#author("2019-03-16T17:01:59+09:00","","")
#author("2019-03-17T23:36:55+09:00","","")
* 文化勝利 [#k162b1f4]

-観光力または文化力に関わるボーナスが多い文明
-偉人の獲得能力が高い文明
-宗教を創始しやすい文明(聖都の聖地区域による&ref(アイコン/ミニアイコン/tourism.png);観光力+8、遺物による&ref(アイコン/ミニアイコン/tourism.png);観光力+4、信仰力によってのみ生産されるロックバンドや自然主義者の生産など)

が、文化勝利に適した文明と見なされます。ただし、高難易度では宗教の創始が難しく、偉人も他文明の動向によって獲得数が大きく変わることは考慮しましょう。
** おすすめ文明・指導者 [#ye2ad13d]
- 観光力や文化力でボーナスがある
-- フランス
中世から産業時代の遺産への生産力+50%であり、世界遺産から&ref(アイコン/ミニアイコン/tourism.png);観光力+100%、固有改善のシャトー(&ref(アイコン/ミニアイコン/culture.png);文化力+2)で傑作以外からも観光力を得る事に優れている。
また、スパイが生産時に昇進を得ることができ、傑作を盗む能力が上がる昇進「夜盗」を得られれば偉人によらず、平和的に傑作を集めることができる。
また、情報を獲得することによって文明に対する戦闘力+3してラッシュをかけ、都市を確保しやすいのも魅力。
一方で、アリエノールの場合は傑作スロットを持った遺産を建設しまくって、そこに傑作を集めていくことで忠誠心を削ぎ、奪った都市にまた傑作を集め……という無限ループを起こしていくことで、これまた平和的に相手の勢力を削ることに長けている。イギリスのアリエノールではこうした強みは受けられないので、文化勝利狙いならフランスのアリエノールの方が良いか。
-- ギリシャ
固有区域:アクロポリス(&ref(アイコン/ミニアイコン/culture.png);文化力の区域隣接ボーナスが大きい)により文化力を高められる。固有区域は代替元の半分のコストで建てることができ、スパムしやすい。
また、アクロポリスから得られる代表団を派遣することで都市国家の宗主国ボーナスを得やすくなる。&ref(アイコン/ミニアイコン/culture.png);文化力を産出する改善を建てられるラパ・ヌイやグラナダ、偉人ポイントを増やすボローニャ、プロジェクトに生産力ボーナスを与える香港、世界遺産に生産力ボーナスを与えるブリュッセル、偉人獲得数だけ文化力強化可能なアンタナナリボ、書物や遺物・秘宝が科学力を出すバビロン、観光力と信仰力を同時に出せるラ・ヴェンタ……と、狙う価値のある都市国家は沢山あるので、どれを狙って行くかは面子を選びながら考えよう。
アパダーナとキルワ・キシワニの建設に成功していた場合は都市国家ボーナスが爆増して行くので、狙えるなら狙っていきたい。
-- アメリカ
映画スタジオのある都市からの&ref(アイコン/ミニアイコン/tourism.png);観光力+100%、国立公園のアピール+1なので、終盤の加速に特に優れている。また、使いにくさが目立つ外交政策スロットがワイルドカードスロットになる効果もあるため、文化力の積み増しや遺産の生産補助などをおこなってもよいかも。本気を出すのがどうしても遅くなるため、それまでにしっかりと土台を作っておこう。
-- エジプト
UAで川沿いの世界遺産建築に生産力ボーナス、固有改善のスフィンクス(&ref(アイコン/ミニアイコン/culture.png);文化力+1、博物学でさらに+1)が存在する。しかしスフィンクスはともかく、遺産建築ボーナスに関しては割とささやかな効果なのであまり意識しない方が良いだろう。
-- 中国
固有改善として長城(隣接するエリアに&ref(アイコン/ミニアイコン/culture.png);文化力、&ref(アイコン/ミニアイコン/tourism.png);観光力を発生させる)を持っているが、あまり建てすぎると足を引っ張るので注意。。そして何より太古・古典の世界遺産建築に労働者を利用できる。これを活用してストーンヘンジに向かってひた走るのが中国の文化勝利鉄板ムーブ。ピラミッドや梁を活用して労働者を酷使していこう。
-- ペルシャ
固有改善としてパイリダエーザ(&ref(アイコン/ミニアイコン/culture.png);文化力+2、隣接タイルにアピール+2)を持つ。自身の文化力に加え、大きなアピール増加幅を生かしてシーサイドリゾートを数と質の両面から強化できる。文化勝利狙いのライバルがいたら得意の奇襲戦争で物理的文化勝利へ方針転換可能という強みも持っている。その代わり、劇場区域や遺産、偉人などには何のボーナスもないということに注意。
-- クメール
UBの聖遺物スロットが多い。また、プラサートがある聖地で生産した伝道師が聖遺物捏造能力を持つ。そのため、宗教持ちな場面には観光客を集めやすい。聖骨箱と修道院の隔離を取って、モンサンミッシェルや聖ワシリイ大聖堂、キリスト像まで作れば宗教勝利と文化勝利を両立させることが可能に。終盤になってもロックバンドや都市公園の建設などで信仰力は無駄にならないため、宗教で決めきれなかった時には文化勝利に転換してしまうのも一つの手。
-- スウェーデン
UB二種がどちらも文化勝利向き。野外図書館(スウェーデンの都市が築ける地形(雪原、ツンドラ、砂漠、平原、草原)1種類につき&ref(アイコン/ミニアイコン/culture.png,nolink);文化力+2、&ref(アイコン/ミニアイコン/tourism.png,nolink);観光力+2)でも観光力が出せる上に女王の図書館(書物、芸術、音楽の傑作各2つ)によるスロット増加、そしてUAによる遺産などの傑作自動テーマ化の3つが揃った超文化勝利向け文明。スロット持ち遺産を全力で狙いに行きたい文明の一つでもあり、エルミタージュ美術館やオペラハウスを建てられれば他では真似出来ない観光力が出る。しかし、こちらもアメリカ同様解禁前提などの関係から本気を出すのは終盤以降。それまでに下準備はしっかりと済ませておきたい。
-- マオリ
UBのマラエ(通行可能な特徴か自然遺産があるタイルから&ref(アイコン/ミニアイコン/culture.png,nolink);文化力+2、&ref(アイコン/ミニアイコン/faith.png,nolink);信仰力+2)がぶっちぎりで強力。大著述家を採用出来ないというデメリットはあるが、それを補って余りある文化力を生み出すことが可能。植林した森からも文化力と信仰力が出る、と言えばその凄さが分かるだろう。信仰力も出るので終盤の観光力増強にも繋げやすい。ただし、航空技術解禁までは観光力には何の増強もないのが欠点。
-- カナダ
UBのホッケーリンク(隣接するツンドラ、雪原タイル1つにつき&ref(アイコン/ミニアイコン/culture.png,nolink);文化力+1、航空技術の研究後は&ref(アイコン/ミニアイコン/culture.png,nolink);文化力に等しい&ref(アイコン/ミニアイコン/tourism.png,nolink);観光力を得る、隣接タイルのアピール+2)が文化勝利にかなり向いている。おまけに、上がったアピールを騎馬警察による国立公園建設に生かせるのが強い。ツンドラスタートになりやすいため、「オーロラのダンス」を生かして信仰力を稼ぐことも可能。騎馬警察のお陰で生産力でも国立公園が建設可能なため、ロックバンドと自然主義者で信仰力が競合しないのも好印象。


