偉人には、芸術家、商人、技術者、科学者、提督、将軍などがいますが、いずれも個人でありながら文明の行く末を左右しかねない存在です。このゲームには、大芸術家、大著述家、大音楽家、大技術者、大商人、大科学者、大預言者、大提督、大将軍の9種類の 偉人が登場します。
偉人はその種類に応じたポイントを入手することで誕生します。ポイントの獲得状況はすべてのプレイヤーが確認でき、全プレイヤーの間でその獲得が争われることになります。主要文明のみが偉人を獲得可能で、蛮族や都市国家では誕生しません。偉人の種類ごとにポイントがあり、集計は個別におこなわれます。たとえば大科学者ポイントは大芸術家ポイントと関係なく、逆もまた然りです。特定の偉人を得るために必要なポイントの量は、その偉人の時代によって決まります。たとえばルネサンス時代の大科学者は、現代の大科学者よりも少ないポイントで誕生します。ポイントはさまざまな方法で獲得できます。
区域や区域内の建造物は、関連する種類の偉人ポイントを産出します。産出速度は遅いものの、安定した供給源と言えるでしょう。また、区域があればプロジェクトに生産力を使用できます。プロジェクトが完了すると偉人ポイントの獲得につながります。
偉人はゴールドや信仰力を消費して獲得することもできます。必要な消費量は、その偉人の獲得に本来必要な偉人ポイントの不足量に応じて変動します。
大預言者が残っていないなどの理由で、プレイヤーが偉人を獲得できない場合、使用不可能な偉人ポイントは1ポイントにつき信仰力+1に変換されます。
偉人はそれぞれが史実にもとづいた効果を持ちます。大半の効果は特定の時代と強く結びついており、他の時代での使用には適していません。その効果は「パッシブ」と「行動」の2つに大きく分類されます。
「パッシブ」効果は 偉人がマップ上に生まれると同時に発生し、発動させる必要がありません。この効果は主に大将軍や大提督が有しています。
「行動」効果は 偉人が特定の場所で「チャージ」を使って発動しなければなりません。チャージ数、条件となる場所、発動される効果は偉人によって異なります。多くの場合、持っているチャージ数は1で、条件に合致する区域でのみ発動可能です (たとえば、ほとんどの大科学者はチャージ1を持ち、キャンパスで発動させなければなりません) 。チャージを使う他のユニットと同じく、偉人はチャージをすべて消費した時点で消滅します。
偉人も他のユニットと同じようにマップ上を移動できます。非戦闘ユニットなので、他の非戦闘ユニット (労働者や開拓者) と同じタイルにいることはできませんが、戦闘ユニットとなら同一タイルにスタックさせることが可能です。敵ユニットが 偉人のいるタイルに入ってきた場合、可能であれば、その 偉人は自動的に近くの都市に撤退します (敵国の所有にはなりません)。また、都心にいる偉人ユニットは他の都市へ移動させることができます。