にすることも可能になる。
なお、観光力産出については、沿岸タイルの基礎食料産出は含まれないが、隣接ボーナスによる食料に加えて灯台による食料追加分は適用される。
沿岸都市の運営に優れている文明。沿岸に区域を隣接させればある程度の内政力を確保できる上に、沿岸都市の弱点である人口や生産力はUIカンプンで補えるので積極的に沿岸に都市を建設していきたい。ただ、GSでは沿岸帯は水没の危険性があるのでCO2の排出量には十分に気をつけよう。また、陸系マップでは湖がなければバニラ文明に近いので、極めてマップを選ぶ。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:12 平均評価:3.7
三界の貴き女神 | 海洋ユニットを信仰力で購入可能になる。 すべての宗教ユニットは、乗船・下船時の移動コストが1になる。 沿岸・湖タイルに隣接する都心に信仰力+2 | |
---|---|---|
群島国家 | 特徴 | 島のような小さな陸地に都市を建てようとする。 |
好み | 小さな陸地に都市がない文明 小さな陸地にある都市に宣戦布告していない文明 | |
嫌い | 小さな陸地に都市がある文明 小さな陸地にある都市に宣戦布告した文明 |
・使用感
UA『三界の貴き女神』は海洋ユニットと信仰力に関するボーナスを得る特性。
海洋ユニットの購入権利は、インドネシアを海洋強豪文明を足らしめる要因の一つで、特にUUジョングとはかみ合っており強力。後述のボーナスや文明UAによる隣接ボーナスで信仰力は稼ぎやすいので、資源さえ確保出来れば戦艦から原潜やミサイル巡洋艦まで購入できてしまう。
宗教ユニットの移動コスト軽減は、文明・指導者UAで宗教を利用しやすいので海系マップの異大陸への布教の後押しをしてくれるのが便利。ただ陸系マップではほとんど無意味な特性になるので注意。
信仰力ボーナスは、得られる量こそは少ないが都市の立地さえ合えば序盤から一定の信仰力を得られるので、パンテオンの獲得を早めてくれるため非常に有用だろう。また、信仰力は前述の海軍の購入費用に充てたりと、様々な使い道があるので腐ることがない。
総じて、海軍と宗教を扱いやすい指導者。ゲームスタート時から信仰力を産出できるのはロシアとギターチャ、そしてマリだけなのでパンテオン信仰をほぼ最速で得ることができる。パンテオン「炉の神」からの初期ラッシュやパンテオン「海の神」での沿岸都市強化をしやすく、海洋文明ながら陸系マップにもいくらか対応可能。
ガレー船とカドリレームを購入しておけば、都市の生産力を節約できて内政と軍事を両立でき、UGでラッシュに繋ぐことができる。とはいえ、ゲーム中盤以降の海洋ユニットは非常に高額であり、信仰力は偉人の後援など制覇勝利狙いでも使い道は多い。特に海洋ユニットは生産加速の軍事政策の倍率が高く、世界遺産「アルセナーレ・ディ・ヴェネツィア」もあるため、都市が育ってくれば普通に生産した方がお得なことも多い。
UIカンプンにより観光力を稼げるので文化勝利を目指しやすい。また、文明・指導者UAにより信仰力を得られる上に、信仰力で海洋ユニットを購入できるので、制覇・宗教勝利も目指せる。
・AIの特徴
アジェンダ「群島国家」は孤島に都市を出したがり、小島にちょっかいを出すと好感度が下がるというもの。
小島に手を出さなければ+8、手を出せば-?という評価が入る。要は島立地さえ都市を建設しなければよく、戦争する相手を選べばアジェンダに反することは多くないので満たすことは難しくない。ただ群島等の必然的に小島に都市を出さざる得ない場合は確実に敵対することになるので、海軍の戦力は十分に確保しておきたい。
海洋文明だが文明UAやUIカンプンによってそれなりに都市産出は上がりやすく内政面はかなりのものになる。一方でカンプンと立地特性により快適性が不足しやすく、都市産出が伸びないこともある。
なお、快適性不足を補う為か高級資源を高く買い取ってくれるので積極的に仲良くしよう。
ただ早期から海洋ユニットを量産し、中盤ではそのまま大量のジョングを並べてくる。陸でもバニラ上等と言わんばかりに軍事ユニットを量産する。
海系マップで制覇勝利を狙う場合には間違いなく難敵となるので、自分の科学力と生産力をしっかり伸ばした上で叩き潰そう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:10 平均評価:3.7
イテル | 川に隣接するタイルでの区域・世界遺産に対する生産力+15% 都市の氾濫源があるタイルが氾濫による被害を受けなくなる。 |
---|---|
マリヤンヌ・チャリオット弓兵 | 「車輪」で解禁されるエジプト固有の長距離騎兵ユニット。 近接戦闘力25、長距離戦闘力35、射程2、移動力2 平地にてターンを開始した場合、移動力が4になる。 |
スフィンクス | 「職人技」で解禁される地形改善。 氾濫原にも建設可能。スフィンクス同士の隣接不可。 文化力+1、信仰力+1、周囲のタイルのアピール+2 氾濫原に建設された場合文化力+1、世界遺産に隣接している場合信仰力+2 「博物学」獲得後は文化力+1 「航空技術」研究後は文化力産出と同量の観光力を産出する。 |
・ダムが無くても都市運営が可能な砂漠の文化文明
UA『イテル』は川沿いの都市に関するボーナスを得る特性。
生産力ブーストは、川沿いでさえあれば砂漠でなくとも恩恵を得られるため生産力の底上げに有効。生産力が1でも欲しい序盤から必要量が増える終盤まで役立つ状況は多いだろう。ただ+15%程度では高難易度AIの生産力補正を覆すほどではない為、行き当たりばったりのAIと同じような動きをしていては上回ることは出来ない。的確な文明運営で先手を取ろう。
GSでは他の文明でも氾濫原に区域や遺産が建設できる仕様になった為に、氾濫原に区域や遺産を建設できるボーナスは氾濫による被害を無効化するというボーナスに変更された。ダムによる氾濫対策が要らず、氾濫原での都市運営が快適になった。ただあくまでタイルの被害が無くなるだけなので、ユニットは被害を受ける点には注意。
UU『マリヤンヌ・チャリオット』は高速かつ火力が高い固有の長距離戦闘ユニット。
開けた場所での移動力強化は砂漠で開始しやすいエジプトにとっては活きやすい。戦闘力が20だの25だのの太古時代に長距離戦闘力35は相当えぐい火力であり、防壁都市に詰めておくことで相手の侵攻を頓挫させやすくなる。以前は、生産コストの高さゆえに専ら防戦用で都市攻撃には不向きであったが、GSでは独立した固有ユニット化と生産コストの低減により数をそろえやすくなり、ヒッタイト・チャリオットも作れるようになった。これにより序盤の戦争における優位性が出てきたと言えるだろう。UG先も弩兵かつ弓兵からUGするよりも掛かるゴールドが若干お得なので将来性もある。
UI『スフィンクス』は非常に文化勝利向けの改善施設。
文化力と信仰力を得られるので隙をみては建設しておきたい。GSでは氾濫原に建てておくことで序盤から文化力+2を得られるようになったので強力。また、UAにより氾濫が起きても無傷なので、序盤から氾濫原に入植して文化力を高めやすい。「黙示録」モードにおいても千年に一度の氾濫をひっきりなしに受けても改善が保たれるのは恩恵が大きい。なにより、GSになって砂漠でない氾濫原がそこかしこに広がったことで、恩恵を受けられる地形が非常に増えている。さらに遺産を隣接させれば信仰力+3となり、ペトラのついでに砂漠に建てたりすると結構な信仰力を出してくれる。終盤では「航空技術」研究後には観光力を得られて、さらに周辺タイルのアピール引き上げ効果により国立公園やシーサイドリゾート建設の補助にもなる。
信仰力はロックバンドや自然主義者に使えるので、トータルで見れば極めて文化勝利向きである。
ノーリスクで氾濫による恩恵を受け取れる文明。氾濫原地帯に都市を出せば、洪水の被害を受けずに食料と生産力がもりもり増えていき都市が成長する。積極的に川沿い(特に氾濫原近く)で都市を建設・占領していきたい。文明の立地特性として氾濫原の近くが初期位置になりやすく、パンテオンの「葦と湿原の貴婦人」や遺産の「エ・テメン・アン・キ」を活かしやすい。それらにより生産力や科学力をフォローできれば、文明の発展速度はさらに早くなる。一方で初期の氾濫原は生産力のあるタイルが少なく、氾濫原が多い都市は生産力ボーナスでも賄いきれないほど生産力不足になりがち。また、急な氾濫により移動中のユニット(特に開拓者)がいきなり失われるリスクもあるので、特に序盤は氾濫原を過剰に重要視しすぎないように。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:13 平均評価:3.9
地中海の花嫁 | 国外交易路にゴールド+4のボーナス。 他文明からの交易路は、起点とする都市に食料+2、到着側の都市にゴールド+2のボーナス。 同盟関係にある文明との交易によるターン毎の同盟ポイント+100% | |
---|---|---|
ナイルの女王 | 特徴 | 高い軍事力を有する文明と友好宣言や同盟を結ぼうとする。 |
好み | 軍事力が高い文明 | |
嫌い | 軍事力が低い文明 |
・使用感
UA『地中海の花嫁』は国外交易に関するボーナスを得る特性。
交易路へのボーナスは、序盤から豊富にゴールドを稼げるが国内交易による成長の促進とトレードオフになってしまうため、政治体制「民主主義」のレガシーボーナス(政策)や交易関連政策で同盟相手への交易の強化が望める中盤以降に効果を発揮する。また、「クマシ」や「フンザ」、「バンダルブルネイ」等の交易を強化する都市国家との関係は密にしてさらなる交易の強化を図り、経済を伸ばしていこう。
なお、他文明からの交易路はゴールドを得られる代わりに相手国に食料を与えるというデメリットがある。ただ都市国家からの交易路なら気兼ねなくゴールドの恩恵を得られ、インチキじみた人口の伸びをする高難易度のAIにとっては食料+2程度は誤差も同然。むしろゴールド+2がもらえるメリットのほうが大きい。
交易による同盟ポイントのボーナスは、具体的には同盟国との交易路から得られるポイントが「0.5pt/1T」になる。同盟国から交易路が来ている場合も同様。同盟中に貰える同盟ポイント(1pt/1T)と合わせると「2(1+0.5+0.5)pt/1T」が得られ、他文明よりも早く同盟レベルが上昇していく。同盟効果には交易路を強化するものが多く、エジプトの対外交易がさらに高産出となる。
総じて、交易で内政と外交がしやすい指導者。交易のボーナスはあまり強くはないが、国外交易のゴールド産出を増やしてくれるので、多少は経済面に恩恵をもたらしてくれる。特に、上記の通りに政府を「民主主義」にしたり、政策スロットに交易政策を採用すれば交易産出を増やせる。
また、他文明の交易路からもゴールドを得られるので、AIが交易先として選んでくれるような都市があれば追加のゴールドを稼げる。特に総督「レイナ」を着任させている都市であれば追加でゴールドを稼げる。
さらに、同盟を組んでいれば交易による同盟ポイントが増えるので同盟のレベルを上げやすく、同盟ボーナスで交易産出を増やせる。なので、同盟を結べるようにするためにアジェンダを満たしたり、交易をしたりしていきたい。
遺産やUIスフィンクス、交易により観光力を得やすいので文化勝利を目指しやすい。また、スフィンクスから信仰力も得られるので宗教勝利も可能。
・AIの特徴
アジェンダ「ナイルの女王」は軍事力の高い文明と交流したがり、軍事力の差によって好感度が変わるというもの。
エジプトよりも軍事力が高ければ+5、低ければ-5という評価が入る。強きを好み弱きを嫌う、非常に分かりやすいアジェンダである。軍備をしっかりしているほど友好関係を築きやすくなる。ただ序盤で隣り合っている場合、UUマリヤンヌ・チャリオットをモリモリ生産してこちらとの軍事力で差をつけ、勝手にアジェンダに抵触して敵視、そのままラッシュという黄金パターンがあり危険なので注意。
砂漠立地の悲しさで内政面は伸び悩んでいる事が多く、世の流れに完全に取り残されている事もしばしば。ただAI特有のUIスパムでスフィンクスを建てまくるので文化力が伸びやすい。また、同じくスフィンクスで信仰力を稼ぎやすいので、宗教も利用してきやすい。
攻める場合には、マリチャリのおかげで同時期の他文明より都市砲撃力が高く、氾濫原で防戦時に戦闘力ペナルティを受ける。運が悪いと都市とマリチャリの集中砲火で毎ターン弓兵が溶け、思わぬ苦戦を強いられることも。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:12 平均評価:3.9
ハピの到来 | 氾濫原にある資源に食料+1、文化力+1 氾濫原が隣接するタイルに与えるアピールが-1ではなく+1になる。 | |
---|---|---|
バシリケ・ゲ | 特徴 | 食料に関わる物を優先しようとする。 |
好み | 食料の産出量が多い文明 | |
嫌い | 食料の産出量が少ない文明 |
・使用感
指導者パス「サハラの統治者」で追加されるエジプトの指導者。交易で内政・外交するクレオパトラ(エジプト)と違い、こちらは氾濫原がより強化される。
UA『ハピの到来』は氾濫原タイルに関するボーナスを得る特性。
氾濫原上の資源へのボーナスは、未改善でも食料+1、文化力+1が得られるため、ゲーム開始直後から恩恵を受けることができ、資源量次第で人口の増加スピードと文化力で好スタートを切りやすくなる。「英雄と伝説」モードならマウイで氾濫原に資源を生成できるため、恩恵がさらに受けやすくなる。
なお、氾濫原資源は硝石の他は農場資源や砂糖など食料に尖った資源が多く、UAで更に食料が増えることになるので住宅は意識的に多めに確保したいところ。
氾濫原によるアピールボーナスは、ブラジルUAの氾濫原版といったところ。ただこちらは特別な隣接ボーナスはなくアピールボーナスだけなので、活用するには工夫が必要になる。アピールに依存するパンテオン「大地の女神」による信仰力ボーナスや、保護区で産出ボーナスの強化を狙いたい。特にUIスフィンクスのおかげでアピールの底上げは容易なので機能させやすく、氾濫の頻度次第では好立地になりえる。またアピールさえあれば氾濫原でも国立公園を建設することができるため、国立公園化を見据えて都市計画を進めるのも良い。特に総督「レイナ」の「森林管理」によるアピールボーナスも上乗せできるため、立地によっては自然遺産以上のアピールをたたき出す国立公園(氾濫原)が出来上がる。国立公園はアピールの合計値が観光力になるため、文化勝利を狙いやすくなる。
クレオパトラ(エジプト)の交易路からのボーナスの代わりに、氾濫原にボーナスが加わるようになった形。資源はボーナスを得るために改善する必要はないため、氾濫原上にある適当な資源の上に都市を築いてモニュメント替わりにするといった芸当ができ、序盤の社会制度ツリーを早く進めることができる。食料にもボーナスが加わるため人口の増加スピードも早く、総督「ピンガラ」の「鑑定家」「研究員」の恩恵を得やすくなっている。またUIのスフィンクスと保護区を活用すれば、文化力によるアドバンテージを維持しやすい。頻繁に氾濫して肥えた氾濫原なら、ぜひとも保護区で活用したい。国立公園が狙えそうなら、文化勝利を見越して都市計画を進めよう。
ただ問題点として氾濫原は氾濫しない限り基本的に生産力がなく、氾濫原に生成される資源もUAによるボーナスも生産力はないため、無計画に都市を築くと生産力がほとんどない何もできない都市になってしまう。立地はしっかり選んで都市出しをしたい。可能であれば世界遺産「エ・テメン・アン・キ」を建設し生産力不足を補いたいところ。
UIスフィンクスと氾濫原をうまく活用し文化力によるアドバンテージを維持しながら、国立公園化を見据えた都市計画で文化勝利を目指したい。
・AIの特徴
アジェンダ「バシリケ・ゲ」は都市の食料値で評価が変わるという一風変わったものだが、食料は人口に直結するため、隠しアジェンダ「人数主義」に似ていると言える。
食料が多ければ+?、少なければ-?という評価が入る。お互いの内政次第で評価がコロコロと変わることがあり、情緒不安定に感じることも。お互いの立地次第ではあるが、ツンドラや砂漠、丘陵だらけなど食料が伸び悩む立地では仲良くなりづらく、好戦的な性格は相変わらずなのでゲーム序盤に遭遇するとマリヤンヌ・チャリオットをひっさげて襲い掛かってくる。軍事力で対抗しても食料が伸びなければ好感度が上がらないままなので、戦争で"分からせ"ればデレてくれるエジプト時代より面倒くさい性格になっている。もっとも仲良くなれない=悪立地ともいえるので、立地をみてリセットするプレイヤーならそんな姿を見るのは稀だろう。農場を建設するだけでも大人しくなりやすく、農場が強化される「封建制度」解禁後はより好感度を保ちやすい。
文明UAの特性上、砂漠立地に阻まれ内政面で伸び悩むことが多いのはエジプトの悲しい宿命である。ただクレオパトラ(エジプト)とは異なり資源が多い氾濫原地帯を確保すると人口が増えやすくなり、文化力も伸びていく。また、AI特有のUIスパムによりスフィンクスを建てまくるので文化力がさらに伸びやすい。また、同様に信仰力を稼ぎやすいので、宗教も利用してきやすい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:8 平均評価:3.8
アブ・シンベル | 建造物の建設を完了した際にその建造物の建設コストの15%に相当する文化力を得る。 世界遺産の建設を完了した際にその世界遺産の建設コストの30%に相当する文化力を得る。 | |
---|---|---|
マアト | 特徴 | 特徴を全て除去して、最大限にタイルを改善する。 |
好み | 活用したタイルが多い文明 | |
嫌い | 活用したタイルが少ない文明 国立公園を建設した文明 |
・使用感
指導者パス「サハラの統治者」で追加されるエジプト指導者。
UA『アブ・シンベル』は建造物や遺産建設時に文化力を得られる特性。
軍事ユニットが絡んで文化力が得られるアンビオリクスやゴルゴーと違い、こちらは内政で文化力が得ることができ、効果も都市国家「アユタヤ」の宗主国ボーナスの上位互換になっている。内政に特化した特性なので、上手い具合に内政を進めていき社会制度ツリーを進めていこう。また都市国家「アユタヤ」の効果とは重複するので、宗主国になれると更に文化力を加速できる。なお、ゴールドや信仰力による購入、大技術者による生産力ボーナスでも文化力を得られるが、「英雄と伝説」モードの英雄「ヘラクレス」での建設は文化力ボーナスが得られない。
同文明のクレオパトラ(エジプト)・(プトレマイオス朝)と比べて、内政力で雪ダルマ式に成長する分かりやすい特性をしている。ひたすら内政に励むだけで社会制度ツリーが進み、文化勝利に近付いていく。生産力が実質的に文化力になるため、宗教の「労働倫理」とは相性が良く、宗教創始による社会制度ツリーの遅れも遺産の建設による文化力ボーナスで巻き返しが図りやすい。また都市数も実質的に文化力に繋がり、経済力による建造物の購入でも文化力に還元されるため、マリ文明並の経済国家を目指すと指導者UAを活かしやすくなる。なお、戦争になって軍事ユニットの生産に生産力を奪われるのはもったいないため、目立つことはせず近隣の文明とは良好な関係を保っておきたい。指導者UAが内政に特化しているため、UIスフィンクスも活用しながら文化勝利を目指すとよいだろう。
・AIの特徴
アジェンダ「マアト」は隠しアジェンダ「開発主義者」とほぼ同じもので、タイルを開発した数で好感度が変化するというもの。
改善をしたタイルが多ければ+10、少なければ-?という評価が入る。しっかりタイルの改善が済んでいれば高いプラス評価が得られるが、都市の未開発タイルが残ったままだと評価が下がる。こちらの都市数が多ければ多いほど改善に必要な労働者の数が増えていくため、古典や中世時は黄金時代の公約「不朽」で労働者を量産できる状態にないと改善がままならないことも多く、「封建制度」解禁後に本格的に改善を進めるプレイスタイルでは、好感度を得ることは難しい。好戦的な性格をしているので、ゲーム序盤に隣人だった場合はマリヤンヌ・チャリオットで襲撃を受けないよう内政に励むか、諦めて軍事力で対応したい。
シド星次第で伸び悩みやすいエジプト文明だが、指導者UAのおかげで見た目の文化力以上に社会制度ツリーが進んでいることが多く、ゲーム終盤になっても社会制度ツリーで競争になりやすい。国が膨れれば膨れるほどその勢いは強まっていく。とはいえ社会制度ツリーが進むだけでは脅威になることは少なく、強いて挙げれば外交政策「音楽の検閲」によるロックバンドの入国禁止やコルコバードのキリスト像が先を越されたら困る程度だったりする。文化勝利を競い合えるほどの力はAIにはないため、強さはいまいち感じ辛い指導者である。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:6 平均評価:4
地球の裏側 | 沿岸都市の水による住宅+3 タイルを牧草地に改善した際に隣接するタイルを自文明の領土にする。 聖地、キャンパス、商業ハブ、劇場広場の各区域は建設したタイルのアピールに応じた追加の隣接ボーナスを得る。(「素敵」で+1、「最高」で+3) |
---|---|
ディガー | 歩兵の代替。 元よりも戦闘力が3高く、石油が不要になる。 沿岸、湖に隣接するタイルでの戦闘時戦闘力+10 他文明領土内、中立タイルでの戦闘時戦闘力+5 |
アウトバックステーション | 「ギルド」で解禁される地形改善。 草原、平原、砂漠、砂漠丘陵にのみ建設可能。 食料+1、生産力+1、住宅+0.5 隣接する牧草地1つにつき食料+1 「蒸気機関」研究後は隣接するアウトバックステーション2つにつき生産力+1、隣接する牧草地に生産力+1 「早期展開」獲得後は隣接するアウトバックステーション2つにつき食料+1 |
・立地による制約を無視する内政文明
UA『地球の裏側』は沿岸都市とアピールに関するボーナスを得る特性。
住宅ボーナスは、沿岸都市の初期の住宅は通常文明だと+1のところ、オーストラリアならUA込みで+4となる。これだけで他文明の真水による住宅ボーナスを上回り、更に真水隣接や灯台で更なる住宅ボーナスを乗せることが可能。ただ陸地タイルの少なさは都市産出量の低下につながる為、沿岸にこだわりすぎないようにしたい。
牧草地による文化爆弾は、タイル購入費を節約できるので金欠の序盤からタイル代が高くなる終盤まで何かと便利。ちなみに、オーストラリアは牧草地資源が初期立地近くに配置されやすいので、それなりには発動機会は多い方だろう。
区域へのボーナスは、タイルのアピールによって追加の隣接ボーナス*1を得られるので、複数の山岳や沿岸に隣接した区域だとそれなりの出力を出せるようになるもの。特に恩恵が大きいのは隣接ボーナス源がいずれもアピールを増加させる聖地。キャンパスは熱帯雨林がアピールを減少させる代わりに沿岸タイルにある礁からアピール上昇である為立地に左右される。劇場広場は遺産や区域の建設コストが重く、商業ハブは河川からのアピール増加が少なすぎる、とアピールと隣接ボーナスを両立するのが若干難しい。
世界遺産「エッフェル塔」が建てば該当区域の出力をまとめて強化できるので、是非狙おう。また、総督「梁」に称号を多く回し、周囲のアピールを+2する都市公園を建設するのもあり。
UU『ディガー』は自領地外での戦闘が強い歩兵代替ユニット。
侵略戦争で特に強化されるが、それ以上に石油不要という点が強力。近代以降のユニットは猫も杓子も石油で動く。石油がなくて軍拡できないという事態をオーストラリアなら回避しやすい。また、CO2を排出しないメリットもあるので水没の心配を気にせずに量産できる点もある。
UI『アウトバックステーション』は牧草地周辺で効果を発揮する改善施設。
牧草地周辺で生産力を増強しやすく、さらに「蒸気機関」研究後に本気を出す。特に生産力不足になりがちな平地ど真ん中の都市を生産拠点に一変、周囲6タイルにアウトバックステーションを敷き詰めた牧草地は改善だけで生産力+7という滅茶苦茶な産出になる。とはいえ解禁時期が遅く、序盤からこれを目当てとした都市建設をするのはリスクもある。特に世界遺産「ペトラ」が立つ前提で砂漠に都市を建てるのはギャンブル。ゲーム中盤以降、人口増加を抑制したい都市や占領した平地都市で農地転用を図っていこう。ただ食料の産出は農場に劣るため、バランスを考えて配置すると良い。
極地を除くあらゆる立地でも内政ができる文明。どの方針でも強いが、区域が機能するまでの最序盤をどう乗り越えるかが課題。また、中盤以降は軸にする特性や目指す勝利を迷うという贅沢な悩みも。蒸気機関(アウトバックステーションや牧草地の強化)、共通規格(ディガー)、鉄鋼(エッフェル塔によるUA強化)と文明を強化する技術がバラバラの位置にあるため、中世頃には近隣の状況を考慮して目標を決め、それにあった技術ツリーを進めよう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:26 平均評価:4
文明の砦 | 宣戦布告された時または都市解放した時から10ターンの間、すべての都市の生産力+100% | |
---|---|---|
不断の警戒 | 特徴 | 特になし |
好み | 都市を解放した文明 | |
嫌い | 都市を占領している文明 |
・使用感
UA『文明の砦』は被宣戦布告時または都市解放時に生産力が爆増する特性。
GSでは持続が10ターンに短縮されたが、発動さえすれば恐ろしく強力。自文明の全都市に生産力+100%、つまり2倍の速さで生産が進む。世界遺産「ルール地方」が1都市生産力+20%、「アムゼンスコット基地」が各都市生産力+10or20%、その他の文明・指導者UAなどと比較しても非常に強力な効果なのかわかるだろう。その分発動条件も厳しい。敵からの宣戦布告は状況依存が激しく狙って活用するのは難しい。防壁を完成手前で止めておき、攻め込まれる隙を作っておくと戦争をふっかけて来ることもある。ただ宣戦布告されて生産力が上がっても、敵の侵攻でそれ以上の痛手を被っては意味がない。かといって大量の軍を抱えていればAIだって宣戦布告を控えてくる(たまにやるが)。能動的に被宣戦を狙うなら緊急事態を利用することも検討したい。適当な都市国家や近隣文明の都市を占領すれば高確率で緊急事態の対象となるので、敢えて阻止せず可決させることで参加した文明から宣戦布告を貰うことができる。ただし、複数文明の攻撃を損害を出さずにあしらう戦力が必要なので、立ち上がりの加速と言うよりはうまく回り始めた後に他文明との差を広げる場面で狙うことになるだろう。
もう一つの条件である都市の解放は前者と比較するとやや狙いやすい。1都市占領と天秤にかけても十分元が取れるボーナスなので、可能ならば積極的に都市を解放していこう。どうしても欲しい都市は後で再占領してしまえば良い。都市国家の数を多く設定すれば発動の機会を増やせるが、AIはどういうわけか占領した都市国家を破壊してしまうことも少なくないので、いずれにせよ狙って起こせるかは状況に左右される部分もある。
総じて、上手く機能すれば生産力を爆盛りできる指導者。指導者UAによる生産力ブーストは周囲の状況によって左右されるが、機能すれば生産力を高めることができる。不平に気を配りつつ、避難声明や同盟など活用して隣国に敵対国を作るなどして戦争を誘うような戦略を取ろう。
アピールで区域産出を高められるので様々な勝利を目指しやすいが、特に生産力を高めやすいので科学勝利が比較的に目指しやすい。
・AIの特徴
アジェンダ「不断の警戒」は占領した時に都市を解放したかどうかで好感度が変化するというもの。
都市占領時に解放をすれば+?、占領したままにすれば-?の評価が入る。いかなるプレイスタイルであれ都市解放を行う場面は少なく、条件を満たすことは難しい。戦略に関わる都市国家が占領された時に解放するとついでに好感度が上がるという程度で、基本的には「仲良くなる術がほぼなく、侵略戦争を行うと敵になる」くらいの感覚でよい。
なお、出会うと好戦的な国々に対抗するため云々と宣うが、そもそも自身が好戦的。特に太古は軍事文明以上に好戦的なので、ゲーム開始時に隣人だった場合、早々に防壁の建設や造兵をして備えておこう。平時から軍事力が高く、こちらの軍事力が低いと見るや速やかに奇襲してくるので、友好宣言を結べていない場合は舐められない程度の軍備をしておこう。
オーストラリアのキモである内政面は立地に左右されやすく、沿岸立地の狭い領土で伸び悩んでいるか、自然遺産や山岳に恵まれて信仰力、科学力が爆上がりのどちらかになりやすい。高難易度になると好戦的な性格のために他の文明を征服する侵略者になっていることが多く、自身の発言と矛盾する行動がより目立つ。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:22 平均評価:4.2
プラトン著『国家』 | 現在の政府にワイルドカード政策スロット+1 |
---|---|
重装歩兵 | 槍兵の代替。 元よりも戦闘力が3高い。 他の重装歩兵が1体でも隣接している場合戦闘力+10 |
アクロポリス | 劇場広場の代替。 元よりも建設コストが少ないが、丘陵にのみ建設可能。 都心から+1の隣接ボーナス。 区域からの隣接ボーナスが+1になる。 この区域の建設完了時に代表団を1つ獲得する。 |
・汎用性の高い政策スロットが特徴の文化文明
UA『プラトン著『国家』』は無条件でワイルドカード政策スロットを追加する特性。
最序盤から終盤まで、シンプルに便利かつ強力なボーナス。最序盤から「都市計画」と「神王」を同時に採用することでパンテオン取得と生産加速を両立し、「政治哲学」取得以前に「啓示」で大預言者ポイントを貯められる。時代が進むにつれて政策スロットが増えるので、スロット増加の効果は相対的に薄れるが、同時に政策も強力になっていくので終盤まで優秀。出来ることが多いので、状況に合わせて軍事・経済・外交・偉人獲得と使い分けていこう。
UU『重装歩兵』は同ユニット隣接で強くなる槍兵代替ユニット。
素の戦闘力が高いのに加え、重装歩兵同士を隣接させておけば戦闘力が跳ね上がる。戦闘力ボーナスを受けられれば太古の対騎兵ユニットの割に剣士ともいい勝負ができ、さらに昇進で刺突を取っていれば力関係が逆転する。戦略資源不要で安定した生産ができ、寡頭制ボーナス・破城槌の対象と便利な要素も多いので、古典初期頃までは都市攻めで大いに活躍する。さすがに剣士が普通に出回り始めたり、昇進で吶喊を取られたりし始めると刺突があっても厳しいので、そうなる前に戦争自体の早期決着を狙おう。
UD『アクロポリス』は文化力を高めやすくなる固有の劇場広場。
各区域から隣接ボーナス+1、都心ならば更に+1(合計+2)と隣接ボーナスが大きく、建造物や傑作を待たずに文化力を積み増すことができる。立地のシビアさがネックだが、低コストかつ完成時の代表団ボーナスもあり十分に強力。都市を出す時は、真水隣接に加えて丘陵隣接を心掛けよう。ただGSでは劇場広場が隣接ボーナスを稼ぎやすくなったため、他の文明への優位性は以前より下がっている。
WC政策スロット追加のおかげで、内政に大きなボーナスを得られる文明。アメリカやポーランドといったスロット変化特性やフリードリヒやフビライといったスロット追加特性を持った文明と比べても、汎用性が高く柔軟な対応が可能になる。また、序盤はUU重装歩兵によるラッシュで拡張を行うことも可能。代表団も得やすくなっているので都市国家の代表団ボーナスや宗主国ボーナスによる軍備・内政の補助もしやすい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:24 平均評価:3.6
栄光に包まれて | 宗主国になっている都市国家1つにつき文化力+5% | |
---|---|---|
デロス同盟 | 特徴 | 特になし |
好み | 同じ都市国家の宗主権を奪い合うことのない文明 | |
嫌い | 同じ都市国家に対する直接の競争相手となる文明 |
・使用感
UA『栄光に包まれて』は情報時代の政策「集団的行動主義」と同じ効果を持つ特性。
序盤は恩恵を受けにくく、都市国家がAI文明に侵略される可能性もある。逆に後半になれば代表団を送る数も増えるので宗主権を獲得しやすくなり、文化力の積み増しが可能になる。総督「アマニ」の優先順位は他文明以上に高い。UDアクロポリス建設完了時に代表団を1つ貰えるので、宗主権は獲得しやすい。中世遺産「キルワ・キシワニ」も是非建設したい。宗主国ボーナスを利用すれば都市国家に応じた産出を増やすことができるため、状況が合えば文化勝利以外にも十分対応可能。AIが都市国家に魔の手を伸ばすようなら積極的に介入・解放していこう。
もちろん外交政策「集団的行動主義」を採用すれば文化力ブーストが+10%ずつになるので、後半の社会制度で解禁されるWC政策カードを採用する予定ならギリシャは文明UAで政策スロットの自由度が高いので、採用するのもアリ。
総じて、後半に文化力が伸びる指導者。宗主国である都市国家が増えるごとに文化力ブーストも増していき、社会制度の獲得や領土の自然拡張で有利になるので、UDアクロポリスなどの代表団の獲得や都市国家クエストの達成を意識して進めていこう。特にギリシャはWC政策スロットが多いので、影響力ポイントや代表団を増やせる外交政策を採用しやすい。なお、アクロポリスの建設で代表団を得られ、都市国家の宗主国を維持しやすいので、不足しているリソースを都市国家で補うことも可能。
UDアクロポリスをスパムしやすく、隣接ボーナスや都市国家から文化力を伸ばしやすいので、汎用的な観光施設や傑作による文化勝利を目指しやすい。また、代表団ボーナスを活かせれば制覇勝利以外も比較的に目指せる。
「蛮族の部族」モードでは蛮族の前哨地を成長させると、最終的に大量の都市国家がゲームに登場することになり、ペリクレスには非常に追い風となった。バルバロイを貴重な友人に育てていき、さらなる文化力ブーストを得よう。
・AIの特徴
アジェンダ「デロス同盟」は隠しアジェンダ「同盟都市国家」と同じで、同じ都市国家に代表団を送ると好感度が下がるというもの。
ペリクレスが代表団を送っている都市国家に代表団を派遣しなければ+12、代表団を派遣すれば-6というそれなりに評価が入る。都市国家によっては有用な効果を持つものがあるので、都市国家を利用する場合は仲良くしずらい。仲良くする場合は都市国家を利用しないようにしよう。ただ都市国家のクエストには注意。増えた代表団がアジェンダに抵触し、いつの間にか険悪になっていることが多い。
UDアクロポリスによって文化力が伸びやすく、文化勝利の際には強敵になりやすい。また、代表団ボーナスを活かして異常な勢いで都市国家に代表団を送り込んでくるので、都市国家の宗主国ボーナスを独占されやすい。
都市国家を独占されると内政面が伸びていくので、外交ペナルティが許すなら侵略してパーにするのも一手なので選択肢には入れておくこと。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:23 平均評価:3.3
テルモピュラエ | 敵対するユニットを撃破した際にそのユニットの基礎戦闘力の50%に相当する文化力を得る。(標準スピードの場合) 現在セット中の軍事政策カード1つにつきすべてのユニットの戦闘力+1 | |
---|---|---|
尚武の気質 | 特徴 | ギリシャに何かを要求する和平に同意しない。 この指導者に対する不平は通常よりも減少しやすい。 |
好み | 相手に何かを献上せずに和平した文明 | |
嫌い | 相手に何かを献上して和平した文明 あまり戦争していない文明 |
・使用感
UA『テルモピュラエ』は文化力と戦闘力に関するボーナスを得る特性。
文化力ボーナスは、正にスパルタを体現したもの。通常なら厄介な最序盤の蛮族もゴルゴーにとってはもはやボーナスタイムだが、その真価はやはり他文明との戦争で発揮される。敵を侵略しつつ、「政治哲学」などの重要社会制度を他国に先んじて獲得できる。また文明UAで追加されたWC枠を活かす為に、先に「神秘主義」や「軍の伝統」を取りに行くのも良い。戦争に注力すると内政が疎かになりがちだが、ゴルゴーはその心配は少ない。
戦闘力ボーナスは、セットした軍事政策カードの数によって強化されるので比較的に上げやすい点で有用。「寡頭制」を採用すればレガシーで+4、軍事政策カードから最低+2(WC枠も使えば最大+4)となり、古典初期の弓兵&重装歩兵ラッシュが捗る。もちろん、近代の「ファシズム」でも強力な戦闘力ボーナスとなる。中世遺産のアルハンブラ宮殿でも軍事政策スロットが追加され戦闘力を上げれる為、軍事面での強化も見据えて是非建設したい。
ペリクレスと比べて、蛮族や敵対ユニットを撃破すれば文化力を得られるので、特に序盤の社会制度ツリーの進みが早くなっている。一方でユニット撃破で得られる文化力はそれほど多くないので、後半の文化力の伸びでは産出ブーストが入るペリクレスには劣る。ただペリクレスと違い戦闘力ボーナスがあるので、戦争に明け暮れつつ都市や文化力を得ていきたい。特にギリシャはWC政策スロットが多いので、戦闘力ボーナスや移動力ボーナスなどの軍事を補助する軍事政策も採用しやすい。なお、ペリクレス同様にアクロポリスで都市国家の宗主国を維持しやすいので、不足しているリソースは都市国家で補うことも可能。
UDアクロポリスをスパムしやすく、隣接ボーナスで文化力が伸びやすいので、汎用的な観光施設や傑作による文化勝利を目指しやすい。また、ペリクレスとは違い戦闘力ボーナスのおかげで制覇勝利や物理的文化勝利も目指せる。
・AIの特徴
アジェンダ「尚武の気質」は白紙和平を優先したがり、和平時に自分が和平以外の追加取引(都市・資源・傑作など)を差し出したかどうかで好感度が変わるというもの。
白紙和平を締結すれば+?、献上した上で和平すれば-?という評価が入る。また、戦争していなければ-4という評価も入る。要は戦争を有利(相手のみ追加取引あり)か引き分け(互いに追加取引なし)で終わらせた経験がある、物理的に強い文明を好むということである。戦争中心のプレイスタイルなら満たしやすいが、あまり相手文明を占領しすぎると、アジェンダを満たしてもAI共通仕様の不平による友好度マイナス補正を受けるので、結果的に嫌われることもある。どちらかといえば略奪スタイル向けか。逆に戦争をしなかったり降伏(自分のみ追加取引あり)したりする物理的に軟弱な文明は嫌われる。
本人も同じ傾向で、好戦性が高めな上、ゴルゴーが不利になり通常文明なら賠償を差し出して停戦を申し出る状況でも白紙和平しか提案してこない。スパルタの格言の如く盾に乗って帰っていただくまで戦い続けるしかないのだが、別大陸のツンドラに飛び地領土を持っていたりすると面倒この上ない。しかも和平に乗ってやるとこちらの不平が倍速で解消されるのも地味に面倒くさい。
一方、好戦性はAI同士の戦争でも健在なので、よくケンカを吹っ掛ける割に基本的に和平することがない。これを逆手にとってAI同士ですり潰し続けてもらったり、軍事同盟を結んで期限切れを気にせずに戦闘力ボーナスを得ることができたりする。敵にすると厄介だが、味方になると頼りになるのでうまい具合に付き合いたい。
