最近プレイレポを書こうと思い立ち、正攻法でのプレイが推奨されていないシナリオを一度本来の勝ち方も記録に残しておこうという事でこのシナリオでプレイレポを書くことにした。
シナリオ「ナイルの恵み」、難易度：神、指導者：クレオパトラ/エジプト
縛りとして、文明に宣戦せず、万一宣戦されても都市を征服しない。
エジプト側を選んだ理由はぶっちゃけると簡単だから。
このシナリオは大量の信仰力と、そこそこの科学と文化を出すための人口、7つ以上の都市が必要で、エジプトは近場に多くの都市国家とナイルの氾濫原、信仰3を生むスフィンクスを持つ(ヌビアのピラミッドは2で、その分量産できるが振るだけの人口の確保が困難)。
異民族の侵入が懸念事項に上がるが、AIの例に漏れず防壁と守備隊さえ用意すればそこまで恐れることはない。
科学は「採鉱」を取得後通常のゲームと同じく弓兵の解禁を急ぎ、防壁のために「石工術」のみを取得して「墳墓建設」に急ぐ。
これによって解禁されるＷＣ政策「王家の谷」が強力で、信仰を2倍弱まで伸ばせる。
「王朝」→「ミイラ作り」→「ヒエログリフ」→「死者の書」と進め、後は「書記」や「対外貿易」で時間を稼ぎ、ブーストがかかるところで「死者の書」を取る。
目標として、政府を解禁後はほぼ最速で信仰を強化する。信仰は当たり外れが激しく敵に奪われないためにも自国の利益のためにも逸早い取得が求められる。例えば取得予定の「神々の主(アムン)」があれば
1000以上節約できる。
開始時にはかつての古王国の版図と先のナイルデルタが可視化されている。
初期方針はナイル流域の都市国家をすべて征服(イレムは除く)すること。
このシナリオでは人口＝文化、科学な上、聖地やスフィンクスをスパムするためにもできるだけ都市は欲しい。
開拓者が絞られるこのシナリオでは手ごろな餌がいるあたりがエジプトの一番の強みだと思う。
政策は画像の通り。相手が弱いので戦闘力の「スコーピオン・キング」より早く次の政治体制に移行できる「王宮近衛兵」を指す。
2は大した出力でないので経済は消去法で「洪水歴」をチョイス
ネケン、ティニス陥落 ここまで首都では軍事ユニットばかりを、征服地では労働者を作っている。というかレパートリーとハンマーの関係でそれしかまともなものが作れない。
アシュムネイン陥落 太古/古典が主体のこのシナリオではガレーも立派な戦力。
また、国境開放ができない都合上どうせヌビアで通せんぼを食らうので下に探索に行くべきでない。
アニマトレと遭遇。とはいっても使節も遅れなければ国境開放もできないので外交のしようがない。
アジェンダや政府の違いから高確率で非難を飛ばし合う仲になる。
ゴールドも足りないし交易商を作る暇もないのでファラオを選択。
王朝で沸いた開拓者は下に送る。勢力圏を広げたいのと、ここはダイヤに石材×2の良立地。
イナンヤ、オン陥落 オンは放っておくとヒクソスに落とされていることもある激戦地帯で、ピラミッドのためにも是非押さえておきたい。
遺産も聖地と同じく隣接ボーナスがあるが、遺産を建造するコストで女司祭を作った方がいい都合上、すでに立っている遺産は貴重。
始めて信仰を選ぶ。この段階ではあまり効果を発揮しないが確保もかねてホルスを取る。
案の定非難が出された。
内訳は恐らく好戦性-2、異なる政府-8、初対面の印象+2
区域の少なさでのマイナスが見当たらないがステータス系と同じく自分との比較なのだろうか。
また蛮族の斥候が沸いた。移動力の高さからか蛮族の斥候を一番視ることになるが、
このシナリオの序盤から終盤にかけての敵は蛮族である。広大な砂漠があるので
その邪魔さ加減は通常のゲームを遥かに凌ぐ。
余った軍隊は文化系都市国家に差し向ける。
通常のゲームでは都市国家狩りは首を絞めるだけだが、このシナリオ中では宗教と商業以外大した利益を出さないので潰して構わない。
特にエジプトはスフィンクスパワーで後半メリトクラシーをキめているとしか思えないほどの文化が出るので生かしておく理由がない。
ビブロスと、この少し前にシャルヘンに遭遇した。ビブロスは商業都市国家でアッシリアの出現までそうそう陥落しないので代表団を振って経済を強化する。
