文化力は、社会制度ツリーを発展させて新しい政策や政府を解除するための手段です。また、都市の境界を広げるためにも文化力は必要です。最も重要な点は、文化力は勝利へとつながる道の1つだということです。社会制度を獲得するたびに、新たな政策や政府、建造物、区域、外交手段などを利用できるようになります。社会制度を獲得するには、文化力の蓄積が必要です。文明は毎ターン、一定量の文化力を蓄積していきます。社会制度の習得には一定量の文化力が必要であり、十分な文化力を蓄積した場合にのみ社会制度を獲得できます。新しい社会制度を手に入れると、蓄積した文化力は消費され、次の社会制度獲得のために再び最初から貯めていくことになります。
文化力は、遺産、政策、指導者の能力、自然遺産、都市国家、信仰、交易路、そしてもちろん劇場広場区域から産出されます。シヴィロペディアに目を通して、文化力の入手方法を把握しておくとよいでしょう。
天啓、別名「社会制度ブースト」は、当該技術の必要文化の4割に当たる無償の文化をもたらします。このブーストは普通にプレイしているだけで発生し、プレイヤーの行動によって得られる天啓の種類が決まります。たとえば、遺産を建設すれば「演劇と詩」の進捗状況がブーストされ、いずれかの区域を建設すれば「労働徴発」の進捗状況がブーストされるといった具合です。社会制度ツリーを見れば、すべての天啓を確認できます。社会制度ツリーには各社会制度に関連したブーストが示されますが、偉人やチーム内での研究の共有など、他の要因によってもブーストされる場合があります。
『シヴィライゼーション VI』における社会制度ツリーの役割を知るためには、実際に社会制度ツリーを見るのが一番でしょう。社会制度ツリーを表示すると、すべての社会制度と各社会制度の結びつきを見ることができます。社会制度をクリックすれば、その社会制度を研究できます。前提条件として他の社会制度が必要な場合は、その社会制度も自動的に研究されます。その場合、目的の社会制度に至る最短ルートが表示され、その順番で社会制度の研究がおこなわれます。
「文化爆弾」とは、隣接するタイルの支配権を奪い、自分の帝国の領土にしてしまうことです。そこが他プレイヤーのタイルであろうと関係ありません。この方法で手に入れられるのは、領土を広げようとしている自分の都市から3タイル以内に位置しているタイルに限られます。また、すでに完成している区域や遺産が存在しているタイルの所有者は、文化爆弾を使っても変えることができません。区域や遺産が建設途中のタイルは所有者の変更が可能ですが、そこで建設が進められていた区域や遺産は破壊されてしまいます。
「文化爆弾」は文明の固有能力である場合が多く、使えるのはオーストラリアやポーランドといった一部の文明に限られています。「文化爆弾」の発動については、それぞれの項目をご覧ください。