ペリクレスとほぼ同様でUDアクロポリスにより文化力が伸びやすく、文化勝利の障壁になりやすい。また、代表団ボーナスで都市国家の宗主国ボーナスを独占してくる。ただ他文明と無期限の戦争をしやすい都合、内政分のリソースがそちらに割かれやすく、また指導者UAの関係から後半の伸びはペリクレスより明らかに劣るので、後半は脅威にならない場合が多い。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:25 平均評価:4.2
大バライ | 用水路がある都市の快適性+1、市民1人につき信仰力+1 聖地に隣接する農場に信仰力+1 用水路に隣接する農場に食料+2 |
---|---|
ダムレイ | トレビュシェットの代替。 元よりも各種戦闘力が5高いが、生産コストは高い。 ZOCを持ち、移動してから攻撃することが可能。 |
プラサート | 神殿の代替。 元よりも信仰力産出が2多い。 この都市の市民1人につき文化力+0.5 「航空技術」研究後はこの都市の市民が10人以上の場合観光力+10、20人以上の場合観光力+20 |
・人口により都市の産出を増やす宗教文明
UA『大バライ』は用水路と農場に関するボーナスを得る特性。
用水路によるボーナスは、都市に用水路があれば快適性と都市の人口毎に信仰力が得られるようになるので、都市はなるべく山岳や真水の近くに建設していきたい。特に信仰力は偉人の後援や自然主義者・ロックバンドの購入、英雄の再召喚等使い方が非常に多いので、快適性が許す限りは都市の人口を増やしていきたい。
農場へのボーナスは、補正値があまり高くなくほぼオマケ程度だが、農場はクメールにとって重要な食料・住宅源なので、良い立地があれば用水路の周りに建設していきたい。また、聖地隣接で信仰力も得られる。こちらも囲えば、内政や布教の補助としても可能。
UU『ダムレイ』は移動後の攻撃が可能なトレビュシェット代替ユニット。
カタパルトからUG可能で、移動後に砲撃できる点が強力。「乗員用兵装」の昇進を取れば近接戦闘力が47となり安定感が増し、その後「砲弾」を取れば砲撃戦闘力が60まで増加し防壁攻めが捗る。UG先は大砲なので次のUGまでの開きが大きいが、射石砲をわざわざ生産するよりは頑張ってダムレイを育てたい。生産コストが若干高いという欠点も、グランドマスターの礼拝堂を作って豊富な信仰力で購入していけば数を揃える事も簡単。その際神権政治を採用していれば必要な信仰力が割引される。代替元同様に2つ作ると「攻囲戦術」のひらめきを取れる。
UB『プラサート』は文化勝利向きの効果を持つ神殿代替建造物。
神殿よりも信仰力産出が多く、人口依存の文化力ボーナスは文明UAとの相性が良い。さらに「航空技術」研究後には観光力も産出する。人口20以上の方は割とシビアなので、比較的目指しやすい人口10以上の都市をコンスタントに作っていきたい。もし人口20を目指すならば、パンテオン「川の女神」や信仰の証「この世界に糧を」、礼拝堂「ガードワラ」(信仰の2つはAIからも人気)、政府複合施設建造物「謁見の間」、各種住宅・快適性増加政策を活用したい。近郊部+ショッピングセンターは住宅・快適性だけでなく観光力も稼げる為、プラサートの効果とも良相性。
各種産出量のボーナスが人口に依存して得られる為、いかに人口を増やすかが重要な文明。川沿いの都市は後述の指導力UAも含めて人口が増加しやすく、そのことによるボーナスがかなり大きくなる。また、用水路の建設も重要なポイントである為、中盤以降は用水路建設前提で都心を川から1タイル離れて建設するのも良い。
食料・住宅・快適性のバランスを考えて都市計画を進めたい。ただ多都市戦略は快適性の低下を招くため、都市の産出が低下してしまうという状況は避けたい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:8 平均評価:3.8
王の僧院 | 聖地は川から+2の隣接ボーナスを得る。 聖地が隣接ボーナスと同等の食料を産出する。 川に隣接する聖地に住宅+2 聖地の建設を完了した際に隣接するタイルを自文明の領土にする。 | |
---|---|---|
悟りを開く者 | 特徴 | 宗教に関わる物を優先しようとする。 |
好み | 聖地が多く、都市の平均人口が多い文明 | |
嫌い | 聖地が少なく、都市の平均人口が少ない文明 |
・使用感
UA『王の僧院』は聖地から様々なボーナスを得られる特性。
聖地による文化爆弾で序盤から領土が拡大できることに加えて、川沿いに聖地を建設すれば隣接ボーナスと住宅を得られる。さらに聖地の隣接ボーナスを参照して食料も得られる。さらにパンテオン「川の女神」を取れば、川沿いの聖地が合計で住宅+4、快適性+2を提供する。特に文明UAやUBプラサートとの相性はかなり良い。また、聖地からの食料ボーナスについても、川隣接等で隣接ボーナスを稼いだ上で政策「聖典」を付ければ、聖地が十分な食料供給源となる。都市出しはできる限り川沿いにし、聖地設置場所も逆算した上で都市を建設しよう。山岳隣接に関してはキャンパスに譲るか、世界遺産「マチュピチュ」の建設などをして活用したい。
なお、人口20以上の都市を目指すのか人口10以上の都市を多く作るのかで、選ぶべきパンテオンや信仰の証は変わってくる。人口20以上の都市を目指すなら、パンテオン「川の女神」・信者の信仰「この世界に糧を」・崇拝の信仰(礼拝堂)「ガードワラ」の組み合わせを強く推奨する。一方で人口20以上を目指さない場合は指導者UAや用水路、住宅を追加する経済政策、住宅追加系建造物だけでも十分。「労働論理」を選択すれば、聖地から隣接ボーナスと同等の食料・生産力が得られる。立地次第では、隣接ボーナス追加系のパンテオンを取ると更に強力な聖地となる。崇拝の信仰も快適性目当てで「仏塔」を選択するのはアリ。
このようにクメールは宗教をカスタマイズする際に特化させるのではなく、パンテオン・信者の信仰・礼拝堂の選択時に必要なものを取捨選択する方がうまく立ち回れる。
総じて、川沿いの聖地から様々なボーナスを得られる指導者。聖地の隣接ボーナスが増えると都市の人口も増えやすくなるので、隣接ボーナスは意識しておきたい。特に川沿いに聖地を建設すれば、川からの隣接ボーナスにより信仰力の増強も可能になるので、積極的に川沿いに都市を建設しておきたい。
川沿いおよび用水路のある都市の信仰力を高めやすいので宗教勝利を目指せる。また、UBプラサートによって観光力を稼げるので文化勝利も目指せる。
・AIの特徴
アジェンダ「悟りを開く者」は宗教を優先したがり、聖地や人口によって好感度が変化するというもの。
聖地と人口の数が多いならば+8、少ないならば-8というそれなりに高い評価が入る。宗教利用の内政プレイならば邪険になりにくい。ただ平均人口ということはつまり中盤以後にガンガン都市出しすると平均人口低下かつ聖地未建造ということで関係が険悪化するということになる。
また、好戦的な性格をしているため隣人だと戦争になりやすく、被害妄想めいた言葉と共に襲い掛かってくる。軍事力はしっかり確保しておこう。
内政面は信仰力を稼ぎやすいので宗教寄りで人口が増えやすいという特性上、中世後期以降は内政面が伸びていく。排除する場合にはそれ以前にしよう。また、本人が聖地をガンガン建てていくため、中盤以後は宗教戦争が不可避となる。
なお、UBプラサートにより文化力が非常に伸びやすいので文化勝利の際には結構な確率で障壁になることがある。その上、潤沢な信仰力でロックバンドを量産して追い打ちをかけてくるため、こちらもロックバンドで対抗するか、文化勝利を諦めて他の勝利を目指した方がクリアは早くなる。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:13 平均評価:3.2
ンキシ | 遺物、遺物(英雄)、秘宝、傑作(彫刻)に食料+2、生産力+2、ゴールド+4、信仰力+1 大芸術家、大音楽家、大商人ポイント+50% 宮殿の傑作(万能)スロットが5つになる。 |
---|---|
ンガオ・ムベバ | 剣士の代替。 元よりも戦闘力が3高く、鉄の消費は少ないが、生産コストが高い。 長距離攻撃を受ける時戦闘力+10 森・熱帯雨林による移動力ペナルティと視界制限を無効化する。 |
ンバンザ | 「ギルド」で解禁される近郊部の代替。森・熱帯雨林にのみ建設可能。 元よりも建設コストが少ない。 食料+2、ゴールド+4 タイルのアピールに関わらず住宅+5 |
・文化財により内政を強化する文化文明
UA『ンキシ』は文化財と偉人に関するボーナスを得る特性。
文化財へのボーナスは、遺物や秘宝が食料・生産力等を追加で産出するようになり、内政を強化してくれるようになる。序盤の原住民の集落から運良く遺物を貰えたなら、序盤のスタートで非常に有利になるだろう。信仰力にもボーナスが入るので、偉人やロックバンド等の観光に関する要素も使いやすい。特に博物館で秘宝をテーマ化すると1都市あたり食料+12・生産力+12・ゴールド+24・信仰力+6という高産出が得られるようになる。主要都市には必ず考古博物館を建設しよう。
偉人ポイントのボーナスは、他文明に比べ偉人を集めやすいので、文化財のボーナスを得やすくなっている。また、文化財のボーナスを生かす為に、芸術家や考古学者で集めた文化財を保管するスロットは重要で、万能スロットのボーナスも活かしやすい。スロットを持つ建造物や遺産をなるべく建設したい。傑作の中では傑作(彫刻)のみ対象となるので、該当芸術家は率先して採用するようにしたい。特にルネサンス時代のドナテッロとミケランジェロは絶対採用したい。産業時代と近代には彫刻家がいないため注意。
「秘密結社」や「英雄と伝説」モードでは、カルト信者や英雄から得られる遺物も効果の対象になっている。ムベンバを指導者として選んだ場合、UAにより神殿が作れず遺物の保管は英雄専用か万能スロットのみ可能という点は注意。
「独占と大企業」モードでは、コンゴは余る程の大商人を獲得できるので大企業をスパムしやすい。
UU『ンガオ・ムベバ』は長距離攻撃に強い剣士代替ユニット。
戦闘力が剣士より3高く、鉄消費が僅か5で済み、長距離攻撃への耐性持ちなのが優秀。ラッシュ適正がある為、古典初期に隣国侵攻を目指したい。中世以降はメンアットアームズや弩兵といった優秀なユニットに主力部隊は移るが、弩兵や都市攻撃対策としてはメンアットアームズよりも適任ではあるため、アップグレードが間に合わない場合は混ぜて使ってもいいだろう。
UD『ンバンサ』は安定した住宅にその他の産出も得られる固有の近郊部。
農場の食料産出を増加させる社会制度「封建制度」とほぼ同時期という解禁タイミングに、低コストでアピールを問わずに住宅+5を得られるので、都市の人口増加にも対応できるようになる。また、食料+2・ゴールド+4も得られるのでタイルが無駄になることもない。ただ建築予定地を無くさないように過剰な伐採は注意。人口が増えやすくなるので快適性の確保も怠りなく。コロッセオがあれば力強いが、AIもそれなりに狙う遺産であるため状況による。
森・熱帯雨林立地でも人口を確保でき、文化財からのボーナスを活かす文明。いかに遺物や秘宝を手に入られるかによって大きく内政力が変わる。劇場広場も建設していくことで更に内政力を高めていきたい。また、森林や熱帯雨林地帯に都市を建設すれば序盤の防衛はある程度できる上、人口もンバンザにより得やすい。偉人ポイントへのボーナスを生かして大芸術家で傑作(彫刻)を作成したり、考古学者で秘宝を発掘したりして、産出を高めよう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:22 平均評価:4.3
改宗 | 聖地の建設、大預言者の獲得、宗教の創始ができない。 自文明都市の半分以上が同じ宗教を信仰すると、その宗教のすべての信仰の証の効果を得る。 劇場広場・ンバンザの建設を完了した際にその都市の主流宗教に所属する使徒を1ユニット獲得する。 | |
---|---|---|
熱心な信徒 | 特徴 | 特になし |
好み | 創始した宗教をコンゴの都市に布教した文明 | |
嫌い | 創始した宗教をコンゴの都市に布教しない文明 |
・使用感
UA『改宗』は宗教創始できない代わりに、他宗教の信仰の証ボーナスも得られるという特性。
信仰の効果は信者の信仰からエンハンサーの信仰まで全て得られるので、欲しい信仰の効果を持つ宗教を持つ他文明が広めてくれるのをお祈りしよう。反面、自宗教を守ることで他文明の宗教勝利を防ぐという手段を失っている。ンバンザか劇場広場を建てるとその都市の主流派宗教の使徒がもらえるので、敢えて神学戦争で負けてその宗教の周辺都市に対する影響力を下げるといった工夫が必要。宗教勝利にリーチのかかった文明は最終手段として物理的に排除しなければならないので、伝道師や使徒を処理できる軍事力は保持しておきたい。
文明UAとのシナジーを考慮すると、モン・サン=ミシェルの建設後に殉教者の昇進を全ての使徒に持たせ、遺物捏造をするのも戦略の1つとして組み込む価値はある。ただ聖地は建設できない(聖地がある他文明の都市を占領しても聖地が消滅する)ので、遺物の置き場に困ることになる。万能スロットを持つアパダーナや、遺物スロットを持つ聖ワシリイ大聖堂などを建設して対応しよう。
総じて、他宗教をほぼまるごと利用できる指導者。他宗教の信仰をほぼまるごと利用できるので信仰の証の組み合わせ次第ではかなり強力な内政ボーナスになる。特に「イエズス会による教育」や「禅」が伝播すれば内政がしやすくなりかなり有用。信仰力を得る手段が少ないので「天の啓示」もそれなりに有用。逆に聖地が建設できないので「この世界に糧を」や「合唱曲」、「労働倫理」などの聖地や宗教建造物を条件とするものは意味がない。また、AIはよく神学戦争をするのでボーナスが安定しないことも多い。欲しい信仰の証を持つ他国の宗教が伝播や布教してきたらありがたく利用しよう。
文化系偉人を集めやすいので、傑作によって観光力を高めやすく文化勝利を目指しやすい。
「秘密結社」モードでは、虚無の歌い手との相性が良い。UB旧神のオベリスクが万能スロットを持つので遺物を押し込むことができる。おかげでムベンバが抱えるデメリットはほぼ解消される。
・AIの特徴
アジェンダ「熱心な信徒」は宗教を布教したかどうかで好感度が変化するというもの。
コンゴの都市に宗教を布教していれば+12、布教していなければ-7という評価が入る。コンゴの都市どれかに布教さえすれば、高い評価を得られるので宗教利用の内政寄りでは非常に友好的になりやすい。ただアジェンダを満たす為には宗教を創始する必要があり、無創始で主流宗教を布教してもアジェンダは満たせないので注意。
指導者UAにより宗教創始ができないので行動に無駄が少なくなり、文明UAやUDンバンザに加えてAIボーナスが乗って内政面でしばしば強国化する。おかげで文化勝利枠なのに文化力だけでなく科学力まで他文明をぶっちぎっていることが多い。極めつけに軍事力も伸びて隣国へラッシュ&併合して都市数でも周囲を圧倒するので、AI文明の中でもトップクラスに厄介。下手すると世界が中世でエンヤコラしている間に、ひとり「民主主義」を打ち立てたりすることもある。対処するなら中世くらいまでに国力を大幅に削いでしまいたい。
終盤になると最高ランクのユニットが惜しげもなく配備されるため真っ向からの対処は厳しいが、変に科学力が伸びすぎてしまうせいか挙動が科学勝利と文化勝利を行ったり来たりともたつく傾向がある。その隙に差し切るか、核でご破算にしてしまおう。
一方で宗教勝利を狙っているときなら最高の相方となる。創始レースに絡めないので、創始しやすくなるおまけまでついてくる。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:18 平均評価:3.6
ンドンゴとマタンバの 女王 | 首都と同じ大陸にある都市(首都も含む)の各産出量+10% 首都と違う大陸にある都市の各産出量-15% | |
---|---|---|
脱植民地化 | 特徴 | 特になし |
好み | コンゴの都市がある大陸に都市がない文明 | |
嫌い | コンゴの都市がある大陸に都市がある文明 |
・使用感
指導者パス「偉大なる交渉人」で追加されるコンゴの指導者。
UA『ンドンゴとマタンバの女王』は同大陸内の都市に産出ブーストする特性。
都市産出量の+10%と-15%といえばマヤのレディ・シックス・スカイの指導者UAの亜種と言える。
ただあちらとは違い、首都と同大陸という非常にゆるい条件で産出量が増えるのは序盤からあらゆる内政に寄与してくれる。また、首都自体も効果の対象なので、序盤の立ち上がりにも多少は貢献してくれる。大陸の大きさにもよるが、広大な大陸にスポーンしたなら非常に有利になるだろう。その分、異大陸では新設都市+産出弱体化でかなり都市成長が遅れ、都市産出が悲惨になりやすいので入念なケアは忘れずに。
固有能力も強力ではあるが、ムベンバと違って宗教創始、聖地建設ができる点に注目したい。聖地や宗教(巡礼、聖骨箱など)から信仰力を得られるため、信仰力による偉人購入がやりやすい。特に傑作(彫刻)を生む大芸術家を能動的に獲得しやすいのが強い。また、自力で使徒を出せるうえに遺物スロットにも困らないので、モン・サン・ミッシェル建設からの遺物捏造プレイも容易である。
もともと、ムベンバやコンゴ以外の指導者でも原住民の集落から初手で遺物を引くのは大当たりだが、ムバンデはさらにその上をゆく。あらゆるリソースが一気に強化される上に、創始を見据えたパンテオンを即座に取得できるというのは計り知れないアドバンテージである。この幸運は逃さずに活かそう。
遺物、秘宝、彫刻をかき集めて首都や同大陸にある都市に展示すれば、それらから得られる各種算出も10%増しとなり強力。
信仰力による大技術者購入からの遺産即建設、「イエズス会による教育」を用いた考古博物館解禁即購入からの秘宝回収、「聖なる道+労働倫理」で生産力確保など、取れる戦略の幅はムベンバよりずっと広い。
元々、コンゴは内政力の高さを聖地&宗教禁止のデバフで打ち消すことによりバランスが取られていたが、その制限がなくなったことでトップクラスの内政文明となっている。
またムベンバプレイ時にはまず建設しないグランドマスターの礼拝堂を建設して信仰力によりユニットを揃えることなどもできるので、軍事面においてもムベンバの単純劣化とは言えないだろう。
・AIの特徴
アジェンダ「脱植民地化」はコンゴと同じ大陸に都市を持つかどうかで好感度が変化するというもの。
コンゴと同じ大陸に都市がなければ+?、都市があれば-12という評価が入る。同タイプのレディ・シックス・スカイ(マヤ)やチャンドラグプタ(インド)よりもさらに緩い条件で嫌われる上、マイナス評価が大きいのでよほど離れていない限り仲良くするのは難しい。パンゲアなどの複数の大陸が陸地で繋がっているマップでは複数大陸に都市出しし、同じ大陸内の文明に片っ端から非難を飛ばし孤立していることもある。(しかも別大陸に開拓した都市は指導者UAのせいで出力が悲惨なことになっている)
同じコンゴのムベンバ・ア・ンジンガと比較すると宗教創始・聖地建設不可のデメリットが無くなっているため、他の文明同様に宗教創始レースへ積極的に関わるようになっている。一方で行動の幅が広がったことによりAIが宗教、科学、文化、戦争と多方面に手を出し、目的がふらふらと移ろいがち。また序盤では遺物を入手できる方法は限られており、AIでは効果的に集められるわけではないため、遺物による文化財ボーナスが活かされることは少ない。聖地が建設できないためにキャンパス、劇場広場に集中し科学力・文化力に特化しやすいムベンバ・ア・ンジンガに比べると、ンジンガ・ムバンデは総じて特徴の少ない普通の文明に収まっている。
とはいっても、条件の緩い「都市産出量ボーナス+10%」と後半になるにつれ集めやすくなる美術品や秘宝による「文化財ボーナス」はやはり大きく、放っておけば凡百の文明より強く成長してしまう。初期位置が彼女と同大陸だった場合は結局いつかは対立することになるため、軌道に乗る前に積極的に妨害し、大陸の隅へと追いやってしまいたい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:11 平均評価:4.3
伝説の勇者 | (「蛮族の部族」モードが無効になっている場合) 「蛮族の前哨地」破壊時のゴールドボーナスに「原住民の集落」への訪問ボーナスを追加する。 都市国家の軍事ユニットの徴兵に必要なゴールド-50% |
---|---|
(「蛮族の部族」モードが有効になっている場合) 「蛮族の前哨地」破壊時の経験値ボーナスに「原住民の集落」への訪問ボーナスを追加する。 都市国家の軍事ユニットの徴兵に必要なゴールド-50% | |
戦闘車 | 初めから解禁されるシュメール固有の重騎兵ユニット。 近接戦闘力30、移動力3 平地にてターンを開始した場合、移動力が4になる。 対騎兵クラスのユニットと戦闘する時に相手の対騎兵ボーナス(戦闘力+10)を無効化する。 |
ジッグラト | 初めから解禁される地形改善。 丘陵には建設不可。氾濫原には建設可能。 科学力+2 川に隣接している場合文化力+1、「博物学」獲得後は文化力+1 「航空技術」研究後は文化力産出と同量の観光力を産出する。 |
・全文明随一の初期ラッシュ速度をもつ科学文明
UA『伝説の勇者』は蛮族と都市国家に関するボーナスを得る特性。
追加報酬のボーナスは、普段は前哨地を破壊するのは近隣に沸いたもの以外は放置ぎみだが原住民の集落の報酬がもらえるため、他文明の妨害になる前哨地以外は積極的に取りにいきたい。集落ボーナスが増えるということは遺物や総督の称号等のなかなか獲得しにくいボーナスを貰える確率も増えるということになる。また、後の時代に前哨地を破壊して獲得しにくいひらめきや天啓を得るといった使い方もできる為、臨機応変に対応したい。
徴兵費用削減のボーナスは、外務省と合わせても徴兵コストは無料にはならないので注意。それでもかなり安価(75%オフになっていると思われる。要検証)になるので、時代スコア稼ぎや戦力補強、僻地で自軍ユニットを送るのに手間がかかりそうな蛮族の前哨地を付近の都市国家から徴兵して倒しに行くといった運用ができる。
UU『戦闘車』はヒッタイト・チャリオットの大幅強化版的な固有の重騎兵ユニット。
生産コストは元より低いのに、斥候よりも足が速く、戦闘力が元より高く、対騎兵でのデメリット無しという大盤振る舞いである。探検、蛮族の前哨地除去、近隣文明へのラッシュと太古にやりたいことはほぼ何でもできる強ユニット。太古の時代スコア加算要素が山積みなので古典黄金時代確保にも役立つ。さらにヒッタイト・チャリオットと違い維持費がないので、使い終わったユニットは残しておいて害がないのも便利。非常に扱いやすいユニットであるが、重騎兵クラスのため破城槌が使えず、太古の防壁が立つと単独ラッシュ用としては使えなくなる。防壁をごり押しできるほどの性能はなく、剣士にも劣るので、ラッシュするならば太古であっても早めに行おう。
UI『ジッグラト』は川沿いで各種ツリーの進みが早くなる改善施設。
単体で科学力+2を産出する上に川沿いで文化力+1も得られる。序盤に労働者1人の地形改善で図書館3つ分の科学力+αを産出できるので、序盤のうちに余っているタイルに敷き詰めておけば、当面は軍事に振っていてもツリー進捗には困らない。なお、人口が伸び悩む終盤にも科学力や文化力を積み増しでき、「航空技術」研究後は観光力も産出するので勝ち筋を問わず役に立つ。ただ食料や生産力といった都市成長に必要なリソースは産出しないので、建てすぎて人口を犠牲にすることが無いように注意しよう。
最序盤のボーナスを生かして有利な状況を作る文明。文明UA・UIジッグラトが太古で非常に有効な上で、UU戦闘車の性能も良く汎用性に優れているので、ほぼすべての文明を差し置いて最序盤で猛威を奮うだろう。ただ序盤を過ぎるとほとんどの特性が廃れていくので、蛮族退治や早期の拡張戦争でどれだけ国力があげられるかが重要になる。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:18 平均評価:4.1
エンキドゥとの冒険 | (「英雄と伝説」モードが無効になっている場合) すべてのユニットは、共通の敵対する文明のユニットに対して戦闘力+5 共通の敵対する文明との戦争中は、お互いが得た略奪報酬と戦闘獲得経験値を5タイル以内にいる一番近いユニットと共有する。 共通の敵対する文明との戦争中は、味方文明とのターン毎の同盟ポイント+0.5 | |
---|---|---|
エンキドゥの遺産 | (「英雄と伝説」モードが有効になっている場合) 英雄獲得の為のプロジェクトに対する生産力+25% すべての英雄の寿命+20% | |
エンキドゥの盟友 | 特徴 | 特になし |
好み | シュメールと友好宣言や同盟を結ぶ文明 | |
嫌い | シュメールの友好国や同盟国と敵対的な文明 |
・使用感
UA『エンキドゥとの冒険』は共同戦線に関するボーナスを得る特性。
戦闘力ボーナスは、共同戦線中のみという条件こそあるが、実質的にこちらだけが軍事同盟を組んだ状態になると考えていい。特にユニットを撃破しやすくなるのは下記の共有ボーナスの恩恵を受けやすくなり、戦争が優位になりやすくなる利点もある。
共同戦線による共有ボーナスは、戦争中に味方文明と足並みをそろえれば、略奪報酬と獲得経験値を共有できて非常に美味しい。GSからは略奪ボーナスが強化されているため、共同戦争の旨味はより増している。特にハーラル3世(王)と共同宣戦すると彼の指導者UAと共有できて非常にお得。経験値を共有するには味方文明ユニットの5マス以内にいる必要があるが、この条件を満たすのは実際にはかなり難しい。ただ、一旦条件を満たせば味方文明と敵国の戦争を眺めているだけでどんどん経験値がたまっていく。なお、蛮族相手では全文明と敵対関係なので近くにいるだけで他文明や都市国家が撃破しても経験値が貰えるので覚えておこう。
共同戦線による同盟ポイントのボーナスは、政策や交易路を活用しないと稼ぎにくい同盟ポイントを比較的ゆるい条件で稼ぎやすいのは魅力的。特に軍事同盟は同盟レベル1の時点で「戦闘力+5」という破格のボーナスが付くので上記の共同戦線による戦闘力ボーナスを合わせれば非常に強力である。とりあえず、戦争するときはどこかの国と軍事同盟を結んでおいて損はない。なお、他の文明ではまず到達不可能な同盟レベル3に達することができる。もっとも同盟ポイントを稼ぐ手段が戦争である以上、不平が溜まりやすいのでゲーム後半は世界から嫌われていることも多い。うまく「解放戦争」や「保護戦争」を繰り返せば、複数の同盟をレベル3まで育てることも無理ではないが。
総じて、共同戦線で他文明と仲良くしやすい指導者。共同戦争や戦争に途中参戦をすれば、戦闘での恩恵の他に味方文明との同盟レベルを上げやすくなるので、積極的に戦争に参加しておきたい。ただ共同戦線によるボーナスは敵対する文明が居ないと機能しないので、仲良くする文明と敵対する文明を早い内に決めておこう。また、ボーナスを活かそうとして戦争が多くなれば不平が貯まりやすいので、「保護戦争」や「解放戦争」などの開戦事由を利用していきたい。なお、シュメールは蛮族の前哨地から天啓を得れることや、ジッグラトで文化力を補えるので多少は社会制度を進めやすく開戦事由は解禁しやすいほうである。
UIジッグラトや同盟で科学力を積み増しやすいので科学勝利を目指せる。また、序盤の内にUU戦闘車や共同戦線による戦闘力ボーナスで他文明を蹂躙する制覇勝利も目指せる。
「英雄と伝説」モードでは指導者UAが丸々変更され、『エンキドゥの遺産』という英雄に関するボーナスを得る特性になる。英雄の召喚の加速と、英雄の寿命延長でその強さを存分に活かせるだろう。特にシュメールは蛮族の前哨地をできるだけ多く倒していきたいので、その役を英雄たちに担わせることができ、文明UAに合致していると言える。
・AIの特徴
アジェンダ「エンキドゥの盟友」は友好宣言や同盟すると好感度が上がるというもの。
シュメールと友好宣言や同盟をすれば+12、シュメールの友好国や同盟国に敵対的であれば-?という評価が入る。友好宣言によるプラス評価がデフォルトに加えてアジェンダ分も爆盛りされるため、いちど友好宣言できればよほどのことがない限り友好関係を維持できる。しかも出会ったターン内なら友好宣言がほぼ100%*2通る。あばれ牛の群れのようなCiv6世界では珍しい指導者といえる。
従って、隣人だった場合は出会ってすぐ友好宣言して都市寄せしてやれば平和的に対処できるため非常に楽。都市寄せによる多少の不平や友好度マイナスはつくが、アジェンダを含めた友好宣言による友好度プラスには程遠いので、友達料の支払い等はあまり気にしなくてよい。
一方で離れた位置にいる場合はやや厄介。太古は戦闘車をよく生産するので、AI同士で戦争が起きた時に拡張が進んでしまう確率が比較的高い。
AI特有のUIスパムでアホみたいな量のジッグラトを敷き詰めるので科学力が伸びやすく、中盤以降は出力がかなり上がっていることがある。ただとびぬけた出力になることはあまりないので、こちらも出力を上げるだけで挽回可能であることも多く、文化力がおろそかになりがちで同盟を結びたくても友好関係のまま、なかなか進展しないという抜けたところがある。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:20 平均評価:3.6
草原の民 | 軽騎兵クラスのユニットまたはサカ族弓騎兵を生産した際に同種のユニットを1体獲得する。 |
---|---|
サカ族弓騎兵 | 「騎乗」で解禁されるスキタイ固有の長距離騎兵ユニット。 近接戦闘力20、長距離戦闘力25、射程1、移動力4 |
クルガン | 「畜産」で解禁される地形改善。 丘陵には建設不可。 ゴールド+3、信仰力+1 隣接する牧草地1つにつき信仰力+1(「あぶみ」研究後は+2) 「航空技術」研究後は信仰力産出と同量の観光力を産出する。 |
・機動力の高い軍隊が得意な元祖最強の軍事文明
UA『草原の民』は軽騎兵ユニット及びUUを1体生産するともう1体追加される特性。
陸版のアルセナーレ・ディ・ヴェネツィアという効果で、これと騎兵生産ブースト系の軍事政策で軍拡が非常に早い。馬さえ手に入れば、高い機動力に数の利まで揃った最強の軍となる。軽騎兵枠は騎乗兵、コーサー、騎兵、ヘリコプターと使い易いラインナップが続き、ラッシュの起点となる。幸い初期立地に馬が湧きやすいため、何が何でも馬を確保するのが序盤の最重要ポイント。太古スタートなら初手で「畜産」を研究し早めに馬を可視化しておこう。
ユニットの数を増やし易いという事は、同時に維持費が嵩みやすいという事でもある。鉱山や製材所への積極的な略奪、占領した都市に商業ハブや港の早期設置、UIのスパム等収入源の確保は怠らないようにしたい。
一方現在は無印とは違い、馬だけでは都市が落ちないというのが最大の逆風。いくら数でかかろうと厚い防壁に全く対応できないという弱みがある。攻囲ユニットの準備を怠らないように。片っ端から略奪すればカタパルトを買うくらいのゴールドや信仰力はすぐに用意できるであろう。
UU『サカ族弓騎兵』は移動力が高い射程1の固有の長距離戦闘ユニット。
高機動力で騎兵系の行軍に随伴しやすいのが強み。文明UAの対象なのでコスパも悪くない。戦闘力も申し分ないが、如何せん射程が短いので、補助程度に作るといいだろう。なお、UG先が弩兵なので生産を先延ばしにしてるといつの間にか作れなくなる可能性が高い。弩兵解禁前に1回は生産し、時代スコアを稼いだ上で弩兵2体にUGさせよう。
UI『クルガン』はゴールドや信仰力を得られる改善施設。
序盤からゴールド+3を得られ、牧草地隣接で信仰力(観光力)も得られる。牧草地に複数隣接するタイルを改善できれば、パンテオンの早期獲得も期待できる。一方、大預言者ポイントへのボーナスはないので、宗教を創始するなら聖地の建設を急ごう。最悪信仰力で後援することも視野に入れるように。ゴールド、信仰力とも使い道は多い為、食料や生産力を産出しないUIではあるが、性能としてはそれなりに高い。(最低でも時代スコア稼ぎには使える)
軽騎兵による速攻ラッシュが得意な文明。軽騎兵ユニットを楽に揃えられる為、序盤からラッシュしやすい上にその後も軽騎兵を主体としたラッシュがいつでも可能。内政面ではUIしかないが、信仰力・ゴールド・観光力を産出するため、パンテオン及び宗教の獲得、文化的優位によるボーナス、軍備及び内政強化といった面でも活用が可能である。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:26 平均評価:3.9
キュロスの殺し屋 | すべてのユニットは、負傷しているユニットに対して戦闘力+5 また、敵対するユニットを撃破した際にHPが30回復する。 | |
---|---|---|
背信を憎む者 | 特徴 | 特になし |
好み | スキタイと友好宣言をした文明 | |
嫌い | 奇襲戦争をした文明 |
・使用感
UA『キュロスの殺し屋』は戦闘に関するボーナスを得る特性。
戦闘力ボーナスは、負傷しているユニットが対象なので1さえダメージを与えていればほぼすべての戦闘で有利になる。特に野戦では非常に有用で、序盤は蛮族の処理、中盤以降は都市攻城する際の邪魔なユニットの処理を早められる。そして、ユニットを撃破しやすくなるということは下記のボーナスを受けやすくなることにもなる。
撃破時のHP回復効果は、ユニットのHP消耗を押さえてくれるので進軍が早くなる。特に蛮族狩りは回復薬代わりになる。戦争のダイナミズムを味わいたいプレイヤーにはおすすめ。
なお、この指導者UAの恩恵は宗教ユニットにも適用される。「論客」持ちの使徒が回復するのは非常にありがたく、2~3ユニット居るだけで宗教戦争が一気に有利になる。聖地区域やプロジェクトで手薄になりがちな都市防衛も最低限のユニットでなんとかなる。指導者UAのおかげで未だ最強の一角は揺るがないだろう。
総じて、攻撃と耐久面に特化した指導者。負傷ユニットに対する戦闘力ボーナスにより野戦で非常に有利なる上に、回復ボーナスにより耐久面で迅速に戦線復帰しやすくなるので、非常に戦争の適正が高い。特に文明UAで軽騎兵クラスのユニットを量産しやすいので、上記の戦闘面のボーナスと合わせて迅速な侵略が行いやすい。ただ軽騎兵だけでは都市を攻め落とすのは難しいので近接戦闘ユニットや攻囲ユニットなどの軍備も忘れずにしておこう。
また、宗教ユニットにも適応されるので宗教面でも適正が高いと言える。UIクルガンでゴールドおよび信仰力を補えることも相まっている。
クルガンと戦闘力ボーナスにより制覇勝利や宗教勝利を目指しやすい。また、クルガンによる観光力ボーナスと指導者UAを活かした文化勝利(物理)も可能。
「英雄と伝説」モードでは、HP回復手段の乏しい英雄でも敵地に突入させるだけで、指導者UAにより無傷で制圧できる。またラッシュ向きの文明である為、増えたユニットを英雄「卑弥呼」の能力で一気に強化できるなど、英雄たちを最大限に活用できる指導者の1人。「秘密結社」モードでの吸血鬼も同様。さすが元祖軍事最強文明。
・AIの特徴
アジェンダ「背信を憎む者」は奇襲すると好感度が下がるというもの。
スキタイと友好宣言している間は+1~6、スキタイを含め他文明に奇襲戦争をしかければ-10という評価が入る。
他文明に奇襲戦争を仕掛けると態度を悪くし、不平も相まってこちらに宣戦布告してきやすくなる。制覇勝利を目指す場合は非常に横やりを入れてきやすいので注意。逆にギルガメシュと同様に友好宣言を結ぶと好感度にボーナスがある。初期環境を思えばずっと仲良くしやすくなったので、後から裏切りたくなるような状況でなければ友好宣言を狙ってみるのもいいだろう。
性質上、キュロスのアジェンダと相反するため両方同時に存在する場合はどちらを満たすか悩みどころとなる。
なお、難易度が高くなるとゲーム序盤に騎乗兵ラッシュで都市国家を食い荒らすことが多い。友好関係を結ぶ際は残したい都市国家の安全を確認してから行いたい。
文明・指導者UAともに戦闘に特化していて内政面にボーナスがないので平凡的な文明になりがちだが、UIクルガンによる信仰力で宗教軸を伸ばしてくるのが厄介。大量の伝道師・使徒を流しこんでくる上に、指導者UAが宗教戦争でも猛威を振るう。
攻める場合には、AIはいかんせん戦争がヘタクソなので、プレイヤーほど凶悪な強さを発揮しない。せいぜい序盤のサカ族大盛りが鬱陶しいくらいで、対処さえ誤らなければ致命傷は防げる。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:23 平均評価:3.7
財宝船団 | 「重商主義」の獲得後は艦隊・大艦隊の編成ができる。 自文明の交易路に生産力+1、ゴールド+3、信仰力+2のボーナス。 上記の交易ボーナスは大陸間での交易路の場合は3倍になる。 自文明の首都がない大陸に都市を建設した際に労働者を1ユニット獲得する。また、その都市の区域に対する生産力+25% |
---|---|
コンキスタドール | マスケット銃兵の代替。 元よりも戦闘力が3高く、硝石の消費は少ないが、生産コストは高い。 1タイル以内に宗教ユニットがいる場合戦闘力+10 都市制圧時にこのユニットが都市の直上や隣接タイルにいると、その都市を自文明の主流宗教に改宗させる。 |
伝道所 | 「教育」で解禁される地形改善。 信仰力+2 自文明の首都がない大陸に建設した場合食料+1、生産力+1、信仰力+2、その都市の都心に隣接する場合、ターン毎の忠誠心+2 隣接するキャンパス・聖地1つにつき科学力+1 「文化遺産」獲得後に科学力+2 |
・植民地を増やすことで能力を発揮する拡張文明
UA『財宝船団』はユニット強化と異大陸に関するボーナスを得る特性。
艦隊・大艦隊の早期解禁ボーナスは、ルネサンス時代でのフリゲート艦隊ラッシュで楽に沿岸都市を侵略でき、別大陸への侵攻の足掛かりを作るのに非常に最適。一様、内陸部の侵攻の為に後述のUUコンキスタドールの解禁まで宣戦布告を待つのもアリ。ただ似たような効果を持つズールーとは違い、艦隊・大艦隊への生産力や戦闘力などにはボーナスは無いので、優位性がある内に沿岸都市を攻め落としたい。
交易路へのボーナスは、国内外問わずに交易で生産力・ゴールド・信仰力のボーナスが得られるのは強化。さらに大陸間での交易ならばボーナスが3倍となり、単に交易しているだけでもかなり産出を増やせるようになる。その為、交易商を増やす遺産の建設や交易ボーナスを追加する政策カードの優先度は、他文明と比較して高い。
別大陸の都市へのボーナスは、艦隊やUUによって占領した他文明の都市や別大陸の入植地の成長を加速できるようになる。特に後述UI伝道所も同じく産出を増やせるようになるので都市産出がみるみる増えていく。なお、祖廟を建てると都市新設時に労働者が2体現れるのでちょっぴりお得な点は覚えておきたい。
UU『コンキスタドール』は宗教関連のボーナスがあるマスケット銃兵代替ユニット。
