総督は、都市に着任させることで効果を発揮する。
着任先を指示後、総督毎の規定ターン経過後(ゲームスピードに関わらず一定)に着任する。
着任先都市を変更する際も同じだけのターンカウントが必要になる。
総督の着任先となった都市は、忠誠心増加に+8のボーナスがかかる。
これは着任先指示後、着任完了前のターンカウント時点から有効である。
さらに着任が完了すると、総督ごとに異なるボーナスが得られる。
総督の称号を獲得するごとに、新規雇用か昇進させるかのいずれかを選ぶことができる。
総督の称号の獲得方法は、社会制度ツリーの進展のほか、政府複合施設区域とその建造物の建設、遺産「通商院」の自力建設など。
総督として採用できるのは各文明共通で以下の7人。GSではスレイマン1世(法令帝)が指導者である場合に8人となり、一部の総督は能力が変化している(以下はGS下での説明)。
なお、NFP「秘密結社」モードの総督についてはこちらの項目で
※昇進効果のゲーム内説明は特に誤訳や説明不足が多い為、注意
主に軍事力の強化を目的とした総督。
RaFでは微妙な防戦系能力に偏っており、マグナスの日陰に隠れて全く活用されなかったためか、GS では軍事向けの内政・生産の能力も追加された。
なお、無理矢理な救済措置のため、1つの昇進の中にチグハグな2つの効果が同時に含まれている。
採用ボーナスの方形堡は、都市の防衛力を高める能力。
効果の「守備隊による戦闘力+5」とは都心や兵営上の戦闘ユニットの戦闘力+5なので基本的には防衛向け。他の防衛効果と合わせればかなり都市を落とされにくくなるだろう。
なお、「3ターンで完成する」とは他の総督と違い着任に3ターンで済むことを明示している意味なので注意。
守備的指揮官は、都市の防衛力と忠誠心を高める能力。
もともとの効果である「防衛戦闘力+5」を考慮すると、最前線の都市の防衛に使うと良い。一方でGSで追加された「ターン毎の忠誠心+4」を考慮すると、忠誠心が下がりやすい僻地の都市に配置するのも良い。ゲーム内表記では「他都市に対し」とあるが実際は着任した都市自体にも効果がある。
防衛兵站は、都市の防衛力及び資源獲得を強化する能力。
「都市が包囲されない」という微妙な能力しかなかったが、GSでは「ターンごとの戦略資源+1」が加わった。国内のレア戦略資源が採れる都市に常駐させるといいだろう。
銃眼は、都市砲撃及び訓練した軍事ユニットを強化する能力。
「都市遠隔攻撃回数+1」がやはりショボすぎたため、GS で「ユニットの無償レベルアップ」が追加された。生産特化都市で使うなり各種リソースによる購入を組み合わせるなりして、生産を加速するギミックがあると活きる。なお無償レベルアップは海軍やスパイにも適用される。特にスパイはレベルアップの恩恵が強い為、出来る限りこの都市で訓練したい。ただしカトリーヌの「特別遊撃隊」とは重複しない。
防空構想と軍拡競争支持者は、核兵器に関する能力。
主に核兵器の準備速度の高速化と核兵器に対する防衛力を底上げするが、それ以外には効果がないので基本的には取得しなくてもいい。
主に都市国家との関係を強化を目的とした総督。
唯一、都市国家に派遣できる総督で、都市国家との関係を強化できる上に、その都市国家から様々な恩恵を得られる。特に宗主国ボーナスがおいしい都市国家や資源が豊富な都市国家に置いておけば、一定の効果を期待できる。
派遣中の都市国家と戦争になると弾き出されるため、再配置が必要。戦争中の都市国家には派遣できず、特にアマニの能力で宗主国になっていた場合は大きく代表団の数が引き離されてしまう。
「秘密結社」および「英雄と伝説」モードでは代表団派遣・宗主国化により結社および英雄を発見でき、もちろんアマニの能力によるものも適用される。これにより通常モードよりも採用度が高くなったと言える。
なお都市国家に特化した特性であるがために、自都市に配置できることを忘れることがある。アキテーヌやラウタロでプレイする際は公使を取得して自都市を行脚させると離反が捗るので覚えておきたい。