シャルヘンは場所の都合でほぼ間違いなく滅びるので代表団を振る価値はない。
バハリア制圧。ここはブドウが2つあり、高級資源の産地としても医学のブーストとしても有用。
二番目の信仰はアムン。遺産はどうでもよいが30%引きは強力。
蛮族におびえながら改善する。この後斥候は何もせずに去っていったがどういうルーチンなのだろう。
技術ツリーでおよそ必要なものは取りつくした。あとは医学くらいで、車輪は一見有用そうだが解禁されるユニットは重く、イマイチ使いづらい。生産ブースト系の政策が遅いのもマイナス。
ダフラ制圧。これで攻撃的拡張は最後になる。なお、このころには都市国家も相当防備を固めているので攻撃する時は注意しよう。
ついにヒクソスがやってきた。確認すると案の定シャルヘンは滅びており、急いで攻撃するが次のターン嘘のようにヒクソス軍は去っていった。
医学で沸いたので北に向かわせていた開拓者が2体とも取られた。
水上で陸上ユニットは敵文民ユニットを捕獲できなくなったと以前のパッチであったが陸→海は行けるらしい。
この開拓者たちの片方は取り返したが、もう片方は連れ去られ、イスラエルあたりに都市を作っていた。
最後の信仰を追加する。選択したアヌビスは信仰を直接生み出す強力な信仰だ。
というか選択肢に入りすらしない信仰が多すぎて消去法になってしまっている。
以下問題点
・イシス
人口は一定数いればいい上、+15%では補正値として低すぎる。ＷＣ追加の信仰があるのだから+100%くらいあっても問題ないはず。
・アペデマク
はこのシナリオでは最低限あればよい。を吐き出したりするならあり。
・ベス
快適性を1程度あげられても… なおAIはやたらこれを選びたがる。
・セビュメケ
今回選択した以外の信仰ではもっともまし。対異民族に対文明にと汎用性は高く、補正も大きい。ただ侵攻戦に使いづらいのと今回のプレイの趣旨により除外。
・アシュ
タイルの絶対数が少ないうえ、ナイル沿いに都市があるので効果が微弱。
高級資源用にラ＝ケデトを建設した。周りをピタティ弓兵がうろついていて不安だが最悪首都まで攻め上られるようなことはないだろう。
交易路は後半、ビブロスに集中させている。ナイル川タイルを通るので安全性が高いのと、
収入のため。
生産物は交易商以外すべて女司祭長にする。ここまで来ればもう少し。
生産力の無い都市はゴールド購入で済ますのでカンダケに変える。
交易路が増えるのだからもう少し早くてもよかったと思う。
政策は金策に隣接ボーナス、生産ボーナスとこれでもかと言うほど内政している。なお、これ以降政策を変えることはなかった。
途中経過。この期に及んでヌビアはアムン神殿を1つも立ててはない。そして、結局クリアしたときもヌビアは1つも立てられていなかった。
サイスを建設した。ここはナイル川の隣接ボーナスが多く、防衛面でも優れているのでイウヌより先にこちらに出すのがよかったかもしれない。
快適性の確保のためだけにアドビスを出した。ここまで来ると勝確なのでプレイも適当である。それはそうとピラミッドの横に建てた商業ハブだが、あそこに聖地を立てていれば信仰5のスフィンクスが2つ作れただろう。
勝利1ターン前。妨害か今更になって海の民が姿を見せたがもう遅い。
という事で無事に勝利できた。
やはりはヌビアが圧倒的。使い道がないのと文明特性があるだろうから、ヌビアでプレイする時はその金で内政を充実させることになるのだろう。
エジプトは手ごろなソースがあるのでは後半大幅に伸びた。然しヌビアはなぜ最初からが出ているのだろう。AIボーナス?
今回はなるたけ簡単にと言う事でエジプトで宗教勝利したが、あまりにも早すぎたため、シナリオのギミックもうまくいってなかったかもしれない。、また、ヌビアへの防備が杜撰だったりと軍事的にまだ正解を見つけきれてない。
また、伐採ブーストで商業区域を早く建てられていれば序盤の財政はもっと潤ったはずなので、資源の伐採を意識したい。
civ6のシナリオは全体的に簡単で神クリアも余裕だが、唯一アレクシナリオだけは骨があるので、できれば挑戦してほしい。