自ら創始した宗教以外でも良いので、戦闘力ボーナスを活かす為にも何かしらの宗教を自文明に布教しておきたい。他文明の宗教を利用する場合は、その文明が宗教勝利してしまう前に出来れば潰しておきたい。「火薬」で解禁されるので、直後に「鋳造」で解禁される射石砲や「弾道学」で解禁される野戦砲も揃えられれば、史実通り植民地戦争が捗ること間違いなし。一緒に進軍する際は壁役や占領役として運用したい。その際は宗教ユニットの同行も忘れずに(従軍牧師持ち使徒と一緒ならば、戦闘力+10と体力回復が得られる)。
なお、コンキスタドールで「戦争中の敵国都市を改宗」の歴史的瞬間を発生できれば、時代スコア源としておいしいので状況が合えば狙いたい。
UI『伝道所』は首都と異なる大陸で高産出が見込める改善施設。
首都がない大陸に建設すると産出ボーナスが入り、さらに聖地・キャンパス隣接や「文化遺産」取得後は科学力も稼げるので、タイル産出がえぐいことになる。陸上ならばどこでも作れるので、草原丘陵に建設すれば食料+3・生産力+2・科学力+4・信仰力+4という産出が得られ、砂漠やツンドラも高産出タイルで埋めることができ、特にペトラや聖ワシリイ大聖堂がある都市ではさらに強力な改善となる。また、都心に隣接させると忠誠心も得られるので、別大陸の植民地や占領都市の忠誠心維持にも貢献してくれる。
一方で、首都がある大陸で得られる産出は信仰力と科学力だけであり、建てる旨味が少ない。できるだけ別大陸に建設していこう。
別大陸の都市をより多く建設・占拠して文明特性を活かしたい文明。大陸をまたいだ交易・内政が大きく強化されるので、別大陸の拡張・侵略のリターンが非常に大きい。ルネサンス時代の遺産「通商院」や「ベレンの塔」、植民地系の外交政策を最も活かせる文明の一つである為、それらを使いこなせば生産力やゴールド、信仰力をかなり稼ぎやすい。ただ文化力産出に関してのボーナスが全く無い為、そこをどうフォローするかが重要なポイントでもある。創始できた場合は、信仰として「合唱曲」や「世界教会運動」などを選択すれば、文化力を補う事はできる。
なお、初期立地のすぐ横が別の大陸だった時の強さは半端なく、交易路を増やして大陸間交易しているだけで他国を圧倒できる。前作civ5に続き、初期立地運が試される文明となっている。
コンキスタドールとフリゲート艦でラッシュするのに向いた文明だが、どちらも硝石が必要。硝石が沸くよう神に祈りながらラッシュの下準備をする事になるだろう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:15 平均評価:2.8
エル・エスコリアル | 審問官の布教力+1 異端審問は他の宗教の影響を完全に排除する。 すべてのユニットは、自文明と異なる主流宗教を信仰する文明のユニットに対して戦闘力+4 | |
---|---|---|
対抗宗教改革者 | 特徴 | スペインの都市全てに同じ宗教を信仰させようとする。 |
好み | 同じ主流宗教を信仰する文明 | |
嫌い | スペインの都市に他の宗教を広めようとする文明 |
・使用感
UA『エル・エスコリアル』は異教徒に対するボーナスを得る特性。
審問官へのボーナスは、「労働倫理」や「聖骨箱」といった有用な信仰の証を持つ創始宗教や主流宗教を守る為に大いに役に立つ。ただ異端審問自体は他文明都市に対して行うことはできず、宗教勝利に向いた特性ではないので注意。
戦闘力ボーナスは、異宗教を信仰する文明が対象なので、うっかり戦う相手に布教してしまったりしない限りは中盤以降はずっとボーナス込みで戦えるので強力。また、宗教ユニットにも適用されるので神学戦争をする際にも一応有用。ただ宗教ベースの能力が多いが創始にかかわる能力は一切ないので、創始が難しいようならどこか他の宗教国を滅ぼしてその国の宗教を使ってしまおう。滅亡させてしまえば宗教勝利されることもない。
総じて、他宗教を徹底的に排除しやすい指導者。審問官へのボーナスと他宗教に対する戦闘力ボーナスにより自国宗教を守り抜く能力に特化している。自力で宗教を創始できた場合や有用な信仰の証を持つ宗教が布教された場合はこれらの能力で宗教を守っていこう。また、戦闘力ボーナスは他宗教を信仰する文明を侵略する際にも役に立つ。特にスペインは自大陸外の植民地が必要なので、他宗教に対する戦闘力ボーナスで足掛かりの都市を占領しやすくなる。
創始自体に有効な能力はなく宗教勝利にはイマイチ恩恵が少ないが、国教スタイルによる内政補助とコンキスタドールラッシュ&早期の艦隊/大艦隊による拡張とUI伝道所の科学力を軸にした制覇・科学勝利が目指しやすい。
・AIの特徴
アジェンダ「対抗宗教改革者」は隠しアジェンダ「宗教的不寛容」と同じで、自都市に宗教を広めたがり、自都市に他宗教を広めると好感度が下がるというもの。
スペインの主流宗教を信仰していれば+6、スペインに他の宗教を布教すれば-12という評価が入る。まさにスペイン異端審問としか言いようがないイザベリアン・アジェンダ。特にこちらからスペインの都市を改宗させると改宗そのものの好感度ペナルティと重複して文字通り火薬庫が爆発する。もちろんAI全体の傾向としてエンハンサーの信仰「信仰の守護者」を取りたがるため、聖戦と合わせて戦闘力+21という訳のわからない補正で防戦してくる。このため他文明以上に宗教勝利と戦争勝利が直結するAI文明となっている。ただスペインが宗教を創始する前にこちらから布教した場合にはAIがぶち切れることは無い(自分の文明が宗教を創始できれば、だけど)。先手を取って自分の宗教に染め上げてやろう。全ての都市を染め上げれば多少はおとなしくなる…宗教を創始するまでは。*3
内政面はフェリペはあまり異大陸に都市を構えようとしないので、文明UAは活かしきれてはいない。ただ交易路へのボーナスやUIスパムで科学力やゴールド、信仰力が高まりやすく、技術が進みやすい上に、特に宗教軸に熱を入れることが多い。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:12 平均評価:2.7
帝国自由都市 | 自文明都市は人口にもとづく通常の区域の制限数を超え、区域を1つ多く建設できる。 |
---|---|
Uボート | 潜水艦の代替。 元よりも生産コストが少なく、石油が不要になる。 ユニットの視界+1、外洋での戦闘時戦闘力+10 |
ハンザ | 工業地帯の代替。 元よりも建設コストが少ない。 商業ハブから+2の隣接ボーナス。 すべての資源から+1の隣接ボーナス。 採石場、鉱山、製材所から隣接ボーナスを得られない。 |
・早期に都市の産出を高めやすい工業文明
UA『帝国自由都市』は都市の区域建設可能数が1つ多くなる特性。
人口が少ない都市でも他文明より区域1つ分多くその区域に応じた産出や偉人ポイントを獲得できる。軍事・経済・科学・文化といったあらゆる面での汎用性が高い。
ただ各文明の都市人口が増えてくると他文明も建設可能区域が増えて優位が薄れてくるので、実質的な有効期限がある。区域予約なども駆使して早期に区域建設を進めていきたいところだ。
UU『Uボート』は石油不要の潜水艦代替ユニット。
石油を別の形に転用できるのはもちろん、石油産出がなくても複数隻運用できるのが大きい。外洋での戦闘力が原子力潜水艦レベルと高いので、海戦目的でもかなり強く、通常の潜水艦では太刀打ちできない駆逐艦ともやりあえる。視界+1もあるので、敵国との間に何隻か潜伏させておくだけでも相応に機能する。
AI文明相手だと制海権を意識するほどの海戦が起きないのが最大の問題だが、資源不要かつ視界の広い潜水艦と考えてもそれなりに便利。都市占領はできないが、戦艦が都市攻撃する際の護衛兼略奪用として何隻かつけておく分には悪くない。また、海洋略奪ユニットは離れ小島にいる蛮族処理のエキスパートだが、特に海洋系蛮族が生産する最新海洋ユニットの相手をしやすいのは何かと都合がいい。
UD『ハンザ』は商業ハブとの隣接ボーナスが強化された固有の工業地帯。
通常の工業地帯の単純な上位互換ではないものの、資源からの隣接ボーナスが増え、大体の都市で建設するであろう商業ハブから高い隣接ボーナスが得られるため、下位互換要素はないも同然。特にガリアUDと違って用水路やダムからの高い隣接ボーナスが健在なため、川沿いの都市だと容易に+5以上の隣接ボーナスが得られる。低コストで建設できるおかげで生産力が低い都市でも建設しやすく、UAのおかげで区域数制限が緩いのもあり、とりあえずで建設しておいてもほとんど損しない。
「秘密結社」モードでヘルメス教団に入団した際はレイラインも資源扱いである為、レイライン自体の効果と合わせて単体で隣接ボーナス+3となる。
他文明より早期に区域産出や偉人ポイントを得やすい文明。UDハンザで高い生産力を得てからが文明の本番で、文明UAを活かした区域スパムからユニット量産まで臨機応変な対応が可能となる。それゆえ、文明の軸となるUDハンザの早期解禁とそれを活かせる形での都市拡張が活躍のカギを握ると言える。ただ生産力以外の産出量底上げ要素がなく、産出量はいずれ他文明と変わらなくなるので、文明UAが有効な間にいかにリードを奪えるかが重要である。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:33 平均評価:3.6
神聖ローマ皇帝 | 現在の政府に軍事政策スロット+1 すべてのユニットは、都市国家の区域やユニットに対して戦闘力+7 | |
---|---|---|
鉄冠 | 特徴 | 機会があれば都市国家を征服しようとする。 |
好み | 都市国家の宗主国になっていない文明 | |
嫌い | 都市国家の宗主国になっている文明 都市国家を征服した文明 |
・使用感
UA『神聖ローマ皇帝』は政策スロットと都市国家に関するボーナスを得る特性。
追加の軍事政策スロットは、制覇・非戦問わず優秀。戦争時は言わずもがな、内政プレイ時も軍事ユニットの維持費やアップグレード費の減額、防衛ユニットや一部建造物・プロジェクトの生産加速、戦略資源の産出アップなど有用な政策は多く、どんな状況でも腐らない。特にハンザがスパム出来ているなら生産力をさらに増強できる軍事政策「職人」を常時つけておきたい。
戦闘力ボーナスは、都市国家が対象なので用途が狭いものの意外と腐りにくい。積極的に都市国家を襲いたい時に役立つのは勿論、AIとの戦争中にそのAI文明を宗主国とする都市国家のユニットが襲ってきた時にも役立つ。
総じて、軍事関係や都市国家に強い指導者。高い生産力と経済力を得やすいため、宗教勝利を除くいろいろな勝利手段を狙っていけるが、特に軍事政策スロット増の恩恵を受けやすい制覇勝利・科学勝利が目指しやすい。都市国家に対して強い点は状況に合わせて考えよう。序盤の防衛力強化ついでに制圧して拡張できると理想だが、難易度が上がると都市国家の軍事力強化速度も半端ではなくなるため、戦闘力+7のボーナスをもってしても制圧が割に合わない場合も出てくる。
・AIの特徴
アジェンダ「鉄冠」は都市国家を襲いたがり、こちらが都市国家に手を出したかどうかで好感度が変化するというもの。
都市国家に手を出さなければ+12、手を出せば-5という評価が入る。都市国家で拡張したり宗主国ボーナスを活かすプレイスタイルだと仲良くしづらい。
また、都市国家を攻める確率が他よりも高い。都市国家への布告は友好宣言でも止められず、序盤から難易度ボーナス+指導者UAの暴力で都市国家を落としていくので、フリードリヒの近場にある都市国家の宗主国を維持するのはあきらめた方がいい。一方で、都市国家いじめに精を出しすぎて他が疎かになっていることが多い。都市国家を襲っている背中を他の文明や蛮族に襲われていたり、遠い都市国家を滅ぼして他文明の都市出しスペースを作っていたりする。しかも例によってAIは戦争がヘタクソなので、難易度ボーナス+指導者UAでごり押しできなくなる中世あたりから都市国家攻略にも手を焼くようになる。
軍事力は高めなので、攻めるつもりなら都市国家の抵抗で疲弊している隙を狙っていこう。
AIは文明UAに足を引っ張られており内政面は平凡以下。建設可能区域が1つ多いせいで無駄な挙動が多く、早々に聖地を建てて得意でもない宗教創始を目指すなどムベンバの逆パターンを行く。それでいて都市国家をいじめるために軍事力を捻出しようとするので、何もかもが中途半端になりやすい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:25 平均評価:3.4
白鳥王 | 世界遺産(未完成でも適応)は区域から文化力+2の隣接ボーナスを得る。 「城」研究後にすべての文化力の隣接ボーナスは同等の観光力を産出する。 | |
---|---|---|
永遠の謎 | 特徴 | 特になし |
好み | 区域を最大限まで建設していない都市がある文明 | |
嫌い | 区域を最大限まで建設した都市がある文明 |
・使用感
指導者パス「偉大なる建設者」で追加されるドイツの指導者。
UA『白鳥王』は世界遺産と観光力に関するボーナスを得る特性。
世界遺産への文化力の隣接ボーナスは、ベトナムのUB「タイン」と同様で、区域パズル好きの心をくすぐる特性になっている。文明UA「帝国自由都市」のおかげで区域を揃えやすいため、序盤から指導者UAを活かしやすい。建設中であっても効果が得られるため、建設ターンが無駄にならないだけでなく、建設する予定がない遺産を生産キューに指定しておくだけで文化力を一時的に水増しできる。特に最序盤は積極的に建設中遺産を都心に隣接させて文化力を稼ぎたい。
観光力ボーナスは、指導者UAによる世界遺産への文化力ボーナスに加えて、劇場広場の隣接ボーナスからも観光力を得られるようになっている。文化力から得られる観光力の解禁が、「航空技術」から「城」に前倒しされるので、早期に国外観光客を集めやすくなる。世界遺産と劇場広場を隣接させるだけでも観光力が合計+4も得られるので、世界遺産の建設場所は入念に計画したい。
軍事寄りのフリードリヒ1世に比べて、世界遺産を絡めた内政向けの特性になっている。観光力ボーナスに関しては世界遺産の観光力が+100%になるフランスと似た面があるが、こちらは文化力ボーナスのおかげで遺産建築に専念していても文化力を確保しやすいという強みがある。その代わり十分な数の区域が隣接していないとフランスの観光力ボーナスを上回れない上、すべての世界遺産に+100%分の隣接ボーナスを与えるのは困難なため、単純な上位互換にはなっていない。
ドイツの文明UAは元々内政に向いていたのだが、ルートヴィヒ2世の指導者UAはこれにマッチした特性になっている。文明UD「ハンザ」のおかげで生産力が確保しやすく、遺産建設に掛かるターン数も少なく済む。自身のアジェンダとは反するが、区域の建設上限解放を最大限に活用して区域パズルを完成させながら世界遺産を総なめにする勢いで遺産ラッシュを決めれば、文化勝利は目前である。
もちろん文化勝利にこだわらず、建設上限解放によるフレキシブルさやハンザを活かした生産力によって、科学・制覇・宗教勝利いずれも狙える強さはそのままなので、好みに合った勝利を目指そう。
・AIの特徴
アジェンダ「永遠の謎」は区域を最大限まで建設したかどうかで好感度が変化するというもの。
区域を最大数まで建設していなければ+8、建設していれば-8とそれなりに高い評価が入る。区域を敷き詰めていないと好感度が下がるアマニトレと真逆の性格をしており、アマニトレが同居するシド星では同じタイミングで賛辞と非難、別々のお言葉をいただくことになる。内政次第でころころ評価が変わるが、都市出ししたばかりで建設可能数に余裕があるゲーム序盤は仲良くなりやすいため、関係を持ちたいならこの時期に友好宣言をしておこう。
ゲーム序盤に文明UAのおかげで区域を複数揃えてスタートダッシュを決めるのだが、中盤からは律儀にアジェンダを守るため内政面で急に失速することが多い。文明UAが強力なだけに少し残念である。都市国家いじめに精を出すフリードリヒと違い内政に励むので、軍事力も疎かになりがちで脅威にはなりづらい。ただまったく戦争をしないわけではないので、戦争になりそうなら最低限の準備はしておこう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:8 平均評価:4
タスティ | 長距離戦闘クラスのユニットに対する生産力+30% 長距離戦闘クラスのユニットが戦闘で獲得する経験値+50% 都市の戦略資源の鉱山に生産力+1 都市のボーナス資源・高級資源の鉱山にゴールド+2 |
---|---|
ピタティ弓兵 | 弓兵の代替。 元よりも近接戦闘力が2、長距離戦闘力が5高く、移動力も1多いが、生産コストは高い。 |
ヌビアのピラミッド | 「石工術」で解禁される地形改善。 砂漠タイルにのみ建設可能。氾濫原(砂漠)にも建設可能。 食料+2、信仰力+2 隣接する都心1つにつき食料+1 隣接する聖地1つにつき信仰力+1 隣接するキャンパス1つにつき科学力+1 隣接する港・商業ハブ1つにつきゴールド+1 隣接する工業地帯1つにつき生産力+1 隣接する劇場広場1つにつき文化力+1 |
・手広く対応する器用万能な砂漠の軍事文明
UA『タスティ』は長距離戦闘ユニットと鉱山に関するボーナスを得る特性。
長距離戦闘ユニットへのボーナスは、太古から近代までラッシュの要となる長距離戦闘ユニットを量産しやすくなり、また経験値増加により昇進も早くなるので、都市の防衛やゲーム序盤から拡張を安定して可能。特に序盤は後述のUUピタティ弓兵が猛威を振るうようになる。
鉱山へのボーナスは、銅や銀、鉄や硝石といった鉱山資源に恵まれた場合には生産力やゴールドの底上げを狙う事が可能になり、内政や軍備を増強しやすくなる。特に立地特性から鉱山資源が初期で沸きやすいので砂漠立地でもある程度の都市成長を見込める。
UU『ピタティ弓兵』はコストに見合うスペックを持つ弓兵代替ユニット。
太古から生産でき、移動力かつ戦闘力が良好で、戦略資源も不要と、序盤の運に左右されない軍事的能力を持つ。特に移動力は3もあるので、丘陵に移動してから攻撃したりとかなり柔軟な対応ができる。また、文明UAにより長距離戦闘ユニットは経験値ボーナスにより育てやすいため、ピタティ弓兵の段階から何体か育てておきたい。なお、ピタティ弓兵は太古のユニットであり、大将軍の恩恵を受けられない点には注意。
UI『ヌビアのピラミッド』は砂漠を有効活用できる改善施設。
砂漠タイルを食料+2・信仰力+2に改善できるので、単体でもそれなりに使える。また、砂漠氾濫原にも建設できるので、川の氾濫による産出ボーナスの恩恵も受けれる。もちろん砂漠を改善できるので、世界遺産「ペトラ」との相性もいい。特に砂漠丘陵に建てれば食料+4、生産力+2、ゴールド+2、信仰力+2という結構な産出を得ることができる。
さらに特定の区域から隣接ボーナスを得ることができる。また、後述の指導者UAを強化できるので、都心隣接砂漠タイルには改善を置くようにして区域建設ボーナスを倍加させたい。ただ改善自体の産出はそこまで大きくならないので、ある程度区域を建設した後にピラミッドを区域に置き換えても良い。
なお、文化力を出力する改善にも関わらず、「航空技術」研究後の観光力の産出はないので注意。
立地が砂漠であってもそれなりの内政ができる文明。砂漠に出現する自然遺産を割と早期に発見出来る可能性も高い。ローマと並んでゲームの概要を学びやすい文明でもある。特にヌビアの強さは長距離戦闘ユニットを大量生産出来るタスティにこそある。ただでさえ強力な長距離戦闘ユニットを量産出来るのだから強いのも当然である。弓兵でラッシュを掛けた後に弩兵ラッシュに繋げるのが良いため、技術ツリーは機械の早期研究を目指して進めよう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:21 平均評価:4.1
メロエのカンダケ | 区域に対する生産力+20% 上記のボーナスは、都心に隣接するヌビアのピラミッドがある都市の場合は2倍になる。 | |
---|---|---|
都市の建設者 | 特徴 | なるべく多くの区域を建てようとする。 |
好み | 区域を最大限まで建設した都市がある文明 | |
嫌い | 区域を最大限まで建設していない都市がある文明 |
・使用感
UA『メロエのカンダケ』は区域建設時に生産力ブーストを得る特性。
通常状態で生産力+20%、条件を満たせば生産力+40%の区域建設ブーストを得られる。アステカのように労働者を何度も消費しなくてもいい代わり、UIヌビアのピラミッドの建造制限があるため砂漠に隣接しないと効果が薄い。よって、とにかく砂漠に強い文明である。なお、氾濫原に区域を建造する場合には水害に注意。
ボーナス効果が非常に高いので、ヌビアで都市を建てる際は、まずヌビアのピラミッドが都心の隣に建つかどうかを検討すると良い。
総じて、区域を建設しやすくなる指導者。区域を建設しやすいので早期に都市産出を高めやすく、UIヌビアのピラミッドが都心に隣接していれば、さらに区域建設を進めやすくなるのでできるだけ砂漠立地を目指したい。特に砂漠都市でもヌビアのピラミッドで食料を得られる上に、鉱山資源が出やすいバイアスなので文明UAで生産力やゴールドも高めやすい。最悪、立地が悪くても文明UAで長距離戦闘クラスのユニットを量産しやすく、UUピタティ弓兵もかなりのスペックを持つので序盤の拡張戦争で都市を奪うことも可能である。
アステカと同じく区域建設を加速できるので、様々な勝利条件を目指せるが、長距離戦闘ユニットへの生産力ブーストと経験値ボーナス、兵営の早期建設を活かした制覇勝利が最も目指しやすい。
・AIの特徴
アジェンダ「都市の建設者」は区域を最大限まで建設したかどうかで好感度が変化するというもの。
区域を最大限まで建設していれば+8、建設していなければ-8というそれなりに高い評価が入る。区域を多く作りやすいアステカやドイツ等の場合には仲良くしやすい。それ以外の文明でも内政重視な場合には険悪にはなりにくい。ただ最序盤に隣国として遭遇した時は注意。最序盤は拡張に手一杯で区域を建てる暇はなく、当然文句を言われてピタティ弓兵等がご挨拶にやってくる。
指導者UAにより区域を早く作れるので、内政面は科学力・文化力が意外と伸びる。また、AIの苦手な砂漠立地でもUIヌビアのピラミッドのおかげで人口が伸びずらいということもない。ただ後半になると区域産出自体はボーナスがないので平凡な文明になりがち。その代わりに文明UAを活かして長距離戦闘ユニットを量産するので軍事力は高くなりやすい。
攻める場合には、自分の科学力と生産力を伸ばした上でラッシュに向くユニットを大量生産し、速攻で叩き潰そう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:14 平均評価:3.4
クナール | 「造船」研究後はすべてのユニットが外洋タイルを移動可能になる。 海洋近接戦闘クラスのユニットが中立タイルでHPを回復するようになる。 すべての陸上ユニットは、乗下船時の移動コストが1になる。 |
---|---|
ベルセルク | 「戦術」で解禁されるメンアットアームズの代替。 元よりも戦闘力が3高く、鉄の消費は少ない。 攻撃時戦闘力+10、近接攻撃を受ける時戦闘力-5 敵対文明領土内にてターンを開始した場合、移動力が4になる。 |
スターヴ教会 | 神殿の代替。元の効果に加え、 スターヴ教会を建てた聖地は、森から+1の追加の隣接ボーナスを得る。 この都市の沿岸資源に生産力+1 |
・早期に外洋に出られる海洋軍事文明
UA『クナール』は海洋に関するボーナスを得る特性。
外洋移動の早期解禁ボーナスは、序盤から外洋に出られるので、自然遺産の発見・他大陸への入植・地球一周などのような時代スコアを稼ぐ機会が多く、序盤の黄金時代を狙って起こしやすい。特に時代スコアを比較的稼ぎにくい太古に、原住民の集落を大量に回収できるのは大きい。また、敢えて古典を暗黒時代にして、中世で一気に英雄時代を狙う戦術も実行しやすい。
HP回復ボーナスや移動コスト軽減ボーナスは、海洋ユニット戦場への復帰までの時間を短縮し、陸上ユニットの上陸をスムーズにする為、沿岸都市を強襲する時や遠征侵略する際には大いに役に立ってくれる。
UU『ベルセルク』は攻撃時に強くなるメンアットアームズ代替ユニット。
解禁技術が「戦術」だが、剣士からUG可能で鉄の消費も少なく、戦闘力が3高い上に攻撃時には更に戦闘力ボーナスが発生するのでかなり強力。防戦時に戦闘力がマイナスされる効果もあるが、近接戦闘以外では発生しないので遠隔攻撃地帯でもぐんぐん進軍していける。寡頭制のレガシーの効果も乗るので、戦争の主軸として使うなら技術ツリーの上ルートで解禁されるという特徴を活かしたラッシュを計画したい。
UB『スターヴ教会』は聖地と沿岸都市を強化できる神殿代替建造物。
解禁は「神学」なので遅めだが、聖地の森による隣接ボーナスを+1.5に増やし、更に沿岸資源の生産力も増やしてくれる。パンテオン「海の神」と併せて漁船から生産力+2を得られる。しかし聖地UDではなく神殿UBという事で、創始に向いた特性が無いノルウェーとは微妙に噛み合ってないのが欠点である。主に沿岸都市の生産力底上げの為に建てるといいだろう。
GSでは信仰の証「労働倫理」と合わせることにより森多めの立地で生産力を稼いでくれるようになった。解禁が遅い弱点は相変わらずだが。パンテオン「オーロラのダンス」をとって森の多いツンドラ地方に入植するという史実のノルウェーっぽい国造りもできる。オーロラのダンスがある場合、周囲6マスをツンドラ森で囲われた聖地は隣接ボーナス生産力+15、経済政策「聖典」とあわせれば生産力+30を産出する。植林できるのは産業時代前期からになるが、その時代でも生産力+30は充分強力なので狙う価値はある。強力な隣接ボーナスを持つ聖地を作れたら、生産力を聖地に頼ることができるので、タイル未改善前提の保護区や国立公園も作りやすい。
早期に外洋に出られる特性を活かしたい文明。全体の特性は戦闘寄りで内政ボーナスが少ないことには注意。序盤は海洋近接ユニットによる侵略と略奪または探索で国力を高めて、中盤はベルセルク等の陸上ユニットをメインに侵略をしていくといいだろう。海マップや群島マップでは本領を発揮しやすい。なお、陸マップでもスターヴ教会+労働倫理やベルセルクのおかげである程度は通用する。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:12 平均評価:3
北方の稲妻 | すべての海洋近接戦闘クラスのユニットは、海洋略奪クラスのユニットのように略奪できるようになる。 海洋近接戦闘クラスのユニットに対する生産力+50% 鉱山の略奪や沿岸襲撃でゴールドに加えて科学力を獲得する。 採石場、牧草地、プランテーション、キャンプの略奪や沿岸襲撃で信仰力に加えて文化力を獲得する。 | |
---|---|---|
ロングシップ | ガレー船の代替。 元よりも戦闘力は5高い。 沿岸タイルにてターンを開始した場合、移動力が4になる。 | |
最後のバイキング王 | 特徴 | 大規模な海軍を作ろうとする。 |
好み | 海洋ユニットが多い文明 | |
嫌い | 海洋ユニットが少ない文明 |
・使用感
UA『北方の稲妻』は海洋近接ユニットと略奪に関するボーナスを得る特性。
海洋近接戦闘ユニットへのボーナスは、生産力ブーストにより海洋近接戦闘ユニットを揃えやすくなり、さらに沿岸の地形改善や海岸沿いの区域の略奪、開拓者や労働者を奪うことができるようになる。通常は私掠船まで取得が不可能な沿岸の原住民の集落や蛮族労働者、開拓者を奪うバイキングプレイを楽しめるのだ。なお、「造船」を研究完了するまで捕獲した民間人ユニットはその場から動けない。海洋侵攻する気ならどちらにせよ不可欠な技術なので、早めに研究しておこう。
海洋近接ユニットの抱える問題である陸上ユニットに手出し出来ない点は他文明と変わらない為、沿岸区域や改善をユニットで守られると海洋近接ユニットだけでは手を出せなくなる。防備の固い都市は後回しにして他の都市を狙い、得られた科学力や文化力でフリゲート艦や私掠船を早期に解禁してリベンジに行くのもありだろう。
GSでは新たに略奪報酬へのボーナスが追加された。地形改善からゴールドや信仰力に加えて科学力や文化力が得られるため略奪で内政が進む。もちろんグランドマスター礼拝堂との相性も抜群。2種類の略奪報酬に礼拝堂の効果が2重にかかるため、後続の信仰力購入が行いやすくなっている。
なお、文明固有の地形改善や総督による地形改善、ゲームモード専用の地形改善は略奪ボーナスの対象外なので注意。
UU『ロングシップ』は苛烈王ハーラル3世(王)固有のガレー船代替ユニット。
戦闘力、移動力ともにガレー船よりも高く、GSでは「寡頭制」のレガシーボーナス(政策)の戦闘力ボーナスが海軍近接ユニットにも乗るようになったため、序盤から無防備な沿岸都市や都市国家を襲うことができる。また、指導者UAの略奪関係のボーナスが乗るので沿岸の漁船を略奪でHPを回復しつつ、沿岸都市を荒らし回りつつ攻め落とすことも可能である。
総じて、水陸関係なく妨害に特化した指導者。海洋近接戦闘ユニットへの生産力ブーストやUBスターヴ教会の生産力ボーナスでUUロングシップやUUベルセルク、キャラベル船などの軍事ユニットを生産し、区域や改善を潰し回って他文明の邪魔をしつつ略奪ボーナスで内政を進めたい。当然、陸上ユニットでの略奪にも反映されるので、略奪向きの軽騎兵ユニットとは相性が良い。略奪強化の軍事政策も付けて各地で略奪を行おう。ただ略奪ボーナスを活かそうとすると戦争が必要になり、あまり戦争が多いと不平が貯まって外交的に孤立してしまう可能がある。都市国家を相手にするか、ある程度は期間を置いて再度宣戦布告するなどのケアも忘れずに。
UUロングシップなどでの沿岸都市攻めや、中世でのUUベルセルクの戦闘力ボーナスで都市を侵略する制覇勝利が目指しやすい。
「秘密結社」モードでは吸血鬼とも相性が良い。特に吸血鬼は改善の修理ができるので、落とした都市の忠誠度を維持できず反乱不可避の場合は、「改善修理→反乱→略奪→都市陥落→改善修理」のループに持ち込みやすい。
「英雄と伝説」モードでは孫悟空とも相性がよく、不可視能力により邪魔されずに略奪を行えるので、敵文明の弱体化と自文明の内政強化をスムーズに行える。
・AIの評価
アジェンダ「最後のバイキング王」は隠しアジェンダ「グレート・ホワイト・フリート」と同じで、海洋ユニットの生産を優先したがり、海軍戦力によって好感度が変化するというもの。
海軍戦力が高ければ+4、低ければ-1~13という評価が入る。プラス評価はあまり高くない上に、マイナス評価がかなり高めである。特に文明や立地によって好き嫌いに差が出る。海洋文明かフリゲートラッシュを見越してカドリレームを多めに作っていたりすれば好かれたりするのだが、それ以外の場合では大概嫌われるのでご機嫌を取りにくい。また、パンゲアマップで両者ともに沿岸都市を持っていない状況でも非難してくるので、船も作れないような序盤で出くわしたら色々諦めよう。
AIの苦手な海洋文明ゆえに内政面では伸び悩むが、UBスターヴ教会を活かすためか宗教に熱を上げることが多い。実はコレが厄介で、「乗船下船の移動ペナルティ無視」という文明UAと「海は障害物がない」ことが相まって、海と陸とを散々に逃げ回る宗教ユニットを論理的に叩き潰すのが非常に難しいのだ。もちろんAIの常として宗教ユニットは量産傾向にある。ただ海を越えての布教にも熱心なので、たまに勝手に宗教対立でもめ始めることもある。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:12 平均評価:3.9
ヴァリャーギ親衛隊 | すべてのユニットの維持費-2 都市国家の軍事ユニットの徴兵に必要なゴールド-75% 徴兵したユニットで敵対するユニットを撃破した際にそのユニットの基礎戦闘力の50%に相当する科学力・文化力・信仰力を得る。(標準スピードの場合) スターヴ教会がある都市1つにつきターン毎の影響力+1 | |
---|---|---|
ハーラルの英雄譚 | 特徴 | 都市国家を保護しようとする。 |
好み | 都市国家に保護戦争をした文明 | |
嫌い | 都市国家に(保護戦争を除く)宣戦布告した文明 |
・使用感
指導者パス「イングランドの統治者」で追加されるノルウェーの指導者。略奪で内政を進めるハーラル3世(王)とは違い、こちらは都市国家から徴兵したユニットで敵を倒して内政を進めるようになっている。
UA『ヴィリャーギ親衛隊』はユニットと都市国家に関するボーナスを得る特性。
維持費削減ボーナスは、剣士を0コストで維持できるほどのコスト軽減であり、ゲーム序盤からユニットの維持費を気にせず軍事ユニットを抱えることが可能。また「全ユニット」が対象なので自前の軍事ユニットおよびスパイの維持費も含まれる。
徴兵費用軽減ボーナスは、同じ軽減ボーナスを持つシュメールよりも軽減値が大きく、より積極的に徴兵を行いやすくなっている。政府複合施設の建造物「外交省」を建てれば徴兵コストがさらに安くなるため、大所帯であったり最新ユニットが揃った都市国家でも格安で徴兵でき、戦闘力+4のボーナスも相まってマティアスのごとく大暴れできる。
ユニット撃破時のボーナスは、他の撃破系ボーナスよりも種類が多く、蛮族掃除でも戦争でも内政が進んでいく。ただし徴兵ユニットで撃破することが条件なので、とどめ役を決めて大事に扱っていこう。
影響力ポイントのボーナスは、代表団を得るために必要なターン数が早まるようになる。時代ごとの政治体制の影響力の差は2ずつであり、スターヴ教会を2つ建てるだけでも同時代の文明より早く代表団を獲得することができ、必要な影響力ポイントが少なくなる早いゲームスピードになるほど、その恩恵は大きくなる。ただスターヴ教会を建設するまで効果を発揮せず区域も1つ使うため、むやみに建てると都市の出力が落ちる点には注意。
なお、このUAは徴兵前提なのだが、代表団に関わるボーナスは影響力のみなので宗主国の確保・維持をどうするかが重要になってくる。クエストの消化はもちろんのこと、総督「アマニ」の採用、スパイによる代表団剥がし、世界遺産「アパダーナ」「キルワ・キシワニ」、「秘密結社」モードならミネルヴァの梟に入信、「英雄と伝説」モードなら卑弥呼を活用とあの手この手を尽くしたい。また、ボローニャのようなAIに人気な都市国家は代表団が過剰に要求される上に宗主国が変わりやすく徴兵が無駄になりやすい。徴兵したい都市国家選びは慎重に。
ハーラル3世(王)と比べると、ボーナスが略奪から徴兵ユニットによる撃破に変わったおかげで、能動的に恩恵を得られるようになった。特に都市国家との初接触ボーナスさえ得られれば序盤の動き出しで非常に強く、最速で総督「アマニ」を派遣するだけで戦士4〜5体をプラスと考えれば安定感の高さが伺えるだろう。斥候と違い蛮族退治を任せられるのも大きな利点である上、迂闊な文明相手なら弓兵を自力で賄えば太古からそのまま併呑できる。
ただ徴兵コストが格安とはいえ元手は必要であり、古典以降は維持費もアップグレード費もかかるのでゴールド確保は怠らないように。
徴兵によって軍事力を確保しやすく、戦闘のついでに内政も進むため戦争で文明拡張を進めていくスタイルが最も合う。都市国家は攻城兵器好きなため制覇勝利も狙いやすい。
内政に関してはUAで進むとはいえ、撃破できるユニット数に依存するため、蛮族も減り、戦争も落ち着きだす中盤以降は自力勝負になる。科学勝利・文化勝利を狙うのなら戦争にかまけて自文明の出力が貧弱にならないように注意したい。
一応、宗教も多少はできるので、布教に注力したい時の一時的な防衛力と内政補助として徴兵するのも悪くない。
徴兵したユニットはトドメ役を任されることで自然と育っていくが、UGのタイミングなどを考えると同じ宗主国から徴兵を続けるか否かの配分はポイント。特にアマニで宗主国になっている場合は敵国と都市国家の距離次第で異動も検討される。
なお宣戦布告された都市国家は比較的宗主国になりやすく、そこの宗主国になって徴兵し、保護戦争で介入するという手もある。また一度目を付けられた都市国家は再度襲われやすいので、宗主国になっておけば保護戦争という名のボーナスタイムが始まる。また保護戦争に限らずヒーローごっこであちこちの戦争に介入(代理)して内政を進めることも可能なので、回遊魚のように戦争を続けてボーナスタイムを満喫しよう。
・AIの特徴
アジェンダ「ハーラルの英雄譚」は隠しアジェンダ「都市国家の保護者」と同じく保護戦争をしたがり、都市国家を保護したかどうかで好感度が変化するというもの。評価タイミングは都市国家に宣戦布告をした時と保護戦争をした時で、都市国家が襲われているのを放置していても特に問題はない。評価値は保護戦争1回につき+3、宣戦布告1つにつき-3、評価回数は2回までになっており、保護戦争が都合よく起きるかはシド星次第な上、宣戦布告しても不平による-修正の方がでかいため、ほぼおまけに近い。
性格は都市国家を襲わなくなっただけで攻撃性は健在である。海洋ユニットを確保していれば仲良くなれたハーラル3世(王)に比べると運が絡む。指導者UAのおかげで意外と軍事ユニットが格上になっていることも多いので、ご近所だった場合は贈り物でご機嫌取りをするなり軍事力を確保するなどして対応したい。アジェンダを満たすために保護戦争をするのなら軍事力は必然的に高まるので軍事に力を注いだ方が相手をしやすい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:5 平均評価:2.6
アマゾン | 聖地、キャンパス、商業ハブ、劇場広場の各区域は熱帯雨林から+1の隣接ボーナスを得る。 熱帯雨林が隣接するタイルに与えるアピールが-1ではなく+1になる。 |
---|---|
ミナス・ジェライス | 「ナショナリズム」で解禁される戦艦の代替。 元よりも各種戦闘力が10、対空戦闘力が5高い。 |
ストリートカーニバル | 総合娯楽施設の代替。 元よりも建設コストが少なく、快適性供給が1多い。 専用のプロジェクト「カーニバル」が解禁される。 カーニバルの開催中は快適性が更に+1となるほか、終了すると各種の偉人ポイントが得られる。 (大商人、大技術者、大著述家、大芸術家と大音楽家の5種類) |
コパカバーナ | ウォーターパークの代替。 効果はストリートカーニバルと同じ |
・偉人を得やすい熱帯雨林の文化文明
UA『アマゾン』は熱帯雨林に関するボーナスを得る特性。
熱帯雨林による隣接ボーナスは、基本的には伐採されるジャングルがブラジルでは内政に組み込むことが可能になる。特にボーナスが+1と大きく、複数のジャングルに隣接させれば区域産出をかなり盛ることが可能である。ただジャングルは資源があればタイル改善できるが、資源の無いジャングルは「重商主義」獲得まで製材所を作れないため、未改善のまま隣接ボーナス用に残すと都市の成長が遅れ気味になる。未改善タイルの産出量の少なさを補える保護区や世界遺産「チチェン・イツァ」を活かしたい。なお、ジャングルは植林できない為、事前に都市計画を立て、不要なジャングルのみ伐採するようにしたい。
GSで超強化を受けた信仰の証「労働倫理」の恩恵を大きく受けられる文明の1つ。パンテオン「聖なる道」と併せることで、聖地が熱帯雨林から+2の隣接ボーナスを貰えるようになる。あとは信仰「労働倫理」を取得し経済政策「聖典」を使えば、大量の信仰力と生産力を確保できる。ちなみに、残念なことにブラジルのUAは「キャンパスが熱帯雨林から受け取る隣接ボーナスを1にする」ものであるため、素のキャンパス熱帯雨林からの隣接ボーナスと重複して隣接ボーナスが1.5になるわけではない。とはいえ、比較的に科学力を伸ばしやすい文明とは言えるだろう。