- 偉人獲得力が高い
-- コンゴ
大著述家、大芸術家、大音楽家、大商人ポイントが1.5倍。素の文化偉人獲得力は最も高い。宮殿の傑作スロットが5もあるため、早期に獲得した大音楽家などが腐らないのもポイント。また、遺物や彫刻、秘宝が国力を増強してくれる。一方で、聖地が建設出来ないという重大な欠点があり、ロックバンドや国立公園などのダメ押しがあまり活用できないのが惜しい。
-- ロシア
ラヴラから文化偉人の偉人ポイントがそれぞれ1ずつ得られる。ラヴラのハンマーが軽いこともあり、信仰力と偉人ポイントの合わせ技でコンゴに並ぶ偉人獲得力を持つ。信仰力によるロックバンドラッシュや都市公園建設ラッシュにも向く。立地の特性上ツンドラスタートになりやすいため、「オーロラのダンス」を取得した上でワシリイ大聖堂を立てるのが定石。「神の光」が無くても余裕で文化系偉人を生み出しまくれる。
-- ブラジル
固有プロジェクトのカーニバルで文化系偉人ポイントを獲得し、ペドロ2世UAで使用した偉人ポイントの20%が還元される。如何に安定してカーニバルを連打できるか、全てはそこにかかっている、と言っても過言ではない文明。また、熱帯雨林がアピール+1を産むため、シーサイドリゾートスパムにも向く。
**基本戦略 [#k220aac9]
-序盤は友好的外交を心がけて
基本戦略は太古〜中世までは仲良くできる文明と共同宣戦しつつ領土拡大(外交も参照)。制覇勝利と違って、全方位から延々と不平を受けることはないので、外交によるゴールド獲得や同盟による恩恵のため、仲良くできる文明とは仲良くしておこう。 
劇場はできるなら早く建てた方が良いが、ブーストや素の国力増加の都合上、人口10以上の都市で作る程度で構わない。