採用ボーナスの伝令は、アマニ自身が代表団2体分になる能力。
序盤の代表団は初遭遇のボーナスかミッションが主な上に、+1ずつしか得られないので代表団+2分の働きは、代表団1体とアマニを派遣すればすぐに宗主国になれる。特に都市国家は初の宗主国になる度に時代コストが+2も貰えるので、上手く行けば黄金時代に入りやすくなる。
公使は、他文明都市の忠誠心を減らす能力。
黄金時代や人口、プロジェクトによる忠誠心圧力も考慮して上手く派遣できれば、都市を離反させやすくなるだろう。
潤沢と外国人投資家は、都市国家からの恩恵を増やす能力。
自文明で不足している資源を補う際に便利。ただ代表団ボーナスや宗主国ボーナスが欲しい都市国家と、欲しい資源を持ってる都市国家が必ずしも一致しないので、どちらを優先すべきかは考えよう。
現地情報提供者は、着任した都市の防諜力を高める能力。
※執筆待ち
人形遣いは、派遣している代表団を倍増させる能力。
倍増させるのはアマニによる代表団のボーナスを除いた代表団の数。「ボローニャ」のようなAIの優先度が高い都市国家の宗主国を維持する時に重宝する。なお、都市国家の領地は代表団の数によって拡大するため、『人形遣い』を獲得した瞬間に一気に領地を広がる。隣接する都市国家だった場合、領地が邪魔になることもあるのでタイミングには注意したい。
主に宗教の強化を目的とした総督。
宗教プレイの必須総督。強い効果がツリーの奥に集中している事もあって宗教特化以外では使い辛い。
※2021年4月アプデにて採用ボーナスに都市の専門区域ごとに信仰力+2の効果が追加。
採用ボーナスの司教は、着任都市の宗教的圧力を高め、都市の信仰力を増やす能力。
宗教的圧力増加を考えると、彼が常駐する都市を聖都にして、首都とは別の宗教専門都市を立ち上げるのもいいかもしれない。
大審問官と癒しの手は、宗教戦争の最前線の都市で有益。
敵宗教ユニットがなだれ込んで来る都市で待ち構えて、返り討ちにしよう。
なお、癒しの手は軍事ユニットのHPも回復させるので、制覇プレイでも使おうと思えば使える。
神の砦は、着任した都市が宗教的圧力を受けなくなり、建設で信仰力が得られる能力。
※執筆待ち
守護聖人は、使徒が追加の昇進を得られる能力。
布教活動では特に強力。宗教戦争が本格化する中世かルネ期までには獲得したい。
聖なる建築者は、信仰力で区域が購入できるようになる能力。
宗教戦争が一段落して信仰力に余裕が出てきたら採用してもいいかもしれない。
主に生産力の強化を目的とした総督。
元祖最強総督。序盤から終盤まで都市成長に直結する食料と生産力を増やせるので都市成長という点では調査官「梁」と同様、非常にすぐれている。また、拡張向けの能力もあり、序盤の総督採用では教育者「ピンガラ」との二者択一になる。
採用ボーナスの先駆者は、地物からの除去ボーナスを増やす能力。
採用ボーナスの中ではGSでも相変わらず最強クラス。これで収穫量を強化して森林や熱帯雨林を乱伐すれば、圧倒的な瞬間産出を叩き出せる。
なお、収穫ボーナスは天然林のみなので注意。自然保護で森林を植林可能になるが、こちらは(マグナスの有無に関係なく)伐採しても生産力は得られない。
余剰管理は、都市の人口成長と国内交易で活きる能力。
区域開発済の大都市に常駐させて、国内の新興都市から交易商を派遣すれば、食料と生産力を素早く供給できる。例として交易ボーナスが高い政府複合施設と外交街と組み合わせる事で食料+5と生産力+3を得られ、他の区域の建設でさらに増加する。
備蓄は、都市の人口を気にせず開拓者を生産できるようになる強化な能力。
人口を減らさなくなるので内政にダメージを与えることがない上に、祖廟や経済政策「植民地化」とセットにして都市をスパムしていくことができる。ただ序盤の快適性不足対策としてあえて開拓者作成で人口を減らすテクニックもある。
実業家は、資源を消費する発電所の性能を少し上げる能力。
※執筆待ち