熱帯雨林によるアピールボーナスは、ジャングル自体がアピールをタイルに与える為、他の文明よりも国立公園やシーサイドリゾートを作りやすくなる。特にブラジルは聖地をジャングル隣接させるだけで信仰力を稼ぎやすいので、中盤以降は積極的にジャングルエリアに国立公園やシーサイドリゾートを作っていける。
UU『ミナス・ジェライス』は性能が高い戦艦代替ユニット。
産業時代の社会制度「ナショナリズム」で解禁され、性能も戦艦の完全上位互換という強UU。ナショナリズム一直線で制度を取って行けば、マップ次第ではこれだけで勝負が決まると言っても過言ではない。逆に海から侵攻しにくいマップでは能力を発揮できないこともある。
UD『ストリートカーニバル』は快適性が高く、専用のプロジェクトが解禁される固有の総合的娯楽施設。
UD『コパカバーナ』はストリートカーニバルと同じ効果の固有のウォーターパーク。
低コストで建設できる上に快適性はどれだけあっても無駄になるということはないので、内政も拡張も安定するだろう。爆発力に欠けるように見えるが、実際のところはかなり強力である。専用プロジェクト「カーニバル」は一度の実行で得られる偉人ポイントがさほどでないため、使うなら複数の都市で同時に連発したい。偉人の取り合いが熾烈な序盤にこそ使いたいが、序盤にカーニバルを乱発する余裕もないので痛し痒しと言った感はある。
熱帯雨林が内政を底上げし、「カーニバル」により偉人を獲得しやすい文明。序盤から活かしやすい能力としては、アマゾンの聖地及びキャンパスの隣接ボーナス追加。UDについては序盤は総合娯楽施設よりも他の区域の方が有用なことも多く、UUに至ってはどう頑張っても産業時代まで社会制度ツリーを進めなければならない。総じて万能な文明であるが、序盤から方向性を決めておかないと器用貧乏に陥ってしまうので注意。
マップ依存度の高い文明である為、プレイヤーのリアルラックも必要(リセマラでの初期立地厳選もアリ)。ゲーム設定で熱帯雨林多めに設定すれば文明UAを活かしやすく、海面積も多ければ強力なUUも使いやすい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:11 平均評価:3.7
寛大 | 偉人の採用・後援した際に消費した偉人ポイントの20%が返還される。 | |
---|---|---|
パトロン気質 | 特徴 | 多くの偉人を採用しようとする。 |
好み | 獲得した偉人が少ない文明 | |
嫌い | 獲得した偉人が多い文明 |
・使用感
UA『寛大』は偉人ポイントが一部返還される特性。
偉人ポイントの20%還元は、次の時代に移ると必要となる偉人ポイントが高くなっていく事を考慮する必要がある(例:1000pで偉人を獲得したら200p還元される。ただし次の時代で必要な偉人ポイントは1500pや2000pとなるので、次に出てくる偉人に必要なポイントが必ず20%減るというわけではない)。ポイント還元により偉人獲得のサイクルの短縮化が得意なので、他文明のポイント取得状況は随時確認し、強力な偉人は根こそぎ獲得したい。さらに世界遺産「アポロン神殿」を建設できれば、信仰力での偉人獲得も捗る。その場合は信仰力確保の為に聖地を各都市に建設したい。
また、指導者UAに加えて固有プロジェクト「カーニバル」も多めに実施すれば、より多くの偉人が獲得できるし国力強化も楽になる。
総じて、偉人を利用した都市運営が得意といえる指導者。偉人を採用・後援してもポイントが一部返還されるので次の偉人を採用しやすく、遺産系偉人や文化系偉人、宇宙系偉人などの欲しい偉人を狙いやすくなる。また、文明UAにより熱帯雨林からの一部区域への隣接ボーナスによりゴールドや信仰力を稼ぎやすいので、偉人の後援をしやすい上に、UDストリートカーニバルやUDコパカバーナの専用プロジェクト「カーニバル」で偉人ポイントを稼げるのも相まっている。
ジャングル地帯で科学力・文化力・信仰力を高めやすく、偉人も獲得しやすいので科学・文化・宗教勝利を目指しやすい。
偉人獲得能力は「秘密結社」モードでのヘルメス教団に所属することで出現する「レイライン」を強化するのにも有用。大学代替UBの「錬金術協会」との相性も悪くなく、ヘルメス教団と相性の良い文明の一つ。パンテオン「聖なる道」と文明UAを併せて、熱帯雨林からの信仰力ボーナスを活かす場合は虚無の歌い手を選択しても良い。
「英雄と伝説」モードでは、英雄マウイにより熱帯雨林に資源を生成することで各種改善を作れるようになる為、文明UAを活かしつつ高産出タイルも確保できる。
・AIの特徴
アジェンダ「パトロン気質」は隠しアジェンダ「偉人の代弁者」と同じで、偉人を採用・後援したがり、偉人の獲得数によって好感度が変化するというもの。
偉人の獲得数が少なければ+8、多ければ-12という評価が入る。偉人を多くゲットすると頻繁に文句たれてくるが、実際は必ずしもけんかっ早くは無い(皇帝以上を除く)。皇帝以上でも、自分の軍事力を(あまり)顧みること無く宣戦布告してくるのであしらうことは難しくはない。こいつに好かれているようでは勝利がおぼつかないのでどこかで敵になると念頭に入れた方がいいだろう。偉人ぶんどり合戦となるので世界遺産「アポロン神殿」があると心強いが、早期に遭遇した場合には偉人をごっそり奪われる前にラッシュで飲み込んでしまうのもアリ。
文明UAのおかげで序盤は区域産出により伸びやすいが、AIはジャングルを伐採する傾向が高いので後半は内政面で思うように伸びてないことが多い。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:12 平均評価:4.2
グランドツアー | 中世、ルネサンス、産業時代の世界遺産に対する生産力+20% 世界遺産による観光力+100% |
---|---|
皇帝近衛隊 | 戦列歩兵の代替。 元よりも戦闘力が5高く、硝石の消費は少ない。 自文明の首都がある大陸での戦闘時戦闘力+10 ユニットを倒すと大将軍ポイント+10 |
シャトー | 「ヒューマニズム」で解禁される地形改善。 ボーナス資源または高級資源に隣接するタイルにのみ建設可能。シャトー同士の隣接不可。 ゴールド+1、文化力+2、周囲のタイルのアピール+1 隣接する世界遺産1つにつき文化力+1(「航空技術」研究後は+2) 隣接する川1つにつきゴールド+2 「航空技術」研究後は文化力産出と同量の観光力を産出する。 |
・世界遺産による観光が特徴の文化文明
UA『グランドツアー』は世界遺産に関するボーナスを得る特性。
世界遺産へのボーナスは、中世〜産業時代の遺産は「紫禁城」「通商院」「タージマハル」「ビッグベン」など国力に直結する有用なものも多く、それらの観光力を高めつつ生産力ブーストを得られるのは非常に有用。また、太古〜古典時代の遺産ならば近代以降には観光力+20を超えるので、生産力ブーストは掛からないが余裕があれば建設したい。ただ遺産建設には生産力が欠かせないため、しっかりと都市を育てなければ効果は薄くなる点には注意。
なお、奪った遺産も観光力が2倍になるので建てられなければ他文明から奪うことも検討しよう。
UU『皇帝近衛兵』は首都大陸で強くなる戦列歩兵代替ユニット。
首都がある大陸での戦闘という条件を満たせば次世代ユニットである歩兵よりも戦闘力が高くなる。特に最前線で使っていたマスケット銃兵からUGすればかなりの活躍をしてくれるだろう。なお、UG先の歩兵だが基本的に戦闘力はほぼ変わらないため、石油資源に余裕がありCO2を排出を気にしない場合で、時代スコアを稼ぎたいときくらいしか作るメリットは無いので、継続して使用するか歩兵にUGするかは考えておこう。
UI『シャトー』はアピール上昇効果持ちで観光力も産出する改善施設。
遺産隣接で文化力、川隣接でゴールドを高められるが、ボーナス資源か高級資源隣接という建設条件に若干両立させにくい組み合わせなので、遺産隣接をメインにボーナスを獲得していくとよい。また、アピール上昇効果もあるので都市公園と合わせてシーサイドリゾートや国立公園を強化しよう。十分に活かすには序盤からどのタイルにシャトーを作り、周りに遺産を置けるように考えておく必要があるだろう。
なお、川による隣接ボーナスは区域と同様に1度だけしか受けないで注意。
エジプトや中国のように遺産観光が強い文明。前作同様に文化力や観光力に特化しているが、本作では5のナポレオンではなく4のドゴールに近い特性になっている。中世以降の世界遺産はかなり効果的な物が多いので有用な世界遺産を建設して観光力を高めつつ、遺産周辺にシャトーを建ててさらに観光力を高めたい。ただ遺産がないと文明がほぼ機能しない上、中世になるまでは基本的に内政面のボーナスはない為、それまでの都市計画および外交が重要になる。状況によっては世界遺産がある他文明都市を奪いに行くことも検討しよう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:6 平均評価:4
カトリーヌの 「特別遊撃隊」 | 他文明に対する外交的視野+1 都市で訓練したスパイがレベルアップを1つ獲得する。 「城」研究完了時にスパイを1ユニット獲得する。(スパイの上限+1) | |
---|---|---|
黒の女王 | 特徴 | 可能なかぎり外交的視野を得ようとする。 |
好み | 他文明に対する外交的視野のレベルが高い文明 | |
嫌い | 他文明に対する外交的視野のレベルが低い文明 |
・使用感
UA『カトリーヌの「特別遊撃隊」』は諜報に関するボーナスを得る特性。
外交的視野のボーナスは、使節派遣で太古から隠しアジェンダを確認可能となるが、それ以上に外交的視野の差による戦闘力ボーナスの効果が大きく、万が一に侵略戦争を仕掛けられたとしても戦闘力の差が軽減されるので都市の防衛がしやすい上に、後述のスパイ関連のボーナスにより外交的視野の差を広げて、戦闘力ボーナスによりこちらから侵略することも可能である。なお、モンゴル相手では文明UAをほぼ無力化できる。
スパイへのボーナスは、スパイでの攻撃的なミッションで戦争を行わずに他国の内政をズタボロにできる。政府複合施設の諜報機関でスパイを強化でき、選択できるミッションも増えてレベル上げもしやすくなり、総合的に無印よりも使いやすくなった。本作のスパイはどれだけレベルを上げても成功率90%なので常にロストする危険性があるが、失ったとしても無償の昇進を持った状態で新たに生産できるのでリカバリーは早い。なお、スパイのレベルアップは総督「ビクター」の昇進「銃眼」と効果は重複しないので注意。
総じて、スパイを利用しやすい指導者。文化勝利を後押しする特性が多く、文化系偉人を奪われまくったらスパイで傑作をパクり、遺産を奪われまくったら外交的視野の差を活かして他文明を併呑し、UIシャトーやシーサイドリゾートをスパム…と強みを押し付けやすく、難易度や指導者の顔ぶれに左右されにくい。
フランス指導者の中で差別化を図るには、諜報機関を作ってスパイ関連の外交政策も常にセットしながら、スパイを如何に使いこなすかが重要。外交的視野による戦闘力ボーナスとUU皇帝近衛兵を活かして、産業時代前後に自大陸の統一も目指したい。
「秘密結社」モードではミネルヴァの梟に所属すれば、更にスパイを有効活用できる。
・AIの特徴
アジェンダ「黒の女王」は外交的視野を高めたがり、諜報活動に活発かどうかで好感度が変化するというもの。
外交的視野のレベルが高ければ+?、低ければ-8という評価が入る。外交的視野は使節を送っていれば1段階は稼げるので、ちゃんと各国に出会ったときに使節を送っていればキレられる事はあまりない。
スパイなどでさらなる外交的視野を得ればボーナスの好意を得ることも出来るだろう。うまくゴダード夫人(近代の大商人:外交的視野が向上)を得られればデレデレになる。
内政面は文明および指導者の特性が中世以降でないと発揮しないので、良くも悪くも序盤は平凡な文明になりがち。ただ中世以降は生産力ブーストで世界遺産を建ててきたり、UIシャトーで文化力を伸ばしてきたりしやすくなる。なお、スパイは多少は鬱陶しくなるものの、AIはあまりスパイを上手く扱うことができないので、防諜さえ出来ていればあまり脅威ではない。
攻める場合には、こちらの宣戦布告で無くなる使節・大使館、交易の外交的視野のケアを上手くしないと確実に外交的視野のレベル差による戦闘力のボーナスが発生するので注意。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:12 平均評価:3.8
カトリーヌの威光 | 劇場広場またはシャトーに隣接する高級資源に文化力+2 劇場広場がある都市では専用のプロジェクト「宮廷の祭典」が解禁される。 「宮廷の祭典」プロジェクトは完了した際に余剰の高級資源1つにつき文化力と観光力をそれぞれ50得る。(標準スピードの場合) | |
---|---|---|
絢爛豪華 | 特徴 | できるだけ多くの高級資源を集めようとする。 |
好み | 高級資源を取引してくれる文明 | |
嫌い | 高級資源を取引してくれない文明 |
・使用感
NFPの特典DLC「カトリーヌ・ド・メディシス パーソナリティーパック」を適用することで追加されるもう1人のカトリーヌ。
カトリーヌ(黒妃)からスパイ強化と外交的視野の扱いやすさ、高難易度適性を省いた代わりに文化・観光面が強化されている。
UA『カトリーヌの威光』は高級資源とプロジェクトに関するボーナスを得る特性。
文化力ボーナスは、高級資源が都市周辺にあれば社会制度ツリーを伸ばしやすくなり、一部の地形改善では「航空技術」研究後に観光力も産出するようになるので、文化勝利の後押しにも貢献する。ただ劇場広場に隣接させるのは劇場広場側にとってよろしくないし、より満たしやすいUIシャトーの解禁は社会制度「ヒューマニズム」と遅い。周囲の状況によってどの高級資源から文化力を得るようにするかは入念に都市計画を組み立てよう。
固有のプロジェクト「宮廷の祭典」は、劇場広場専用のプロジェクトで、完了時に高級資源の余剰分だけ文化力・観光力を50得られる。文化勝利の補助としては優秀だが、他のプロジェクトよりもコストが重め(約3倍)で、立ち上がってない都市でおちおち可能なものではない。なにより、高級資源の余剰を得るには大規模な拡張が必要。
カトリーヌ(黒妃)と比べて、より内政や観光力に特化した特性になっている。領土拡張して多数の都市を獲得したリターンとして観光力のピークを早めることができるのが強みだが、文明の立ち上げに強みがなく、もともと黒妃が持っていた高難易度適性を投げ捨てた状態でそれを成功させなければならないのが難しい味付けに仕上がっている。
一方で、文化勝利の大勢が決すると割と都市は暇なので、国力が生む観光力のダメ押しに「宮廷の祭典」プロジェクトを多数の都市で回せばもはや耐えられる文明は存在しないだろう。言うまでもないが資源が豊富の設定だと有利。高級資源の余剰には取引で他国から得たものや都市国家から得ているものも含まれる。
・AIの特徴
アジェンダ「絢爛豪華」は高級資源を集めたがり、高級資源の取引に応じたかどうかで好感度が変化するというもの。
フランスに売却した高級資源一つごとに+3、持っている高級資源を売らなければ-?という評価が入る。モンテスマと一部類似するものだが、領土内の高級資源を改善しただけで非難声明とか宣戦布告はあまり無い。高級資源が余っているなら売ってやればデレることは多い。産業時代以降の高級資源をくれる大商人を多くゲットしたりマウイで高級資源を増やして売りつければ御することは難しくない。
内政面は黒妃と同じく、序盤は文明特性が機能していないので平凡な文明になりがちで、中世以降は文明UAにより世界遺産を建設してきたり、UIシャトーで文化力を伸ばしてきたりしやすくなる。ただ黒妃と違い指導者UAで劇場広場やシャトーに隣接の高級資源から文化力が出るのでこちらの方が文化力が伸びやすく、文化勝利の際には気を付けたい。
攻める場合には、外交的視野による戦闘力のボーナスがないので比較的に攻めやすい。ただ皇帝近衛兵が出てくるルネサンス時代には、多少都市攻囲がしにくくなるので注意。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:12 平均評価:3.1
愛の法廷 | 自文明都市にある傑作・秘宝・遺物1つにつき、その都市から9タイル以内にある他文明都市・都市国家のターン毎の忠誠心-1 自文明からの忠誠心圧力が最も高い状態で反乱がおこった場合、その都市は自由都市にならずに直接自文明のものとなる。 | |
---|---|---|
アンジュー帝国 | 特徴 | 人口の多い都市を作ろうとする。 |
好み | フランスに近い都市の人口が多い文明 | |
嫌い | フランスに近い都市の人口が少ない文明 |
・使用感
civシリーズ初の複数文明に属する指導者。もちろんイギリスとフランスのアリエノールは同一指導者扱い。中世から産業時代の遺産には傑作スロットがあるものも多く、フランスの特性ともシナジーはある。
UA『愛の法廷』は忠誠心圧力による都市併合を容易化する特性。
特性の内容や使い方に関してはイギリス版と同じなのでそちらを参照。
カトリーヌ(黒妃・麗妃)と比べて、忠誠心による都市併合がしやすくなった形。文明UA「グランドツアー」と指導者UA「愛の法廷」は相性が良さそうに見えて実はあまりよくない。アリエノールが欲しいのは傑作であって世界遺産ではないからだ。中世〜産業時代は世界遺産を作るより、他に生産力を費やしたいことがたくさんある(作りたいものがないときでもプロジェクト「フェスティバル」や「パンとサーカス」を回していたほうがいいことも多い)。世界遺産は他国に作ってもらい国ごと奪うほうがずっと効率がよい。あえていえば芸術系偉人ポイントを出す世界遺産と傑作スロットを持つ世界遺産は指導者UAとシナジーがあるといえるが、世界遺産を作れるのは首都のような主力都市であり、敵文明からは離れていることが多く、「愛の法廷」の効果が届かない場合がある。そういう意味でも敵の作った傑作スロット付き世界遺産を奪うほうが有用。奪った都市に傑作を移動して連鎖的に次の都市を奪える。
「愛の法廷」と直接シナジーがある世界遺産は遺物を捏造できる世界遺産「モン・サン=ミシェル」ぐらいである。ただアリエノールは黄金時代を維持することが非常に重要なので、時代スコア源としての世界遺産が建てやすいのはメリット。
敵都市を奪うには、忠誠心圧力(人口と黄金時代、総督「アマニ」の「公使」)、スパイ活動(総督の無力化、スキャンダルの捏造)、傑作の数(美術館、博物館の建設、考古学者の生産)などが重要。生産力はそれらや普通の内政、軍事に使ったほうがよいだろう。ただ傑作スロットを多数持つ遺産を敵文明に近い都市に作れたら、かなりの忠誠心の低下を狙えるので、遺産建築系の大技術者と合わせてそれらを狙うのは面白い。
・AIの特徴
アジェンダ「アンジュー帝国」は都市人口の多さを重要視し、それをこちらにも要求してくるというもの。
アジェンダはイギリス版と同じなのでこちらを参照。
内政面は、文明および指導者の特性が中世以降でないと発揮しないので、良くも悪くも序盤は平凡な文明になりがち。ただ中世以降は生産力ブーストで遺産を建設してきやすくなり、UIシャトーで文化力と経済を伸ばしてきたりする。
また、アジェンダにより人口を重点するので、科学力や文化力が多少は高くなりやすい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:18 平均評価:3.7
サトラピー | 「政治哲学」獲得時に交易路+1 国内交易路にゴールド+2、文化力+1のボーナス。 自文明領土内における道路の移動速度上昇効果が、本来よりも1段階上の扱いとなる。 |
---|---|
不死隊 | 剣士の代替。 元よりも長距離戦闘力が25、射程が2あり、鉄の消費も少ないが、生産コストは高い。 |
パイリダエーザ | 「古代の帝国」で解禁される地形改善。 ツンドラ・雪原には建設不可。パイリダエーザ同士は隣接不可。 ゴールド+2、文化力+1、周囲のタイルのアピール+1 隣接する聖地・劇場広場1つにつき文化力+1 隣接する都心・商業ハブ1つにつきゴールド+1 「外交官」獲得後は文化力+1 「航空技術」研究後は文化力産出と同量の観光力を産出する。 |
・古典時代から国内交易により発展していく文化文明
UA『サトラピー』は国内交易と道路に関するボーナスを得る特性。
交易路へのボーナスは、古典時代から強力な国内交易が可能になる。ゴールドだけでなく文化力も増えるので、都市の成長や軍備の増強、領土の拡張や社会制度ツリーの発展を行いやすい。また、「政治哲学」獲得時に追加の交易路を獲得できるので早めに産出を増やせる。
道路の移動コスト軽減は、国内交易で作られた領土内道路も次世代の道路と同じ移動コスト(古典時代から中世の道路になる為、移動コスト0.75で移動可能)になる。国内移動がスムーズになり、進軍/防衛の為の軍事ユニットを動かしやすい。民間ユニットでも拡張の為の移動やタイル改善/修理などの内政面でも有用。
UU『不死隊』は遠隔攻撃が可能な剣士代替ユニット。
ラッシュ向きで使いやすい上に、鉄資源消費が通常の半分で、間接攻撃可能なので、古典時代の中でも優秀なユニットの1つ。生産コストが剣士とほぼ同じという点も生産が楽。文明・指導者UAと合わせて、古典時代に奇襲戦争でラッシュし制覇勝利を狙うのもアリ。以前は中世でも長距離戦闘特化の弩兵もいるなかで主力部隊となっていたが、現在ではメンアットアームズが追加され、活躍期間は短くなった。
UI『パイリダエーザ』はアピール上昇効果持ちで文化勝利向けの改善施設。
該当区域との隣接で文化力及びゴールドを増やせる。特に都心に隣接させるだけでゴールド+3が得られるので商業ハブ建設までの繋ぎとして1つは建てておきたい。文化力も得られるので「航空技術」研究後には観光力を増やせるので文化勝利の補助としては有用。立地制限もパイリダエーザ同士の隣接不可以外はなく砂漠にも建設可能で非常に建設しやすい。さらにアピール上昇効果によりシーサイドリゾートや国立公園の建設場所の確保及び観光力強化としては有効な手段になる。特に国立公園は総督レイナの「森林管理」とパイリダエーザを併せて利用すると候補地が大幅に増える。
序盤から文化力やゴールドを稼ぎやすく、道路による移動がしやすい文明。ゴールド・文化力を交易・地形改善により得やすいので、ゴールドで軍備や内政を強化、文化力で社会制度を獲得といった面で活用できる。また、道路によるユニットの移動が快適になるので開拓者や労働者などによる内政の補助以外にもUU不死隊や他の軍事ユニットを素早く敵地に送り込めるので、他文明を侵略して国力を高めることも可能。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:11 平均評価:4.1
バビロン陥落 | 奇襲戦争を宣言してから10ターンの間、すべてのユニットの移動力+2 軍事ユニットが駐留している占領中の都市のターン毎の忠誠心+5 奇襲戦争を宣言した際に正式宣戦と同等の不平と好戦性ペナルティしか受けない。 | |
---|---|---|
機を見るに敏 | 特徴 | 特になし |
好み | (ペルシアを除く文明に)奇襲戦争を宣言したことがある文明 | |
嫌い | 奇襲戦争を宣言したことがない文明 |
・使用感
UA『バビロン陥落』は奇襲戦争と忠誠心に関するボーナスを得る特性。
移動力ボーナスは、軍事ユニットだけでなく民間人ユニットにも適用されるのが有用。戦士や弓兵の侵攻だけでなく、斥候や労働者・開拓者の移動も早くなり、内政面でも捗る。出会った文明にとりあえずで奇襲戦争を吹っ掛けるのも有効な戦略。効果は布告から10ターンの間なので、できれば簡単には敵戦力が届きそうにない遠くの文明を複数見つけておきたい。バフが切れ次第そちらへ布告することで、実質平和を保ちつつ全ユニットの移動力+2が維持できる。
忠誠心ボーナスは、元々の駐屯兵による効果を合わせてターン毎に+13、さらに総督も配置しておけば離反する可能性は低くなる(暗黒時代の場合は除く)。なお、オスマンとは違って「占領中」の都市であることに注意。特に和平後、忠誠心圧力で離反のような状況は避けたい。
不平と好戦性ペナルティ緩和のボーナスは、中世まで敵対する文明を減らす事ができるので停戦中に外交をしやすくなり非常に有用。また、戦時中に他文明による横槍を入れられる可能性も少なくなるので安心して進軍を続けやすくなる。
総じて、奇襲戦争が得意な指導者。不平や好戦性ペナルティをあまり気にせずに奇襲戦争を気軽に行えるようになるので、移動力ボーナスや忠誠心ボーナスなども合わせて、侵略による拡張がしやすいと言える。また、戦争目的だけでなく、領土内での道路による移動のしやすさも合わせて内政での補助も可能になるので戦力が十分ならば、とりあえず奇襲戦争の宣言だけするという手も使える。
奇襲戦争のボーナスを活かせれば制覇勝利、UIパイリダエーザを活かせれば文化勝利が目指しやすい。また、文化・戦闘の両面を活かした物理的文化勝利も可能。
・AIの特徴
アジェンダ「機を見るに敏」は奇襲戦争をしたかどうかで好感度が変化するというもの。
奇襲戦争を宣言すると+16~+1、宣言していないと-6の評価が入る。宣言時には大きめのプラス評価が得られるが、時代が経過すると評価が減少する。開戦事由を使った戦争ではアジェンダを満たせないので、隣国にペルシアがいる場合にはUU不死隊が登場する前に叩き潰しておくことが望ましい。ただ1回でも奇襲戦争をやっておけば時代が下っても最低限+1の評価は保てるので外交が安定しやすい。古典ラッシュで他に飲み込める文明がいるなら友人枠として重宝するだろう。
内政面では文明UAによる国内交易へのボーナスやAI特有のUIスパムでパイリダエーザを乱立するので文化力が伸びやすく、特に社会制度が進んでいることが多い。また、ゴールドも稼ぎやすいので、購入で軍事・内政が進みやすい。ただ逆に乱立しすぎて食料や生産力、住宅が不足して都市の成長が疎かになっていることもある。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:10 平均評価:3.4
ペルシアの剣 | すべてのユニットは、負傷していないユニットに対して戦闘力+5 他文明が建設した都市を起点とする国内交易路にゴールド+3、信仰力+3のボーナス。 | |
---|---|---|
ジャザイエルチ | 特徴 | 特になし |
好み | 陸上ユニットが多い文明 | |
嫌い | 陸上ユニットが少ない文明 |
・使用感
指導者パス「偉大なる指揮官」で追加されるペルシアの指導者。
UA『ペルシアの剣』は戦闘力と交易路に関するボーナスを得る特性。
戦闘力ボーナスは、負傷していないユニット限定なのでユニットの攻撃力ではなく防御力を高める特性として見れば地味ながらもなかなか有用。探索中に不意に遭遇した蛮族や都市に籠城する弓兵から受けるダメージを減らすのに役立つため、序盤が安定しやすくなる。
交易路へのボーナスは、占領・併合した都市のみとかなり対象が限定的だが、文明UAと合わせて国内交易路だけでもゴールド、文化力、信仰力の交易産出を得られるようになる。特に経済政策「隊商宿」や「三角貿易」などの国内交易路を強化する政策も合わせるといいだろう。主に軍事文明で不足しがちなゴールドと文化力を補える上に、信仰力も得られるので、軍事内政の両面を強化しやすくなる。
序盤はペルシアの基本方針通り『鉄器』と『政治哲学』を目指しツリーを進めつつ、蛮族や都市国家を相手に経験値を稼ぎながら鉄資源と侵略先の文明を探索する。そして準備が整い次第、近隣国家に不死隊ラッシュを仕掛けるという流れはキュロス2世とほぼ同じ。
キュロス2世との違いは、国内交易による潤沢な資金と戦闘力ボーナスで戦争準備〜都市攻略までは有利な点。その一方でナーディルには外交面での補助や忠誠心ボーナスはないため、戦争が長期化すれば他文明からの横槍や占領都市の離反の危険性を意識しなければいけないのが悩みの種。
キュロスと同じく戦闘面を活かせれば制覇勝利、文化面を活かせれば文化勝利が目指せる。また、両立させた文化勝利(物理)も可能。
・AIの特徴
アジェンダ「ジャザイエルチ」は陸上ユニットの総数で好感度が変化するというもの。
陸上ユニットの数が多ければ+?、少なければ-?という評価が入る。要は陸上ユニットが少ない、すなわち軍事力が弱い文明を嫌う典型的な戦争指導者。もし隣人だった場合は仲良くするとしても、戦争するとしても、どちらにしても軍事ユニットを作らなければならない。
内政面では文明UAによる国内交易へのボーナスやAI特有のUIスパムによりパイリダエーザを乱立するので文化力が伸びやすく、特に社会制度が進んでいることが多い。ただ軍事ユニットの生産に力を注ぐため内政はおろそかになりがちで、戦争に失敗していると自滅するのは戦争屋の常であるが、UAのおかげで戦闘が優位に運びやすくAI同士の小競り合いでは物量差で征服を進めていることがある。征服が軌道に乗らないよう戦争に介入するか、緊急事態で外交的支持を稼ぐために様子を見るかで対応したい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:10 平均評価:3.8
黄金の自由 | 友好的な領土内で兵営の建設を完了またはタイルを要塞に改善した際に隣接するタイルを自文明の領土にする。 現在の政府の軍事政策スロットの1つがワイルドカード政策スロットに変化する。 |
---|---|
ウイングフッサー | 「重商主義」で解禁される胸甲騎兵の代替。 元よりも鉄の消費は少ない。 攻撃時、相手よりも多くのダメージを与えると敵を後退させる。退却できない敵は追加ダメージを受ける。 この特殊能力は重騎兵に対しては無効になる。 |
織物会館 | 市場の代替。元の効果に加え この都市を起点とする国外交易路に生産力+2、国内交易路にゴールド+4のボーナス。 |
・交易で内政力を補う商業文明
UA『黄金の自由』は文化爆弾と政策スロットに関するボーナスを得る特性。
兵営や要塞による文化爆弾は、兵営は太古から使えて使い勝手は良好だが貴重な区域枠を使う点がネック。一方の要塞は工兵が居れば気軽に使えるものの、工兵は武器庫のある都市でしか生産できず解禁も遅め。どちらも一長一短だが、基本的には解禁が遅くとも手軽な要塞を使うことが多くなるだろうか。制覇狙いであれば兵営は数を出しただけの見返りがあるので、潰すより生かした方が都合が良い都市国家等に対して積極的に使おう。
政策スロットのボーナスは、軍事政策スロットがワイルドカード政策スロットに変化するが、ギリシャのように増えるわけではない点に注意。何かと便利だが、特に序盤の偉人競争で効果を発揮する。社会制度「政治哲学」への到達がいくらか遅れるが、「神秘主義」または「軍の伝統」を一直線に目指して偉人政策をセットするのも一つの手。
ただアメリカと違って政策スロットは1つしか変化しないので注意。
UU『ウイングフッサー』は解禁が早い胸甲騎兵代替ユニット。
解禁がルネサンスの社会制度「重商主義」なので、本来は産業時代のユニットを代替元より一時代早く投入できる。騎士からのUGもできるので、騎士ラッシュからのウイングフッサーラッシュに繋げやすい。生産コストは戦闘力相応に高いため、UG費用も馬鹿にならない。UBの効果でゴールドを蓄えて資金を捻出したい。一応宗教系文明なので、信仰力ボーナスを活かしてグランドマスターの礼拝堂を建設後に信仰力で購入するのも手だが、コスト自体重いことは変わらない。特殊能力の後退効果は、攻撃後に突出しがちになるのがネック。ちなみに追加ダメージを与えた場合でも、追加ダメージでは撃破には至らずHPが1残ってしまう仕様である。
UB『織物会館』は交易で不足しがちな要素を補ってくれる市場代替建造物。
交易路は食料・生産力増強狙いで使うことが多いので、中盤までは国内交易へのゴールド追加が強力。経済政策「隊商宿」と合わせると交易路1本につきゴールド+6が得られるので、非常に快適になる。各都市に織物会館を用意すれば、経済政策「三角貿易」の効果が2倍になるようなもの。国外交易へのボーナスも、ゲーム序盤〜中盤では都市国家のクエスト達成や同盟国との関係強化、侵略用道路の敷設とそれなりに出番はあり、無駄にならない。後半〜終盤では、政治体制「民主主義」と経済政策「為替銀行」を採用することでただでさえ強力な国外交易がさらに強化できる。もちろん、政治体制「共産主義」を採用して国内交易を強化しても良い。
WC政策スロットや交易で都市運営を支える文明。交易による生産力・ゴールドや政策スロットのボーナスによる内政ボーナスとUUウィングフッサーによる軍事力と後述の指導者UAもふくめれば非常に多彩な文明であると言える。地味に文化爆弾のおかげで軍事よりでも若干の内政補助を行える点でも優秀。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:8 平均評価:4
リトアニア連合 | 文化爆弾で都市のタイルを奪った際にその都市を自文明の主流宗教に改宗させる。 聖地は区域からの隣接ボーナスが+1になる。 遺物、遺物(英雄)にゴールド+4、文化力+2、信仰力+2 | |
---|---|---|
聖人 | 特徴 | 信仰力に関わる物を優先しようとする。 |
好み | 信仰力の産出量が多い文明 | |
嫌い | 信仰力の産出量が少ない文明 |
・使用感
UA『リトアニア連合』は聖地と遺物に関するボーナスを得る特性。
文化爆弾による改宗は、本格的にやるには工兵・開拓者・宗教ユニットをフル回転させる必要があり、生産力的にも実作業的にもかなりの手間。単に宗教勝利狙いなら普通に宗教ユニットで布教した方が早い。擬似的な改宗者昇進の使徒として、人口の多い都市や聖都の宗教をピンポイントでぶち壊す用途に活かすとよい。信仰「信仰の守護者」キラーとしても有用で、信仰「十字軍」との組み合わせも面白そうな能力なのだが、かかる手間を考えると浪漫プレイの類か。
追加の隣接ボーナスは、日本の文明UAの類似で聖地限定だが他区域からの隣接ボーナスが+0.5から+1に増加するので、山岳が少ない土地でも安定して信仰力を確保しやすいのが優秀。文明UAのWC政策スロットによって偉人政策「天啓」を採用しやすく創始レースの勝率も高め。
遺物へのボーナスは、序盤に原住民から貰えれば大きなアドバンテージだが、類似UAをもつコンゴと比較において若干劣る。使徒の購入に必要な信仰力自体が多く、モン・サン・ミッシェル+政治体制「神権政治」でもない限り遺物量産はやりづらい。ただ創始して信仰「聖骨箱」を取れば遺物1つが信仰力+24、観光力+24という強烈な産出になるので狙ってみる価値はある。ムベンバと異なり、遺物スロットが自力拡張できない制約もない。また、宗教にあまり力を入れずにボーナスを活かすなら文明UAを活かしてゴールドを稼ぎ、遺物は他文明との取引で買い取ろう。もしくは、ターン毎のローン払いで購入した直後に宣戦すればローンは帳消しとなり、遺物だけが手元に残る。
「秘密結社」モードでは、虚無の歌い手に加入することで能動的に遺物を捏造することができるようになったが、解禁が産業時代と遅い。NFPの強化された宗教プレイなら、マップがパンゲアであれば遺物を増やす前に大勢が決することも難しくない。それでも新大陸に宗キチがいるなどグダりそうな場合や、じっくり内政をしたい場合には恩恵があるだろう。
「英雄と伝説」モードでは追加された英雄の遺物も出力増の恩恵を受けるので、以前よりもカバー範囲が広くなったと言える。
総じて、宗教関係のボーナスが多い指導者。聖地が日本の文明UAごとく隣接ボーナスを稼げるので、山岳が少ない土地でも信仰力を増やしやすく、宗教ユニットで布教を行いやすい。また、遺物への産出ボーナスも原住民の小屋で手に入れたり、「殉教者」を持つ使徒から手に入れたりできれば内政に貢献できる。
文明UAによる政策スロットのボーナスで臨機応変に対応しつつ、指導者UAによる宗教ボーナスやUB織物会館による交易ボーナスで内政を進めていく感じになる。
色々できるので勝ち筋を多く、遺物の追加効果を活かすなら宗教を創始して信仰「聖骨箱」+遺産「モン・サン=ミシェル」「コルコバードのキリスト像」で文化勝利もしくは宗教勝利、中盤以降のゴールドと生産力へのボーナスを利用してウィングフッサー量産で近代までに制覇勝利といった方向性がある。
また、ビザンティンのバシレイオスと並び、「十字軍を利用した制覇勝利」が無理なく行える指導者である。特に「英雄と伝説」モードでヘラクレスを採用している場合は「敵都市を落とす→落とした都市で文化爆弾対象区域を作る→ヘラクレスで区域を完成させ文化爆弾発動」と行うことで、進軍速度を落とすことなく十字軍の効果を受けることができる。ただし、陥落させた敵都市にすでに兵営が建設済みの場合はこの方法は使えない。これを防ぐには「聖地+武僧」「工業地帯+ミナール・スィマン」など文化爆弾のオプションを増やしおく手がある。兵営区域よりも聖地や工業地帯のほうがずっとスパムして強いので、できればこちらをメインとして考えたい。なお都市間の距離が離れていて文化爆弾で土地が奪えない場合があるが、これはどうしようもない。その場合はヘラクレスなどを盾にして使徒を使って普通に布教しよう。
・AIの特徴
アジェンダ「聖人」は隠しアジェンダ「敬虔」と同じで、信仰力を優先したがり、信仰力の産出量によって好感度が変わるというもの。
信仰力が高ければ+8、低ければ-8というそれなりに高い評価が入る。宗教を利用しない場合には注意。逆に自分の文明が宗教を創始しようとしている場合や、宗教の創始に成功した場合には比較的仲良くしやすい。聖地を多く作っておけば嫌われることは少な目。ただ隠しアジェンダが「同盟都市国家」「遺産を愛する者」「偉人の代弁者」といった好感度を上げにくいアジェンダになりやすいので注意。特に非難声明から宣戦布告への移行は迅速なので隠しアジェンダの確認を怠りなく。幸いにもUUウィングフッサーの生産コストが高いのでラッシュを恐れる必要は無い。適当に応戦して講和に持ち込むも良し、征服してしまうも良し。どちらでも彼女の魅力を堪能できる。
内政面は文明や指導者の特性が軍事・経済・宗教とチグハグだが、主に宗教を重視する傾向が高い。特に聖地への区域隣接ボーナスで信仰力が貯まりやすく宗教軸ではそれなりに伸ばしてくる。また、特性ゆえに兵営の優先度が高いのもあってか、文化爆弾で領土を奪ってきたり宗教を塗り替えしてきたりする場合もある。ただ乱数によっては軍事と宗教を同時に伸ばそうとしてきて、どっち付かずになっていることもある。
攻める場合には、宗教軸の場合は内政が遅れがちなのでユニット数が少なめだが、兵営や要塞が乱立しやすいので多少は進軍がしにくい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:15 平均評価:3.6
ヘレニズム | 自由都市でない各他文明都市・都市国家を初めて占領した際にその都市にある兵営・キャンパスごとにひらめきを、聖地・劇場広場ごとに天啓をそれぞれ1つ獲得する。 |
---|---|