-ルネサンス以降からが本番
それ以降は都市スパムに努め、特に沿岸を狙う。都市を建て、伐採で区域を作り金で建造物を購入していこう。基本的には都市公園と再生林でアピールを伸ばしてシーサイドリゾートを濫造するのがよい。市民を固定しておくことも忘れずに。都市の数だけ偉人ポイントと考古学者とシーサイドリゾートの数が増えるので、都市は作れるだけ作ること。
傑作による観光力をソースとする場合でも、大芸術家や大音楽家が来るのはどうしても中盤以降になる他、傑作スロット付きの遺産は中世から産業時代に多いこと、宗教戦争のピークはルネサンス期であるということを考えると、この辺りから文化勝利に向けて本気を出さないとかなりズルズルとターンが伸びてしまうことになる。

-ツリーはどう進めるべきか
科学、文化は遺産や区域を作って内政しつつ、無線通信をできるだけ早く取り、その後は航空技術、コンピューターへ向かい、文化面では、啓蒙思想→博物学→都市化→マスメディア→選挙権→プロスポーツ→自然保護→ソーシャルコミュニティ→環境主義と進む。
科学では遺産や区域を作って内政しつつ、無線通信をできるだけ早く取り、その後は航空技術、コンピューターへ向かい、文化面では、啓蒙思想→博物学→都市化→マスメディア→選挙権→プロスポーツ→自然保護→ソーシャルコミュニティ→環境主義と進む。
無線通信は、観光力の出力としてもっとも強力なシーサイドリゾートを建てられるようになる技術。是非とも早期に解禁しておきたい。
航空技術は文化力の出るタイルが同値の観光力を生み出してくれる。マオリならこれがないと文化勝利出来ないので解禁必須。
そして、コンピューターは観光力の出力を増加させてくれる。注意しておきたいこととしては、コンピューターで増加する観光力は+25%になったということ。逃げ切りのためには、より観光力が出るようにしておきたい。早期解禁できれば防波堤の建設も間に合うかもしれない。
文化方面では冷戦で解禁可能なロックバンドも、運は絡むが文化勝利を後押ししてくれるユニット。ライブを行うタイルは世界遺産があるタイルを選ぶとかなり観光力が稼げる。未来時代の政策「韓流」で昇進を自由に選べるので、インディーズで相手の都市を問答無用で落としまくったりして文化力を削ることもできる。自然主義者よりも初期コストが安いが、安定性がないのでどちらをメインに据えるかは考えよう。
また、プロスポーツで解禁できる改善のスキーリゾートは観光力の出力こそ心細いところだが、立地条件が非常に緩い。数の暴力を狙って沢山建造して行けば、そこそこ役に立ってくれる。
忘れがちだが、環境主義によってでも観光力+25%が出る。これも忘れずに回収しておきたい。