闇商人は、ユニット作成に掛かる資源消費を抑える能力。
通常よりも80%少ない資源消費でユニットを作成でき、生産だけでなく購入時にも効果がある。減るのは戦略資源のみで生産コストは据え置き。
馬、鉄、硝石は消費1桁でユニットを出せるので生産力やゴールドはあるが戦略資源不足に喘いでいるような状況なら有用に働く。
ユニット作成時に消費する資源が減るだけなので石炭以降の毎ターン資源を消費するユニットの維持資源部分には効果がなく、いずれは陳腐化してしまう点には注意。
垂直統合は、生産力ボーナスを重複させられる能力。
常駐都市のみ近隣都市からの工場や発電所の生産力増加効果が重複するようになる。工場の有効範囲をうまく重ねれば生産力をかなり高めることが可能になり非常に強力。
それなりに意識するだけでも文字通り桁違いの生産力を出すことができるため、科学勝利や重要な遺産を建設したいときにはぴったりといえる。
主に都市成長を目的とした総督。
官房長「マグナス」と同じく、都市成長を促してくれるが、こちらは特にタイルによる都市成長を担ってくれる。
採用ボーナスのギルドマスターは、労働者を強化する能力。
労働力+1は相変わらず強い。労働者はコストがどんどん上がっていくため、見かけ以上に+1が大きい。
都市計画委員は、区域建設の補助をしてくれる能力。
区域建設時に生産力+20%はそれなりに高く、特に序盤や新設都市の区域建設を早められるので都市成長を促進してくれる。もちろん区域であればいいので用水路やダム、運河、果てには宇宙船基地の建設でも有効。
強化素材は、災害による被害を軽減する能力。
「環境効果によるダメージを受けない」とは、「自然災害で破壊されない」という意味。火山や暴れ川の近くの都市なら有益。なお自然遺産による災害にも有効(ただし人口の減少は防げない)。
上水道は、専門区域以外の区域からボーナスを得られる能力。
用水路、ダム、近郊部、運河から追加の住宅や快適性のボーナスが得られるものの、海洋タイルがあって活きる『養殖漁業』を獲得した上で採用するには噛みあわないのがネック。住宅が増える区域を立ててなお住宅が足りない場面も少ないため、特別な理由がない限り他の称号を優先した方がよい。
養殖漁業および公園と娯楽は、それぞれ沿岸都市の成長と都市の快適性・観光力を強化してくれる固有改善が建設可能になる能力。
労働者が必要になるため中盤向けだが、うまく都市にこれらの改善を組み込めればさらなる産出の底上げが可能になる。
GSでは総督「梁」が滞在する都市はこれらの固有改善の産出量が増えるようになった。自文明全体の区域建造および地形改善が終わったら、沿岸都市か観光都市でゆっくりしてもらおう。
主に科学力と文化力の強化や偉人の誘致を目的とした総督。
GSでは採用ボーナスの弱体化と引き換えに鑑定家と研究員が強化され、序盤から圧倒的ともいえる大量の科学力と文化力を産出できるようになった。自国で最大の都市に彼を常駐させるのは既定路線と言える。
暗殺による退任はかなりの痛手になるので、防諜用のスパイの常駐は忘れずに。
採用ボーナスの司書は、着任都市の科学力と文化力をブーストする能力。
※執筆待ち
鑑定家と研究員は、着任都市の人口によって科学力と文化力の産出量を増やしてくれるかなり強力な能力。
これのおかげで序盤にキャンパスや劇場広場が無くても技術や社会制度を進めることができるので、浮いた生産力を開拓者や労働者に回せるようになった。
助成者は、着任都市の偉人ポイント産出を高めれる能力。
遺産にも効果は適用されるので、偉人ポイントを産出する遺産は彼の常駐先に建てるとよい(なお、自然遺産の張掖丹霞には適用されない)。
学芸員と宇宙開発構想は、それぞれ文化勝利・科学勝利特化なのでその路線なら。
学芸員の効果は、秘宝が対象外であることに注意。文化勝利狙いの場合、ピンガラのいる都市には考古博物館ではなく美術館を建てよう。
主にゴールドの強化を目的とした総督。
ゴールドを生み出すのに長けているので、大都市に着任させればゴールドでは困らなくなるだろう。