ヒュパスピスタイ | 剣士の代替。 元よりも戦闘力が3高く、鉄の消費も少ないが、生産コストは高い。 区域に対して戦闘力+5、支援ボーナス+50% |
バシリコイ・パイデス | 兵舎の代替。元の効果に加え、 経験値ボーナスはこの都市で訓練したヘタイロイに対しても有効になる。 この都市で軍事ユニットを生産する度に使用された生産力の25%に相当する科学力を得る。 |
戦争で技術や社会制度が進む軍事文明。
UA『ヘレニズム』は都市を落とすと各種ツリーのブーストが得られる特性。
兵営とキャンパスが両方ある都市ならひらめき2つ、聖地と劇場広場が両方ある都市なら天啓2つがもらえる。終盤に近付くほど区域が多くなり、ブースト条件がスパイや偉人に限られてくるため、リターンも大きくなる。ちなみにひらめきや天啓を得る際は古い時代のものからランダムに解除されていく。
UU『ヒュパスピスタイ』は都市攻囲が得意で集団防御が強い剣士代替ユニット。
代替ユニットなので戦士からUG出来るのはありがたい上に、必要な鉄も5なのでラッシュが非常に楽。攻撃面では区域攻撃に補正を持っており、防御面でも支援ボーナスの補正が乗るため隙が少ない。指導者UUのヘタイロイや大将軍と共に都市を殴ればあっさりカタがつくだろう。
UB『バシリコイ・パイデス』は戦争プレイでおざなりになりがちな科学力を産出する兵舎代替建造物。
軍事ユニットを生産すると生産コストに応じた科学力を得られるので、キャンパスを立てている暇のない序中盤や、都市開発が完了した終盤における技術獲得を補助する。生産力から科学力への変換効率はキャンパス区域プロジェクト(生産力の15%)よりも高い。しかも、ユニット生産はプロジェクトよりも政策や偉人によるブースト手段が豊富。なお、ゴールドや信仰力による購入では科学力は加算されないため注意。
海洋ユニットを生産した場合でも科学力はちゃんともらえる。海洋ユニットは政策による生産力ブースト率が高いので、科学力への変換だけで見れば陸上軍事ユニットを生産するよりも効率がよい。港湾のある都市がたくさんあるなら、各地で大艦隊製造祭りを行えばかなりの科学力が得られる。
侵略戦争が技術や社会制度をブーストする、戦争が楽しい&美味しい文明。一見すると軍事特化の戦争文明と思われがちだが、実際にはあくまで「戦争や軍拡で内政が進む文明」であり、戦争自体はあまり得意ではないので注意。都市を占領するほど程、両立が難しい科学力&文化力/軍事力の増大を可能にする。ガリアと違い準備が必要だがユニットを生産すればする程、科学の伸びも上がっていくので、軍拡科学勝利という独自の戦略も採用可能。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:14 平均評価:3.4
世界の果てを目指して | 自文明は戦争による疲労のペナルティを受けない。 世界遺産を保有する都市を占領した際にすべてのユニットのHPが全回復する。 | |
---|---|---|
ヘタイロイ | 騎乗兵の代替。(クラスは重騎兵になる) 元よりも馬の消費は少ないが、生産コストは高い。 1タイル以内に大将軍がいる場合戦闘力+5 敵ユニットを倒すと大将軍ポイント+5 訓練時に1つレベルアップする。 | |
短くも偉大なる生涯 | 特徴 | この指導者に対する不平は通常よりも減少しやすい。 |
好み | 他文明(マケドニアを除く)と戦争状態にある文明 | |
嫌い | 戦争状態にない文明 |
・使用感
UA『世界の果てを目指して』は戦争に関するボーナスを得る特性。
戦争疲労の無効化は、長期間の戦争でも都市の状態を気にせず進軍できる点で非常に有用である特性。特に疲労による快適性の低下が占領した都市に優先してかかる仕様と噛み合っており、侵略した都市の離反を多少なりとも先延ばしできる。また、核兵器を使用した時の国民の疲弊にも有意な差が出る。
HP全回復ボーナスは、世界遺産を保有する都市の占領時にすべてのユニットのHPが全回復するので、進軍速度のキープや前線維持に大助かり。使い所を見極めれば非常に強力な効果なので、都市を占領する順番にも細心の注意を払いたい。
UU『ヘタイロイ』はアレクサンドロス固有の騎乗兵代替ユニット。
デフォルトだと生産コストが上がった割にステータスが据え置きという騎乗兵の劣化版。敵撃破で大将軍ポイントがたまるとはいえ、あくまで大将軍と組み合わせてこそといえる。大将軍と組み合わせれば戦闘力46で大暴れができ、騎乗兵だと苦手な防壁や対騎兵ユニットもごり押しで突破できる。ただUG先は普通の重騎兵クラスなので、あまり作りすぎると後々都市攻略には使いにくくなる。ヒュパスピスタイとの数は上手く調整しよう。
総じて、戦争に特化した特性といえる指導者。戦争疲労による快適性ペナルティがなくなるので、ほぼずっと戦争できるのはかなり有用。また、総合娯楽施設などの快適性施設を後回しにできるので、浮いた生産力を軍備に回すことができる。さらに世界遺産のある都市を占領すればHPを全回復できるので、進軍ルートを上手く構築すれば迅速に文明を占領できる点でも非常に戦闘に向いた特性といえる。
都市でユニットを生産しつつ、UBバシリコイ・パイデスで科学力を得て研究を進めて最新のユニットを開発し、それらの軍事ユニットで都市を攻め落として、遅れぎみな技術や社会制度を文明UAで進めていく感じになる。
ヒュパスピスタイやヘタイロイの軍隊で攻める古典か、疲弊なしや占領時回復の戦争による制覇勝利が目指しやすい。また、バシリコイ・パイデスによりユニットを生産すると科学力を得られるので、都市をあまり落とせなくても科学勝利も目指すことが可能。
・AIの特徴
アジェンダ「短くも偉大なる生涯」は戦争状態かどうかで好感度が変化するというもの。
他文明との戦争中では+5~6、非戦争中は-6~10という評価が入る。アレクサンドロス以外と戦争状態にある場合のみ気に入るという完璧な狂犬スタイル。喜んでいても和平した瞬間にキレる。また、AI共通仕様である不平による友好度マイナス補正は普通にかかるため、宣戦布告してアジェンダを満たしてもアレクサンドロスや他文明に大きな不平を抱かせると総合的には友好度が下がる場合がある。
仲良くなるのが難しいので、出会ったらとりあえず防衛戦力を固めておくのが良い。もし戦争する羽目になったらとにかく中世まで耐えよう。2種のUUによる波状攻撃には弩兵+剣士or長槍兵でないと耐えにくい。
文明UAは戦争しないと発揮しずらいので活かしきれてはおらず、内政面は平均的な文明だが、拡張の邪魔になるようなら奇襲宣戦や都市国家攻略も辞さず、誰かを敵とみなすと目に見えてユニットを増産し始める。また、AIはユニットを量産するのでUBバシリコイ・パイデスによる科学力ボーナスにより技術ツリーが意外と先進している場合もある。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:13 平均評価:4.1
すべての道はローマへ通じる | 都市を建設または占領した際に自文明の交易施設を建設する。 首都の交易路到達可能距離内で都市を建設した際にその都市から首都へ続く道路が自動的に敷設される。 通過した自文明の交易施設がある都市1つにつき自文明の交易路にゴールド+1のボーナス。 |
---|---|
レギオン | 剣士の代替。 元よりも戦闘力が5高く、鉄の消費も少ないが、生産コストは高い。 労働力を1持ち、カストラの建造や資源収穫などができる。(カストラ建設に移動力不要) |
カストラ | レギオンによって改善できるローマ固有の要塞。 自文明領土内か中立タイルにのみ建設可能。 このタイルでは防御時に戦闘力+4、自動的に2ターン分の防御態勢ボーナスを得る。 |
浴場 | 用水路の代替。 元よりも建設コストが少ない。 また、住宅+2、快適性+1 |
・初心者でも扱いやすく安定性の高い拡張文明
UA『すべての道はローマへ通じる』は交易と道路に関するボーナスを得る特性。
UAを初心者に分かりやすく言い換えると「都市建造後、即座に交易の中継点ができ通過時のボーナスも増える。さらに首都から15タイル以内ならば道路も作られ、都市間の移動がスムーズ」ということになる。
道路の自動敷設化は、侵略戦争や防衛、開拓拡張や内政といった多くの事に非常に有用な特性になる。特にペルシアとは違い序盤からユニットの移動速度を上げられる点がいい。ただ道路が敷かれるのは、首都から交易路を引ける範囲までなので注意。
交易施設へのボーナスは、序盤から遠方の都市に交易商を送る事を可能にする。さらに自国都市を通過する交易路を作ることができれば、交易ボーナスでゴールドを稼ぐことができる。特に多くの都市を通過することができれば、ポーランドのUB織物会館(国内交易路にゴールド+4)がある都市から出発した交易に匹敵するゴールドが稼げる。区域パズルならぬ交易路パズルが面白い特性になっている。
UU『レギオン』は戦闘力が高く、労働力も保有する剣士代替ユニット。
古典時代のユニットにしては非常に高い近接戦闘力を持ち、大将軍による恩恵もあれば、弩兵が出るまでは文字通り無双できる。また、労働力を持ち後述のUIカストラも建設できる。カストラは時代スコア稼ぎ用として1つ作れば十分で、残った労働力は資源収穫したり、災害時の施設修理したりと他の有用な使い方もできる。レギオンラッシュでの都市侵攻時に略奪し、占領後に自ら修理することも可能。
GSでは鉄が要求されるようになり、揃えるには時間がかかるようになった点には注意。
UI『カストラ』は早期に解禁される固有の要塞。
レギオンと同時に解禁されるので守りを万全にできるが、戦場となる敵地に建てることができず、序盤の蛮族または戦争屋への対策、時代スコア稼ぎの出番くらいしかない。一応、「ゾンビ撃退」モードでは対ゾンビ対策にもなるがそれで有用性が上がったかは微妙。対人戦では局所的に活用出来る場合もあるだろうが……。
UD『浴場』は都市運営に直結する住宅と快適性を供給する固有の用水路。
立地を選ぶが通常の用水路よりも低コストで建てられる上に、早いタイミングで住宅が激増し、さらに快適性もついてくる。特に川沿いであれば水による住宅ボーナスと浴場の住宅ボーナスが合わさって住宅が激増し、真水接続なしの山沿い都市も真水都市と同程度の住宅を確保できる。多都市戦略がすぐにリターンとなって帰ってくるので、自力拡張と占領を駆使すれば史実どおりの爆発的拡大が可能になる。
GSでは用水路から工業地帯への隣接ボーナスが追加された為、低コストで建設できる浴場はさらに重要度が増した。
古典時代から特性の恩恵を受けられるという早熟な文明。序盤でUUレギオンでラッシュして領土の拡張、各都市にUD浴場を建設して人口と快適性の確保、文明UAによる交易ボーナスでゴールドを獲得して内政を強化するといった、非常に安定したスタートを切ることができる。
また、新作になるたび仕様が変化していくCivシリーズにおいて初心者がつまずきやすい部分をフォローする特性で固められているので、初心者向きの文明である。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:42 平均評価:4.1
トラヤヌスの記念柱 | 都市を建設した際にその都市の都心に建造物が1つ建設される。 (ゲーム開始が太古からの場合、モニュメントが建設される。) | |
---|---|---|
大王志向 | 特徴 | 自分の領土を可能なかぎり広げようとする。 |
好み | 領土が広い文明 | |
嫌い | 領土が狭い文明 |
・使用感
UA『トラヤヌスの記念柱』は都市建設時に都心に建造物が貰える特性。
都心の建造物が対象なので太古スタートであればモニュメントが貰える。モニュメントは文化力を産出するため、序盤から都市を増やすことで領土拡大も社会制度ツリーも早く進む。他文明に先駆けて「政治哲学」に到達して政治体制「寡頭制」を採用できることも多く、寡頭制のレガシーの戦闘力ボーナスによりレギオンラッシュによる領土拡大も狙いやすい。文明UAなどと併せて、多都市戦略の旨味が大きい。
ちなみに、情報時代からスタートすると水車小屋を建てられない都市にはなんと防波堤が建設される。
総じて、癖なく非常に扱いやすい指導者。文明UAなどと同じく初心者にも分かりやすい指導者UAなので非常に扱いやすい。上記のとおりに「寡頭制」を採用してのレギオンラッシュや「共和制」を採用して経済政策「植民地化」と祖廟を合わせて開拓ラッシュで拡張するといった序盤での行動を早期にしやすい。特に多都市戦略では多いに貢献してくれるだろう。
ただこれといった勝利条件に向いた適正がないので、どのように進めるのかはプレイヤーの腕に問われる。多都市戦略による優位性を活かして勝利を目指していこう。
「英雄と伝説」モードでは都市建設後、すぐに英雄を召喚可能。モニュメント建設の手間が省けるため、英雄の獲得に関しては他国よりも有利。もちろん「秘密結社」モードで虚無の歌い手に入信した場合、旧神のオベリスクが無償で貰えるので文化力だけでなく信仰力もどんどん溜まっていく。使い道の増えた信仰力をもとに国力を増強しやすくなり、NFP以降強化された指導者でもある。
・AIの特徴
アジェンダ「大王志向」は「領土拡張主義者」と同じで、タイルの数で好感度が変化するというもの。
都市のタイルの数が多ければ+5、少なければ-8という評価が入る。指導者UAにより序盤のタイル拡張が早い上に、AIは都市スパムするのでなにかとプレイヤーを煽ってくる機会が多い。特に高難易度のAIは複数の開拓者を持っており、どう頑張っても領土数で負けてしまう最序盤で遭遇ターンに即非難、というかお国自慢というクソ理不尽をもたらす難敵。さすがのプレイヤーもこれにはイラつく。仲良くしたい場合はこちらも多都市戦略で領土を広く確保しなければならない。
ただ中世後期以降に遭遇した場合には、割と友人枠として扱える場合も多い。宗教については気にしない場合が多いので布教も楽。遭遇する時代によって扱いやすさが変わりやすい男ではある。
文明・指導者UAともにAIでも扱いやすいが、良くも悪くも内政面は普通なので平凡な文明に落ち着きがち。一様、太古スタート時には指導者UAでモニュメントを貰って、領土拡張や社会制度で多少は有利になっているが、時代が進むとその優位性も薄れるので内政面は失速する。特にクソ立地スタートだと総勢2都市くらいで蛮族っていることも…。
攻める場合には、マスケット銃兵の解禁されるルネサンス時代以降か、レギオンが出るまでの最序盤が吉。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:25 平均評価:3.9
来た、見た、勝った | 各都市を初めて占領した際または「蛮族の前哨地」破壊した際にゴールドを300得る。 上記のボーナスは、「鋳金」研究後はゴールド500、「鋼鉄」研究後はゴールド700になる。(上記の全ては標準スピードの場合) すべての軍事ユニットは、蛮族ユニットに対して戦闘力+5 また、蛮族ユニットを撃破した際に得られる経験値が常に通常になる。 | |
---|---|---|
ガリア戦争 | 特徴 | 特になし |
好み | 蛮族の前哨地を積極的に潰す文明 | |
嫌い | 蛮族の前哨地を放置する文明 |
・使用感
2Kアカウントとsteamアカウントの紐付けで得られる特典DLC「ユリウス・カエサル」を有効化すると、使用可能になるローマのもう一人の指導者。
UA『来た、見た、勝った』はゴールドと蛮族に関するボーナスを得られる特性。
ゴールドボーナスは、前作Civ5のソンガイの特性の一部と似た内容。序盤に都市周辺に蛮族の前哨地が次々湧く展開ならば、破壊して得たゴールドでユニットを購入し、次の蛮族の前哨地を潰し…というループでゴールドと時代スコアを稼ぎながら軍備を整え、そのまま他文明を呑み込むコースに入れる。また、敵対文明の都市を占領してもゴールドを得られるので、ユニット購入で軍備を回復・増強して侵略戦争を続行しやすい。
もちろん、得られたゴールドは内政に使っても良い。建造物を購入して内政を強化したり、開拓者を購入して開拓を進めたりできる。特に黄金時代の公約(政策)「不朽」の効果で安く労働者を購入したり、総督「レイナ」の「建設請負人」で区域を購入で建設したりすれば、さらに内政を後押しできる。
蛮族に関するボーナスは、軍事政策「規律」と同じく蛮族ユニット相手に戦闘力+5を得られるので、序盤の蛮族退治が楽になる。「規律」も採用すれば戦闘力+10となり、蛮族退治がさらに捗る。特に斥候が不意に蛮族ユニットに遭遇した際に生き残りやすくなるので、序盤の探索で活躍させやすい。
また、普通の文明・指導者では蛮族ユニットから得られる経験値はレベルアップ後は1になってしまうが、カエサルの場合はレベルアップ後も通常の戦闘と同じ経験値が得られるので、軍事ユニットを蛮族狩りで強化できる。前述の蛮族ユニットへの戦闘力ボーナスも活かせれば、精鋭ユニットを揃えやすくなる。特に経験値をなかなか稼ぎにくい斥候系統を育成しやすくなる点や、経験値稼ぎの為に都市国家に喧嘩を売る必要がなくなり外交面でも優位に働く点が強力である。
なお、ゲーム後半でも視界が通らないタイルを意図的に残して前哨地を沸かせることで蛮族から延々とゴールドと経験値を巻き上げることができる点は覚えておこう。
比較的癖がなく使いやすいトラヤヌスに比べると、周りの状況にもよるが蛮族や他文明から巻き上げた報酬を活かしていく形。序盤の都市周辺での蛮族の沸き次第にもよるが、上手い具合に蛮族退治をループすることが出来れば軍備・内政をゴールドで賄うことが可能になる。特に視界外を意図的に残すことによって蛮族の前哨地を沸かせ、ゴールドと経験値を搾れるだけ搾っていけるようにしたい。そうして育成したユニットを使って他文明を侵略していき、占領した都市をゴールドで成長させていく感じになるだろう。
蛮族相手から稼げるゴールドと経験値を使って軍事ユニットを育成して他文明を侵略すれば制覇勝利が目指しやすい。
「蛮族の部族」モードでは、蛮族の前哨地から巻き上げられるゴールドが実質的に増え、なおかつ蛮族から軍事ユニットを購入すれば安価に軍備が整うため、上記のループがより回りやすくなる。お得意様の蛮族の前哨地は大切に保護しながら、訓練場にするといいだろう。自身のアジェンダはどこ行ったとは言ってはいけない
・AIの特徴
アジェンダ「ガリア戦争」は隠しアジェンダ「文明国」と同じで、蛮族を退治しているかどうかで好感度が変化するというもの。
都市の近くに蛮族の前哨地が無ければ+6、あれば-6という評価が入る。普通にプレイしていれば条件は達成できるものの、僻地で手が届かない場所に蛮族が居座ってしまっていたり、「蛮族の部族」モードのようなあえて前哨地を残したい時などは良好な関係を築きづらいため、太古・古典時代にレギオンラッシュをもらいたくなければ積極的に蛮族を掃除する必要がある。
指導者UAによる蛮族からのボーナスでゴールドが貯まりやすく、購入で賄って序盤の軍事・内政が進んでいることが多い。ただトラヤヌスとは違い、特別な内政面のボーナスがないので蛮族が沸きにくくなる中盤あたりには内政が失速しがちになり、最終的には平凡な文明に落ち着き、カエサルはただの気のいいお兄さんになる。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:16 平均評価:2.7
母なるロシア | 都市を建設した際に領土が5タイル追加される。 都市にあるツンドラタイルに生産力+1、信仰力+1 自文明のユニットはブリザードによるダメージを受けない。自文明と戦争をしている文明のユニットは、自文明領土内でのブリザードによるダメージ+100% |
---|---|
コサック | 騎兵の代替。 元よりも戦闘力が5高く、馬の消費も少ないが、生産コストが多い。 攻撃後の移動が可能になり、自文明領土内か自文明の国境に隣接するタイルでの戦闘時戦闘力+5 |
ラヴラ | 聖地の代替。 元よりも建設コストが少なく、大預言者ポイントが1多い。 この区域にある社に大著述家ポイント+1、神殿に大芸術家ポイント+1、礼拝所に大音楽家ポイント+1 ラヴラがある都市で偉人が使用されるとその都市の領土が1タイル追加される。 |
・文化系偉人を得やすいツンドラの宗教文明
UA『母なるロシア』は領土とツンドラタイルに関するボーナスを得る特性。
初期タイル追加のボーナスは、都市建設時に通常よりも多くのタイルを領土にできるため、タイル購入費がタイル拡張までの数ターン分お得になる。特に戦略資源や高級資源があるタイルが優先的に獲得されるので早期に改善して他文明との取引に利用可能という点でも有利になる。
ツンドラへのボーナスは、ツンドラが平原(食料+1・生産力+1)に信仰力を加えた産出になる。ツンドラ平地では農場が作れないため平原の上位互換とはいかないが、ツンドラ丘陵には鉱山が作れるため強力。ちなみに改善系都市国家との相性が良く、ツンドラ平地にも建設できる改善を増やしたい。特にカホキア墳丘はツンドラにおいて不足しがちな食料と住宅を補えるため好相性。
GSでは災害の要素の追加に伴い、ブリザードに関するボーナスを手に入れた。ただ発動が不安定であくまでフレーバーチックなもの。わざわざツンドラの都市を落としに行くのはカナダでもない限りなかなか無いだろう。
UU『コサック』は自領地で守りが固い騎兵代替ユニット。
騎兵の代替ユニットで、生産コストは多いが資源消費は少ない。コーサーからUGは可能なのでそれなりに数は揃えやすい。戦闘力が代替元よりも高く、自領地周辺ではさらに戦闘力のボーナスを得られ、攻撃後の移動が可能なので、特に自文明領土内ではかなり防衛がしやすい。また、ロシアは信仰力を増やしやすいので、政府建造物「グランマスター礼拝堂」で揃えることも可能。ただロシアは戦闘力に関するボーナスはほぼなく、解禁されるのが下ルートの「軍事学」というのがつらい。あまり軍事に手を入れないのであれば時代スコア用に1体だけ生産はしておこう。
UD『ラヴラ』は宗教創始が容易になり、文化系偉人ポイントも得られる固有の聖地。
低コストで建設できる点や追加の大預言者ポイントは早い者勝ちの宗教創始レースに大きなアドバンテージになる。特に高難易度でも創始できる可能性が高い。ラヴラで得られる信仰力は時代が下っても偉人採用に使えるだけでなく、自然主義者やロックバンドの購入にも役立ち、条件を揃えれば宗教系ユニット以外の購入にも使用出来る。「秘密結社」や「英雄と伝説」モード追加時にはさらに信仰力の有用性は増す。また、建造物ごとに文化系偉人のポイントも得られるので早期に社や神殿を建設すれば、文化系偉人を多めに獲得できる。偉人を使うと国土が増える効果は微妙だが、有って損するものでもないので一応憶えておこう。
GSでは「労働倫理」がロシアの新たな鉄板勝ち筋。「オーロラのダンス」などパンテオンで得た隣接ボーナスや聖典での隣接ボーナス積み増しも反映されるため、ラヴラだけで生産力6~12程度を生み出すぶっ壊れ区域となる。更に通常の聖地と同じく隣接する森林2つごとに信仰力1を得られるので、森林6つに囲まれたラヴラは生産力・信仰力18を産み出せる。特にツンドラには森林が生えていることも多く、社会制度「自然保護」を解禁すれば、自分で森林をつくることも可能。
宗教創始が非常に容易な文明。ツンドラが初期立地の場合が多く、ラヴラとパンテオン「オーロラのダンス」で信仰力、信者の信仰「労働倫理」で生産力を獲得できる為、ツンドラに都市を建設できれば安定した都市運営が可能である。ただ初期立地のツンドラは基本的に食料産出が少なくなりがちな上、固有の産出量強化手段も持たないので、遺産なり宗教なり産出手段はしっかり確保しておこう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:42 平均評価:4.3
大使節団 | 自文明より高度な文明に続く交易路に科学力か文化力のボーナス。(まだ取得していない技術または社会制度3つにつき+1) | |
---|---|---|
欧化主義者 | 特徴 | 特になし |
好み | 科学力と文化力の産出量が多い文明 | |
嫌い | 科学力と文化力の産出量が少ない文明 |
・使用感
UA『大使節団』はツリーの遅れを交易で底上げできる特性。
高難易度だと遅れやすい各ツリー進捗を補ってくれる。ただよほど遅れてなければ+2~3程度に収まる場合がほとんどなので、国内交易をそちらに回すほどの魅力がない場合も多い。有効活用するなら商業ハブや港で交易路を増やし、意識的に研究や社会制度を遅らせて進んだ文明に寄生するなどの特化戦略が必要。
RaF以降、外交政策「為替銀行」が国外交易を強化できるように修正された。食料と生産力が出ないのが国外交易の弱点であったのだが、ここが解消できれば諸々含めた交易産出がバカに出来ない値になる。技術や社会制度ではAIにまだ遅れを取っており、かつ交易路の本数が揃ってくる中盤以降に活躍する史実に則した特性と言えよう。
総じて、交易で各種ツリーの遅れを補える指導者。交易へボーナスは条件が特殊で低難度ではほぼ活かしづらいが、高難度ではAIの補正により各種ツリーはほぼ出遅れるので国外交易で補えるのはそれなりに有用。上記の様に交易政策を付けつつ、他国から恩恵にあやかろう。
UDラヴラによる文化系偉人を利用した文化勝利もでき、他にも稼いだ信仰力で宗教戦争したり、政治体制「神権政治」とグランドマスター礼拝堂でひたすら兵士に変えたりと、柔軟なプレイが可能。
「秘密結社」モードでは、虚無の歌い手により文明UAの強化と指導者UAの弱体化が起こった。特に中世で解禁される能力「合唱」により信仰力に応じて科学力・文化力が貰える為、信仰力がゴリゴリ出るロシアプレイだと強力。近代終盤には情報時代の技術・社会制度が全て終わっている状況にもなり得る。その時には大使節団はお役御免。その後は共産主義ロシアでぶっちぎる選択肢もある。
・AIの特徴
アジェンダ「欧化主義者」は技術や社会制度の進行度によって好感度が変化するというもの。
技術や社会制度が先行していれば+7、後進していれば-?という評価が入る。低難易度では余程の事がなければ内政は先行しがちなので友好状態になりやすいが、AIに比べ内政が遅れがちな高難易度だとだいたい嫌われる。なお、好かれているということは、自分より内政が遅れている格下文明という訳で、仲良くなるメリットが少ない。
プレイヤー時の器用万能さは鳴りを潜め、AIの苦手なツンドラ立地な為に内政面で伸び悩み、平凡な宗教文明に成り下がる。最速パンテオン獲得と創始レースでは強いが、その程度。むしろ広大な領土と大量の聖地が早期から得られるので、立地が近いならラッシュの標的として狙い目。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:24 平均評価:3
王朝の盛衰 | ひらめきと天啓によるブーストは40%ではなく50%になる。 世界遺産の建設を完了した際にその遺産と同じ時代のひらめきと天啓をランダムに1つ獲得する。 |
---|---|
虎蹲砲 | 「機械」で解禁される中国固有の長距離戦闘ユニット。 近接戦闘力30、長距離戦闘力50、射程1、移動力2 |
長城 | 「石工術」で解禁される地形改善。 国境沿いにのみ建設可能。火山性土には建設可能。 ゴールド+2 隣接する長城1つにつきゴールド+2 「城」研究後は隣接する長城1つにつき文化力+2 「航空技術」研究後は文化力産出と同量の観光力を産出する。 この改善にいるユニットは防御時戦闘力+4 自然災害による被害で略奪状態になるが、破壊されることはない。 |
・各種ツリーの進展速度が早い文化文明
UA『王朝の盛衰』はひらめきや天啓に関するボーナスを得る特性。
ブースト増加のボーナスは、技術・社会制度ツリーで優位を取ることが可能になるもの。適当にやっていてもある程度の効果があるが、よりひらめきや天啓を意識して行動すれば、他文明との差をつけやすくなるだろう。
世界遺産によるブースト獲得ボーナスは、世界遺産を建設していると内政等が遅れがちなるが、世界遺産を完成させれると多少のリカバリーがあるといえる。特に序盤の世界遺産を建設しやすい始皇帝(天命)とは相性が良く、ブースト増加の特性との相乗効果で早めに各種ツリーを伸ばしやすくなる。
なお、これらの特性の効果を最大限に引き出すにはひらめき・天啓の条件と世界遺産の建設条件を熟知する必要がある。また、大科学者や研究同盟レベル2で得られるひらめきも貪欲に狙っていきたい。他国が大科学者を採用したらひらめきが起きる世界遺産「アレクサンドリア図書館」も相性抜群。
UU『虎蹲砲(こそんほう)』は短射程高威力の固有の長距離戦闘ユニット。
置換元のないユニットなので直接生産するしかないにも関わらず、UUの割に強さはいまいち。同時に解禁される弩兵と比べると使い辛さが目立つ。特に射程が1しか無いので騎兵系ユニットへの有利が取りにくいのが泣き所。攻めには向かないが後述のUI長城の上において要所を守るユニットとしてはそれなりに優秀。また、長距離戦闘力は高めなので都市の防衛力を高めるのにも使える。とりあえず時代スコアのために1体は作っておきたい。
UI『長城』は長城同士を隣接させると産出が強力になる改善施設。
建設条件はそれなりに厳しいが、解禁も産出強化も早いのが特徴。GSでは単体でもゴールド+2を得られ、さらに隣接ボーナスが強化されている。特に1つ隣接させるだけでもゴールド+4と、「城」研究後は文化力+2も産出するのはかなり強力。仕様上、長城1つに隣接できるのは2つまでで国境沿いにしか配置できない。産出を最大限に活かしたいので計画的に配置したい。AIよろしく万里の長城にできれば、ゴールドと文化力で他国で圧倒するのが捗る。また、要塞効果もあるので危険な戦争屋が隣になった場合などの防衛ラインとしても頼りになること請け合い。
「ゾンビ撃退」モードではゾンビ対策にもなる。ゾンビに割く軍事ユニットを減らし、内政に全力を注ごう。
引きこもりつつ内政を進めることができる文明。civ4も5も「連弩兵」で鳴らしていた中国だが、文明が内政寄りになったためか軍事的にはおとなしい性能になっている。
ひらめきや天啓を意識して都市計画を立てていけば、技術・社会制度ツリーで優位を取ることができる。長城の解禁後は国境を閉鎖して国土を固め、遺産を建設していき科学力・文化力さらには観光力をどんどん高めていこう。内政寄りの特性な為初心者にも扱いやすいし、中級者以上がUAを最大限利用して大国化するのも難しくない文明である。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:27 平均評価:3.5
最初の皇帝 | 労働者の労働力+1 建設中の太古・古典時代の世界遺産にユニットの労働力を1消費することで建設コストの15%に相当する生産力を与えれる。 「石工術」研究完了時に運河区域が解禁される。 | |
---|---|---|
万里の長城 | 特徴 | 可能な限り遺産を建造しようとする |
好み | 中国よりも世界遺産が多い文明 | |
嫌い | 中国よりも世界遺産が少ない文明 |
・使用感
UA『最初の皇帝』は労働者と遺産建設に関するボーナスを得る特性。
労働者へのボーナスは、1ユニットあたりの都市の改善量が増加するので生産力を節約できる上に、都市産出を早期に強化ができたり、後述のボーナスで遺産建設を加速できたりするので、他の労働力追加要素と併せて上手く活用していきたい。
世界遺産建設補助のボーナスは、労働力があれば労働者1ユニットでどんなゴミ都市であろうが世界遺産ができる驚異の特性。太古・古典時代の世界遺産建設には通常180〜400の生産力が必要だが、労働者経由で建設すれば(社会制度等にもよるが)およそ生産力80〜140程度まで圧縮できる。労働者経由なので首都以外の生産力が低い第2都市以降でも建設可能で、砂漠のど真ん中のオアシス隣に開拓者と労働者を送り込んで世界遺産「ペトラ」をつくるような荒業も可能。黄金時代の公約(政策)の「不朽」を利用すれば、ゴールドや信仰力で労働者を安く購入できるようになり、世界遺産建設が更に加速する。
GSでは京杭大運河をイメージした運河の早期解禁ボーナスが追加された。立地によっては序盤から対外交易の収入を積み増したりできるかもしれないが、あくまでもオマケとして覚えておこう。
総じて、序盤の世界遺産を建てやすい指導者。使いこなす為に各世界遺産の立地条件を把握しておくと良い。太古・古典の世界遺産には砂漠平原が条件のものが2つ(ピラミッド、ペトラ)、砂漠丘陵が条件のものが1つ(ゲベル・バルカル)あり、UI長城は砂漠にも建設できるので、砂漠との相性が良い文明の一つである。最速で世界遺産「ストーンヘンジ」を狙うならば、石材確保・「占星術」研究・労働者ブーストを計画的に進める必要がある。また、ゲームスピードが遅いほど補正により建設コストが上がる為、相対的に強くなる。入念な建設計画が必要だが、世界遺産独占でハイスコアは間違いない。箱庭内政を極めたい人にうってつけの指導者だろう。片っ端から建て終わったら、中盤以降の人口急上昇に対応する策を用意しておこう。しかしながら、高難易度AIのぶっ壊れ生産力補正の前では手も足も出ないときもあるので注意。
文明UAでひらめきや天啓を得やすいので各種ツリーを進めやすく、UI長城や序盤の世界遺産により観光力を高めやすいので文化・科学勝利を目指しやすい。
・AIの特徴
アジェンダ「万里の長城」は隠しアジェンダ「遺産を愛するもの」と同じで、世界遺産を建てた数によって好感度が変化するというもの。
中国よりも世界遺産が多ければ+8、少なければ-8というそれなりに高い評価が入る。今作ではそもそも世界遺産自体が全体的に弱く、プレイヤーは無理に取る必要がないため序盤は仲良くしやすい。逆にルネサンス時代辺りになると有益な世界遺産が増えるのでそれらを建設していくとアジェンダに抵触しやすくなるので敵対的になりやすい。
文明UAによるブースト強化のおかげで技術や社会制度の進展は遅くなく、指導者UAによる労働者の強化で内政面もそれなりは高い。また、AI特有のUIスパムによりびっしり長城を建ててくるので中世以降の文化力が非常によく伸びる。そのせいで文化力が高い上に、元々世界遺産優先傾向が高めだがその中でも特級の遺産狂なので文化勝利を目指している場合は中々面倒な相手となる。ただ遺産狂いで開拓者出しをサボったり、内政を疎かにしたりして伸び悩んだりするため危険度が低い。
攻める場合には、世界遺産建設にかまけて軍備が整っていない場合が多く、友達ごっこをするなり滅ぼして世界遺産ごといただくなり良いようにしてやろう。また、AIはUI長城をスパムするので匈奴の如く片っ端からぶっ壊してゴールドを頂くのもアリ。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:21 平均評価:4.2
兵法三十六計 | すべての陸上近接戦闘ユニットは、「蛮族を帰服させる」のアクションを実行できる。 このアクションを実行するとユニットを消費して隣接するタイルにいる蛮族ユニットを自文明に転向させられる。 | |
---|---|---|
四海 | 特徴 | 特になし |
好み | 蛮族の前哨地を放置する文明 | |
嫌い | 蛮族の前哨地を積極的に潰す文明 |
・使用感
指導者パス「中国の統治者」で追加される中国の指導者。遺産や内政特化の始皇帝(天命)と違い、こちらは蛮族ユニットを活用する感じになっている。
UA『兵法三十六計』は近接戦闘ユニットが蛮族を転向させられる特性。
要は近接戦闘ユニットが使徒の「異教徒の改宗」を持つということであり、蛮族によるラッシュを軍事ユニット収穫に利用できる。ただ、アクションを実行するとユニットが消滅してしまうため、複数に囲まれるように動いて使用したり、エビでタイを釣るように先の時代のユニットを狙ったりして、より得になる形で実行したいところ。期間制限のある都市国家の徴兵ユニットを引換券として蛮族を転向させるのも良いだろう。ガレー船系列の海上ユニットも一応近接戦闘ユニットなのだが、こちらはスキルを使用できない。
ちなみに、近接戦闘クラスの英雄や吸血鬼も使用可能であるが、使用すると問答無用で消滅する。英雄の場合、再召喚はできるものの時代スコアは獲得できず、吸血鬼は完全にロストする。確認画面もでないため、誤って使用しないよう注意したい。また、転向した蛮族の体力はそのままで、そのターンは行動もできないため、後続のユニットに撃破されないように気を付けたい。
内政向けの特性を持つ始皇帝(天命)と比べ、世界遺産の建設補正を失った代わりに序盤の蛮族をどう活用できるかがキモな特性になっている。蛮族が都市を襲撃する際は3体で襲ってくるため、うまく1対複数交換で数を増やしていきたい。序盤は沿岸地帯をガレー船とカドリレーム船が徘徊しているため、時代スコア稼ぎを兼ねて転向させてもいい。
ただ時代が進むにつれ蛮族の沸きも悪くなり、僻地に沸いても足の遅い近接ユニットでは時間がかかり非効率的である。指導者UAが活きる期限は中世までで、その点は古典時代までの遺産が対象の始皇帝(天命)と変わらない。
蛮族から軍事ユニットを獲得できるので、戦闘力ボーナスこそは無いものの大量のユニットによる都市征服をしやすく制覇勝利を目指せる。また、文明UAによるブーストボーナスで技術・社会制度ツリーを進めやすく、UI長城で観光力を稼げるので科学・文化勝利も目指せ、軍事ユニットを合わせた物理勝利も目指せる。
「蛮族の部族」モードでは近接戦闘ユニット専門の蛮族が存在する。蛮族からの徴兵コストも割安なため、徴兵した戦士でうまくロンダリングを行いたい。
「英雄と伝説」モードでは英雄「卑弥呼」を引き当てたときはノーコストで都市国家を利用して軍事ユニットを増やすチャンスなので積極的に活用したい。
「ゾンビ撃退」モードではゾンビが蛮族扱いな上、自軍ユニットになると近接戦闘ユニットとしてスキルを使用でき、時代を問わず沸くため指導者UAが期限切れになることがない。ゾンビで他ゾンビを雇用すれば、面倒な処理やプロジェクトを行わなくても済むため、キョンシー映画よろしくゾンビを易々と扱うことができる。「ゾンビ撃退」モードが最も活躍できる舞台になるだろう。
・AIの特徴
アジェンダ「四海」は蛮族の前哨地を残しているかどうかで好感度が変化するというもの。
蛮族の前哨地を放置していると+6、破壊すると-6というそれなりの評価が入る。ユリウス・カエサルのアジェンダと真逆で、蛮族の前哨地を残していないと関係が悪くなる。特に1回でも破壊するとずっと根に持つため、微妙に厄介である。蛮族ユニットの撃破自体は問題なく、始皇帝(統一者)と遭遇前(おそらく始皇帝が認知していないもの)に蛮族の前哨地を破壊していても問題はないため、そのあたりは気にしなくてよい。ただ仲良くしようにもラッシュモードになった蛮族の前哨地を放置してもいいことはないため、サラディン(宰相)同様にアジェンダは基本的に嫌われるためにあると思ってよい。
内政面は天命と同じく文明UAのおかげでそれなりに技術や社会制度が進んでいることがあり、UI長城をスパムするので文化力が伸びやすい。ただAIはやや前哨地に近づかない傾向にある程度で、「蛮族を帰服させる」のアクションは使わず普通に蛮族ユニットも前哨地も排除してしまう。文明UAだけしか機能していないため、中国文明の中で一番パッとしない指導者といっていいだろう。