-主な戦略パターン
--シーサイドリゾートスパム型
観光力をもっとも強力に生み出せる改善、シーサイドリゾートを大量に設置して勝利を狙うパターン。沿岸部に築いた都市のアピールを高めて莫大な数の観光客を呼ぶのが鉄板。あまりにも強力な戦略だったため、GS実装前までの文化勝利テンプレ戦略だった。
しかしながら、GSではせっかくのシーサイドリゾートが海面上昇により水没してしまい、対策である防波堤もハンマーがかなり厳しいという事態に。とはいえ、未だ強力な戦略なので、基本的にはこの戦略を意識していきたい。
--傑作大量生産型
文化系偉人を大量に採用し、傑作を大量に生産して観光力を生み出して勝利するパターン。その特質上、偉人を大量に採用できるタイプの文明でないと厳しいのが難点。また、大著述家や大芸術家はまぁいいとして、大音楽家(と放送センター)が弱いのも大きな欠点。
プラスのポイントとしては、周りが文化勝利に興味を持っていなければ、ほぼ全ての偉人を総ナメにすることも可能であるということと、傑作スロット付きの遺産と組み合わせてさらに観光力の強化を行えること、そして何より立地条件に左右されないことである。(勿論、傑作スロット付きの遺産の建設のために躍起にならねばならないというデメリットもあるのだが……)
--聖遺物大量生産型
宗教の創始&聖骨箱の獲得がほぼ必須、という前提条件がやや高めの戦略。殉教者の昇進を持った使徒を宗教戦争で殺していき、聖遺物を獲得する、という流れを何度も繰り返していくことで観光力を高める方法。宗教勝利との両立が効く一方で、聖遺物のみでの勝利は難しいため、転換を図れるような準備も欲しい。
宗教の創始&聖骨箱の獲得がほぼ必須、という前提条件がやや高めの戦略。殉教者の昇進を持った使徒を宗教戦争で殺していき、聖遺物を獲得する、という流れを何度も繰り返していくことで観光力を高める方法。宗教勝利との両立が効く一方で、聖遺物のみでの勝利は難しいため、転換を図れるような準備も欲しい。幸いなことに、宗教戦争のピークが過ぎた後にも信仰力は文化勝利に活用可能なため、大ロックツアーや国立公園だらけの都市を作ってしまおう。

-狙いたい遺産
--コルコバードのキリスト像
シーサイドリゾートの観光力が爆増する文化勝利のダメ押し用遺産。また、啓蒙主義によって生み出された宗教観光力マイナスを打ち消す効果も持っているため、クメールで文化勝利を狙うなら是非とも欲しいところ。

--エッフェル塔
都心から3タイル以内のタイルのアピールを伸ばす遺産。シーサイドリゾートや国立公園の出力が上がるのは勿論、近郊部の出力増加による生産都市の強化にも向く。

--ボリショイ劇場
ランダムな社会制度を2つ獲得できる上に、使いにくい大音楽家用のスロットを確保できる遺産。ランダムな社会制度で、「海軍の伝統」などの行き止まりに当たるところが解禁された時の悲しみはあるが、ツリー先端が空けば値千金。ただし、これを解禁するための制度、オペラとバレエも行き止まりなので注意。偉人が沢山いるなら。

--モン=サン=ミッシェル
使徒が死亡時に遺物を捏造してくれるようになる。宗教持ちなら、宗教戦争が苛烈な時期に使って大量の観光力を得ることも可能。キャンディや聖骨箱と組み合わせれば、宗教勝利向けの文明でも中々の観光力をたたき出せる。欠点としては、啓蒙主義で遺物そのものの出力が落ちる点か。

他にも文明や何を主軸とするかによって様々な遺産が活用可能。宗教勝利との両立時には「聖ワシリイ大聖堂」も中々オススメ。偉人で傑作を作りまくる場合はスロット付きの遺産全般や、「アポロン神殿」辺りがかなり有効。
また、万能遺産として「紫禁城」や「ビッグ・ベン」、「タージ・マハル」といった遺産は狙いたいところ。

-狙いたい偉人
--ミレトスのイシドロス、フィリッポ・ブレネレスキ、ギュスターヴ・エッフェル
遺産建設をサポートしてくれる大技術者。たとえシーサイドリゾートスパム型だとしても、競争率の高いエッフェル塔やハンマーがやや重めのコルコバードのキリスト像の建設のためにはこの3人が欲しいところ。マウソロス霊廟があれば利用回数を1回増やせるが、その為に港を建てている暇があるか考える必要がある。
--サラ・ブリードラブ、メリタ・ベンツ
交易路が繋がっている文明への観光力を強化してくれる大商人。こちらも勝利条件関係なく有用。
--メアリー・リーキー
秘宝の観光力+300%分の観光力が即座に獲得出来る大科学者。大英博物館を持っていた頃のイギリスの切り札。GSではイギリスの特性が変わったため、やや不遇。考古博物館をメインに建てているなら使うとよい。
--孫子、ジャンヌ・ダルク
大将軍。退職時に、孫子は書物『兵法』を、ジャンヌ・ダルクは聖遺物を生み出してくれる。孫子は古典時代の偉人なので、マケドニアなどの戦争狂がいると取るに取れない可能性はあるが、書物一冊分なので取り損ねたことについて気に病みすぎる必要は無い。二人ともあくまで補助ぐらいの感覚で割り切っておこう。
--ジョヴァンニ・デ・メディチ
商業ハブに万能傑作スロット2個付きの銀行を建ててくれる大商人。ロシアやコンゴ、アリエノールなら是非とも取りたい。



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