GSで文化勝利適性を獲得し、未改善タイルからゴールドを生み出せるようになった。
採用ボーナスの土地取得は、着任都市の領土拡張を補助し、経済力も高める能力。
ボーナスの「新タイル取得が早まる」を具体的に表現すると、「タイル拡張速度+20%」となる。また、他文明から来た交易路1つにつきゴールド+3と合わせると、序中盤の金策としては悪くない。
港長と収税吏は、純粋に都市のゴールド産出を増やす能力。
隣接ボーナスの多い都市や人口の多い都市に派遣すれば、しばらくゴールドには困らないだろう。
港長による港の隣接ボーナス2倍(具体的には+100%)は、造船所があれば生産力も倍になる。高い隣接ボーナスを持つ港がある都市にはレイナを優先的に配置したい。
さらに、秘密結社モードではミネルヴァの梟の「黄金の宝物庫」の文化力ボーナスも上昇する。
森林管理は、文化勝利向けの適性が高い能力。
「未開発のタイル」と表記されているが、施設が建設されていない特徴(森・熱帯雨林や氾濫原など)の有るタイルを指している。
ボーナス資源や戦略資源・高級資源は、特徴ではなく資源なので、特徴の無いタイルに素湧きしているなら心置きなく改善しよう。
自然の広がる大都市に着任させればゴールド版歩くチチェン・イツァである。
国立公園を敷き詰め、シーサイドリゾートを乱立しよう。元々特徴の無いタイルも植林すると効果が出る。
インカの場合は山岳は効果なし、火山は効果あり。
アピール増加の効果はもともとあるマイナスが消えるわけではないことに注意。熱帯雨林・湿原・氾濫原の隣接タイルへのアピール効果はもともとの-1と相殺して±0になる。
建築請負人は、ゴールドが溜まってきた頃に取ると良い能力。
ゴールドさえあれば生産力の無い都市でも区域建設ができ、素早く強化できる。なお、高コストにはなるが宇宙船基地区域を解禁と同時に建てられると、かなりの生産力を節約できる。
再生可能エネルギーへの補助金は、自然系発電所の性能を少し上げる能力。
自然系発電所の電力がそのまま観光力になる世界遺産「バイオスフィア」と組み合わせて真価を発揮する。また、科学勝利でも最後の一押しに電力が必要な場面もあるので、あと一押しが欲しい時は採用を検討したい。
スレイマン1世(立法帝)固有の総督。主に軍事・外交の強化を目的にしている。
ツリーの1段目は軍事、2・3段目は外交に関するスキル。
戦線の移動や非戦時の外交用スキルなどと合わせて配置移動が多くなりがちだが、ビクター同様3ターンで移動するので隙がない。
攻略情報/評価/文明・指導者 の「スレイマン1世(立法帝)」も参照。
採用ボーナスのパシャは、軍事ユニットの生産速度を高める能力。
※執筆待ち
鷹匠頭は、都市の防衛力を高める能力。
※執筆待ち
セラスケルは、あらゆる時代を通して都市攻防戦を格段に楽にする強烈な能力。
ボーナスの有効範囲は常駐都市の都心から10タイル以内なので、戦場の最寄りの都市に派遣しよう。太古からこの恩恵を受けられるのも強み。
ハーッス・オダ・バシとカプ・アガーは、イブラヒムを相手文明の首都に常駐させると効果が出るという珍しい能力。
どちらも外交向けの効果であり、他文明との外交を有利にすることが可能になる。とはいえ同盟ポイントと不平は意識してコントロールしづらいため、いまいち魅力がない。
大宰相は、こちらも相手文明の首都に常駐させると効果が出るという珍しい能力。
隣接する文化的文明からの忠誠心圧力を防ぐか、占領した都市の反乱を防ぐ使い道が考えられる。後者の場合、戦争相手の文明には総督は派遣できないので先に和平しなければならない。よって、「戦争前に最前線にセラスケルをもったイブラヒムを配置して戦闘力ブースト → 敵都市を占領したら守備隊指揮官をもったビクターを派遣して忠誠心低下防止 → 和平後に敵国の首都にイブラヒムを派遣してさらに沈静化」という流れが効果的。(特に相手が黄金時代、こちらが暗黒時代などで忠誠心圧力を受けやすい時)