攻める場合には、AIはあまり指導者UAを使うことがないので軍事ユニットはそれほどではなく都市征服は楽な方。また、始皇帝(天命)と同じく、長城をスパムするので片っ端から略奪してゴールドを得ることも可能。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:13 平均評価:2.8
ゲレゲ | 現在の政府に経済政策スロット+1 各他文明に初めて交易施設を建設した際にひらめきと天啓をランダムに1つ獲得する。 | |
---|---|---|
パクス・モンゴリカ | 特徴 | 特になし |
好み | 高い軍事力とゴールドの産出量が多い文明 | |
嫌い | 低い軍事力またはゴールドの産出量が少ない文明 |
・使用感
NFPで追加された中国の指導者。始皇帝との比較では「労働者の労働力+序盤の遺産建設力」と「経済政策スロット」のトレードオフと考えてよい(運河の早期解禁と交易施設によるブーストの影響は小さい)。
UA『ゲレゲ』は政策スロットと交易施設に関するボーナスを得る特性。
追加の経済政策スロットは、「首長制」採用直後から政策「都市計画」と「神王」を両方採用でき、パンテオン獲得を目指しつつ都市の生産力を底上げすることが可能なので強力。更にゲームが進めば、都市拡張・改善の為の「植民地化」や「農奴制」、各種隣接ボーナス増加系政策や交易産出増加系政策などを採用しやすくなる為、序盤中盤終盤隙が無い。特に中国は文明UAを活かす為、世界遺産の建設が重要でそれを加速できる経済政策「賦役」「摩天楼」等を採用しやすくなる点でも有用。
交易施設によるブースト獲得ボーナスは、交易商を出した直後に交易施設ができるモンゴルと異なり、ある程度の時間が必要。ただ文明UAによりひらめきと天啓のブースト率が高くなっているので、なるべく狙っていきたい。その際、国外交易ボーナスを持つ政策「通商連合」「市場経済」などをセットしておき、交易産出を底上げしておこう。
他の中国指導者と比べて、内政寄りの特性で中国が得意とする文化勝利は経済スロットの重要性が高いため、同指導者のモンゴルと比較すると追加スロットの相性は良い。一方、交易施設が即座に建設できないため、ブースト取得は悠長に待たざるを得ない。また発動時にツリー進捗の調整が難しく、時代が進むまでは出力が貧弱な国外交易で交易路枠を食いつぶすデメリットも大きい。政治体制「民主主義」採用してから原子力時代以降のブーストが難しい技術や社会制度を狙い、それまでは国内交易を充実させておく方が無難か。
・AIの特徴
アジェンダ「パクス・モンゴリカ」はモンゴルのフビライと同じなのでそちらを参照。
内政面は追加の経済政策スロットのおかげでそれなりに高く、AIは交易路をよく国外に回すことが多いので、文明・指導者UAによるブーストボーナスのおかげで技術・社会制度はそれなりには進んでいることがある。また、AI特有のUIスパムにより長城を乱立するので、中世以降は文化力が伸びやすい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:15 平均評価:3.7
里甲制 | すべての都市で専用のプロジェクト「里甲制(食料)」「里甲制(信仰力)」「里甲制(ゴールド)」が解禁される。 プロジェクト「里甲制(食料)」はプロジェクト中、その都市の生産力の50%に相当する食料を毎ターン得る。 プロジェクト「里甲制(信仰力)」はプロジェクト中、その都市の生産力の50%に相当する信仰力を毎ターン得る。 プロジェクト「里甲制(ゴールド)」はプロジェクト中、その都市の生産力の100%に相当するゴールドを毎ターン得る。 人口が10人以上の都市は人口1人につきゴールド+2、科学力+1、文化力+1 | |
---|---|---|
インディン | 特徴 | 特になし |
好み | ゴールドの産出量が黒字の文明 | |
嫌い | ゴールドの産出量が赤字の文明 |
・使用感
指導者パス「中国の統治者」で追加される中国の指導者。
UA『里甲制』はプロジェクトと人口に関するボーナスを得る特性。
固有のプロジェクト「里甲制(食料)」「里甲制(信仰力)」「里甲制(ゴールド)」は、従来のプロジェクトと異なり完了を目標とせず、プロジェクト中に生産力に応じたボーナスを毎ターン得るためのプロジェクトになっている(必要コストも標準スピードで初期1000と完了を想定していない)。ゲーム開始時から実行可能なプロジェクトなので初期都市建設直後から「里甲制(信仰力)」を実行すれば早期にパンテオンの獲得が可能であり、「里甲制(食料)」で都市を早々と成長させることで後述の人口による産出ボーナスを容易に達成することができる。特別な専門区域を必要とせず完了を待つ必要もないため、状況に応じてフレキシブルにボーナスが得られる点が魅力である。
人口による産出ボーナスは、都市の人口が10人以上になると人口1人につきゴールド+2、科学力+1、文化力+1と破格のボーナスを得ることができる。これは総督「ピンガラ」の「鑑定家」「研究員」、総督「レイナ」の「収税史」のボーナスと同じであり、実質的にピンガラ・レイナが就任した状態に等しい。これが特別な制限なく人口10人以上の都市なら達成できるため、都市スパム+「里甲制(食料)」の組み合わせは強力の一言に尽きる。住宅数確保のため、パンテオン「川の女神」と宗教を創始して信仰の証「この世界に糧を」は可能であれば狙いたい。政府複合施設の建造物は都市スパムのための「祖廟」か住宅数確保の「謁見の間」のどちらかの選択になるが、黄金時代「不朽」時の購入コストは「里甲制(信仰力)」「里甲制(ゴールド)」で容易に補えるため、長期的にみると「謁見の間」がおすすめである。
他の中国指導者と比べて内政力に特化しており、ボーナスを達成する条件もプロジェクトもシンプルなため、初心者にも扱いやすい指導者であり、全指導者の中でも随一の内政指導者である。序盤は「里甲制」プロジェクトを使い、人口を増やして指導者UAによるボーナスを早期に受け取ったり、信仰力を得てパンテオンを早期に採用したりと選択肢が多くなるだろう。
正直なところボーナスが容易かつ強力すぎるためチート感は否めないが、専門区域縛りやOCCのような縛りプレイをやるなら、この指導者から始めてみるのもいいだろう。
文明UAによるひらめきや天啓ボーナスと人口による科学力と文化力ボーナス、UI長城による観光力など、科学・文化勝利のどちらも目指しやすい。
・AIの特徴
アジェンダ「インディン」は、プレイヤーの収益が+か−で判定が入るシンプルなもの。
こちらのゴールド収支が黒字ならば+3、赤字ならば-3という評価が入る。よほどゴールドを軽視したり、ユニットを量産したりして赤字にでもならない限りは友好判定が入る。ただ評価値は微々たるものなので、おまけ程度と考えていい。
永楽帝の目玉である指導者UA「里甲制」は、AIではプロジェクトを回すことはないようで、キモである人口による産出ボーナスの方も、AIは水源のない場所に都市を建設をしたり、住宅を確保できるほど内政がうまくなかったりするため人口が停滞してしまいやすく、思っているより里甲制が脅威と感じることは少ない。AIが賢ければ脅威になれる指導者だけに肩透かし感はある。とはいえボーナスの条件がシンプルなために科学力・文化力は安定しており、ゲーム後半になっても失速せず上位争いする力はあるため、油断はできない相手である。
なお、例にもれずAIはUI長城をスパムするので文化力は他の中国指導者よりも伸びる。もちろんゴールドも稼ぎやすいので、侵略で長城をぶっ壊してこちらがゴールドを頂くのもあり。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:22 平均評価:4.6
罠の手引き | すべてのスパイの活動レベル+1 攻撃的ミッションに成功した際に対象都市がターン毎に得られる科学力・文化力・信仰力の100%を得る。 「防衛戦術」獲得時にスパイを1ユニット獲得する。(スパイの上限+1) スパイを信仰力で購入可能になる。 | |
---|---|---|
陰謀の宮廷 | 特徴 | 特になし |
好み | 軍事力で脅威にならない、近隣に都市がない文明 | |
嫌い | 軍事力で脅威になる、近隣に都市がある文明 |
・使用感
指導者パス「中国の統治者」で追加される中国の指導者。
UA『罠の手引き』はスパイに関するボーナスを得る特性。
カトリーヌ・ド・メディシス(黒妃)よりも早い時代にスパイが入手でき、こちらはスパイ活動全般に補正が加わる。入手時期が早いため他国からのスパイ工作を警戒する必要がなく、序盤から積極的に他国にスパイ工作を仕掛けることができる。ただ時期が早すぎて他国に工作可能な区域が建設されていない場合もあるので、その場合は忠誠心の減少など成功率の高い任務でレベル上げをしたり、都市国家に送り込んで代表団の排除を狙い、宗主権の早期獲得と維持を狙うと良い。
スパイの成功率を底上げする政府複合施設の「諜報機関」とは相性がよく、総督「ビクター」の「銃眼」による生産に頼らずとも即戦力として活躍できる。
「秘密結社」モードではスパイ特化の「ミネルヴァの梟」と相性がよい。UB「黄金の宝物庫」を活用して文化力を高めれば、文化力の差による任務遂行期間の短縮ボーナスが得られるため、よりスムーズにスパイ活動を行うことができる。
攻撃的ミッション成功時のボーナスは、情報源の獲得、情報の収集を除くすべての攻撃的ミッションが対象。自文明よりも発展している文明の都市(特にピンガラが就任している都市なら狙い目)に送り込み、種類問わずスパイ活動を繰り返すと十分なボーナスが期待できる。キャンパス区域への技術奪取を繰り返せば、文明UAによるひらめきブーストボーナスも加わり大幅な技術ブーストが可能になる。
なお、信仰力でスパイを購入可能できる。使徒2〜3つ分のコストが必要と高額だが、即時生産できるためミッション失敗時のリカバリーが行いやすい。
他の中国指導者と比べると、スパイ特化のやや癖のある指導者。
スパイを早期入手できるものの、スパイ活動を円滑に行えるようになるには外交政策「権謀術数」が不可欠であり、スパイの上限数解放のほとんどがルネサンス時代以降の社会制度ツリーに依存するため、本領発揮には時間がかかる。UAを活かすなら、文化力を高めることに注力して社会制度ツリーの解放を進めつつ、文化力の差による任務遂行期間短縮のボーナスを狙いたい。一度スパイ活動が軌道に乗れば文明UAも相まってぐんぐんと文明が成長していく。
スパイの成長がてらコバンザメのように強国にお世話になりつつ、現実の中国よろしく良い点はそのままに、足りない部分は模倣とコピーを繰り返して補い、辺境小国家を買収して利権を確保しつつ、世界覇権のトップ争いに食い込もう。
ただし、スパイ活動全般は他文明の発展具合に左右される他、結果が得られるまでにそれなりのターン数が必要、成功率も最大90%で確実性は保証されないなど、戦略の基軸にするには不安定な面がある。あくまで補助的な要素であることは留意しておきたい。
スパイを活かそうとすれば必然的に文化力が伸びるため文化勝利が狙いやすくなる。スパイを活用して傑作を奪って文化勝利の後押しをしたい。また、技術奪取でひらめきブーストを得ると文明UAも相まって技術ツリーの遅れも挽回しやすく、科学勝利をサブプランに入れることができる。手間はかかるが、少し変わったプレイができるだろう。
・AIの特徴
アジェンダ「陰謀の宮廷」は、隠しアジェンダ「パラノイア」と同じで軍事力の高さや都市が近いかどうかで好感度が変化するというもの。
都市が近いまたは軍事力が低ければ+?、都市が近いまたは軍事力が高ければ-6という評価が入る。軍事力が武則天を上回っていたり都市が近くにあると関係が悪化する内政的で遠交近攻タイプ。マイナス評価は低めで有利な取引などで補える程度なのだが、判定が判定だけに基本的にマイナス判定が入ったままになり関係が改善、発展せず、放置していると悪化してしまうと面倒くさいアジェンダである。
敵対的になったAIはスパイで総督の暗殺を狙ってきやすいため、関係が築けそうにないならピンガラが常駐する都市には外交街と防諜用のスパイは用意しておきたい。といっても、スパイ工作自体狙ってくるかはAIの気分次第なので、無駄になることも多い上、UAの効果で成功率が+1Lvされているとしても対策が十分なら影響は微々たるものである。スパイ対策の心得があるなら、いつも通りのプレイで問題ない。
内政面は文明UAのおかげで技術・社会制度ともに多少は進んでおり、AI特有の長城スパムでゴールドと文化力が伸びやすい。一方で指導者UAによるスパイのボーナスはAIの気分次第なのであまり活用できてはいない。ただスパイ工作を成功させるとそれなりに技術と社会制度が進んでしまうようになるので、スパイの防諜はしっかりするようにしておこう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:8 平均評価:2.6
明治維新 | 各区域の区域からの隣接ボーナスが+1になる。 |
---|---|
侍 | 「封建制度」で解禁されるメンアットアームズの代替。 元よりも戦闘力が3高く、鉄の消費量は少ない。 負傷による戦闘力のペナルティ(10ダメージ毎に-1)を受けない。 |
エレクトロニクス工場 | 工場の代替。 元よりも電力供給後の生産力ボーナスが2多い。 「電気」研究後は建設した都市に文化力+4のボーナス。 |
・区域産出を増強しやすい工業文明
UA『明治維新』は区域同士の隣接ボーナスが高くなる特性。
都心も含めてすべての区域隣接ボーナスが+0.5から+1になる為、区域同士隣接させるだけの大雑把な都市計画でもそれなりの出力が得られる。政策も加えれば4倍の+2となり、最終的に隣接ボーナスだけで+10以上稼ぐこともできる。時代スコア条件や建造物産出強化政策のボーナス条件を満たしやすい。きっちりと区域パズルを組んでUAを最大限に活かせば、UDを持つ文明にも劣らない隣接ボーナスを各区域から得ることも可能。『明治維新』での基本区域配置は三角形、3区域を三角に配置すればそれぞれ+2の隣接ボーナスが得られる。この三角形をさらに組み合わせていくイメージで都市計画を進める。都市の位置も三角形に配置すれば、中心に3都市分の区域を集中できる。区域隣接を優先して良産出タイルを潰したり、目当ての遺産の建設条件が満たせなかったりといったことがない様にしたい。もちろん近隣文明が建設予定地に入植しないよう見張っておくといった地政学的戦略も忘れずに。
また、奪ったAI都市の適当極まりない区域配置でもそれなりに出力が担保できるのもメリットで、テコ入れもしやすい。
UU『侍』は継続して戦闘を続けやすいメンアットアームズの代替ユニット。
戦闘力がメンアットアームズより3高く、HP減少による戦闘力ペナルティが無いことが地味に強い。剣士ラッシュからの侍ラッシュに繋げやすいが、酷使させすぎて不意にロストしないように。剣士よりも鉄の要求量は少ないが、UG時に余分な鉄が返ってくるような事はない。近接戦闘ユニットを追加で生産する場合、剣士ではなく侍まで待った方が鉄を節約できる。なお、解禁が技術「徒弟制度」ではなく、社会政策「封建制度」なので注意。
UB『エレクトロニクス工場』は高い生産力や文化力も得られる工場代替建造物。
近隣都市への生産力ボーナスは工場と一緒だが、電力供給による追加の生産力ボーナスが多くなっている。上手い具合に生産力ボーナスを多くの都市に蒔けるようにしたい。また、「電気」研究後は文化力も追加される。特に科学勝利を目指しており、各都市に工業地帯がある場合は後回しにされがちな文化力を補えるので優秀。ただ「電気」や電力がなければ普通の工場なので技術ツリーをなるべく早く進めよう。
区域を密集させれば産出を増やしやすい万能な文明。どんな立地でも都市の区域産出を底上げできるので、なるべく区域を建設していきたい。ただ多数の区域を建設するには多くの人口が必要で、それを維持する快適性も必要となる。また、隣接ボーナスを最大限に活かすには配置場所を考えないといけないとやるべき事が多い。それでも非常に汎用性が高く初心者から上級者まで誰でも扱うことのできる文明である。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:28 平均評価:3.9
神風 | すべての陸上軍事ユニットは、沿岸タイルに隣接する陸上のタイルでの戦闘時に戦闘力+5 すべての海洋ユニットは、沿岸タイルでの戦闘時に戦闘力+5 聖地・兵営・劇場広場の各区域の建設にかかる時間が半分になる。 自文明のユニットはハリケーンによるダメージを受けない。自文明と戦争をしている文明のユニットは、自文明領土内でのハリケーンによるダメージ+100% | |
---|---|---|
武士道 | 特徴 | 特になし |
好み | 強力な軍事力と優れた信仰力か文化力を併せ持った文明 | |
嫌い | 軍事力は強くても信仰力や文化力が伴わない文明 |
・使用感
UA『神風』は沿岸での戦闘と区域建設に関するボーナスを得る特性。
戦闘力ボーナスは、沿岸帯が多くなる海系マップでは非常に優秀。陸系マップの場合でも沿岸周辺の蛮族狩りや沿岸都市の攻略などに役立つ。特にガレー船は戦闘力35という強さである。これに寡頭制ボーナスを乗せて戦闘力39となれば、太古のユニットとは思えない戦力なので、序盤に他文明が沿岸都市を寄せてきたら海から攻める選択肢を忘れないように。
専門区域3種の建設時間半減ボーナスは、他のUD持ち文明と比べても見劣りしない。文化・宗教勝利はもちろん、サブとしての運用や防衛拠点の建造にも役立つ。特に聖地の建設時間半減により、宗教を創始しやすい。祈祷連打も最小限に抑えられる分、生産力を他に回せる。
GSでは信仰の証「労働倫理」が、明治維新による隣接ボーナス強化と聖地の建設時間半減により日本との相性が抜群になった。宗教創始が必要なのが難だが、日本はガレー船ぐらいしか序盤のラッシュ特性はないので、創始一直線も悪くはない。
さらに、災害の要素の追加に伴い、リアル神風能力を獲得した。ただこちらは狙って発動させられるものではないためあくまでオマケ程度に。
総じて、信仰・文化と沿岸戦闘が得意な指導者。沿岸部での戦闘力ボーナスにより陸上ユニットや海洋ユニットでの沿岸都市の侵略が非常にやりやすい。もちろん沿岸都市の防衛の際にもユニットで守りやすくなる。また、一部の区域の建設にかかる時間が半減するので、区域を建設しやすいので文明UAによる区域隣接ボーナスを活かしやすくなる。
区域隣接ボーナス増加のおかげで区域産出を積みやすく様々な勝利を目指せるが、建設コスト半減の効果により劇場広場と聖地を建設しやすいので文化力や信仰力を伸ばせ、文化勝利や宗教勝利が目指しやすい。また、兵営区域も建設コスト半減の対象なので建設しやすく、沿岸帯での戦闘面も強化されているので、制覇勝利も目指せる。
・AIの特徴
アジェンダ「武士道」は軍事力と内政力で機嫌が変化するというもの。
高い軍事力に加えて、文化力か信仰力も高ければ+6、両方とも低ければ-6というそれなりの評価が入る。高難易度だと文化力はまだしも信仰力で上回ることは難しく、こちらが定石通りに軍拡するとそのうちキレる。だからといって軍拡を控えればアジェンダ云々の前に餌と判断され襲われるので仲良くするのは難しい。ただ幸いに文化力か信仰力のどちらかが高ければいいので宗教が軍事力を強めるスペイン、インドネシアや文化と軍事力を両立しやすいギリシャのゴルゴーなどは比較的友好関係を保てるだろう。
文明UAによる区域パズルや指導者UAの特定区域の建設短縮により内政面はそれなりに高いが、信仰力を稼いで宗教軸を伸ばしてくるか、劇場広場をスパムして文化力を伸ばしてくる。また、兵営もそれなりに乱立するので軍事面も高くなりがち。ただそれなりに好戦的な上に他のAIに対してアジェンダで突っかかり、四方八方に喧嘩を売る事も少なく、戦争で疲弊していることも多い。
攻める場合には、侍の時期は注意したい。AIはアプグレ常備軍に頼らず、高難易度だと生産力に補正が入っていることもありボコボコ作ってくる。特にUU侍はスペック自体はあるので普通に強い。排除する場合には古代か、マスケット兵以降か、騎兵系UU&間接攻撃で叩き潰そう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:35 平均評価:3.9
幕藩体制 | 国外交易路の各産出量-25%・観光力-25% 到着側の都市にある専門区域1つにつき国内交易路にゴールド+2、科学力+1、文化力+1のボーナス。 首都から6タイル以内にある都市の忠誠心が低下しない、「航空技術」研究後にすべての区域に観光力+1 | |
---|---|---|
鎖国 | 特徴 | 征服されないように安全確保を優先しようとする。 |
好み | 他文明の首都を占領していない文明 | |
嫌い | 他文明の首都を占領している文明 |
・使用感
指導者パス「偉大なる指揮官」で追加される日本の指導者。
UA『幕藩体制』は交易路と首都近辺に関するボーナスを得る特性。
交易路への産出量変更は、交易商ユニットを国内交易路に使うよう推奨されているようなもの。これと国内交易路を強化する政策を採用して産出量を上げていこう。逆に国外交易路は外交関係維持など最小限の利用となる。
最大限活用するには、「多数の区域が建設された巨大な中核都市」&「交易路上限数を増やすため多数の地方都市」という国土開発が効果的だろう。できたての小都市でも中核都市へ交易路を送れればそれなりの出力が得られる。商業ハブを序盤からスパム出来るとリターンも増えて美味しいが、そのためには都市の数が増えている必要がある。商業ハブを本当に最優先で立てるべきなのかなども考慮しながら都市を増やしていこう。交易路の数を増やせる大商人なども優先的に確保しておきたい。
文明の構造上マグナスの余剰管理とは特に相性が良いため、マグナスを首都に張り付かせ首都に向けて交易路を伸ばすのが単純だが強力。
首都近辺に関するボーナスは、最序盤の都市ねじ込みがしやすくなったり、ゲーム後半に国外交易路の観光力デバフ特性を補えたりとマルチに役立つ。
ただいずれもレディ・シックス・スカイUA同様、首都の立地環境に大きく影響を受ける点は要注意。あちらのように水資源無視とはいかないので、戦略として組み込むにはやや不安定な面もある。
時宗と比べると、宗教と沿岸でのアドバンテージを捨てた代わりに、内政の強化を貰った感じになる。特にどの都市にも建てたい商業ハブと工業地帯(とそれを強化する用水路やダム)が相互作用的なシナジーを産むという従来の利点に加え、序盤の区域として商業ハブを選ぶ利点が増えた点が大きい。劇場広場は後回しにしながら文化力を稼げるため、内政でのロスが少ない点が非常に有利になる。
一方で能力を活用するには多都市を確保した上で最低1つの大都市と都市数分の交易路が必要なため、本領発揮がやや遅い。そのうえ、初期立地が沿岸になりやすく都市を置ける範囲が狭くなりがちな割に、軍事周りや沿岸周りの利点は無しと都市拡張性能は高くない。そのため、隣人に太古や古典から殴ってこられると苦しい。
区域の隣接ボーナス増加により様々な勝利を目指しやすいが、交易ボーナスにより科学力と文化力、UBエレクトロニクス工場で生産力、首都付近の都市の区域から観光力を稼げるので科学・文化勝利が比較的に目指しやすい。
NFP「秘密結社」モードではミネルヴァの梟との相性が抜群。港があれば黄金の宝物庫でさらに交易路が増える上に、明治維新で隣接ボーナスを稼ぎやすいため、商業ハブがとんでもない文化力を生み出す。スタート位置が海沿いになりやすいという日本の特性もしっかり活かせる。
・AIの特徴
アジェンダ「鎖国」は隠しアジェンダ「穴熊囲い」と同じで、首都を占領しているかどうかで好感度が変わるというもの。
首都を占領していなければ+4、占領していれば-4という評価が入る。マイナス評価になる条件が限定的で、大人しくしていれば友好的になっていることが多く、内政力に乏しいとなかなか友好的になれない北条時宗に比べると鎖国的ではない。よほど挑発しない限りは友好的な指導者と思ってよい。
区域生産コストの軽減がある北条時宗と違い内政面が遅いものの、文明UAおよび指導者UAで都市を維持しながら区域パズルで科学力・文化力が伸びていることもしばしば。
攻める場合には、首都近辺への忠誠心ボーナスに要注意。「首都だけを残す→忠誠心圧力で首都反乱・自由都市化→文明滅亡による不平を発生させずに済む」という方法が取れないので、特に制覇勝利では地味に厄介な相手になるだろう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:40 平均評価:4.3
大河川地帯 | キャンパス・工業地帯・劇場広場の各区域は川から+2の隣接ボーナスを得る。 港区域の建設が完成した際に隣接するタイルを自文明の領土にする。 ダム区域・防波堤に対する生産力+50% |
---|---|
デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン | フリゲート艦の代替。 元よりも各種戦闘力が5高く、硝石の消費は少ない。 区域に対して戦闘力+7 |
ポルダー | 「ギルド」で解禁される地形改善。 3つ以上の通行可能な陸地タイルに隣接する沿岸・湖タイルにのみ建設可能。 食料+1、生産力+1、住宅+0.5 隣接するポルダー1つにつき食料+1(「共通規格」研究後は食料+2、生産力+1) 「土木工学」獲得後はゴールド+4 この改善があるタイルの移動コストを3に上昇させる。 |
・水域周辺での都市運営が快適な内政文明
UA『大河川地帯』は川沿いと沿岸に関するボーナスを得る特性。
川による隣接ボーナスは、序盤から利用できる上に区域パズルせずとも川沿いに都市と区域を並べれば産出を上げられるので、積極的に川沿いに入植しよう。特に工業地帯は川+用水路+ダム隣接で+7の隣接ボーナスが稼げるため強力。隣接ボーナス倍増系の政策との相性も良い。また、序盤で世界遺産や総合娯楽施設まで作る余裕が無くても、隣接ボーナス+3以上の劇場広場を早期に建設できる。このように隣接ボーナス+3(4)以上の区域を建設しやすく、時代スコアも稼ぎやすい。なお、商業ハブと同様で川に2辺隣接しても貰えるボーナスは+2のみなので注意。
港での文化爆弾は、区域建設が必要なのでオーストラリアやマオリ、ガリアと違い若干使いづらいが、沿岸タイルは資源がなければ獲得優先度が低いので沿岸都市のタイル拡充を早め都市成長を補ってくれる。
GSではダムと防波堤に対する生産力ブーストが追加された。オランダは立地特性上、川沿い都市や沿岸都市が多くなりがちで、同じくGSで追加された災害による被害を受けやすくなっている。それを防ぐ為のダムや防波堤が他文明よりも建てやすいので、都市の被害を事前に防止しやすくなる点では有用。特にダムは上記の通りに工業地帯への隣接ボーナスがあるので優先度が高い。
UU『デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン』は都市攻城が得意なフリゲート艦代替ユニット。
フリゲートよりも長距離戦闘力が高く、対都市性能を有しており沿岸付近なら多少硬めの都市でもゴリゴリ削っていける。また、硝石の消費も少ないので数も揃えやすい。その反面、内陸都市には無力(海洋ユニット共通の弱点であるが)。使うなら陸軍と併用するか、相手の内陸都市が残っていても忠誠心を維持できるよう算段を付けておきたい。
UI『ポルダー』は水域を良産出タイルに変えてくれる改善施設。
建設条件がやや複雑なものの、沿岸都市で不足しがちな食料と生産力を補ってくれ、後々ゴールドも出すようになる。また、湖を改善できる数少ない手段でもある。特にポルダーを三角形に配置できれば、それぞれが食料+5、生産力+3、ゴールド+4となり、世界遺産「ヒューイ・テオカリ」や港の建造物の効果も乗せれば、かなり強力な地形改善といえる性能になる。ポルダーで埋め尽くせそうな湖があれば積極的に入植しよう。なお、丘陵も立地条件に含まれているが、山岳は該当しないので注意。
GSでは温暖化によって(完全に)水没したタイルにも建設可能になるため、作れるタイルが増えて隣接ボーナスがちょっぴり狙いやすくなった。
水域周辺で内政力を伸ばす文明。文明全体の出力を底上げする事が得意で、立地に恵まれたオランダの中盤以降の伸びは凄まじい。その代わりに住宅・快適性については特にボーナスが無いので、発展を阻害しないよう気を配ろう。
また、宗教や偉人でのアドバンテージは全く無くUU含めてラッシュも不得手。これといった特化戦略が無いので、「伸ばした国力で何をするか」を考える必要があり、そういう意味ではやや中級者向けの文明。「区域を軸にした内政」「海軍UUなのでラッシュは苦手」という点でドイツと似た感じのプレイスタイルになりやすい。宗教以外では勝ち筋を選ばない汎用性の高い文明とも言えるが。初期立地が川沿い・沿岸になりやすいので、特に最初の都市の場所には注意。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:11 平均評価:3.9
ラジオ・オラニエ | 国内交易路の起点とする都市のターン毎の忠誠心+2 国外交易路または他文明から続く交易路は、自文明都市に文化力+2のボーナス。 | |
---|---|---|
億万長者 | 特徴 | 交易路に関わる物を優先しようとする。 |
好み | オランダと交易している文明 | |
嫌い | オランダと交易していない文明 |
・使用感
UA『ラジオ・オラニエ』は交易路に関するボーナスを得る特性。
忠誠心ボーナスは、交易路限定な上に補正値自体は微々たるものだが占領・併合した都市や植民地都市を交易産出によって都市成長を補いつつ、忠誠心の維持がしやすくなる点ではそれなりに優秀。
交易路へのボーナスは、他のUAなどのボーナスと比べると大したことはないが、序盤から希少な文化力が積み増しできる点はよい。また、クレオパトラ(エジプト)と同じく、他文明が繋げてくれた交易路が何もしなくても勝手に自国の文化力を増やすというのが一番のポイント。所詮は他プレイヤーの動きなので狙って活用することは難しいが、飲み込む文明以外とは仲良くしておきたい。都市国家「クマシ」の宗主国ボーナスも活用すると、交易路が文化力をガッツリ後押ししてくれるようになる。
総じて、交易で忠誠心と文化力を得られる指導者。文明特性により川沿いや沿岸部に都市を出しやすいので商業ハブや港を建てやすく、交易路の確保はしやすいので交易にボーナスがあるのはそれなりに有用。交易ボーナス自体は少々いまいちだが、交易で都市産出を高めつつ文化力や忠誠心を得られるので、交易政策や「民主主義」のレガシーなどを採用して、さらに交易産出を高めて内政や社会制度を進めよう。
交易路の数を確保して、他国に交易路を伸ばして文化力を高めつつ遺産や汎用的な観光施設、傑作などで観光力を高めて文化勝利を目指すといった方針がしやすい。そうでなくとも川沿いや湖があれば生産力や科学力を伸ばせるので科学勝利も目指せる。
・AIの特徴
アジェンダ「億万長者」は交易路の確保を優先したがり、オランダと交易しているかどうかで好感度が変わるというもの。
交易路を1つも送っていない場合は-12、1つ送るごとに+3、元からある交易路による好感度ボーナスとあわせて+5という評価が入る。交易路を送っていない時の評価値は厳しいが、基本的に平和的な指導者で交易路を結ぶだけで嫌われなくなるので、ゲーム序盤から付き合いやすい。
内政面はAIが苦手な沿岸立地の場合は伸び悩んであまり脅威にならないが、内陸立地で川沿いだと文明UAによる隣接ボーナスで科学力・文化力ともに伸びやすい。さらに湖もある立地だとUIポルダーの解禁後には人口が伸びていきやすくなる。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:6 平均評価:2.7
ニヒトウ | 「陶磁器」研究完了時に交易路+1、交易商を1ユニット獲得する。 自文明都市の都心から3タイル以内の中立のタイルは、自文明の交易商が最初に入ると自文明の領地になる。 |
---|---|
オキチタウ | 斥候の代替。 元よりも戦闘力が10高いが、生産コストは高い。 無償のレベルアップを1つ有する。 |
メクワップ | 「陶磁器」で解禁される地形改善。 ボーナス資源か高級資源に隣接するタイルにのみ建設可能。メクワップ同士の隣接不可。 生産力+1、住宅+1 高級資源に隣接している場合ゴールド+1 隣接するボーナス資源1つにつき食料+0.5(「自然保護」獲得後は+1) 「地図製作法」研究後は隣接する高級資源1つにつきゴールド+2 「公務員制度」獲得後は生産力+1、住宅+1 |
・領土を獲得しやすく序盤から有利な内政文明
UA『ニヒトウ』は交易商が領土の拡大を補助する特性。
追加される交易商は序盤にしては解禁がかなり早く、近くに都市が見えずに交易路が出せなかったりするのが玉に瑕だが、太古の時点で交易路2本で食料や生産力、ゴールドを高められる上に、タイル獲得を補えるのは嬉しい効果。特にボーナス資源や高級資源のあるタイルを獲得できたなら、後述のUIメクワップでさらに都市を発展させられるだろう。
また、交易路の追加は指導者であるパウンドメーカーの指導者UAと合致している点でも非常に有用で、より人口や経済を伸ばしやすくなる。
UU『オキチタウ』は戦闘力が高く、無償の昇進も有する斥候代替ユニット。
斥候よりも生産コストが多いが、戦闘力が増しているので、事故死しにくいしぶとさと昇進獲得による移動の速さによって斥候の本分を果たしやすい。偵察ユニットには軍事政策「スパルタ教育」が乗らないので戦士ラッシュの互換には適さず、あくまでも死ににくい斥候として捉えるべきだろう。レベルアップで「待ち伏せ」まで取れば剣士並みの強さになり、軍事政策「測量」を採用すればそう難しくなく、後のレンジャーラッシュや特殊部隊ラッシュにも繋げられるが、序盤の貴重な社会政策を埋める上にただ戦場に投入するだけでは事故死の恐れもあるためご利用は計画的に。
GSでは「機械」で解禁される新たな偵察ユニット、散兵の追加が大きな追い風に。散兵の時点で射程1の遠距離攻撃が可能になったため、予め「ゲリラ」と「待ち伏せ」を取っていれば、UGによって機動力の高い射撃系ユニットとして使えないことも無い。
UI『メクワップ』は資源が多めの設定で活きる改善施設。
最大産出量は農場や鉱山に敵わないものの、草原の生産力、丘陵の食料と住宅のように立地に足りないものを高水準でカバーできる。さらに高級資源もあればゴールドも稼げる。また、資源さえあれば砂漠も改善できるという汎用性の高さも評価点。唯一の欠点はメクワップ同士の隣接はできないので、少しパズル要素ありなところ。建設できない場所には都市国家による固有改善、特にカホキア墳丘のような強力な改善と上手く絡ませるようにしていきたい。
全てのボーナスが太古前半から効果を発揮し、どのようなプレイにおいても必要な要素が強化される非常に質実剛健な文明。オチキタウで偵察し開拓者を量産、多少微妙な土地でもメクワップで底上げし、交易商で道路を引いて太古ラッシュに繋げる、というのが勝ち筋だろうか。都市出力に対するアドバンテージがある反面、快適性にはボーナスがないので他の要素でカバーするとよいだろう。育った都市で何をするかに関してはプレイヤーに委ねられているので勝ち筋を把握していないとプレイがボヤケてしまう(同じ基礎特化のローマにはレギオンラッシュという極めて明快な勝ちパターンがある)。ある意味プレイヤーの実力がモロに反映される文明と言えるだろう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:19 平均評価:3
有利な条件 | すべての種類の同盟が視野を共有する。 自文明の交易路は起点とする都市側に対して、到着側の都市にあるキャンプまたは牧草地1つにつき食料+1のボーナス。 自文明都市に続く交易路は到着側の都市に対して、到着側の都市にあるキャンプまたは牧草地1つにつきゴールド+1のボーナス。 | |
---|---|---|
鉄の同盟 | 特徴 | 大規模な同盟勢力を結成しようとする。 |
好み | 多くの同盟を結ぶ文明 | |
嫌い | あまり同盟を結ばない文明 |
・使用感
UA『有利な条件』は同盟と交易に関するボーナスを得る特性。
視野共有のボーナスは、通常は軍事同盟以外ではお互いの視界を共有しないが、パウンドメーカーであれば視野をお互いに共有でき、協力という名を借りた足の引っ張りに精を出せる。ただ同盟を組むと視界共有のためにユニットの行動処理が増え、なかなかターンが終わらなくなる。ゲーム終盤になるほど顕著になるので早くゲームを終わらせたいなら同盟を組まない方がいい。
交易路へのボーナスは、国内国外問わずキャンプや牧草地が食料源やゴールド源となる為、人口の増加や追加ゴールドによる都市の成長を促進してくれる。よって、可能な限り該当改善を作れるような資源のある都市への都市出しを狙い、キャンプ・牧場資源採取は最小限にしておきたい。なお、相手側への交易ボーナスも持つクレオパトラ(エジプト)との交易ならば、国内交易と見紛うばかりの食料を産出する。
総じて、同盟で相手の動向を確認しつつ、交易で内政を補助する指導者。視界ボーナスはAI文明などの動向を伺えるが、同盟が必須なのであくまでオマケ程度に考えて、交易ボーナスによる人口増加とゴールドをメインにしていきたい。交易政策や「民主主義」のレガシーなどを採用すれば更に交易産出を積みませる。
特にUUオキチタウで序盤の探索はしやすいので、牧草地資源やキャンプ資源の豊富な立地に都市を出したり、交易相手と良さそうなAI文明や都市国家を見つけ出したりしていけば、交易ボーナスを存分に活かしやすくなる。
交易やUIメクワップで人口や生産力、経済を高めやすいのでどれかに特化はしていないが、あらゆる勝利を目指すことが可能である。
・AIの特徴
アジェンダ「鉄の同盟」は同盟を結びたがり、結んだ同盟の数で好感度が変化するというもの。
同盟を結んでいれば+8、結んでいなければ-8というそれなりの評価が入る。傾向としてはギルガメシュに近く、同盟が解禁されるのは社会制度「外交官」を獲得してからなので、序盤は隠しアジェンダ頼りになるが、一度同盟を組めばずっと同盟を組むことも狙える点は付き合いやすい。
内政面はAI特有のUIスパムによるメクワップの住宅のせいで異常な人口を抱え込みやすく、科学力・文化力ともに伸びやすい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:18 平均評価:3
団結は力なり | (「波瀾の時代」モードが無効になっている場合) 黄金・英雄時代開始時に選択した公約の黄金時代の効果だけでなく、通常時と同様に時代スコアボーナスの効果も得られる。 防壁に対する生産力+50% |
---|---|
(「波瀾の時代」モードが有効になっている場合) 黄金時代中は現在の政府にワイルドカード政策スロット+1 黄金時代中は暗黒時代政策も採用可能になる。 防壁に対する生産力+50% | |
へヴスル | 「戦術」で解禁されるメンアットアームズの代替。 元よりも戦闘力が3高く、鉄の消費量も少ない。 丘陵タイルでの戦闘時戦闘力+7 丘陵タイルの移動コストが1になる。 |
ツィク | ルネサンス時代の防壁の代替。 元よりも建設コストが少なく、外郭の防御力が高い。 また、信仰力+4 黄金・英雄時代中は産出する信仰力と観光力+100% |
・黄金時代を継続しやすい宗教文明
UA『団結は力なり』は時代スコアと防壁に関するボーナスを得る特性。
時代スコアのボーナスは、通常の文明では黄金時代中の時代スコアは稼ぎにくく、連続して黄金時代を続けるのは困難。しかし、グルジアは黄金時代中でもスコアを稼げ、黄金時代維持することも比較的容易になる。強力な公約を採用し続ける事によってリードを稼ぐのが、グルジアの基本戦略である。特に強力なのがUAと組み合わせた上で黄金時代の公約・政策「福音の旅路」を採用したガチガチの宗教プレイで、強化された宗教ユニットでひたすら布教を行うことで猛烈な量の時代スコアが稼げる。ある程度ゲームに慣れた中級者がグルジアを使うとずっと黄金時代を維持できる。
生産力ブーストは、防壁系と効果が限定だが、軍事文明に隣接しても素早く防壁を建設できる。特に後述のUBツィクは元々建設コストが少ないのでさらに建てやすくなっており、文明UAと合わせてかなりの信仰力を稼ぐことが可能になる。ただ「鉄鋼」を研究すると防壁自体が陳腐化してしまい、このボーナスもほぼ無意味になるので、それまでに必要数の防壁は建設しておこう。
「波瀾の時代」モードでは、シュメールと同じく特性が変更され、黄金時代を迎えていればどんな政治体制でもWC政策スロットが+1され、黄金時代政策に加えて暗黒時代政策を使用することができるようになる。特に、追加されたWC政策スロットで黄金時代政策や暗黒時代政策を使用しやすくなる。なお、防壁に対する生産力ボーナスは変わらないので引き続き都市の防衛力を高めやすい。
UU『ヘヴスル』は丘陵で本領を発揮するメンアットアームズ代替ユニット。
解禁技術が「徒弟制度」ではなく「戦術」なので解禁は少し遅いが、丘陵都市を防衛するのに適した性能を持ち、運用方法次第でルネサンス時代のユニットにも対抗可能。剣士からのUGが可能なので、丘陵が多いマップならば戦闘力と丘陵移動に関してのボーナスにより、マスケット銃兵解禁後もヘヴスルのままで一定の役割は果たせる。剣士のままで他文明の中世時代のユニットに対抗するのは厳しい為、時代スコア稼ぎの1体だけではなく何体かは揃えておきたい。
UB『ツィク』は信仰力を産出する上に防御力が高く、黄金時代中は効果が高まるルネ防壁代替施設。
単体で信仰力+4を産出し、黄金時代中はボーナスが倍になる。特にグルジアは文明UAにより黄金時代になりやすい為、このボーナスを受けやすい。また、防御力自体もルネサンス時代の防壁の倍あり、AIではまずツィクのある都市を落とせない。更に文明UAにより、常時リメスの効果が乗っているようなものでかなり建てやすく、勿論リメスの重ねがけも出来るので、この強固な防壁を数ターンで作れるので、ゲーム序中盤の安定感は高い。ただ「鉄鋼」研究後は防壁自体が陳腐化し、作れなくなるので注意。
GSでは、政治体制「君主制」のレガシーボーナスによりツィクでも毎ターン外交的支持+2が付与され、「君主制」自体も政策スロットが使いやすくなったため、結果的にグルジア微強化となった。後述の指導者UAで都市国家の宗主権を握りやすいことを含めかなり外交勝利を目指しやすい文明に。
防壁で都市を守りつつ黄金時代を継続し続ける文明。通常スコアが貰える特性を生かして黄金時代を継続し続けることで公約により内政にボーナスを与えられるが、それ以外はほぼバニラ文明と代わりないので注意。幸いにも防壁を建設しやすいので都市の防衛力は高く、都市を守りつつ内政を進めていくことが重要。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:15 平均評価:2.5
世界と王国と信仰の誉れ | 敵対するユニットを撃破した際にそのユニットの基礎戦闘力の50%に相当する信仰力を得る。(標準スピードの場合) 自文明と同じ主流宗教を信仰している都市国家に代表団を派遣した際に代表団を1つ追加で派遣する。 | |
---|---|---|
ナリカラ砦 | 特徴 | できるだけ都市に防壁を建てようとする。 |
好み | 都市に防壁を建てる文明 | |
嫌い | 都市に防壁を建てない文明 |
・使用感
UA『世界と王国と信仰の誉れ』は信仰力と都市国家に関するボーナスを得る特性。
信仰力ボーナスは、蛮族や戦争中の相手から信仰力を得られるというもの。特に序盤で多くの蛮族を撃退できれば、パンテオンの獲得が早まる。また、獲得した信仰力で大預言者を後援できるので宗教を創始しやすくなる。
なお、パンテオン「戦の神」とは相性がよく、戦闘力から得られる信仰力が100%になるので、聖地の周辺で蛮族退治や戦争、神学戦争をしていけば宗教創始から信仰の強化、後続の伝道師・使徒の購入などがさらに行いやすくなる。
追加の代表団ボーナスは、都市国家への布教が叶えばかなり序盤から代表団を2つ分(外交政策「抑制」と組み合わせた場合は3つ分になる)として扱えるようになる。ちなみに都市国家クエストを達成した場合の代表団も自国宗教を信仰している場合は2つになる。ハマれば非常に強いが、布教に入る頃には既に幾つか都市国家が侵略済みだったり、遠征になるため効率的に守れなかったりと難易度はかなり高い。
なお、勘違いしやすいがUA発揮条件の「自文明と同じ主流宗教」は自文明が創始した宗教でなくてもよい。創始できなくてもその都市国家と同じ宗教が自文明の主流宗教にさえなっていればよい。ただ、創始できた方が色々と都合が良いのは間違いなく、特に信仰の証「宗教的統一」で改宗時に代表団を一気に3つ得るような芸当はタマルでしか行えない。
総じて、宗教で統一した都市国家からの恩恵を受けやすい指導者。序盤の蛮族の湧き方によって宗教創始が大きく左右されるが、聖地などを準備して大預言者ポイントを貯めなくても、蛮族退治で得られる信仰力で大預言者を後援することが可能なのはかなり有用。そして宗教創始または主流宗教が伝播してきたら、都市国家へ布教を開始して代表団のボーナスを活かせれば都市国家からの恩恵を受けとりやすくなる。
一方で、信仰力へのボーナスはルネサンス時代まで無いに等しいので、聖地やパンテオンなどで確保していかなければならない。ただUBツィクが解禁されれば都市を守りつつ、文明UAの黄金時代になりやすい特性を生かして信仰力を増やすことは可能である。
文明・指導者UAとツィクのおかげで信仰力を得やすく宗教勝利を目指しやすい。また、追加の代表団で都市国家の宗主国を維持しやすく、政治体制「君主制」を採用すればツィクから外交的支持を得られるので外交勝利も目指せる。
・AIの特徴
アジェンダ「ナリカラ砦」は防壁を建てたがり、防壁のある自都市が大半を占めると好感度が上がるというもの。
大半の都市に防壁が建設されていれば+8、建設されていなければ-8というそれなりに高い評価が入る。都市数が少ない序盤のうちに防壁を立てておけば仲良くなりやすい。時代が進むと防壁のない都市もできやすく機嫌を悪くさせがちだが、AIは時代が進むと好戦性が下がるため、そのころにはさほど脅威にはならないはずだ。ちなみに、防壁が少ないことにクレームがついた状態で「鉄鋼」研究し、防壁が陳腐化すると防壁不足のマイナス評価が固定されてしまう。ゲーム後半に良い関係を作りたいときは注意。
キモである文明UAのおかげで比較的に黄金時代になりやすいが、あまり好戦的でなく、軍事・科学・文化いずれもそこまで伸びないので脅威度が低い。ただ宗教くらいしか勝ち目がないような状況になることが多く、その結果最後まで宗教でごり押ししようとすることが多いので地味に鬱陶しい。
攻める場合には、防御が硬い都市を攻める事になり時間と戦力を大幅に食われる。防壁への生産力ブーストもついているため、硬い都市が早く出来上がる地獄のような展開に。早めに侵攻するか、近代以降に相手をすると割り切ってしまうかの2択にしておきたいところ。なお、AI同士の潰しあいだと防壁の影響で大抵無傷である。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:17 平均評価:2.2
スコットランド啓蒙主義 | 「幸せである」状態の都市の生産力・科学力+5% また、キャンパスに大科学者ポイント+1、工業地帯に大技術者ポイント+1 上記のボーナスは、「興奮している」状態の都市では2倍になる。 |
---|---|
ハイランダー | レンジャーの代替。 元よりも各種戦闘力が5高い。 丘陵タイルか森林での戦闘時戦闘力+5 |
ゴルフコース | 「宗教改革」で解禁される地形改善。 砂漠には建設不可。 ゴールド+2、快適性+2、周囲のタイルにアピール+1 隣接する都心・総合娯楽施設1つにつき文化力+1 「グローバル化」獲得後は住宅+1 「航空技術」研究後は文化力産出と同量の観光力を産出する。 1都市につき1つしか建設できず、ゴルフコースのあるタイルは交換できない。 |
・都市の幸福度で内政力が上がる科学文明
UA『スコットランド啓蒙主義』は都市を幸福に保てば産出が増える特性。
元々の幸福による産出ボーナスと重複するので、都市の生産力および科学力が合計+15%~30%される。ただ幸福に保てるかどうかは、住宅と快適度のバランスや、高級資源数に対する都市数など様々な要素が関わってくるため、ある程度ゲームに慣れたプレイヤー向けだろう。偉人ポイントのボーナスも強力なので、多くの都市にキャンパスと工業地帯を建てたいが、序盤中盤は区域数制限との戦いになりがち。キャンパスと工業地帯に加えて、高級資源輸入のゴールドを稼ぐ商業ハブ、快適性を上げるパンテオン/信仰を取得した聖地、コロッセオを建てるための複合娯楽施設……とあれもこれも序盤から欲しくなる。しかし、区域上限を増やすために人口を増やすと今度は快適性が厳しくなるジレンマを持つ。宗教の創始を頑張って、「十分の一税」や「合唱曲」など他の区域をある程度代替できる信仰の証を取るのも1つの策。
UU『ハイランダー』は森や丘陵で強くなるレンジャー代替ユニット。
元よりも戦闘力が高く、地形を利用した戦闘が得意だが、レンジャーの代替ということで賞味期限が非常に短い上、伐採でガンガン森を減らした文明に対しては全くの無力という、前作のケルトやイロコイのような弱点を持つ。昇進を重ねて「待ち伏せ」を取得すれば強力だが、大体は偵察兵か都市防衛用または時代スコア獲得用程度に留まるだろう。
UI『ゴルフコース』は快適性を得られる改善施設。
施設自体の産出が若干渋いが、快適性を得られるので文明UAとシナジーがあり優秀。ゴルフコースのあるタイルは交換できないが、一旦作っても労働者で除去して作り直しせるので気軽に作ってかまわない。ただ解禁される社会制度が、行き止まりで宗教プレイでしか使わない「宗教改革」なのがネック。文化力を多めに出すか、宗教を創始すれば比較的無駄は少ない。
都市の快適性により産出量が増える文明。快適性さえ保てば、生産力と科学力の産出ボーナスと偉人ポイントボーナスを得られるので、快適性を維持できるように内政や拡張を進めていきたい。主に少数都市による快適性の維持しやすさによる産出ボーナスか、多数都市による区域の偉人ポイントボーナスを活かすといった形になるだろうか。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:5 平均評価:3.8
バノックバーン | 「防御戦術」獲得後は解放戦争の宣言ができる。 解放戦争の宣告時から10ターンの間、すべての都市の生産力+100%、すべてのユニットの移動力+2 | |
---|---|---|
スコットランドの花 | 特徴 | 自分との約束が破られない限り、隣国に攻撃を加えない。 |
好み | スコットランドの隣国と友好的な文明 | |
嫌い | スコットランドの隣国と戦争中の文明 |
・使用感
UA『バノックバーン』は解放戦争の前倒しと、解放戦争中に生産力が爆増する特性。
解放戦争が早期解禁され、タイミングを見計らって好戦性ペナルティ及び不平なしで生産力を2倍にできるため、非常に強力。宇宙勝利最後のダメ押しにも使用できる。また、地味にユニットの移動力も増えるので内政も捗るようになる。
『バノックバーン』を活かすためには出来る限り他国と友好関係を築きつつ、世界の敵を作っておきたい。特に半属国のような弱めの同盟国が潰されないように膠着した関係を維持して定期的に「解放するする詐欺」ができるようになると何をするのも捗る。
総じて、上手く機能すれば生産力を爆盛りできる指導者。指導者UAによる生産力ブーストは周囲の状況によって左右されるが、機能すれば生産力を高めることができる。特に友好国や同盟国が軍事文明に隣接していたら、ありがたく解放詐欺で生産力を高めて内政を進めていこう。
ただ戦争中は戦争疲労により快適性が下がっていき、文明UAとは相反する特性なので、あまり固執しないようにしよう。
生産力と科学力を高めやすいので科学勝利を目指しやすい。また、UIゴルフコースからの観光力や高い生産力を生かして世界遺産を建設していけば文化勝利を目指すことも可能。
・AIの特徴
アジェンダ「スコットランドの花」は隣国に戦争を吹っ掛けたかどうかで好感度が変化するというもの。
スコットランドの近隣文明と手を出さなければ+2、手を出せば-?という評価が入る。要はスコットランドの隣国に戦争を吹っ掛けさえしなければ大人しいということ。プラス評価がかなり微妙な数値だが、内政重視プレイではほっとくと勝手に友好的になっていることが多くなる。ただスコットランドの隣国に戦争を吹っかけられることでもマイナス評価が入り、「揉め事は他所でやってくれ」と煽ってくる。
比較的温厚な指導者の為、ほっておくと勝手に大国化しやすい。特に内政面は文明UAのおかげで科学力が伸びやすい。
なお、文明UAを活かす故かあちらが持ってない高級資源は比較的高値で買い取ってくれる。ただその性質上快適性が増す程ドンドン伸びていくのでエサはほどほどにしてやろう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:8 平均評価:3.6
イシボンゴ | 軍事ユニットが駐留している都市のターン毎の忠誠度+3 上記の忠誠心のボーナスは、駐留している軍事ユニットが軍団・大軍団の場合は+5になる。 軍団・大軍団の解禁後はユニットが都市を占領した際に軍団・大軍団化する。 |
---|---|
インピ | 長槍兵の代替。 元よりも生産コストと維持費が少ない。 戦闘で得られる経験値+25%、側面攻撃ボーナス+100% |
イカンダ | 兵営の代替。 元よりも建設コストが少ない。 また、住宅+1 軍団・大軍団の解禁後からすぐに軍団・大軍団を訓練可能になる。 この都市で軍団・大軍団に対する生産力+25% イカンダにある各建造物にゴールド+2、科学力+1*4 |
・大量の軍団を輩出できる軍事文明
UA『イシボンゴ』は忠誠心と軍団・大軍団に関するボーナスを得る特性。
忠誠心のボーナスは、駐留ユニットさえ居れば占領・併合した都市や植民地都市などの維持に非常に役立つ。また、後述のボーナスにより軍団・大軍団化がしやすく、忠誠心による都市離反までの時間を引き伸ばしやすくなるので退路も確保しやすなり安心して進軍を続けれる。
軍団・大軍団化ボーナスは、戦争中に戦力の増強ができるのが強力。通常は軍団・大軍団を編成するには同種のユニットを2体以上の生産する必要があるのだが、都市を占領するだけで自動的に軍団・大軍団化するので非常に手間が省ける。また、ユニット1体分の生産力の節約にもなるので、できるだけトドメ役は未軍団化ユニットにしたい。
UU『インピ』は生産コストと維持費が安い長槍兵代替ユニット。
中世の軍事ユニットの中では生産コスト・維持費ともに安い為、資源不要という点も含め数を揃えやすい。
GSでは政治体制「寡頭制」や軍事政策「スパルタ教育」の効果適用、戦略資源の仕様変更など、対騎兵クラス全般の評価が上がっているのは追い風。さらに「戦術」が技術ツリーの行き止まりではなくなり、コーサーの対抗手段という立ち位置も得た。戦闘力自体は長槍兵と同じだが、軍団化や側面攻撃ボーナス倍化も含めれば実質戦闘力65を超える。また、経験値ボーナスもあるので育てやすく、近接ユニットへの戦闘力が+5される「刺突」の昇進を早めに取得できれば近接戦闘ユニットにも対抗可能。ただ中世ではメンアットアームズ相手にはさすがにインピ単体では厳しいので過信は禁物。
UD『イカンダ』は早い段階で軍事力を高められる固有の兵営。
低コストで建設できる上に軍団の解禁後にこの区域だけで軍団ユニットを安価に生産できるのが強み。文明UAの忠誠心ボーナスを活かした占領都市の駐留軍団や中世以降の防壁付き都市対策の攻城兵器軍団などの直接生産に向いている。インピラッシュまでに大将軍を確保できるように多くの都市に建設し、できれば兵舎まで作っておきたい。
また、住宅と区域内の建造物へのゴールド・科学力ボーナスもあり兵営区域が内政を補助してくれるようにもなる。(区域・建造物の維持費が実質0)
大量の軍団・大軍団を輩出することが出来る文明。軍団が解禁されるまでは戦闘に関するボーナスはほとんど無いのでおとなしく内政に注力しよう。ただ軍団・大軍団生産の準備さえ整えば、インピ等の軍団・大軍団により侵略および拡張戦争が一気にしやすくなると言えるだろう。特にUDイカンダや劇場広場の建設優先度は高く、一直線に「青銅器」「演劇と詩」や軍団・大軍団を解禁する社会制度に向かいたいところである。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:10 平均評価:3.2
アマブト | 「傭兵」獲得後は軍団の編成、「ナショナリズム」獲得後は大軍団の編成ができる。 すべての軍団・大軍団の基礎戦闘力+5 | |
---|---|---|
牛の角 | 特徴 | 軍団・大軍団を大量に作ろうとする。 |
好み | 軍団・大軍団を編成する文明 | |
嫌い | 軍団・大軍団を編成しない文明 |
・使用感
UA『アマブト』は軍団・大軍団が単純に強化される特性。
軍団・大軍団したユニットの戦闘力ボーナスに加えて解禁が早くなり、「傭兵」解禁後に軍団を編成できるので非常に強力。UG費用が半額になる軍事政策「常備軍」も同時に解禁されるので、このタイミングでのラッシュも有力な選択肢。
特に戦闘力ボーナスは、軍団の場合は元と合わせて戦闘力+15、大軍団の場合は元と軍団時のと合わせて戦闘力+23も得られる。もちろん長距離戦闘ユニットにも乗るので、積極的に軍団化していこう。
総じて、軍団・大軍団を利用しやすい指導者。全盛期の強さは圧倒的だが、社会制度「傭兵」獲得まではUDイカンダぐらいしか頼れるものが無く、最序盤の軍事面は他文明との差は少ない。なお、軍団化の際に異なる昇進を持っているユニット同士の場合、両方の昇進を持った軍団となる仕様もズールーでは活用しやすい。その際は次のレベルアップまでの必要経験値が増える点は注意。「銃眼」持ち総督「ビクター」の元で異なる昇進を持つインピ等を作り、軍団化するのもおすすめ。
軍団化が解禁される「傭兵」まではイカンダ等でおとなしく内政をしておき、解禁がされたらインピやその他の軍事ユニットの軍団を生産していき、軍事力が優位の内に拡張戦争をしていく感じになるだろう。
軍団の解禁後は軍事力の伸びが凄く、忠誠心の問題も楽に解決できるので、素直に制覇勝利を目指したい。
「秘密結社」モードで「緋の同盟」に所属した際に使用できる吸血鬼の戦闘力は、軍団・大軍団を含めた最大の近接戦闘力が参照される為、早期軍団化と軍団化による戦闘力ボーナスで吸血鬼を強化しやすい。
・AIの特徴
アジェンダ「牛の角」は軍団を作りたがり、軍団の所有量によって好感度が変化するというもの。
軍団・大軍団を多く所有していれば+6、所有していなければ-3~7という評価が入る。通常、軍団を作れるようになるのは産業時代以降であり、危険な序盤〜中盤では仲良くなる術が隠しアジェンダ頼りになりがち。一応、社会制度未解禁などで軍団が作れない状態だとキレるようなことはないのが救い。なお、軍団や大軍団を作成できる大将軍で1つでもユニットを軍団化できるとかなり大人しくなる。
中世期に戦争すると弩兵や騎士の軍団を繰り出してくるので面倒なことこの上なく、隣人になった時はしっかり防備を固めておきたい。
UDイカンダしか内政面でのボーナスはないが、AIはイカンダをスパムするので時代が進むと建造物へのボーナスにより科学力が意外にも伸びていることがある。
また、大将軍を独占した上で、軍事ユニットを量産する傾向が高く、中世以降は軍団化の解禁も相まって軍事力が非常に伸びるので注意。
攻める場合は、ズールーの軍団解禁前にこちらから初期ラッシュをかけてしまうか、技術で先行して1世代以上先のユニットで攻めるのが定石。
なお、緊急事態コンペの際はズールー相手だと都市解放が必要な時は生半可なユニットでは耐えられない都市砲撃力と都市防御力を相手にしなければならないので注意。軍事力に自信がなければコンペは否決し、忠誠心圧力で自由都市化を待ち自然復帰を待つのも手である。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:7 平均評価:3.6
トキ | 自文明の総督が着任している都市の生産力・文化力+5% また、この都市で訓練されたすべてのユニットが戦闘で獲得する経験値+10% 上記のボーナスは、他文明が建設した都市の場合は3倍になる。 自文明の総督が着任している都市から9タイル以内にある自文明都市のターン毎の忠誠心+4、他文明都市のターン毎の忠誠心-4 |
---|---|
マロン騎兵 | 「火薬」で解禁されるマプチェ固有の軽騎兵ユニット。 近接戦闘力55、移動力4 友好的な領土から4タイル以内での戦闘時戦闘力+5 略奪による消費移動力が1になる。 |
ケマムル | 「職人技」で解禁される地形改善。 アピールが「最高」以上のタイルにのみ建設可能。 生産力+1 タイルのアピールの75%に相当する文化力を産出する。 「航空技術」研究後は文化力産出と同量の観光力を産出する。 |
・総督により軍事・内政が強化される軍事文明
UA『トキ』は総督により様々なボーナスを得る特性。
着任した総督による生産力や文化力の産出ブーストに加えて経験値のボーナスまであり、社会制度の進展や都市や軍備の増強、軍事ユニットの回復や強化が捗る。また、他文明が建設した都市ではこのボーナスが3倍になるので、総督を極力奪った都市に着任させれば、さらに軍事と内政が強化できる。オスマン同様に併合した都市が増えるほど強くなるので早めにラッシュをかけ、併せてなるべく早く総督7人を採用するようにしたい。なお、経験値ボーナスは海軍や空軍にも適用されるので陸・空・海とあらゆる場面で戦闘を生かしやすい点は覚えておこう。
世界遺産「通商院」とは非常に相性が良い。総督の称号+3を得られるだけでなく、トキ+通商院+植民地税を合わせると、他大陸兼他文明建設都市は生産力+40%、文化力+15%、信仰力+15%、ゴールド+40%となり、「商業共和制」や「共産主義」を採用するとさらに上積みできる。ただ能力を活かすには侵略戦争が必須といえ、非戦では文明UAがほとんど発揮できないという弱点がある。
着任した総督による忠誠心ボーナスは、「総督着任による忠誠心ボーナスは+8であるが、マプチェなら+12になる」という意味でないことに注意。例えば都市Aに総督を置いた場合の忠誠心ボーナスはあくまで+8であり、都市Aから9タイル以内にある都市Bに総督がいれば、都市Aに忠誠心+4がもたらされるという意味である。
なお、あまり知られていないが範囲内の他文明都市の忠誠心を-4する効果もある。そのため、マプチェは敵都市を反乱させやすく、中立都市になった都市を受け入れるスピードも少し早い。暗黒時代に入った文明があるなら、狙いの都市の9マス以内に総督を赴任させ、後述する指導者UA「速きタカ」と合わせて敵都市を反乱に追い込もう。そのとき使用する総督は「公使」の昇進を持った「アマニ」が最もよい。
UU『マロン騎兵』は自文明都市周辺で強化される固有の軽騎兵ユニット。
前線都市からの侵攻や都市防衛で、戦闘力ボーナスを得られる。特に都市を占領すると、強化された戦闘力のまま近隣都市を侵略できる。また、略奪の移動コスト軽減も都市攻撃の際の区域による戦闘力ボーナスを素早く減らしたりなどできるので有っても損はしない能力である。ただコーサーからのUGでは作れない為、新規生産で揃えるしかない。幸いにも文明UAを活用して占領都市で生産すれば、生産力ブーストと経験値ボーナスで揃えやすく育てやすい。資源不要なのも強み。
UI『ケマムル』はタイルのアピールを参照する改善施設。
太古の改善としては労働力1でモニュメント以上の文化力を産出するのは強力。最低でも建設条件を満たしていれば文化力+3は得られる。さらに生産力+1も得られるので、序盤の生産力が乏しい都市の成長を早めてくれる点は非常にありがたい。ただアピール4以上という厳しい建設条件がネック。また、隣接タイルでアピール減少区域・改善の建設や森林を伐採すると産出が減少するので注意。
なお、終盤はエッフェル塔やアピール増加系大技術者、植林に都市公園とアピール増加手段が豊富にあるので、シーサイドリゾートともどもスパムすればかなりの観光力を稼げる。
総督により軍事力や産出を高めることができる文明。総督の配置が重要になるので政府複合施設はできるだけ早めに建設して、総督の称号を確保しておきたい。また、できるだけ他文明の都市を侵略戦争や自由都市からの併合を利用して確保し、総督によるボーナスを存分に活かしたい。最序盤は自力拡張を進め、「火薬」まで技術ツリーを進めてUUマロン騎兵ラッシュで近隣の文明を侵攻しよう。使用感としては一時代早いアメリカプレイに近い。ただ初期立地が山沿いになりやすいのでアピール管理に注意が必要。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:8 平均評価:3.3
速きタカ | すべてのユニットは、黄金・英雄時代の他文明または自由都市のユニットや区域に対して戦闘力+10 敵対する他文明の都市の領土内でその文明のユニットを撃破した際にその都市の忠誠心-20 上記の忠誠心効果は、その文明が黄金・英雄時代の場合は2倍になる。 | |
---|---|---|
トゥカペルの精霊 | 特徴 | 忠誠心を高めようとする。 |
好み | 忠誠心で都市を獲得した文明 | |
嫌い | 忠誠心で都市を喪失した文明 |
・使用感
UA『速きタカ』は忠誠心と黄金時代に関するボーナスを得る特性。
戦闘力ボーナスは、黄金時代限定とはいえ全ユニット戦闘力+10は最強レベルの補正である。ただしAIは黄金時代を積極的に狙わない点には注意。現状ではAIに意図的に時代スコアを稼がせる方法がないが、各文明のUU・UB等から時代スコアがある程度の予想が付く場合もある(例えばローマはUU・UBが古典に揃うので中世が黄金時代になりやすい、等)。後は他国のタイルをよく見て世界遺産の建築状況を観察していれば、黄金時代に入りそうな文明が予想できる場合がある。もっとも、プレイヤー側でできることはAIが狙っている遺産を建築しないことぐらいしかないのだが。
なお、自由都市に対しても戦闘力+10となり、「波瀾の時代」モードのように自由都市が増えやすい状況では活用しやすい。
敵都市の忠誠心低下のボーナスは、仕様変更により「ターン毎の忠誠心がマイナスかつ忠誠心0」にしないと自由都市にならなくなったので、この特性のみで自由都市にするのは難しくなった。普通に使っていると、敵都市の忠誠度を減少させて多少産出量を低下させるだけの能力になりがち。
黄金・英雄時代の文明に対しては、効果が倍増するが、そもそも黄金・英雄時代は忠誠心がもりもり回復するので、ほとんど無意味な能力である。むしろ相手が暗黒時代でこちらが黄金・英雄時代であれば、敵のターン毎の忠誠心がマイナスになることも多いため、速きタカの能力により中立化させることも可能である。
総じて、相手の時代を利用して侵略しやすい指導者。相手が黄金時代であれば戦闘力ボーナスを駆使して戦い、相手が暗黒時代であれば忠誠心マイナスによる反乱を狙う、という黄金・暗黒両面に対応した能力となっている。なお、「相手が黄金時代なら戦闘力+10」「敵撃破で忠誠度低下」は宗教ユニットにも適用される。とはいえマプチェで神学戦争をやることはまずないだろう。信仰「十字軍」と組み合わせて黄金時代の相手に布教しながら進軍すると、戦闘力+20を得られるのはロマンがあるとは言えるが。
総督による経験値ボーナスや時代による戦闘力ボーナスを活かせれば制覇勝利を目指せる。また、UIケマムルによる観光力や総督による生産力ブーストを活かして遺産建設していけば文化勝利も目指せる。さらに両方を活かした物理的文化勝利も可能。
・AIの特徴
アジェンダ「トゥカペルの精霊」は忠誠心を高めたがり、忠誠心による都市の状態で好感度が変化するというもの。
忠誠心によって獲得した都市1つにつき+?、喪失した都市1つにつき-3という評価が入る。都市を忠誠心で落とすか落とされるかで好感度が変化するので、序盤の機嫌取りは隠しアジェンダ頼りになる。AI文明が無理矢理こちらに都市出しをしてきた場合は、忠誠心で都市を得られるので仲良くなりやすい。逆に敵都市の近くに建てた新都市は忠誠心が低下しがちなので都市をねじ込んで拡張をしている場合は機嫌が悪くなりやすい。特に自分が暗黒時代に入っているとかなり気を遣うだろう。一方で黄金時代の間は忠誠心ボーナスで都市を獲得しやすくなるので険悪になりにくいが、戦争になるとかなりの強敵になる。そのため戦争中に時代が進んで黄金時代に入ると危険で、特に太古ラッシュを受けた状態で古典黄金時代に入ると極めて危険な状態になる。プレイヤーがうまくなるほど厄介になるタイプの指導者である。
内政面はAIにはアピールの管理はできないのでUIケマムルを活かしきれてはおらず、あまり文化勝利の危険性は低い。その代わりに総督による産出ボーナスで文化力が高くなりやすく、文化勝利の際には脅威になりやすい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:7 平均評価:2.9
ジャムチ | 交易路を都市に繋いだ際にその都市に自文明の交易施設を建設する。 他文明のいずれかの都市1つでも交易施設があると、その文明に対する外交的視野+1 すべてのユニットは、外交的視野の差による戦闘力ボーナスが2倍になる。 |
---|---|
ケシク | 「あぶみ」で解禁されるモンゴル固有の長距離騎兵ユニット。 近接戦闘力30、長距離戦闘力40、射程2、移動力5 陣形を組んだユニットがケシクと同じ移動力になる。 |
オルド | 厩舎の代替。元の効果に加え、 この都市で訓練した騎兵クラスユニットの移動力+1 |
・情報収集からの同時侵攻を得意とした史実通り、交易で諜報もこなせる軍事文明
UA『ジャムチ』は交易施設と外交的視野に関するボーナスを得る特性。
交易施設のボーナスは、交易施設が即設置されることで他文明に先駆けて遠方の都市まで交易路を延ばしやすい。交易施設により国外交易路のゴールド収益を増やせるだけでなく、他文明都市に交易施設があれば外交的視野のレベルが1つ上がるため、後述の外交的視野の差による戦闘力ボーナスも活かしやすい。
戦闘力ボーナスは、外交的視野の差によるボーナスが「レベル差1:+6」「レベル差2:+12」「レベル差3:+18」「レベル差4:+24」となる。「相手国都市に交易施設有り」「スパイによる情報収集」で外交的視野が+2されるので、とりあえずこれを満たすべく動こう。外交的視野を追加する大商人「メアリー・キャサリン・ゴダード」は極力確保したい。スパイが秘密諜報員(昇進3つ)になれば、情報収集で外交的視野が+2される。ラッシュを見据えてスパイを育てておこう。総督「ビクター」の「銃眼」で最初から昇進を持ったスパイを得るのも有効。なお、戦闘力ボーナスは騎兵系ユニットに限らずすべてのユニットに適応される。特に指導者がフビライのときは、無理に騎兵系ユニットにこだわる必要は薄い。
なお、ジャムチの効果は宗教ユニットにも適応されるため実は神学論争がトップクラスに強い。ただ、宗教創始に向いた特性がなく、高難易度での創始はリスクが高すぎる文明ではある。
UU『ケシク』は民間人を牽引できる固有の長距離戦闘ユニット。
同じ時期に解禁される弩兵と比較しても生産コストが低く、長距離戦闘力と移動力が高いので騎士とともに侵攻し、簡単に敵国を蹂躙できる。また、陣形を組んだ民間人ユニットが同じ移動力を持つため、大将軍や破城槌などの支援ユニット、あるいは開拓者などを連れて一気になだれ込むことも可能。ただ近接戦闘力は35とやや低く、騎士や剣士に返り討ちに合うこともあるので、運用は慎重に。
なお、民間人を牽引する能力は後の時代でも有効な為、UGせずに残しておき、労働者や偉人を牽引して内政を補助する使い方もできる。
UB『オルド』は騎兵ユニットの機動力を強化する厩舎代替建造物。
騎兵系クラス限定で移動力を追加する便利な特性を持つ。ケシクも騎兵ユニットなので移動力が増える為、侵略・内政の補助がしやすくなり、騎兵系ユニットの進軍速度が上がるので侵略戦争がやりやすくなる。また、この移動力ボーナスはUGしても失われないので安心して次世代ユニットを使い回すことができる。
交易による諜報活動後に侵略していく文明。交易施設さえ建てれば戦争を有利に進められるので、軍備と内政を増強しながら攻め込む予定の文明に交易商を送りゴールドと外交的視野を獲得しつつ進軍ルートも確保して、戦争の前準備を進めていこう。内政に関するボーナスはほとんど無いが、戦闘力ボーナスや騎兵による迅速な侵略を得意としているので、早い内にいくつかの都市を占領すればある程度はカバーできるだろう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:16 平均評価:4.1
モンゴル軍団 | すべての騎兵クラスのユニットの戦闘力+3 敵対する騎兵クラスのユニットを撃破した際に一定の確率でそのユニットを捕獲する。 | |
---|---|---|
騎馬王 | 特徴 | 大規模な騎兵部隊を作ろうとする。 |
好み | 騎兵クラスユニットを訓練しない文明 | |
嫌い | 騎兵クラスユニットを訓練した文明 |
・使用感
UA『モンゴル軍団』は騎兵に関するボーナスを得る特性。
戦闘力ボーナスは、上昇幅が+3と控えめだが条件や制限なしで騎兵を強化するのは便利。文明UAの最低限の効果で戦闘力+6とも合わせれば、戦闘力+9となる。これとUBオルドにより移動力5~6ともなれば、騎乗ユニット全てがUUと言えるだろう。
騎兵ユニット捕獲ボーナスは、ユニットの現地調達が可能になるので息切れが起きにくく、制覇勝利時に便利な特性。GSではAIが軽騎兵ユニット(特に序盤の騎乗兵やコーサー)を量産してくることが増えてきたので、この特性も活かせる可能性が高い。
総じて、騎兵ユニットでの侵略戦争がしやすい制覇勝利向けの指導者。文明・指導者UA併せて騎兵系ユニットを強化し、史実同様に各方面へ武力侵攻を図ることが得意である。ただ騎兵クラスに破城槌や攻城塔の効果が乗らないので、防壁がある都市を攻めるのはかなり厳しい。防壁がないうちに攻め込むなり、攻囲ユニットも揃えるといった王道の他に、オルドスパムからケシクをひたすら量産して物量でゴリ押しするのも有力な選択肢になる。特にオルドスパムで得られる大将軍がラッシュを後押ししてくれる。
・AIの特徴
アジェンダ「モンゴル軍団」は騎兵ユニットを生産を優先したがり、騎兵ユニットを生産したかどうかで好感度が変化するというもの。
騎兵ユニットを所有していなければ+7、所有していれば-6というそこそこの評価が入る。相手の騎兵対策にこちらも騎兵を生産すると機嫌が悪くなるため、早期に出会ったら色々覚悟しよう。勿論、プレイヤーが騎兵文明の場合、友好は諦めよう。
ちなみに騎兵を作らないでいると結構な暴言と共に嘲笑してくるが、これが彼なりのデレである。ややこしい。
これといった内政面にボーナスがないので、平凡な文明になりがち。その代わりに大量の騎兵ユニットを生産することが多く、そのせいで軍事力が膨れ上がり近隣の弱い都市に喧嘩を売り始めて、拡張している場合もある。
攻める場合には、騎兵が鬱陶しそうにみえるがAIは騎兵ユニットの運用が微妙な上に、モンゴルのキモである外交的視野の扱いも適当なので、長槍兵さえ量産できればなんとかなるのが幸いか。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:9 平均評価:3.2
ゲレゲ | 現在の政府に経済政策スロット+1 他文明に初めて交易施設を建設する度にひらめきと天啓をランダムに1つ獲得する。 | |
---|---|---|
パクス・モンゴリカ | 特徴 | 特になし |
好み | 高い軍事力とゴールドの産出量が多い文明 | |
嫌い | 低い軍事力またはゴールドの産出量が少ない文明 |
・使用感
NFPで追加されたモンゴルを騎兵諜報文明から内政諜報文明に変える指導者。
UA『ゲレゲ』は政策スロットと交易施設に関するボーナスを得る特性。
追加の経済政策スロットは、「首長制」採用直後から政策「都市計画」と「神王」を両方採用でき、パンテオン獲得を目指しつつ都市の生産力を底上げすることが可能なので強力。更にゲームが進めば、都市拡張・改善の為の「植民地化」や「農奴制」、各種隣接ボーナス増加系政策や交易産出増加系政策などを採用しやすくなる為、序盤中盤終盤隙が無い。特にモンゴル自体は軍事文明なので「寡頭制」等の政治体制を選んでも内政を補えるの点で非常に有用。
交易施設によるブースト獲得ボーナスは、文明UAと相性良好で使いやすい。文明数が多いほどひらめきと天啓を得る回数が増えるので、大きなマップほど強みが活きてくる。国外交易路へのボーナスを持つ経済政策「通商連合」や「市場経済」などをセットしておき、交易産出を底上げできればさらに良い。
チンギスとの比較としては、戦闘面でのボーナスを多少犠牲にして内政面にボーナスを貰った感じになる。特に経済政策スロット追加により、「法典」獲得後に経済政策「神王」と「都市計画」の同時採用が可能で、序盤の都市成長とパンテオン獲得を両立できるのが強み。それ以降も経済政策カードを活かして万能内政国家を目指すことができる。ただ若干器用貧乏になりがちな点には注意。
・AIの特徴
アジェンダ「パクス・モンゴリカ」は軍事力と内政力で機嫌が変化するというもの。
軍事力とゴールドが高ければ+?、軍事力かゴールドが低ければ-?という評価が入る。だいたい時宗のアジェンダと対になるものだと言えるだろう。ただ時宗よりはだいぶ満たしやすい条件なので比較的仲良くしやすい指導者である。金融系の特性を持つ文明はもちろん、科学力や生産力の高い能力を持つ文明なら概ね付き合いやすい(軍事力は科学力と生産力またはゴールドで生産・維持できるものなので)。
ハイパー金満文明マリならゴールド(と信仰力)で全部補えるので比較的付き合いやすい。他にもポーランド、ペルシア、ローマなどの交易やゴールドに関する特性持ちの文明、隣接ボーナス多めの文明(オーストラリアやブラジル、オランダなど)や生産力高めのドイツやスコットランドやマチュピチュ持ちの場合、都市計画を極めた日本プレイでも仲良くしやすい。あれっ元寇は?
海マップではイギリスやインドネシアなら軍事力(=科学力・生産力)とゴールドを両立できるので、比較的付き合いやすい。
内政面は追加の経済政策スロットのおかげでそれなりに高く、交易路をよく国外に回すことが多いので、文明・指導者UAによるブーストのおかげで技術・社会制度はそれなりには進んでいることがある。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:8 平均評価:2.9
朝鮮三国志 | 隣接する書院1つにつき農場に食料+1 隣接する書院1つにつき鉱山に科学力+1 |
---|---|
火車 | 「火薬」で解禁される野戦砲の代替。 元よりも生産コストと維持費は低いが、近接戦闘力が5低い。 移動と攻撃を同じターンに実行できない。 |
書院 | キャンパスの代替。 元よりも建設コストが少ないが、丘陵にのみ建設可能。 科学力+4 区域からの隣接ボーナスが-1になる。 政府複合施設以外の隣接ボーナスを得られない。 |
・序盤の科学力産出が高い科学文明
UA『朝鮮三国志』はUDに隣接する特定の改善にボーナスを与える特性。
特性としてはやや地味だが、食料ボーナスにより人口を伸ばしやすく、科学力ボーナスにより技術取得を補助してくれる。UD書院を他区域と隣接させず、農場や鉱山で囲むのが韓国の基本。特に範囲は限定的であるものの農場や鉱山の産出が増やせるのは強力で、序盤の内政を強力に補助してくれるだろう。
なお、このボーナスは隣接ボーナス扱いの為、複数の書院に隣接した農場や鉱山は産出ボーナスが重複する。そのため極力都市の間隔は近い方がいい。
UU『火車』は解禁が早く、生産コストも低い野戦砲代替ユニット。
射石砲の代替だが、「火薬」という早い時代に解禁され、維持費も低い、と各要素はそれなりに優秀。ただ攻囲ユニット同様の「移動と攻撃を同じターンに実行できない」というデメリットがあり、都市防衛以外では使いにくい。また、地味に近接戦闘力も低いので殴られると射石砲よりも脆い。
長距離戦闘力は解禁される時期では高いので、中国の虎蹲砲と同様に都市の防衛力を高めるにはちょうどいい。最悪、時代スコアの為に1体だけは生産しておこう。なお、火車で侵略したければ、中世・ルネサンス時代の大将軍を確保は必須になる。
UD『書院』は単体使用で高めの科学力を得られる固有のキャンパス。
低コストなので序盤から建設しやすく、最初から科学力+4を産出するのでかなり優秀。序盤で科学力+4はかなり大きいので技術研究が捗るだろう。一方で丘陵にしか建設できず、隣接ボーナスが無くなっており、他の区域を隣接させると科学力が減少とこちらもなかなかのデメリットを持つ。特に征服した都市のキャンパスに区域が隣接しまくっていると悲しいことに(逆に韓国の都市を取られても相手にとっては隣接ボーナスの少ないキャンパスとなる)。
GSでは礁や地熱孔からの隣接ボーナス追加で、他文明も高産出キャンパスを建てやすくなった為、科学力での優位性は小さくなっている。丘陵のない都市や建設したい区域が増えてくる中盤以降はデメリットがさらに目立つようになるため、科学力ボーナスについてはあくまで序盤限りと割り切ってしまうのが良いかもしれない。
科学力産出に特化した文明。序盤の科学力産出は圧倒的で、これによって最新ユニットでの侵略・防衛や技術「徒弟制度」による生産力増強など内政強化が早期に受けられる。最も怖い序盤での安定感は魅力的。ただ中盤以降は文明UAやUD書院の恩恵が薄れやすいので、世界遺産を独占するなり、次世代ユニットでライバルになりそうな文明を殴るなり、先を見据えた戦略を考える必要がある。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:19 平均評価:3.3
花郎 | 自文明の総督が着任している都市はその総督の昇進1つにつき科学力・文化力+3% (採用ボーナスも含む) | |
---|---|---|
慶州瞻星台 | 特徴 | 科学力に関わる物を優先しようとする |
好み | 科学力の産出量が多い文明 | |
嫌い | 科学力の産出量が少ない文明 |
・使用感
UA『花郎』は着任した総督により産出ブーストが掛かる特性。
序盤は科学力・文化力+3%という僅かな産出ブーストだが、中盤以降に総督の昇進を全て取ると科学力・文化力+18%の産出ブーストになる。都市が育って文明UAやUDのボーナスのありがたみが薄れてくる頃に、指導者UAが有用になってくる。
また、総督の称号を3つも得られる世界遺産「通商院」や総督が着任している都市の住宅と快適性を増やす謁見の間とは非常に相性が良いと言える。特に「通商院」は外交政策「植民地税」と合わせれば、他大陸都市に生産力+25%、ゴールド+40%、科学力+18%、文化力+18%、信仰力+15%とかなりの産出ボーナスになる。
GSでは科学力と文化力の強化が人口依存となった総督「ピンガラ」との相性が抜群。彼を序盤から採用し、自文明一の大都市に固定したい。
なお、謁見の間を採用する場合は総督の頭数が重要になるが、花郎の能力的には特定の総督に称号を集中させたほうが強い場合もある。祖廟内政で都市数を増やし、各都市で書院と商業ハブを作れば、他の区域にもディスカウントがかかりやすくなるので、謁見の間か祖廟かは周囲の状況を見て使い分けよう。
総じて、総督による産出強化ができる指導者。総督による産出ボーナスは序盤はささやかなので恩恵は少なく、逆に内政が進んでくると恩恵が増してくるので、文明UAや書院の恩恵が少なくなってきた頃に交代できるように内政を進めていくことが大事になる。特に主要都市には教育者「ピンガラ」を筆頭に早めに総督を着任させておこう。
前半は文明UAやUD書院で科学力を底上げして研究を進めていき、後半は指導者UAの総督による産出ブーストで補っていく形になるだろうか。
科学力ボーナスを生かして科学勝利を目指すのが基本になるだろうが、研究速度を生かして最新ユニットを揃えて進攻する制覇勝利も目指せる。ただ生産力ボーナスが無いのでそれをどう補うかが唯一の問題点。
・AIの特徴
アジェンダ「慶州瞻星台」は隠しアジェンダ「テクノロジー信奉者」と同じで、科学力を優先したがり、科学力の産出量で好感度が変化するというもの。
科学力が高ければ+8、低ければ-8というそれなりに高い評価が入る。序盤はAIはUD書院をスパムするせいか科学力が爆速で上がるのでアジェンダを満たすのはかなり厳しく、仲良くできない。引き籠って研究に没頭することが多くプレイヤーの邪魔にはなりにくいが、ユニットは大体の場面で格上なため、攻める事も攻められる事もない地味な関係になりやすい。だが放置すると一人で情報時代に突入して制覇の邪魔になり、そのうち外宇宙に旅立ってしまう。叩き潰すか、友好関係を構築するかの方向性は、早期に決めておくこと。産業時代のUU持ちの文明なら蛮族プレイで無理矢理潰すことも選択肢に入るか。
ルネサンス以前で対処する場合、既に解禁されている可能性が高いUU火車が障害になる。移動後攻撃不可の為攻め込んでも意外に撃たれない事も多いが、いざ撃たれるとダメージは野戦砲並みでルネサンス期以前のユニットが受けるとかなり痛い。防壁を張ってこない都市も多めだが、都市砲撃力も高めなので進軍は慎重にしたい。
AIの都市を見てもらうと分かるが、AIは書院の特性を考慮出来ないからか区域を隣接させてしまい、科学力産出を低下させている光景が見受けられる。それでも書院の優先度の高さと低コスト区域が相まって、研究速度は普通の文明より早い。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:13 平均評価:3.3
ハングル | 新しい時代の最初の技術を研究完了した際にターン毎の科学力の産出量の2倍の文化力を得る。 | |
---|---|---|
新儒教 | 特徴 | 特になし |
好み | 科学力と文化力の産出量が少ない文明 | |
嫌い | 科学力と文化力の産出量が多い文明 |
・使用感
指導者パス「偉大なる建設者」で追加される韓国の指導者。
UA『ハングル』は技術研究で文化力が得られる特性。
月面着陸船の打ち上げプロジェクトの完了による文化力ボーナスに似ており、それが技術研究の完了で得られるようになった形。
すぐに文化力がブーストされるので社会制度を解禁しやすくなる点は有用。ただボーナスを得られる条件が「新しい時代の最初の技術の研究完了」と限定的で頻度が少なく、ボーナス量も2倍とあまり高くないので十分にボーナスを得るには工夫が必要になる。書院スパムと政策「自然科学」「五カ年計画」、総督ピンガラの「研究員」はもちろんのこと、条件を満たす研究を完了する際には全都市を上げて研究助成金プロジェクトを実行して科学力を底上げし最大限のボーナスを得られるようにしたい。
総督のボーナスによって後半になるほど科学力・文化力にバフがかかり強化されるソンドクと比べると、恒久的なバフを捨てて文化力をボーナスとして小分けで得られるようにした恰好なのだが、頻度もボーナス量も少ないためソンドクと比べると弱体化した感は否めない。仮にボーナスが月面着陸船と同様の10倍と破格であったり、条件が緩かったりすれば強みを感じられるのだが・・・。もっとも書院による科学力特化が強みの韓国文明が文化力も強化されては万能国家になってしまうので、ゲームバランスを考えたら仕方のないことだろう。
文明UAや書院による科学力特化はそのままなので、狙うのであれば科学勝利を目指したい。
・AIの特徴
アジェンダ「新儒教」は技術や社会制度の進行度によって好感度が変化するというもの。
技術や社会制度が後進していれば+7、先行していれば-7というそこそこの評価が入る。ピョートルのアジェンダとは真逆であり、書院スパムで序盤から圧倒的な差をつけられるためアジェンダを満たすのは容易で、科学力でマウントをとってくるソンドクと違って友好的になりやすい。ただ社会制度の進み具合も加味されるので、どちらの評価も入らないことは多く、書院スパムで文化力が疎かになっている間に社会制度で追い抜いて失望されることもしばしば。一応、指導者UAのおかげで見た目の文化力より社会制度が進むことがあるが、一時的なものなのですぐに追いつくことができる。
なお、ゲーム内で評価されていない時の説明が「あなたの科学力、文化力の低さに失望している」と書かれているが、これは誤植である。
ソンドクと比べると科学力を少しだけ落として、書院スパムで疎かになりがちな序中盤の社会制度ツリーの進みを改善したような性能になっている。その代わり終盤の伸びはソンドクより劣るが、書院スパムによる科学力での宇宙競争一直線は相変わらず。師と仰ぎながらスパイでお世話になるか、科学勝利の妨害ついでに書院にスパイ(物理)を決めてゲームを優位に運びたい。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:9 平均評価:2
ミタ制 | 都市にある山岳タイルに市民を配置可能になる。 都市にある山岳タイルに生産力+2(産業時代以降は生産力+3) 隣接する棚畑1つにつき山岳タイルに食料+1 |
---|---|
ワラカク | 散兵の代替。 元よりも長距離戦闘力が10高いが、生産コストは高い。 1ターンに2回攻撃できる。 |
棚畑 | 最初から解禁される地形改善。 草原丘陵、平原丘陵、砂漠丘陵にのみ建設可能。火山性土には建設可能。 食料+1、住宅+1 用水路に隣接せず真水に隣接している場合生産力+1 隣接する山岳1つにつき食料+1、隣接する用水路1つにつき生産力+2 「封建制度」研究後は隣接する棚畑1つにつき食料+0.5(「共通規格」研究後は1つにつき+1) |
・山岳沿いで力を発揮する内政文明
UA『ミタ制』は山岳タイルから産出を得られる特性。
後述のUI棚畑による食料増加を含めれば、山岳タイルを平原丘陵と同じように利用できるので、山岳地帯でも人口が腐らせにくい点が非常に強力。さらに、産業時代以降はさらに生産力が追加され、ますます山岳タイルを利用しやすくなる。
山岳タイルのアピールは最高で固定なので、パンテオン「大地の女神」との相性も良く、信仰力もカバーできる。UI棚畑による食料産出が重要なので、山岳に隣接する丘陵タイルの数を意識して都市を出そう。
NFPでは新しく保護区が追加された。保護区を多くの山岳が隣接する位置に配置すれば、各種産出を強化できる。パンテオン「大地の女神」と林を建てた保護区を組み合わせると、山岳タイルが食料+2・生産力+2・文化力+2・信仰力+3と非常にカラフルな産出となり、聖域解禁後はさらに凄い事になる。山岳に囲まれたタイルは丘陵であっても保護区を建て、周囲の山岳隣接の丘陵に棚畑、山岳隣接の平地にはキャンパスや聖地などの区域を建設していこう。
UU『ワラカク』は連続攻撃が可能な散兵代替ユニット。
同時に解禁される弩兵と比べると、移動力の高さと2回攻撃が強み。単純にダメージ2倍で経験値も稼ぎやすく、昇進「待ち伏せ」(戦闘力+20)までの期間も短い。中世で長距離戦闘力60の2回攻撃はぶっ壊れレベルの強さ。一方で「待ち伏せ」取得前は、射程が短く近接戦闘力が低いため脆弱。弩兵など他のユニットと併用しよう。なお、説明には移動力が残っていたらと書いてあるが、実際は移動力に関わらず常に2回攻撃できる。これは同じ能力を持つ他のユニットも同様。
UI『棚畑』は山岳地帯や川沿いで効果を発揮する改善施設。
農場と同じく最初から改善可能で、山岳に隣接するたびに食料+1、真水隣接で生産力+1と、用水路の有無に限らず改善として優秀。農場よりも住宅が多くもらえるので、最も扱いやすく強力なUIの1つである。文明の立地特性により初期立地には大体山岳があるため、最序盤から活用できるだろう。
GSでは総督ピンガラの昇進「鑑定家」と「研究員」が人口を参照して科学力や文化力を産出するようになり、人口を増やしやすいインカとは相性がいい。
山岳地帯で真価を発揮する文明。棚畑による序盤からの莫大な食料・生産力ボーナスを元手に都市を育て、中盤以降は棚畑で増えた人口を生産力だけはある山岳タイルに配置できるため、山ばかりで産出が乏しい地形でもぬくぬく生きていける不思議な文明である。また、山岳帯以外の土地でも川沿いや用水路に隣接可能な丘陵がある都市なら食料と生産力を両立できる。
欠点としては区域と産出がトレードオフであること。棚畑が強い地形=キャンパスが強い地形であり、また山岳地帯は区域同士の隣接が難しい。相性の良い遺産「マチュ・ピチュ」を抱えることも多いため、この問題はキャンパス以外の区域にも派生する。棚畑で人口を増やさなければ、そもそも山岳タイルに市民を配置できないため、地形によっては強い区域を諦める必要性があるのが他と一番違うところ。
また、UUワラカクはロマン枠であり、これをあてにして戦争をするのはやや厳しい。ゆえに戦争は科学力と生産力のアドバンテージで勝たなければならない。内政文明あるあるだが、中の人間がどれだけ上手いかで強さが変わりやすい。ただ、立地と人口増加に補正を持つため、他の内政文明よりはパワーがあると言える。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:40 平均評価:4.6
カパック・ニャン | 起点とする都市にある山岳タイル1つにつき国内交易路に食料+1のボーナス。 | |
---|---|---|
カパック・ニャン(改善) | 「対外貿易」で解禁される地形改善。 山岳タイルにのみ建設可能。 移動力2を消費して入口から出口まで通り抜けられる。 この地形改善を通過する交易路にゴールドのボーナス。 略奪や除去はできない。 | |
サパ・インカ | 特徴 | 山岳の近くに都市を築こうとする。 |
好み | 山岳の近くに都市を持たない文明 | |
嫌い | 山岳の近くに都市を持つ文明 |
・使用感
UA『カパック・ニャン』は序盤から強い国内交易が強化される特性。
インカ自身が山岳の立地特性を持っていることも相まって活用機会が多く、文明UAやUI棚畑と合わせて都市の人口があっという間に増えていく。その分、快適性の維持には気をつかっていこう。
UI『カパック・ニャン』は解禁の早い固有の山岳トンネル。
社会制度「対外貿易」で解禁と、こちらも最序盤から利用可能。攻めるための穴というよりは、開拓者や労働者の移動をスムーズにするためのもので、連続した山岳タイルの両端に造成すれば一瞬で長距離を移動できる。ただし敵も使えるので、侵略されやすくなる点には注意。ゲーム後半になれば交易路によるゴールド産出も多く、この改善を通過することによるボーナスの恩恵も大きくなる。
なお、カパックニャンを設置した山岳タイルにも市民を配置できるので、生産力を減らす心配はない。
総じて、人口を非常に伸ばしやすく、山岳の移動が快適になる指導者。都市に山岳タイルがあれば、国内交易での人口増加を促進できるので、できるだけ山岳地帯に都市を出していきたい。また、山岳地帯は通行可能タイルが少なくなりがちだが、UIカパック・ニャンで移動面の問題も解消でき、さらに国外交易の産出も早期に増やすことができ、経済面でも山岳地帯の入植は有用になる。
山岳立地でUI棚畑により内政力が高いのでどの勝利でも目指せるが、山岳立地ゆえにキャンパスで科学力を高めやすいので科学勝利が比較的に目指しやすい。
・AIの特徴
アジェンダ「サパ・インカ」は山岳周辺に都市を出したがり、山岳付近に都市を出すと好感度が下がるというもの。
山岳帯に都市を出していなければ+8、都市を出していれば-8という評価が入る。意識していれば友好的にはできるが、山岳が多い初期立地を引いてしまってはどうしようもないし、こいつのアジェンダを満たすために隣接ボーナスを逃すのも馬鹿馬鹿しいので、ある程度は割り切ろう。
文明・指導者UAとUI棚畑で人口を多く抱え、山岳立地を利用して隣接ボーナスを盛ったキャンパスを作ってくる。異常な科学力を出してくる上に他の出力も高水準となりやすい。
なお、AIが全体的にマチュピチュを重視する上、立地と生産力の関係で顕著にマチュピチュ建設を狙ってくる。
攻める場合には、山岳立地のせいで進軍に苦労する、と難敵になる場合が多いので攻略ルートを慎重に設定すること。ただAIはワラカクの使い方が下手なため、ユニットに関して大きなアドバンテージがないのがせめてもの救いか。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:27 平均評価:4.2
ウルバン砲 | 攻囲クラスユニットに対する生産力+50% すべての攻囲クラスユニットは、区域へ対して戦闘力+5 都市を占領しても市民が減少しない。 他文明が建設した都市に快適性+1、ターン毎の忠誠心+4 |
---|---|
バルバリア海賊 | 「中世の市」で解禁される私掠船の代替。 元よりも生産コストと維持費は低い。 消費移動力がなしの沿岸略奪が可能。 |
グランドバザール | 銀行の代替。元の効果に加え、 この都市で改善された戦略資源1種類につき各戦略資源のターン毎の蓄積量+1 この都市で改善された高級資源1つにつき快適性+1 |
・攻城戦が強く侵略拡張に長けた拡張文明
UA『ウルバン砲』は都市の攻略と併合都市に関するボーナスを得る特性。
攻囲ユニットへのボーナスは、生産力ブーストと戦闘力ボーナスが乗り、質と量で防御力が高い都市もゴリ押しで落とすことができる。攻囲ユニットは中盤までは微妙な性能だが、後々を見据えて序盤から地道に育成していこう。ただ戦闘力ボーナスは都心や兵営などの区域相手にしか効果はないので、攻囲ユニットを殴られないようにユニットの配置には注意。
占領・併合都市へのボーナスは、都市占領時に人口が減らず、併合後は快適性と忠誠心のボーナスが貰えるので、征服した都市が迅速に新たな生産拠点になってくれる。なお、どういう処理をしているのか不明だが、たまに占領した都市の人口が逆に増える時がある。
UU『バルバリア海賊』は解禁が早くコストの安い私掠船代替ユニット。
資源不要な上、解禁も商業共和制ルートにある「中世の市」と寄り道不要で無駄が無い。沿岸部を蹂躙し尽くし、ゴールドや信仰力を補う事が出来る。解禁時期的にほぼ敵なしと言っていいほどの性能をしているので存分に暴れよう…海があれば。
UB『グランドバザール』は軍事に不足しがちな要素を補ってくれる銀行代替建造物。
ネックとなる戦略資源の確保や、不足しがちな快適性をカバーしてくれる。ただ戦略資源・高級資源共に種類別に参照されることに注意。特に戦略資源があるタイルが多い都市があれば積極的に建てていきたい。
なお、「秘密結社」モードでは、UBグランバザールとミネルヴァの梟のUB黄金の宝物庫が両立できないため、ミネルヴァ以外の秘密結社を選ぼう。
都市攻囲の適正が非常に高い文明。史実のオスマン帝国がそうであったように、ルネサンス時代からの拡張に長けている。その分、古代〜中世にかけてはバニラ同然な点に注意。快適性や忠誠心を維持する特性も揃っているので、時代を問わずに侵略できる強みがある。ただ射石砲の生産に大量の硝石が必要なので、戦略資源の確保が最重要課題。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:15 平均評価:4.1
大宰相 | 固有の総督「イブラヒム」が採用可能になる。 「火薬」研究完了時に総督の称号を1つ獲得する。 | |
---|---|---|
イェニチェリ | 「火薬」で解禁されるマスケット兵の代替。 元よりも戦闘力が5高く、生産コストと硝石の消費も少ない。 無償のレベルアップを1つ有する。 人口が2以上の都市でなければ生産できず、自文明が築いた都市で生産すると人口-1 | |
立法帝 | 特徴 | 都市の快適性と忠誠心を高く保とうとする。 |
好み | 都市の快適性と忠誠心が高い文明 複数の他文明の築いた都市を持つ文明 | |
嫌い | 都市の快適性か忠誠心が低い文明 他文明の築いた都市を持たない文明 |
・使用感
UA『大宰相』は専用の総督が採用可能になる特性。
指導者固有の総督「大宰相イブラヒム」は能力が強力無比。主に戦闘と外交を補助してくれる。特に着任した都市から10タイル以内にある区域に対して戦闘力+10を得られる称号「セラスケル」を取得すれば落とせない都市はない。
また、「火薬」研究後には指導者UUの解禁と総督の称号が貰えるため、なるべく早く技術ツリーを進めたい。さらに「鋳造」まで行けば射石砲も作れるようになり、軍事面では黄金期に入る。
UU『イェニチェリ』はスレイマン(立法帝)固有のマスケット銃兵代替ユニット。
代替元と比べると、戦闘力が上がり必要資源が半分の上に無償のレベルアップ付きと至れり尽くせりの性能でありながら、生産コストがマスケット銃兵の半分というオスマン脅威のユニット。自文明が建設した都市での生産時に人口が1減るというデメリットがあるものの、アップグレードであれば発生しない。事前に剣士やメンアットアームズを揃えておこう。UG系軍事政策を使えば生産コスト・資源を半減できるので更にお得。占領都市があるなら、不足分を購入なり生産なりで確保すると良い。軍団解禁後に前線の占領都市で生産なり購入なりするとスムーズに軍団化できる。硝石が必要だが、必要資源半減とUBグランドバザールによる戦略資源の揃えやすさ、硝石が領土内に湧きやすいオスマンの立地特性があるため、困ることは少ない。
総じて、固有の総督により戦争・外交がしやすい指導者。破城槌・攻城塔があれば、総督「イブラヒム」の「セラスケル」と併せて近接ユニットでも都市相手に戦える。戦闘の面ではかなり有用なので総督の称号を早めに獲得しておきたい。無論「火薬」の研究もしておきたい。UUイェニチェリも人口を消費する代わりにそれなりに強力なユニットなので、文明UAと合わせて占領した都市で量産したい。
文明UAで揃えた攻囲ユニットや固有の総督による戦闘補助、UUイェニチェリなどを活かして都市を占領し、占領した都市やUBグランドバザールで内政・軍事を強化していく感じになるだろう。
攻囲ユニットを駆使すればどの時代でも都市攻囲が優位に進められるが、ルネサンス時代以降での制覇勝利が目指しやすい。
・AIの特徴
アジェンダ「立法帝」は都市を維持する要素を高めたがり、都市を維持する要素の高さや都市を占領しているかどうかで好感度が変化するというもの。
都市の快適性と忠誠心が高ければ+8、どちらかが低ければ-?という評価が入る。また、他文明の都市を占領していれば+?、していなければ-?という追加の評価も入る。最初期に出逢えば仲良く出来ることが多い。軍事・拡張系文明は喧嘩っ早く油断ならない輩が多いがそこは立法帝、紳士である。
AIには文明・指導者UAを使いこなせているとはいえず、内政面のボーナスも無いので小国に留まっていることをよく見る。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:25 平均評価:4.4
壮麗帝 | 黄金・英雄時代中にすべての都市の科学力・文化力+15% 普通・暗黒時代中にすべてのユニットは、普通・暗黒時代の他文明のユニットと区域に対して戦闘力+4 | |
---|---|---|
スレイマン1世の黄金時代 | 特徴 | 特になし |
好み | 黄金・英雄時代の文明 | |
嫌い | 暗黒時代の文明 |
・使用感
指導者パス「偉大なる指揮官」で追加されるオスマンの指導者。スレイマン(立法帝)と違い、こちらは時代に左右されるが内政と戦闘面が強化されている。
UA『壮麗帝』は時代に関するボーナスを得る特性。
普通・暗黒時代では普通・暗黒時代の文明に対して戦闘力+4のボーナスが貰える。古典にわざと暗黒時代入りして「寡頭制」と「黄昏の武勇」を揃えて近接戦闘力+13でラッシュする、といったコンボが狙えるため、ルネサンス時代から全力を出す立法帝よりも早期に領土拡張がしやすい。その分、立法帝が持つUUイェニチェリと総督イブラヒムによる強力な対区域の戦闘力ボーナスが失われており、時代が進むと戦闘面では立法帝よりも劣る面が出てくる。
また、黄金・英雄時代ではすべての都市の科学力と文化力が15%増える。戦闘で都市を奪いつつ時代スコアを稼いでリターンを増やしたい。グランドバザールのために商業ハブを出したいオスマンとは公約・黄金政策「研究の自由」が特に好相性。前述の古典暗黒時代入りルートで中世を英雄時代で迎えれば、公約「ペン・筆・声」や黄金政策「文化産業」で文化力も補える。
戦闘面が非常に強いスレイマン(立法帝)と比べて、ルネサンス時代のラッシュ補正を失った代わりに、どの時代でも戦闘面でボーナスが入る上に、内政面でのボーナスも貰える特性になっている。「暗黒時代に拡張し、黄金および英雄時代でリードを広げる」というムーブを如何に達成できるかが鍵を握る。時代スコアの調整にはいつも以上に慎重になりたい。
戦闘力ボーナスは時代に左右されやすいが、どの時代でも普通および暗黒時代であればラッシュが可能なので、UBグランドバザールで戦略資源とゴールド、快適性を補いつつ侵略ができ制覇勝利を目指せる。また、黄金および英雄時代での科学力・文化力ブーストを活かせれば科学・文化勝利も目指すことは可能。
・AIの特徴
アジェンダ「スレイマン1世の黄金時代」は隠しアジェンダ「追従」と同じもの。
黄金・英雄時代であれば+?、暗黒時代であれば-?という評価が入る。好感度の増減はさして大きくなく、よほど意識して暗黒時代を迎えない限り敵対的になることはない。慣れたプレイヤーであれば簡単に友好関係を結ぶことができる。
AIが黄金時代を迎えるには高難易度でないと難しく、高難易度であれば難易度補正もあって序盤から内政で突き放されやすいが、中盤からは失速し平凡な文明になっていることが多い。こちらが黄金時代を維持していれば戦闘ボーナスもないため、序盤に進んだ科学力で生産された騎士やメンアットアームズの相手をせざるを得ない時に苦労する程度だろう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:9 平均評価:4.3
平和の四つの顔 | 奇襲宣戦と都市国家への宣戦布告ができないが、カナダも奇襲宣戦を布告されない。 観光力100につきターン毎の外交的支持+1 緊急事態とスコア型コンペの成功時の外交的支持+100% |
---|---|
騎馬警察 | 「自然保護」で解禁されるカナダ固有の軽騎兵ユニット。 近接戦闘力62、移動力5 国立公園のチャージを2持ち、国立公園を建設できる。 国立公園から2タイル以内での戦闘時戦闘力+5、その国立公園が自国のものなら更に戦闘力+5 |
ホッケーリンク | 「植民地主義」で解禁される地形改善。 ツンドラ、ツンドラ丘陵、雪原、雪原丘陵にのみ建設可能。 快適性+1、周囲のタイルにアピール+2 スタジアムに隣接している場合文化力+4 隣接するツンドラ・ツンドラ丘陵タイル1つにつき文化力+1 隣接する雪原・雪原丘陵タイル1つにつき文化力+1 「プロスポーツ」獲得後は食料+2、生産力+2 「航空技術」研究後は文化力産出と同量の観光力を産出する。 |
・対AIの安定性が高く文化が外交を担うツンドラの外交文化文明
UA『平和の四つの顔』は奇襲戦争と外交的支持に関するボーナスを得る特性。
奇襲戦争に関するボーナスは、対AIの防衛では非常に強力。なぜならAIは友好度を極端に下げるような真似をしない限り非難を出さず、奇襲戦争しか選択しないからだ。蛮族だけ対処できれば、後は適当に機嫌を取るだけで軍事を無視し内政に注力できる。
一方でこちらからの奇襲戦争もできず、都市国家にも戦争を仕掛けられないため、周辺国への対応が難しい場合もある。軍事面での強みは特にないので、基本的には自力拡張になる。一応、どこかの文明の戦争に参戦することで事実上の奇襲ができるが、そこまでして奇襲戦争したい場面はほとんどないはずだ。
外交的支持のボーナスは、観光力や緊急事態・コンペから得られるが、序盤はどれも機能しない上にコンペ等はプレイヤーが参加・成功しなければ意味がない。序盤は内政に注力し、それなりの国力を蓄えた中盤以降はこれらの外交的支持ボーナスにより世界会議を左右しやすくなる。なお、獲得した外交的支持は必要なければ取引材料に回してもよい。
UU『騎馬警察』は固有の軽騎兵ユニット…の皮を被った、国立公園を作れる内政ユニット。
戦闘力は同時代のユニットには見劣りするが、文化勝利狙いでは余りがちな終盤の生産力を観光力に転換できる。特に用途が多くどうしても不足する信仰力をかなり節約できるので、偉人やロックバンドなどに回せる。国立公園は黄金時代の公約(政策)「次は一緒に」で観光力を倍増できるが、原子力時代以降とかなり遅い。領土が狭いと活かしにくい特性なので、中盤以降で構わないのでツンドラ方面にガンガン都市を出していきたい。
なお、自然主義者と同じく国立公園限定のチャージなので、改善の修理や特徴除去はできない。
UI『ホッケーリンク』はツンドラや雪原から文化力を得られる改善施設。
解禁がやや遅いが、これまで少なかったツンドラや雪原を改善できる施設。ツンドラ・雪原およびスタジアムありの総合娯楽施設から文化力の隣接ボーナスがある。
周囲6タイルがツンドラか雪原でスタジアムありの総合娯楽施設も建っていれば、文化力+10が得られる。快適性も得られるので汎用性が高く、うまい具合に配置できれば観光や外交が捗る。またアピールが+2と高いので、UU騎馬警察によってスパムした国立公園の観光力を増やすことができる。
序盤の安定性が高く、観光等で外交力を高めやすい文明。奇襲戦争無効化のおかげで、序盤に軍事国家に隣接しても比較的安全に内政や拡張を行える。こちらからも奇襲戦争ができないので序盤の拡張に少し苦労するかもしれないが、隣国の国境近くに多少のねじ込みをしても問題はないといえる。とはいえ非難声明からの戦争は行えるので、ある程度のご機嫌取りは忘れずに。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:16 平均評価:3.5
最後の良き西部 | ツンドラタイルに農場を建設できる。「土木工学」研究後は丘陵があるツンドラタイルにも農場を建設できる。 ツンドラ・雪原タイルにある農場に食料+2、キャンプに食料+2、鉱山に生産力+2、製材所に生産力+2 ツンドラ・雪原タイルにある戦略資源の地形改善からのターン毎の資源蓄積量+100% ツンドラ・雪原タイルの購入に必要なゴールド-50% | |
---|---|---|
カナダ海外派遣軍 | 特徴 | 積極的に緊急事態やコンペに参加しようとする。 |
好み | 緊急事態やコンペに参加したことのある文明 | |
嫌い | 緊急事態やコンペに参加したことのない文明 |
・使用感
UA『最後の良き西部』はツンドラ・雪原タイルを活用しやすくなる特性。
ツンドラに農場を建設でき、ツンドラ都市でも人口をある程度増やすことができる。また、ツンドラ・雪原の特定改善の産出が強化される。特に農場やキャンプの食料+2が強力で、ツンドラ都市でも人口がよく伸びる。GSでは製材所の解禁が「建築学」に早まったことも相まってツンドラ都市でも早期から生産力を出すことができる。
さらにツンドラ・雪原に戦略資源が沸けば資源ボーナスにより枯渇の心配もだいぶ少なくなる。安価でツンドラ・雪原タイルを購入できるのも、ロシアプレイと同じく内政を後押しする。(ロシアと違い有償&限定付きだが…)
総じて、ツンドラ・雪原都市を十分に機能させられる指導者。信仰力が出ないのでロシアより地味だが、人口や生産力を高めやすいので都市の出力はこちらの方が高くなりやすい。特に世界遺産「聖ワシリイ大聖堂」や「アムンゼン・スコット基地」とは他文明よりも相性が良い。とりあえず改善さえすればツンドラ都市でも回るので、欲を言えば宗教や遺産でもう一声ほしいところ。
文明UAにより奇襲戦争の心配がないので開拓拡張で都市を出していき、指導者UAによる産出ボーナスを活かしてツンドラにも都市を建設して、タイルを改善していくことで都市産出を伸ばしていく感じになる。
国立公園を作りやすく、UIホッケーリンクから観光力を稼げるので文化勝利が目指しやすい。また、観光力やスコア型コンペ・緊急事態から外交的支持も得られるので外交勝利も目指せる。
・AIの特徴
アジェンダ「カナダ海外派遣軍」は緊急事態に参加したがり、緊急事態やコンペに参加したかどうかで好感度が変化するというもの。
緊急事態やコンペに参加していれば+8、参加していなければ-?という評価が入る。世界情勢、特に軍事・宗教系のものを無視して引きこもって内政やるタイプのプレイヤーや文明ではあまり仲良く出来ない。また、緊急事態を頻繁に起こすプレイスタイルの場合には高確率で参加してくるのでその都度邪魔になる。ウザい場合には反撃で滅亡させてやろう。仲良くできるかはプレイスタイルに大きく依存する。
AIの苦手なツンドラ立地なので序盤はあまり産出は高くないが、時代が進むと、ツンドラ・雪原都市での産出ボーナスによりみるみる内に内政面が伸びていく。ただ進出を塞ぐように都市出しで塞いでしまいつつも約束は破らないようにしておけば奇襲宣戦できないカナダは何もできることがなくなってただの小国になる。奇襲を警戒する必要がないため気兼ねなく拡張ができ、リソースも軍事ではなく内政に厚く振れるようになるため序盤に出会う隣人としては理想的と言ってもいいだろう。逆に遭遇が遅れて大きくなっているようなら、外交的支持を高値で買ってくれるので外交勝利に繋がらない程度に売って足を引っ張ろう。
なお、ツンドラ農場は固有改善扱いではなく、カナダの都市を占領後も消滅しない。奪った都市のツンドラに残っていたら、ありがたく活用させてもらおう。
5段階評価(星をクリックする事で評価を投票する事が出来ます)
評価数:16 平均評価:2.9
ノーベル賞 | 偉人を獲得した際に外交的支持を50得る。(標準スピードの場合) すべての工場の大技術者ポイント+1、大学の大科学者ポイント+1 |
---|